ようこそ『最強母乳外来・フェニックス』へ!

★現役助産師SOLANINが、かつて雨風呂で開設した『最強母乳外来』は、多くの読者さんのご支持を受け、ジャンルランキングで1位を独走する人気ブログでした。
しかし、2012年12月11日に雨風呂側の意向で強制削除され全てが消滅しました。
私にはとても辛い経験でしたし、『最強母乳外来』をご支持くださった読者のみなさんには、ご心配・ご迷惑をおかけすることになりました。


★「このまま終わらせてはいけない。もう一度、読者のみなさんのお役に立てることが、私なりの母乳育児の推進とその支援活動である!」と思い直し、心機一転、海外の在留邦人の読者さんにもアクセスし易いココログさんに移転して、2012年12月15日から『最強母乳外来・フェニックス』として、執筆活動を再開しました。

★暫くは当ブログでは散逸した過去記事を拾い集めて順次アップする復刻作業を優先していきます。(アップに際し、内容は適宜改訂していくことがあります。)
何故かと申しますと、僭越ながら『最強母乳外来』の過去記事は、単なる一個人のブログの域を超えて既に母乳育児に於ける検索ツールの役割を果たしていたからです。
復刻作業を優先していくため、アップした記事にお寄せいただいたコメントは必ず拝読しますが、コメント返しや個人的な質問・相談等には基本的に対応いたしませんのでご了承くださいませ。


★『最強母乳外来・フェニックス』の立ち位置は、あくまで《母乳育児書》ですので、それだけは守ってください。

★復刻作業が終了しましたら、読者のみなさんからの個人的な質問や相談もお受けしする機会を持ちたいと思います。

★尚、当ブログとは別に、散逸した過去記事を愛読者の会・有志のみなさんが、貴重なプライベートの時間を割いて拾い集めて開設してくださった場所があるのでご紹介します。

最強母乳外来《 過去記事図書館 》開設者:最強母乳外来愛読者の会・有志のみなさん)
この図書館は閲覧のみの機能です。
『最強母乳外来』の過去記事検索をしているあなたのために、有志のみなさんがボランティアで立ち上げてくださいました。
過去記事図書館の記事は復刻版ですが、記事末尾の“続きを読む”をクリックすると、コメント欄でのSOLANINと読者のみなさんとのやりとりが記されています。
つまり、記事の完成度を高め、参考になるご意見が多く寄せられていますので、最後まで是非お読みくださいね♪

★母乳外来に行くほどではなく、この方面に明るい方に相談したい方は雨風呂のぐるっぽをお勧めします。(メンバー制なので雨風呂のIDを取得され、入会してください。)
「最強母乳外来愛読者の会」(開設者:さくらんぼさん)
※このぐるっぽは、他の類似名称の母乳育児関連コミュニティとは全く異なり、赤ちゃんとおっぱいのことを一番に考えるママ達が約5300人が集っています。
参加者の職業も多岐に亘(わた)り、医療・保育・教育等バラエティに富んでいます。母乳育児に関する経験が豊富で、的確なアドバイスが出来る方がメンバーとして大勢参加されていますので、とっても頼りになりますよ♪
入会申請の際は『最強母乳外来』の母乳育児に対するスタンスをご理解いただきたく存じます。
具体的には、感想を書く欄がありますので、『最強母乳外来』に出会ってまだ間もないというママさんは、関心がある記事から読み進めて頂くことを推奨します。

注意:ココログ『最強母乳外来・フェニックス』の記事で、文字色が緑色の記事でブログタイトル末尾が無印のものは雨風呂『最強母乳外来』の(復刻版)です。
ブログタイトル末尾に(改訂版or若干改訂版)と記載してあるのは、主にカテゴリー「☆おっぱいとお薬」や「☆歯科口腔ケア関係」などの記事ですが、これは記事を書いた当初とは状況や解釈が変わった等の理由で加筆訂正があるためそのように表記しました。
また、文字色が青色の記事で、記事タイトル末尾が無印のものは、ココログ『最強母乳外来・フェニックス』の新規脱稿記事です。
不定期で、主に21時00分00秒にアップする予定です。
新しい記事が読んでみたい方は見逃さないでね♪

