ようこそ『最強母乳外来・フェニックス』へ!

★現役助産師SOLANINが、かつて雨風呂で開設した『最強母乳外来』は、多くの読者さんのご支持を受け、ジャンルランキングで1位を独走する人気ブログでした。
しかし、2012年12月11日に雨風呂側の意向で強制削除され全てが消滅しました。
私にはとても辛い経験でしたし、『最強母乳外来』をご支持くださった読者のみなさんには、ご心配・ご迷惑をおかけすることになりました。


★「このまま終わらせてはいけない。もう一度、読者のみなさんのお役に立てることが、私なりの母乳育児の推進とその支援活動である!」と思い直し、心機一転、海外の在留邦人の読者さんにもアクセスし易いココログさんに移転して、2012年12月15日から『最強母乳外来・フェニックス』として、執筆活動を再開しました。

★暫くは当ブログでは散逸した過去記事を拾い集めて順次アップする復刻作業を優先していきます。(アップに際し、内容は適宜改訂していくことがあります。)
何故かと申しますと、僭越ながら『最強母乳外来』の過去記事は、単なる一個人のブログの域を超えて既に母乳育児に於ける検索ツールの役割を果たしていたからです。
復刻作業を優先していくため、アップした記事にお寄せいただいたコメントは必ず拝読しますが、コメント返しや個人的な質問・相談等には基本的に対応いたしませんのでご了承くださいませ。


★『最強母乳外来・フェニックス』の立ち位置は、あくまで《母乳育児書》ですので、それだけは守ってください。

★復刻作業が終了しましたら、読者のみなさんからの個人的な質問や相談もお受けしする機会を持ちたいと思います。

★尚、当ブログとは別に、散逸した過去記事を愛読者の会・有志のみなさんが、貴重なプライベートの時間を割いて拾い集めて開設してくださった場所があるのでご紹介します。

最強母乳外来《 過去記事図書館 》開設者:最強母乳外来愛読者の会・有志のみなさん)
この図書館は閲覧のみの機能です。
『最強母乳外来』の過去記事検索をしているあなたのために、有志のみなさんがボランティアで立ち上げてくださいました。
過去記事図書館の記事は復刻版ですが、記事末尾の“続きを読む”をクリックすると、コメント欄でのSOLANINと読者のみなさんとのやりとりが記されています。
つまり、記事の完成度を高め、参考になるご意見が多く寄せられていますので、最後まで是非お読みくださいね♪

★母乳外来に行くほどではなく、この方面に明るい方に相談したい方は雨風呂のぐるっぽをお勧めします。(メンバー制なので雨風呂のIDを取得され、入会してください。)
「最強母乳外来愛読者の会」(開設者:さくらんぼさん)
※このぐるっぽは、他の類似名称の母乳育児関連コミュニティとは全く異なり、赤ちゃんとおっぱいのことを一番に考えるママ達が約5300人が集っています。
参加者の職業も多岐に亘(わた)り、医療・保育・教育等バラエティに富んでいます。母乳育児に関する経験が豊富で、的確なアドバイスが出来る方がメンバーとして大勢参加されていますので、とっても頼りになりますよ♪
入会申請の際は『最強母乳外来』の母乳育児に対するスタンスをご理解いただきたく存じます。
具体的には、感想を書く欄がありますので、『最強母乳外来』に出会ってまだ間もないというママさんは、関心がある記事から読み進めて頂くことを推奨します。

注意:ココログ『最強母乳外来・フェニックス』の記事で、文字色が緑色の記事でブログタイトル末尾が無印のものは雨風呂『最強母乳外来』の(復刻版)です。
ブログタイトル末尾に(改訂版or若干改訂版)と記載してあるのは、主にカテゴリー「☆おっぱいとお薬」や「☆歯科口腔ケア関係」などの記事ですが、これは記事を書いた当初とは状況や解釈が変わった等の理由で加筆訂正があるためそのように表記しました。
また、文字色が青色の記事で、記事タイトル末尾が無印のものは、ココログ『最強母乳外来・フェニックス』の新規脱稿記事です。
不定期で、主に21時00分00秒にアップする予定です。
新しい記事が読んでみたい方は見逃さないでね♪

