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2012年12月17日 (月)

そんな飲ませ方では、おっぱいはラクになりませんよ。

新生児のお母さんで、分泌過多で、乳房緊満が強めで、漏乳もある方なのに、「赤ちゃんが眠りがちで、起こしてもなかなか起きてくれないから。」とか、「赤ちゃんが1クールで満足するから。」とかの理由で、気持ちとしてはそうでなくても、結果として懸命さの足りない授乳をしている方がいらっしゃいます。
その場合、直ぐに乳房に硬結が形成されたり、分泌に不足は無いのに、赤ちゃんが標準範囲の下限ギリギリのラインでしか育たないという弊害が起き易いです。
「作られ過ぎたおっぱいは、ラクになる程度に搾って捨てればいいんでしょ?」なんてことをシャラっと仰るお母さんもいらっしゃいますが、そんなことをしたら、更に分泌過多になりかねないし、搾乳という余計な仕事が増えてしまいますから、お母さんの休む時間が減ってしまいますよ。
何より、おっぱいは赤ちゃんの発育のために飲ませるもので、搾って捨てるために作られるものではありませんからな。
キビシイことを言いますが、本末転倒&百害あって一利無しですぞ。
1クールで満足するのは、乳房の緊満が強過ぎて、乳頭・乳輪が硬くなるくらいのレベル(≒先搾り必要レベル)に達すると、折角大きな口を開けて咥えても、そのままの位置でロックが掛からないので、ズルズル上滑りして浅くなり、結果として、「くたびれ過ぎたからテキトーでいいや・・・」という飲み方になってしまいがちなのですね。
そのため、「いつまで経ってもおっぱいがラクにならない。」「飲ませてもスッキリ感が無い。」という展開になってしまうのです。
果ては、「体重増加が今イチだから、ちょっとミルク足して貰おうかな?」と小児科ドクターに引導渡されたりします。(涙)
分泌過多なのに、ミルク足せなんて言われてしまう程度の発育しかしないって、理屈に合いませんやん?
そんなことを指導されて、納得できますかいな!

同じところでグダグダしていても仕方がありません。
起こす時は、ビシッと起こして飲ませることを続けていれば、やがて先搾りは不要になるし、無駄におっぱいが作られることもなくなりますよ。
おっぱいがラクになり、赤ちゃんもスクスク育ってくれるために何をすべきか、今一度振り返ってくださいね。

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コメント

ブログをいつも愛読してます。
妊娠中から完母で育てたいと強く思い考にさせて頂いてました。急にブログが見れなくなりビックリでしたが、やっとここにたどりつき、終わってしまったわけではないことが分かり安心しました‼

生後2ヶ月の愛娘もブログを参考に完母で育てられてます。夜間授乳回数が減り、よく眠る子でありがたいのですが、おっぱいカチカチで辛くなり搾乳しようか悩んでましたが今日の更新分を読んで、諦めず起こして飲ませようと思えました!
いつもありがとうございます。これからも楽しみにしてます。

SOLANIN様。

はじめまして。四ケ月の男の子を、混合で育てている者です。
私は無知のまま、母乳推進病院とは正反対の病院で出産しました。
母子離室で夜間の授乳を断られ、母乳が出る気配もなくミルクの量ばかり増えて行きました。
自分で母乳について知識を得るごとに、うちひしがれていく日々。
退院後から頻回授乳を開始し、母乳相談室に通い、何とか母乳が出るようになりましたが…。
周りの声に落ち込んだり、自信を無くした時に出会ったのが、母乳最強外来です.
どれだけ助けられたことか…!

たくさんの人が妊娠中から正しい知識を得て、後悔しない病院選びができますように。
楽しい母乳育児ができますように。どの地域にも母乳推進病院ができますように。
SOLANINさんの活動を尊敬し、そして感謝しています!
これからもよろしくお願い致します。

はじめまして!SOLANINさん!!
突然の閉鎖に驚き、辞めたのかと思っていましたが、諦めずに探して良かったです!!やっと見つけましたー!!
SOLANINさんの愛読者様に感謝です( ´艸`)
我が息子も1歳1ヶ月になり、完母でフォロミに惑わされる事無く、虫歯予防もしっかりできて、離乳食も猫まんまで乗り切り、ここまでおおきくなりました!
いつも正しい情報を有難うございます!!
これからも愛読させて頂きますので、よろしくお願いします^_^
過去の記事の復活も願ってます!

SOLANINさん、はじめまして。
いつも非常に勉強になる記事をありがとうございます。

2か月ほど前にやっと最強母乳外来にたどりつき、上のテーマから順々に読んでいた矢先のブログ閉鎖(?)にひどく動揺しました。
母乳関連->歯科衛生関連->さて次は離乳食!と思っていたのにです!!!!
というのも、娘は8か月になりますが、良く言われる離乳食開始の目安が見られず、いまだに離乳食を始めておりません。
お世話になっている助産師もおりますのでそちらでも相談はしますが、SOLANINさんの記事でも勉強したかったです。