謹告♡出版社の編集者さまへ♡
新企画がございましたら、まずは最新記事のコメント欄(SOLANINが拝読するまでは非公開です)にご一報ください。
拝読後メッセージは削除しますので、企画漏洩の恐れはございません。
どうぞご安心ください。
なお、ブログコメント欄でのやり取りは、上記に関しまして支障がございますので、ご指定のメアドにご連絡いたします。

2026年3月28日 (土)

勤務助産師を辞めます!

SOLANINが母乳育児支援に取り組む大きなきっかけとなったR県にあるP病院。
母乳育児支援を本物にするには、病院全体で母乳育児支援をしていくのが王道で、多職種に協力を仰ぎながら邁進したものです。
病棟助産師、産婦人科医師、小児科医師を中心に、赤ちゃんにやさしい病院(以下BFHと記載)認定を目指し、目出たくそれを達成し、ここまで継続してきました。
しかしながら、少子高齢化の波は留まるところを知らず、とうとう産科撤退が決定してしまいました。
分娩取り扱い停止になると、BFHは自動的に返上になります。
それでも日本母乳の会によれば、地域で母乳外来などを通して母乳育児支援を続けるのであれば、ベビーフレンドリー母乳育児支援施設というものに移行するそうですが、どうやらP病院はそういうスタンスではないようです…

実はコロナ禍の真っ最中の2020年から、SOLANINは褥婦さんや新生児の担当をすることは年に数回しかなくなりました。後進に道を譲るってやつです。コロナ禍のせいで、これまで築き上げてきた妊娠中からの母乳育児支援でもあるマタニティクラスや退院後の母乳育児支援でもある各種育児サークルも休止に追い込まれました。そして同時に根幹となる母乳外来は縮小に次ぐ縮小を余儀なくされました。 正式な配置換えというほどたいそうなものではありませんが、それ以降、看護師としての仕事が体感的に90%を超える日々を過ごしてきました。看護師の仕事はちんぷんかんぷんで、転職どころか転業したくらい大変でしたが、多くの学びがありました。
それでも歯を食いしばって助産師としてのほんのわずかな仕事(母乳外来や宿泊型の産後ケアなど)をしてお母さんに喜んでいただきましたが、これからの病院経営上、基本的に助産師は雇用継続するなら看護師業務に転換することになるだろうと説明を受けました。
助産師が助産師として必要とされないP病院に、これ以上SOLANINが勤務する意味がありません。
この6年間、看護師の仕事は助産師の仕事とは別のやりがいはありましたが、このままやり続けたいかと聞かれたら言葉に詰まってしまうわけで。

今後は2025年1月1日にうpした記事の通り、同年1月10日、『最強母乳外来』を開設した日にちなみ、出張専門で開業したリアル助産院でSOLANINらしい母乳育児支援を続けていくことにいたしました。

2026年3月11日 (水)

直母の完母か完ミのどっちかにしたい!(搾母の完母で生後2ヶ月になったばかりの児の母)

<ご相談内容>
生まれてこの方、1回直母の最多量は22gです。家系的におっぱいがたくさん出るせいか最近は少ない日で600、多い日は800ml搾っています。SOLANINさん的には「職業:搾乳屋」になると思います。生後1ヶ月頃に某助産院で直母量測定をしましたが、乳首が痛すぎて途中で断念しました。その時が22gでした。完母であることには誇りがあります。でも搾乳だしなぁという心のつぶやきがあります。搾乳生活に慣れたといえば慣れましたが、直母で行けたらという願望が消せません。直母の完母になりたいんです。こちらを読んで、3500gになった頃から【母乳相談室®】の哺乳器に切り替えました。かなり上手に飲めるようになった気がしますが確証はなく、直母の痛さを思い出すと自力で試すことができません。この咥えさせ方でいいのか、この咥えさせ方で本当に量が飲めるのか、さっぱりわかりません。毎日平然と搾乳を飲む我が子を見て、腹が立つこともあります。そしてブラックな感情を抱く自分が許せなくなります。こんな想いをするくらいなら完ミにしたらいいのかと悩みます。