謹告♡出版社の編集者さまへ♡
新企画がございましたら、まずは最新記事のコメント欄(SOLANINが拝読するまでは非公開です)にご一報ください。
拝読後メッセージは削除しますので、企画漏洩の恐れはございません。
どうぞご安心ください。
なお、ブログコメント欄でのやり取りは、上記に関しまして支障がございますので、ご指定のメアドにご連絡いたします。

2017年5月15日 (月)

繰り返すしこりの原因として、意外と多いもの。

時々、37日くらいの間隔で、「しこりが出来ました。痛いです。」と、乳房マッサージを希望される方がいらっしゃいます。
乳房マッサージしたら、しこりは殆ど無くなるし、スッキリするし、めでたしめでたしなのですが、またぞろ繰り返しちゃうんだな、これが。

大抵は分泌過多か、そこまでではないにせよ、赤ちゃんはしっかり発育(つまりは量的には問題なく哺乳)されています。
なぜこのようなことが、短いスパンで起きるのか? それは、1にも2にも、咥え方が浅いからです。
咥え方が多少浅くても、哺乳量測定して、沢山哺乳出来たらなんとなく安心だし、「まっ、いっか。」と、思っちゃう助産師やお母さんは、ちょくちょく居るのではないですかね?
過去記事にある、流し込み直母も、類似案件ですな。

1mm
でも深く咥える努力を骨惜しみしないでくださいね。
スルーしちゃいけないところをスルーしたら、或る日とんでもないしっぺ返しが来ますよ。
何事も基礎が大事です。浅飲みは、地道に修正していきましょう。

2017年4月22日 (土)

しこりで受診するかどうか、見極め方。

乳房にしこりが出来て、たとえそれが、指腹程度の大きさであっても、赤くなって、衣摺れ程度の刺激でも「痛いっ!」となれば、乳腺炎の疑いはあります。
 
腋窩ではなく、必ず肘窩で検温して、発熱の有無を確認しましょう。

しこりが出来ても、痛みを伴わず赤くならず発熱を伴わない場合は、暫く様子見でもいいでしょう。
 
大抵は、哺乳後に縮小若しくはクリアになることが多いからです。
 
但し、上記段階でも、しこりが縮小どころか、日に日に大きくなり、哺乳後も一向に縮小してくる気配が無ければ、これはおかしい。
 
発熱していなくても、痛みを伴わず赤くなっていなくても、お近くの助産院か母乳外来を受診しましょう。
 
間違っても、そのまま1週間以上放置するのは危険ですよ。
 
稀ではありますが、いつの間にか膿瘍形成していることもありますからね。

 何故、こんな事態になるかについては、また日を改めて、記事化したいと思います。

2017年4月15日 (土)

離乳食開始直前に沢庵をしゃぶらされた我が子(5ヶ月)

<ご相談内容>
はじめまして!
私は5ヶ月の女の子の母で、初めての赤ちゃんです。
近隣に義母が住んでいるので、赤ちゃんのご機嫌伺いと称して、度々訪問があります。母乳育児に理解ある義母なので助かっていますが、先日「流涎も増えてきたし、食に興味津々のようだけど、離乳食はいつから始めるの?」と聞かれたので、「満5ヶ月に入ったら、ぼちぼち離乳食を始めようと思っています。」と答えました。

それを覚えていたのでしょうが、先日我が家に来た際に、母親の私がOKしたわけでもないのに、勝手に「ばぁばが漬けた沢庵をアムアムしましょうね~。」と、自家製沢庵の端っこをしゃぶらせているではありませんか!
驚きのあまり声も出ませんでしたが、傍に居た夫も「塩抜きはしてあるんだろうね!」と、確認事項の質問のみで、「もちろんよ。塩辛いものはいけませんからね。」と微笑む義母を注意するわけでもなく・・・(涙)

