1歳までに自然卒乳した場合の母乳代替え品の摂取について。
<ご相談内容>
もうすぐ卒乳してしまいそうな、10ヶ月児の母です。
小さく産まれ、今も曲線ギリギリですが、それなりに成長しています。
今は、こちらからセールスして気持ち程度飲むだけ。
離乳食はがっつり食べます。
もし、卒乳してしまった場合小さめなこともあるしミルクを飲むようならば、あげようと思うのですが、それはいつ頃まであげればよいでしょうか?
牛乳は、1歳半~と思っていますが、その間は、粉ミルクをと考えてよいのでしょうか?
また、離乳食やおやつには乳製品を(規定の範囲内で)積極的に取りいれたほうがいいなど気をつけることありますか?
今現在も、母乳は2回ほど少し飲むだけなので、栄養的に大丈夫なのかなと心配で離乳食は、できる範囲で気をつけているつもりです。
<SOLANINの回答>
比較的早いうちに食べる美味しさ、楽しさに気がついたのでしょうね。
離乳食が大層順調に進み、おっぱいへの執着が少ない気質の赤ちゃんの場合、相談者さんのお子さんのような感じになっていくようです。
1歳までに自然卒乳されたとして、おっぱいの代替えとしてのミルクの量は、あげるとしたら現時点の食べっぷりを損なわない程度が一番望ましいです。(相談者さんのお子さんの場合、ミルクの缶蓋の量は、ちょっと多いのではないかと思われます。)
あ、そうそう、当ブログの過去記事で、幼児の乳製品推奨摂取量の記事があったと思いますが、意外なくらいっていうか、決して多い量じゃなかったですよね?(もしかして未読かしら?)
牛乳に切り替えるとしたら、おなかへの負担を考えると、やはり早くても1歳3ヶ月、出来れば1歳半以降が良いのではないかと思います。
その間は粉ミルクをおっぱいの代替えにするのが無難でしょうね。(フォローアップミルクは論外です。)
ちょっと気になるのは、相談者さんは、乳製品の摂取をかなり重要なものと捉えられていることです。
確かに重要と言えば重要なのですが、そもそも、お子さんの乳製品の摂取に関しては、何を目的(=何のため)にされていますか?
カルシウム?
蛋白質?
カルシウムは大事な栄養素だけれど、乳製品以外でも摂取できるし、過剰摂取は鉄欠乏性貧血の誘発に繋がりますね?
蛋白質は、魚・肉・卵・大豆製品等でも摂取可能ですから、余程の偏食でもない限り、心配無用だと思いますよ。
粉ミルクは、普通に規定濃度で溶解して飲ませて構いませんが、嫌がるようなら、食材のひとつにしてしまうか、無理に与えず、ヨーグルトなど加工品に差し替えても大丈夫ですよ。
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