<SOLANINの回答>
まずは搾乳生活を2ヶ月も継続されたことに敬意を表します。まさに「職業:搾乳屋」さんです。でも、自虐しないでください。
産後はホルモンの変動が激しいので、腹が立つのもブラックな感情を抱くのも、ホルモンのせいです。決して人格が変容したわけではありません。ご自身を責めないでください。

さて、相談者さんの赤ちゃんが健常新生児さんだったとして、話を進めさせていただきます。
少しずれてるかもですが、1ヶ月健診頃に3500gくらいだったということでしょうか。だとしたら、これだけたくさんの搾乳を毎日哺乳されていたら、2ヶ月になったところだったら4500gを超えていると推察されます。
めっちゃ発育良好ですね。
ということは、生下時の体重が、2500~2700g台くらいだったのではありませんか?

相談者さん、生下時の赤ちゃんの頭の大きさを思い出して即答できますか?
不思議なもので、何故か思い出せないし、答えられないお母さんがほとんどです。
…引っ張るようなことではないので答えを申しますと、大きめの八朔か夏みかんくらいなんですよ。
相談者さんの目の前の赤ちゃんの頭の大きさはどうでしょうか?
全然違いますよね?多分、土佐文旦より大きいのではありませんか?
頭の大きさがずいぶん大きくなったということは、お口も大きく開けるし、顎の力も強くなってきまたことを意味します。日々搾乳を【母乳相談室®】で与える=直母のためのトレーニングをされてきたのであれば、直母で飲み取る力は涵養されています。

ただ、「この咥えさせ方でいいのか?」は至極まっとうな疑問です。自力で何とかしようとしても多分うまくいかないと思います。そこは母乳育児に明るい助産師の手を借りましょう。
前にお世話になった助産院が良ければそこでいいですし、「なんかしっくりこないな。」と感じるなら思い切って別の助産院にかかられたらいいと思います。咥えさせ方のチェックを受けたら、助産師の介助なしで1回直母量を測定してもらいましょう。で、抜き打ちの自力でどのくらい哺乳できるか確認します。そのうえで、まずは搾乳をどのくらいまで減らせるか、見立ててもらいましょう。おそらく直母の完母までリーチしていると思いますが、600~800ml/日してきた搾乳を一気にやめるのは危険ですよ。あっという間に乳腺炎になってしまいますから。
これも、母乳育児に明るい助産師でしたら、「この1週間は〇〇ml/日にして直母は〇回/日はしましょうね。」と、ご提案できる筈です。SOLANINみたいな助産師はまだ少ないながら増えつつありますよ。直母の完母、諦めないでね。

2026年2月25日 (水)

添い乳をすると乳腺炎になりやすいんでしょうか?(4ヶ月児の母)

<ご相談内容>
新生児の頃は叶わなかったのですが、試行錯誤の末、3ヶ月半頃から添い乳ができるようになり、寝かしつけが格段にラクになりました。よかったとホクホクしていたら、ママ友から「知らないの?添い乳って乳腺炎になりやすいんだよ、気を付けてね。」と忠告されました。
「えーそうなの?」とショックでしたが、今更添い乳を止めるなんて考えられません。でも添い乳を続けていたら乳腺炎になりやすいのは困ります。痛いのは出産だけで結構です。
添い乳をしても乳腺炎にならないためにはどうしたらいいですか?
そんなムシのいい話は無しですか?

<SOLANINの回答>
添い乳と乳腺炎の関係性は、諸説あるのですが、「あるかもね」の意見の方が優勢みたいですね。
だからといって添い乳が日常化したら、止めるのは難しいですよね。
その気持ち、わかりますよ。
だったら、どうしたらいいんだろ?