SOLANINさんっ!これって
酷くないですか?
私は、初めての離乳食は、自分で10倍粥を炊いて与えようと思っていたのに、こともあろうに自家製とはいえ沢庵の端っこだなんて・・・

しかも母親の私の許可なくですよ!
義母が帰宅した後で、悔しくて悲しくて泣いてしまいました。
もう、義母には来てほしくありません!
<SOLANINの回答>
あ~あ、相談者さんの義母さん(以下ばぁばと記す)、やらかしてしまいましたね。
イマドキのお母さん(嫁でも娘でも)と、お付き合いするには、ばぁばにも心得が必要です。
まして、相談者さんは初めての赤ちゃんな訳で、色々なことにセンシティヴであろうことは、容易に想像がつきます。
こちらのばぁば、そのあたりがちょっと鈍いですよね。

実は勤務先の母乳外来い於いても、似たような相談を数えきれないくらい受けたことがあります。
これまでSOLANINが聞かせて頂いた事例では、スパイシ―無しの干し肉・布巾で拭いた昆布・鮭とば・するめ・あたりめ等々、所謂硬いもの・簡単には噛みきれないものを赤ちゃんにしゃぶらせるのですね。

昨今はアレルギーも怖いから、勝手に食べ物を与える(≒軽々な振る舞い)は厳に慎んで頂きたいものですし、味の濃ゆいものを与えるのも問題外なので、相談者さんの、ばぁばに対する、憤懣やるかたないご心境は、よ~く理解できます。

ただ、SOLANINの歯科・口腔ケア領域の師匠であるMさんに伺いますと、子どもの咀嚼力は年々低下して、危険水域に入っているとか。
それを打開するためにも母乳育児は重要で、離乳食も最初はともかく、細か過ぎるものや柔らか過ぎるものばかり延々と与えるのは考えもので、前歯で噛み噛みする・噛み千切るのはとても良いことだそうです。

ん~ですので、結論を申しますと、お母さんの許可なく、(塩抜きしたとはいえ)自家製沢庵を勝手にしゃぶらせた義母さんは、年甲斐もなく軽率だし、猛省を促したいですね。
次回からは、《食べさせても大丈夫なもの・不適切なもの》をお母さんから都度お知らせしていく(≒ばぁばには、いちいち確認を取っていただく)よう、旦那さんに言わせるしかないですな。
でも、お嬢ちゃんの咀嚼力を養うためにそれ相応の噛み噛みするものを与えるのを止めさせるには及びませんから、ばぁばとの国交断絶は思いとどまってくださいね。

2017年4月 8日 (土)

赤ちゃんに蜂蜜は、イカンです。

痛ましい出来事です。
東京都足立区の生後6ヶ月の男児が、3月30日に亡くなられました。
死因は乳児ボツリヌス症で、離乳食として与えた蜂蜜が原因とみられているようです。
乳児ボツリヌス症の国内での発症報告は1986年以来ですが、死亡は初めてだとか。
記事によれば、男児の発症は2月16日で、咳が出始め、2月20日には痙攣と呼吸不全でQQ搬送され、入院加療を受けていたそうです。
発症の約1か月前(1月中旬だから月齢としては、
4ヶ月?)から1日2回ジュースに混ぜ、家族が飲ませていたそうです。
個人的には、こんな早い月齢から、1日2回もジュースを与えるというのも解せないし、薄味が基本の離乳食に、甘い蜂蜜を加えていたのも解せないですが・・・
摂取量としては約10g/日とのこと。

乳児ボツリヌス症の主な症状は、便秘や筋力低下などですが、SOLANINの手許に
ある蜂蜜の容器にも「蜂蜜は高温加熱殺菌はしておりません。1歳未満の乳児は抵抗力が弱いので与えないでください。」「抵抗力が充分できていない1才未満の乳児には与えないでください。」等の文言が記載されています。