それはですね、添い乳する際に、赤ちゃんの臥床される下側に綿毛布やバスタオルなどを折りたたんで敷き、赤ちゃんのお口と横向けになられたお母さんの乳頭の高さがちょうど向かい合わせというか横イチになるようにします。
そしてそのまま咥えさせてください。それでOKです。
つまりできる限り、お母さんの乳頭が身体の外側に折れないようにしたらいいのです。
あたかも縦抱きか?っていうくらい真っ直ぐに咥えさせてください。

それだけでは心配なら、昼間座ってに授乳する際に、1日1回でいいからフットボール抱きをしてみるのもいいですね。
と申しますのも、添い乳で乳房トラブルになるお母さんの多くは、乳房の内側というか胸骨側にダメージを喰らうケースが多いので、それを回避するために、補完関係のあるフットボール抱きが望ましいと言えるからです。

2026年2月11日 (水)

搾乳を続けると乳腺炎になるの?

<ご相談内容>
母乳育児推進病院で出産しましたが、何回測定しても直母が 0~10g/回と、イマイチ量にならないまま退院になってしまいました。母乳分泌は問題ないどころか、むしろたくさん出ているので量にならないのが自分でも納得できないのですが、「毎回搾乳してくださいね。」と、若い助産師さんから指導されました。手搾りは腱鞘炎になりそうなので、スイス製のおすすめの搾乳器を購入しました。
きちんと1日8回、決められた量(400~500ml/日)を搾乳していました。しかし、乳腺炎になってしまいました。

近くの助産院に行き、乳房マッサージをしてもらっていたのですが、70歳代のベテラン助産師さんから「搾乳なんてしてるから、乳腺炎になるのよ!」「搾乳は止めて身体を休めないと。」と注意されました。私は、「直母では量にならなくて搾乳しているんです。」と、説明したのですが、「まずはこまめに直母にチャレンジして、練習を重ねないといつまで経っても直母はできないままよ。身体を休めるためにも、搾乳足すくらいならミルク足したらいいのよ。」と言われてしまいました。口調がきつく、かなりの圧を感じ、
ベテラン助産師さんの指導通りにしましたが、マッサージ後にラクになった乳房は、帰宅後搾乳をストップしたので再びカチコチになり、ジンジンと痛みます。正直言って搾乳はめんどくさいです。でも、完母だったのに混合になったのは不本意です。ベテラン助産師さんの指導通りに頻回直母をしてますが、before→afterで、乳房の張りは変わりないです。直母量が増えている気がしません。明日もう一度助産院で乳房マッサージをしてもらうために予約をしましたが、「これでいいのか?」というワードが頭の中をグルグル回っています。私はどうしたらいいのでしょうか?(生後18日目児・初産婦)

<SOLANINの回答>
実は勤務先でも最近同じような相談を頻繁に受けるSOLANINです。
乳汁分泌は良好でも、直母が量にならないのは、納得できないですよね。
それにはいくつかの理由があります。相談者さんの乳房・乳頭コンディションや、赤ちゃんの直母力がどうなっているのかを見ていないので、少し違うかもしれないのですが、今回は搾乳と乳腺炎の関係性について述べさせてください。

相談者さんが病産院の指導通りに搾乳をしていたのに乳腺炎になられたのは、恐らく徐々に乳汁分泌が増加していたのに、それに気づかなかったことが想定されます。でもそれは相談者さんが悪いのではありません。乳汁分泌は少なくとも1日7回以上、しっかり乳房の外に乳汁を出していれば、体調回復とともに徐々に増加してきます。つまり産生量と搾乳量にギャップが生じて乳房内に捌けない乳汁が常態的に溜まってしまったから「うっ滞性乳腺炎」になってしまったのです。おそらく乳房が痛くなる前に、搾乳してもすっきりしない状態が続いていたと推察します。そういうことが想定されることとその際の対処法を、まずは病産院で指導してほしかったですね。ただ、産後は口頭で聞いてもほぼ忘れちゃので、できたらリーフレットの1枚でも配布していただけたら、後で読み返すことができたのにと思いました。
なので、「搾乳なんてしているから、乳腺炎になるのよ!」ってのは不適切な保健指導ですね。

あと、ベテラン助産師の「身体を休めなさい。」のアドバイスは、一理ありますし、相談者さんの「搾乳はめんどくさい。」のホンネも理解できます。しかし、だから「搾乳止めてミルク足したらいい。」「頻回直母をして練習しないといつまで経っても直母はできないまま。」というのは異議を申し立てます!
だって考えてみてください。現時点で相談者さんは搾乳以外の方法で、乳房の外に乳汁を出すことがあまりできません。しかも、まだ赤ちゃんが直母で乳汁を飲み取ることができない段階なのです。だったら搾乳しなきゃ、またすぐに乳腺炎になりますって。それで乳房マッサージに通うって…それってマッチポンプじゃないですか!
もちろん、乳腺炎を繰り返したくないからと搾乳に要する時間を長くしたり、
どんどん量を増やした搾り方をしていたら、身体を休められなくなりますから注意が必要ですが、日齢や赤ちゃんの体重が分かれば、母乳育児に明るい助産師であれば、適切な搾乳量の提案はできます。また、ワンポイントでできる手搾り併用の仕方の指導を受けることも可能でしょう。
あと、シビアな物言いになりますが、有効な直母ができづらい状況で頻回直母をしても、母子ともに疲労困憊するだけで意味がないですよ。それこそ身体を休められないんじゃないかな。今は割り切ってササっと搾乳して、【母乳相談室®】のような難易度の高い哺乳器を使いどのように咥えさせるかを、これまた母乳育児に明るい助産師に直接指導を受けたら、きっと上手くいきます。今しばらくは直母は気持ちに余裕のある時だけ、それこそ1日に1回か2回の、テキトーな感じでも大丈夫です。
そもそも乳汁分泌が良好なのに、搾乳を飲ませずミルク足せって…意味が分かりません。ベテラン助産師に義理立ては不要です。搾乳で完母ってある意味凄いことですよ。
相談者さん、搾乳ライフには必ず終わりがやってきます。

「搾乳はめんどくさい。」ですが、もう少しの期間だけ、赤ちゃんのために続けてあげてもらえませんか?
近い将来、「搾乳なんて飲んだことないなぁ。最初から直母しかしてないけどねぇ。」ってな表情でゴクゴク直母する赤ちゃんが目に浮かびます。「搾乳なんてしているから、乳腺炎になるのよ!」なんて恫喝ですよ。違いますから!

2025年12月 3日 (水)

妊婦・子育て世帯訪問支援員をご存じでしょうか?

従来、産前産後訪問支援員という呼称でしたが、こども家庭庁が開設された2024年度からは子育て世帯訪問支援員と呼称も変わり、都道府県によっては、妊娠中からの切れ目のない支援をアピールするため、妊娠とか妊婦の語句をを子育て世帯訪問支援員の前に付けているところもあるようですね。
都道府県と各助産師会が開催する研修会を受講して初めてなれる資格です。

支援の内容としては、日常の家事支援(一般的な家庭料理作り、皿洗い、洗濯干しから取り込み
及びたたみ、居室や水回りの掃除、買い物など)と育児サポート(授乳やおむつ交換、着替え、沐浴など、上の子の保育園・幼稚園・放課後児童クラブの送迎、外出時の補助など)の内容で、1回に1時間程度で可能なサポートを有償でしてくれます。

家事支援には、大掃除や網戸の掃除、障子貼り、エアコン洗浄、照明器具の掃除、庭の草むしり、犬の散歩などは含みません。育児サポートには、児が発熱している場合や体調不良時、障害があり合理的配慮を超える対応が必要な場合は、ケースバイケースのようです。

 

この支援員はどこに在籍されているかは自治体によりまちまちで、社協だったりこども家庭センターだったりファミサポだったりです。

2025年11月19日 (水)

直母が上手くいかないとEPDSがハイスコア?