当ブログの過去記事でも注意喚起しておりますが、以前は、知識の乏しい祖父母世代が「蜂蜜は滋養があるから。」と赤ちゃんの離乳食として強引に食べさせようとして大変だったというようなコメントを頂いた記憶があります。
(少し話は逸れますが、別の過去記事で授乳中のお母さんが、蜂蜜を摂取する分には赤ちゃんへの影響は無いと述べています。)

イマドキのお母さんでしたら、ご存知だったでしょうに、なんでまた・・・
個人的には、家族が飲ませていた・・・とぼかして記載されているところに、何か意図を感じてしまいました。(深読みし過ぎかもしれませんが・・・)

今となっては、亡くなられた男児の家族が赤ちゃんに蜂蜜を与えてはいけないということを知らなかったのか、注意喚起の文言を読んでいなかったのかは不明ですが、二度とこのようなことが起きないよう、あらゆる手段を通して、乳児に蜂蜜を与えてはいけないということを拡散していかねばならないと考えます。

国や行政には、是非とも安全対策を講じてほしいですね。
直ぐにでも出来そうなことは、母子健康手帳に記載する(もっと強調した形で)
とか、母子健康手帳を手渡す際に別途リーフレットを渡して読み聞かせるとか、市町村の離乳食教室で教えるとか。
それ以前にスーパー等の蜂蜜売り場に、赤ちゃんのイラストにバツマークを付けたりして、文字の読めない子どもでも分かるような表示をしたり、家庭科の授業で教えたり、方法は幾らでもあると思います。
今はただ、6ヶ月男児のご冥福をお祈りするばかりです。

追記:蜂蜜だけではなく黒砂糖も乳児ボツリヌス症のリスクがあるため、1歳未満の赤ちゃんには与えてはいけませんが、ご存知ないお母さんもいらっしゃるかもしれないので、お知らせします。(2017年4月9日12時00分)

2017年4月 2日 (日)

消毒薬ミ○トン®使用時の注意点。

ミ○トン®に代表される、次亜塩素酸ナトリウムの消毒薬は、混合栄養だったり、搾乳・冷凍母乳を届けるNICUに赤ちゃんが入院中のお母さんたちにとっては、日常的に欠かせないものだと思います。
ミ○トン®は、病産院では、普通に水道水で希釈して使用しています。

ところが、お家によっては、水道水を引いていらっしゃらない場合(代表的なのは井戸水ですかね)もあると思います。
水道水以外の場合、含有される鉄やマンガンなどのミネラル分が多く含まれると、水溶液の色が、褐変することがあります。
問題なのは、色が変わるだけではなく、効果が減弱(どの程度消毒効果が低くなるかは不明)することです。
それだけではなく、ミ○トン®の特長である24時間の効果の持続が難しくなるそうです。(何時間まで短縮するかも不明)
では、どうしたらいいのでしょう?

SOLANINは、この方面に詳しい顔の見える関係の某薬剤師さんと、ミ○トン®発売元の御客様センターに確認を取りました。
お住まいの地域によっては、水道水を入手できなくても、天然のお水(例:山の水や名水の湧き水等)が汲めることもあると思われます。
そういった天然のお水でも、褐変しなければ、水道水に希釈した時と同じように消毒効果はあるそうなので、使用可能なのだそうです。
一点だけ注意すべきことは、飲用に供される天然のお水は、どこまで浄水しているかまでは不明であることです。

つまり、大人には問題無くても、赤ちゃんにそのまま使用するのは、ちょっと待ってほしい…と。
より安全にミ○トン®を使うためには、面倒ですが、汲んできたお水を一旦煮沸してから冷めるのを待ち、常温になったことを確認してから、希釈するとよいそうです。

2017年2月 5日 (日)

おっぱいを先にあげたいが嫌がります。(4ヵ月)