昨今は、多くの自治体で2週間健診や1ヶ月健診の公費負担が当たり前になり、その代わりと言っては語弊がありますが、エジンバラ産後うつ問診票(EPDS)が実施されています。
EPDSは、産後のお母さんのメンタルの不調を把握するためのスクリーニングとされています。
「産後うつの疑いあり」とされるのは9点以上ですが、 間違えてほしくないのは、9点以上=産後うつと確定診断されるのではないことです。EPDSはあくまでスクリーニングです。
また、自傷行為や希死念慮を確認する項目が1点でも入ると、9点より下であっても注意が必要とされています。医療機関と行政が連携して、支援が必要なお母さんを見落とさないためには不可欠なツールと言えます。

臨床的には9点以上のお母さんのうち10%弱の方に精神科での治療が必要というデータがありますが、個人的には、9点以下でも不眠・悲惨・流涙の項目にチェックが入っていると心配です。
多忙はどうかな・・・特に経産婦さんだったら産後に多忙じゃない方なんていらっしゃらないと思います。
毎日が飛ぶように過ぎていく感覚でしょうか。
多忙で疲れるとかイライラするなら分かりますが、多忙だけではちょっと、ねぇ。

さて、記事タイトルの直母が上手くいかないと・・・については、自責・不安・心配の項目にチェックが入ることが多いです。
妊娠中のおっぱいのお手入れが不充分なまま出産になって乳頭が硬く伸びない・乳管の開通が不充分だとか、下手っぴちゃんにはキャッチしづらい乳頭形態だったり、赤ちゃんが早産児や低出生体重児だったりすると、乳頭が相対的に大きくて口に含めないとか起こすのに長時間を要するとか、搾乳を併用しなくてはならないとか、途中で眠って休憩してしまうので、1回の授乳時間が長くなり、身体を休める時間が短くなる傾向が強いからです。

それでも、こまめに助産師のフォローを受けていくうちに、少しずつお母さんとして&赤ちゃんとしての進化の兆しが見えてくると、EPDSは徐々にスコアが下がってきます。

コロナ禍以降は特に、産科入院中から直母が首尾よくいく方がほんとに減ってきたと感じます。
その理由として、出産年齢の高齢化やARTなどの治療を経ての妊娠される方の割合が増えてきているのは否定できないですね。
でも、日にちはかかっても、直母が上手くいくようになる日はきっと来ると思いますから、1人で抱え込まず、母乳外来や母乳育児支援に定評のある助産院でフォローを受けていきましょうね!

 

2025年11月 2日 (日)

メトクロプラミド®の効果を発揮するには?

妊娠高血圧症候群や分娩時の大量出血などの理由で、産後、べったり安静状態が続き、1日に3~4回程度の直母しかままならない場合があります(しかも有効な吸啜ではなく舐める程度)。
お母さんの病室から赤ちゃんのお部屋まで3mくらいの至近距離だったとしても、赤ちゃんへの授乳よりもお母さんの安静が優先されるのであれば、それは母子分離状態です。
こういう場合、残念ながら、分娩から72時間を経過したからとルーチン(?)でメトクロプラミド®を処方いただいたとしても、十中八九、お母さんの身体は反応してくれないです。
乳房はひんやりしたまま活気が乏しい状態のままです。

メトクロプラミド®の内服より優先していくことは、まずは頻回授乳に耐えうるようお母さんの体調回復を促進することです。そして、まともな直母ができるように1回でも多く授乳介助を続けることです。けれども、体調回復しても児が下手っぴちゃんで到底直母が無理っぽいのであれば、割り切って3時間毎に搾乳していくしかないと思います。(それが既定路線であれば、メトクロプラミド®の内服は有効だと思われます。)
そうなると「いつまで搾乳を続けるんですか?」と質問されますが、それは赤ちゃんの直母力の習得次第としか言えないです。