<ご相談内容>
入院中からずっと混合栄養で経過中です。
おかげさまで、赤ちゃんは良く育ち、母乳の量は増えてきているよなのですが、補足量自体は400ml前後/日のままです。

困っているのは、2ヶ月終わり頃から徐々におっぱいを先に飲ませようにも嫌がるそぶりを見せるようになったことです。
夜中は添い乳なので、その時間帯はおっぱいが先でもすんなり飲んでくれますが、しっかり起きている時は、余程機嫌がよくない限り、仰け反って泣き叫びます。
最近は哺乳瓶を探すようにきょろきょろしたり、哺乳瓶にロックオンしたら、「これだ!」と言わんばかりに、アウアウと言いながら手足をばたつかせます。
おっぱい、嫌いになっちゃったのでしょうか?
母乳量を増やすには、おっぱいが先でミルクが後と知り、気が気でなりません。
<SOLANINの回答>
4ヶ月、混合栄養を継続されているのですね。
赤ちゃんが良く育っておられ、母乳育児に関してもしっかり勉強されている様子が目に浮かびます。

さて、母乳分泌量を増やすには、赤ちゃんに真面目に哺乳して乳頭刺激を増やしてほしいので、ご指摘の通り、おっぱい→ミルクにして頂きたいです。
しかし、混合栄養を継続されてて、母乳分泌は増えてはいるが、ミルク量が減らせない状況の場合、徐々に赤ちゃんが先にミルクを欲しがるようになったという話はしばしば耳にします。
赤ちゃんが、おっぱい→ミルクの順番を受け入れてくれるうちはそうして頂きたいですが、相談者さんのような場合は、敢えてミルク→おっぱいの逆番になっても致し方ないと思われます。
そうは言っても、夜中のゴールデンタイムは添い乳を受け入れていらっしゃいますし、決しておっぱいが嫌いになったのではないと思います。
毎日毎回、100%ミルクが先という訳でもないようですし、この段階になればおっぱいを続けることに意義があるのですから、四角四面に捉えなくてもいいですよ。
ミルクの後におっぱいで、納得してくれるならそれでいいと思いますよ。
おっぱいライフ、楽しんでいきましょうね。

2016年10月 5日 (水)

ハイドロコロイド絆創膏の注意点。

過去記事でも何度か話題にしていますが、ハイドロコロイド絆創膏(商品名:キズ○ワ○パ○ド®、ク○ッ○パ○ド®等)は、乳輪や乳頸部に形成してしまった乳歯の萌出などの際に起こりがちな噛み傷のケアとして高い効果があります。
但し、「人や動物の噛み傷には使わないように・・・」という注意書きが記載されている商品もありますから、使うに際しては、あくまで自己責任が必要なこともアナウンスさせて頂いています。

そうではなく、新生児期など早いうちから陥没乳頭や扁平乳頭のため乳頸部に亀裂がパックリ入ってしまった際に、ケアの一環として自己判断で使用されることは、決してお勧めできないです。
なぜなら、陥没乳頭や扁平乳頭の場合、乳頭の伸縮が著しいので、貼付した時の状態を維持出来難いため、そうではない乳頭の場合と比較して明らかに剥がれ易いことが判っているからです。

だからSOLANINを含む世の助産師は、乳頸部の亀裂痛のケアとして、誰彼なしにハイドロコロイド絆創膏をお勧めしていません。
剥がれ易いということは、ひょっとしてですが、赤ちゃんのお口に入ってしまう可能性がありますし、もっとハッキリ申しますと、注意散漫な状態(≒睡眠不足でボーッとしていたりとか・・・)授乳していて、ハッと気づいたら赤ちゃんが食べてしまったら?という危険性だってあるからです。
普通に考えたら、剥がれた絆創膏がお口の中に入ればゴシャゴシャしますから、赤ちゃんがえづいて吐き出すと思われますが、そうじゃないことだってあるかもしれないですし。
モノがモノだけにレントゲン撮影しても写らないですし、内視鏡で取り出すというのも馴染まないような・・・うんちに出てくるのを待つしかないと思いますが、コトが起こってからパニクッても遅いですからね。

陥没乳頭や扁平乳頭で乳頸部の亀裂痛が堪らなくて直母が辛くても、自己判断での生兵法は大怪我の元ですよ。
無理せず搾母して凌ぐのが妥当だと思いますよ。

2016年9月21日 (水)

夜間授乳が辛い。(9ヶ月)

<ご相談内容>
初めまして。いつもなるほどと思いながら勉強させていただいてました。
9ヶ月になった息子がいるんですが、まさに今夜中の授乳が辛い時期になっていました。
6ヶ月くらいから、私の体調が良くなく疲れが出たりしていたので、夜中抱っこで授乳がキツく、添い乳で寝かしつけをするようになってしまいました。
添い乳をするとおっぱいから離れられなくなりそうだったので、出来る限りしたくはなかったんですが、仕方なく。。
始めは良かったんですか、この2ヶ月くらい、おっぱいをくわえて寝たのに気づくとおっぱいがないからなのか、2時間おき位泣くようになりました。
抱っこで寝る時もあるけど、ほとんどおっぱいじゃないとおさまらなくて…。 
それでもほっておけば寝るようになると言われたり、おっぱいで寝るなら一晩中泣かれるよりいいと言われたり、もう少し頑張って1歳で断乳すれば?と。。
私はできる限り長く授乳したいと思っているので、どうか辛くなく続けられる方法はないでしょうか。   
ちなみに私の体調不良はの原因は、産後発症したバセドウ病で、今は薬を飲み始めたところです。
そして、息子は完全母乳で離乳食は3回食になりました。
授乳は日中は6回前後、寝てからは4回前後です。
長くなりましたが、よろしくお願いします。
<SOLANINの回答>
これは勝手な私の想像に過ぎないかもしれませんが、相談者さんのように、ご病気を抱えていらっしゃると、そうではない方に比較して、体力を消耗し易く、夜間の授乳がしんどくなるようです。
内服で甲状腺機能をコントロール出来るようになれば、多少なりとも疲労感は軽減してくれるのでしょうが・・・
こればかりは、治療開始間もない今は如何ともしがたく、もう少し日を待つしかないのでしょうね。

相談者さんのご家庭の様子が分からなので、該当しないかもしれませんが、旦那さんの協力が得られるのであれば、思い切って夜間断乳をされてはどうでしょうか?
長く授乳を続けたいお気持ちがあっても、身体が悲鳴を上げているなら、そして身体が辛くなる要因として、夜間の4回の授乳が主な要因であるとしたら、止むを得ないと思います。
離乳食の進みはかなり順調そうなので、発育に必要な栄養面での心配は無さそうですし。
ただ、夜間の授乳が減った代償として、昼間の授乳に要する時間がが多少長くなるor1~2回増える・・・
かもしれませんが、それは受け入れてあげてくださいね。

2016年9月19日 (月)

ご無沙汰しております(汗) 一応戻ってきました!

6月29日を境にして、ブログ記事の更新をずっとお休みしておりましたが、読者のみなさんはお元気でいらっしゃいましたでしょうか?
SOLANINは、2016年5月から勤務先での担当係の複数化(?)に伴うやりつけない仕事にキリキリ舞いする日々でした。
それだけなら何とかなったかもしれませんが、それ以外にやらねばならないこと(例:某所での演題発表準備・BFH絡みの数々の調査やデータ作成・行政や地域との連携のための打ち合わせ・後進指導のための勉強会講師として6回分の資料作成・PC教室通い・民生児童委員としての仕事etc・・・)に7月以降忙殺されておりまして、体調は常にぐったりで、心身の疲労が全く抜けない状態でした。
そのため、(言い訳になりますが)読者のみなさんの相談に乗らねばと頭では分かっていても、気持ちが追いつかなかったのが正直なトコロです。ごめんなさい。