お母さんにしてみたら「授乳がつらい、こんなのやってられない!」と挫けてしまいそうになるでしょうが、そこを支えるのが助産師の役割だと思います。用手法で乳頭・乳輪を刺激し、コンディションを整え、せめて20ml程度/回の分泌が乗ってくれば、文明の利器である電動搾乳機を使ってもいいと思います。
もちろん、機種選びは大事ですけどね。

2025年6月 4日 (水)

意味が分かりません

「母乳分泌を増やしたい」「完母にあこがれる」と言いながら、授乳回数が1日6回程度の新生児のお母さんに遭遇したことがあります。当然ですが、母乳分泌は増えません。
1回に2~3時間、ぶっ通しで直母するそうですが、新生児は疲労困憊するばかりです。ミルク補足がマストなのに、ぶっ通し直母のせいで8回/日の補足がミッションなのに6回/日しか補足できないため体重増加不良とか…そんなの有り得ないですよ!
しかも、授乳回数が少ないから長時間乳房内に乳汁がうっ滞してしまい、「しょっちゅうしこりが出来て痛い」「赤ちゃんが嫌がって飲みません」になりがちで大変なんですと。
乳腺炎になるとおっぱい工場が損壊させられたも同然ですから、母乳分泌は減少し、回復するまでは現状レベルに戻りません。
何回お話しても、新生児のお母さんなのに、授乳回数が8回/日に満たないってどゆこと?
8回/日の授乳を要求するのは無茶振り?違いますよね?
だって、言い方悪いかもですが、完ミの新生児のお母さんであっても普通に8回/日授乳されているんですよ。
母乳より消化時間が圧倒的に長いミルクを与えている方であっても8回/日の授乳回数が普通なんです。
そうでないと新生児は適切に育たないんです。

理解力が乏しいのか、何かのこだわりがそうさせるのか、鈍くさくて1つ1つに時間を要してしまうのか、原因はなんであれ、改善していただかねばならないのは、新生児のお母さんなのです。
最低限の8回/日の授乳を日々こなされてからでないと、心の狭いSOLANINは到底傾聴できないです。

2025年1月29日 (水)

おっぱいがじゃぶじゃぶ出ていても

令和に入りコロナ禍のあたりから、1ヶ月健診までに完ミに移行されるお母さんが増えてきたような肌感があります。

理由は様々ですが、D-MARとか母乳不足感が強過ぎて精神的に不安定になり、目盛りのついたものしか信じられなくなったとか、赤ちゃんが過飲症候群で苦しそうだからとか…

んー、分からなくもないけれど、完ミへのハードルが低過ぎる!
ひとりで悩むくらいなら、母乳育児支援に明るい助産師に相談しませんか?

例えばD-MARですが…D-MAR って直母したら気持ち悪くなったりしがちだけど、搾母だったらどうにかできる方ってちょくちょくいらっしゃいます。ひと手間かかりますが、確実におっぱいをあげていることが実感できると思いますが。

母乳不足感も過飲症候群も、助産師と話をすることで、自身の思い込みに気づいたり、対処法を聞くことで、乗り越えられることは充分に期待できます。

助産師は、赤ちゃんを取り上げるだけじゃないんですよ。

 

2025年1月 8日 (水)

完ミの赤ちゃんのお世話をして…

最近、完ミの赤ちゃんのお世話をする機会が何人も何回もあり、今更ながら「ミルクを飲んだとてそれで寝落ちするわけではない。」「同じ量のミルクをほぼ毎回きちんと飲む赤ちゃんばかりじゃない。」「生後5ヶ月で体重7㎏と標準的な発育の赤ちゃんなのに、おなかが空いている朝イチのミルクを30mlしか飲まないのに、何故かご機嫌。」「規定量を飲ませようとしても、嫌になったら仰け反って泣き出す。断固拒否する。」など、これってなんなんだ?と呟きたくなることがありました。

母乳育児支援者として決して日和るわけではありませんが、完ミ育児もラクじゃないと思いました。

逆にミルクしっかり飲んだのに、全然泣き止んでくれなかったり、眠ってくれなかったら絶望なんだろうなとお察しします。

«リアル助産院の開業?

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