このような状態は、これからも月により多少の変動はあるものの、完全リタイアしない限り、続くと思われます。(涙)
ゆえに、ブログ記事の更新は、出来る限り頑張りたいと思いますが、「○日おきにしますよ。」といったお約束はできません。
また、或る日を境にピタッと月単位で止まることも予測されます。
その暁には、「SOLANINめ、またもクラッシュしたんかいな?しゃあないなぁ。」と気長にお待ちいただけたら幸甚です。

2016年6月29日 (水)

アマルガム除去前後はHgの影響を考えてミルクにすべき?

<ご相談内容>
初めまして。
2年前に第一子を出産した時から、母乳育児で不安なときはいつもこちらの記事で助けていただきました。
ありがとうございます。

6月に第二子を出産し、今は3ヶ月の息子を完全母乳で育てています。
今日は大変申し訳ありませんが、相談をさせてください。
相談を受け付けておられないのは承知なのですが、分からないことだらけで・・・
お忙しいところ本当にすみません。

現在、私の歯には、アマルガムという詰め物が入っています。
特殊なものではなく、十数年前まで一般的に使われていた、材料の半分が水銀でできた詰め物だそうです。
詰めている限り微量ずつ水銀が溶け出ていて、体の様々な不調の原因になるとのこと。

別件で歯科にいったところ発見され、現在授乳中だと告げると、母乳にも水銀が移行するため即刻アマルガムを除去すべきだと言われました。
ただ、除去時にも水銀が体内に流れ込むため、除去前後の授乳は慎重にと言われましたが、具体的にどうずべきかと聞いても曖昧にされ、指示はありませんでした。
除去を検討していますが、こういった場合は除去前後はミルクにし、母乳を与えない方がよいのでしょうか?
また、与えない方がよければ何日間くらいを目安にすればよいのでしょうか?

すみませんが、教えていただけたら有難いです。
お忙しい中、本当にすみません。
<SOLANINの回答>
アマルガムという詰め物については、SOLANINも名前やHgが含有されていることは
知っています。
微量とはいえ、体内に持続的にHgが流れ込むのは心身ともに良いとは思えませんね。

体内に持続的に体内にHgが流れ込むことが良くないから(≒母乳にも常にHgが移行するから)除去を勧められたのですよね?
であれば、思い切って四の五の仰らずに今日の今でも除去されたらよいのではありませんか?
除去時に口腔内でHgのイオン化を懸念されているのでしょうが、言うてもアマルガムのHgは無機水銀ですよね・・・
(万一有機水銀だったら、かつての公害病のようなことになってしまいます・・・)
それから、除去後ならともかく、除去前の授乳も慎重に・・・というのは、意味が解りません。
本当に搾乳→廃棄をせねばならないなら、せめて元々のHgの血中濃度を測定しておかないとどのくらい下がったかなんて比較できないですよね?
歯科ドクターは、それには対応してくださるのでしょうか?
また、ミルクを与えるくらいなら、事前に搾乳を冷凍保存して、解凍→湯煎にしてあげたらいいと思いますが・・・相談者さんのお気持ちの問題のような気がします。

何ともモヤモヤするので、思い切ってSOLANINの歯科・口腔ケアの師匠のMさんにご教示いただきました。
「通常時からアマルガムのある方は、微量の水銀は流れます。確かに除去時にはかなり流れます。ただ、私たちは普段から水銀を口にすることがあります。例えば、魚介類を食する時とか。除去される量にもよるのでしょうが、それほどセンシティヴにならなくてもよいのではないでしょうか?具体的にはどれくらいかは分かりませんが、(経験値的には)数本なら大丈夫ではないでしょうか?それまで何年間も口腔内にあったわけですので・・・」とのことでした。

結論は出ませんが、ご参考にして頂けたら幸甚です。

«この間も今も測定したらおっぱいは20gだった。(50日目)

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