余談ですが娘はガツガツちゃん&テクニシャン&キョロちゃんですが、既に9.7kgありますので余計にのんびりしております。(出生時3365g)

yahoo知恵袋等で最強母乳外来を宣伝中です。
お身体ご自愛ください。

SOLANIN様
はじめまして。2ヵ月の男の子を混合で育てている、そうくんママと申します。
夜ぐっすり寝続ける我が子を起こしながら、頻回授乳中です。
生後2週間で幽門狭窄症により母子入院・手術をいたしました。
勉強不足で何の知識もなかった私は、嘔吐し始めてから手術が終わるまでの約10日間、直母も搾乳もほとんどしていませんでした。
点滴につながれて、空腹で泣いている赤ちゃんを抱いて、ただ泣いているばかりでした。
やっと哺乳が許可されてから、指示された量を搾乳しようとすると、わずか10mlがやっとの状態…。
退院後、出産した病院の母乳外来に相談するも、体重も聞かずに「赤ちゃんが泣くようならミルク100に増やしていいですよ。」とのアドバイス…。
助産院の門も叩きましたが、やはり体重の増加や哺乳量などのチェックもなく、SOLANINさんのように計算して根拠のある補足を指示してくださる方には出会えず。
市の助産師訪問では、「3時間おきにおっぱいとミルクを必ずセットであげて。それ以外にあげるおっぱいはおやつだから、もうあげなさんな。」と意味不明な助言…。
県内のBFHの母乳外来は「こちらで出産された方だけしか受け付けません。」と。(涙)
自力で情報収集しようとしてたどり着いたのが「最強母乳外来」でした。
頻回授乳の合間に必死で過去記事を読み漁っていたところで突然のブログ消滅…。
愕然としました。
もう誰も頼れる人はいないのかと目の前が真っ暗になりました。
でも、でも、やっぱりSOLANINさんは蘇ってくださいました!まさに不死鳥のごとく!
私もあきらめません!
SOLANINさんがいてくださることに、感謝。
いつまでも応援しています!

そうくんママさんへ
困難な状況の中頑張っていらっしゃるのですね!素晴らしいです!
最強母乳外来は本も出版されていますよ。過去記事復活までの間(だけのものでもありませんが!)参考になされては。
私の周囲では比較的母乳育児に理解がありますが、どこか何だか抜け落ちてる事があるんです。知ってたお陰で知らぬ間に惑わされる事なく母乳育児に励めています。

アイライリリさん
ありがとうございます!
実は書籍をちょうど購入したばかりでした。バイブルとして枕元に鎮座ましましています。
他にも、SOLANINさんが紹介されていた書籍(『母乳増量マニュアル』『寄り添って寄り添われて』など)を読み漁っています。
アイライリリさんがおっしゃるように、「知っている」ということはとても大切ですね。
今回、自分の勉強不足のせいで、十分におっぱいをあげられなくなってしまい(1日に400ml補足している状態…)、息子に対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。
母親となった今、自分が無知であることが子供に大きな不利益をもたらすのだと痛感しました。
しかし、悔やんでばかりいないでここから頑張っていかねば、息子に申し訳が立ちません!
私も、SOLANINさんや先輩ママさんたちからしっかり学んで、惑わされる事なく努力していきたいと思います!
きばるぞ!(←方言で失礼します。「頑張るぞ!」の意。)
最後ではありますが、SOLANINさんもお身体を大切に、きばいやんせ!(←同上。「頑張ってください!」)

そうくんママさん
 空腹で泣く子を抱いて泣く・・・、お気持ちよくわかります。辛かったですね。

 我が家も生後3日から吐き始め、17日で母子入院。幽門狭窄と診断されて、3ヶ月の投薬治療をしました。
 ウチは乳糖不耐の疑いも示唆されて一時期、母乳を禁止されている時期もありました。

 やっと3時間の括り(薬が3時間おきだったので)が無くなり頻回直母~と思ったら、今度はキョロちゃんで遊び飲みが始まり、体重が停滞。
 市の検診でミルクを足すように指導されましたが、哺乳瓶は断固拒否。こちらで得た情報を元に、スプーンであげようにも拒否・・・。
 幸い助産師さんを紹介されて、マッサージをすぐに受けられたので良かったです。

 現在2歳9ヶ月、バリバリの(寝る前1回の)おっぱい星人ちゃんです。
 
 今は記事が消されてしまって大変ですが、困難を乗り越えた人はそれだけ強くなっていますから、無理せずガンバっていきましょう^^

そうくんママさんへ

スゴく幸せなお子さんだなぁと思いました。
きっとママさんの一生懸命さ、伝わってますよ!
私もスタートは混合からでした。
生後半年ではミルクが殆どになり、諦めかけた時に出会ったのが最強のブログでした。

これからもブレずに頑張って下さいね。

何かありましたら愛読者の会で先輩読者に聞いちゃって下さい。

紫和音さん
ぶぅぶさん
ありがとうございます!

紫和音さん
投薬治療を頑張られたんですね!3ヶ月も頑張ったなんて、すごい!本当に大変でしたね。
あの、空腹を訴える泣き声…耐え難いですよね。今も忘れられません。
でもあの日々があったから「おっぱいをあげられるって、なんて幸せなことなんだろう」って、余計に思うのかもしれません。
2歳9ヶ月のおっぱい星人ちゃんか~、素敵ですね!私も2年後、3年後、そんな風になっていたいです。

ぶぅぶさん
ミルクがほとんどになって、でもあきらめずに頑張られたんですね!そんなお話を聞くと心強く、勇気が出ます。1人じゃないんだって思えます。
私は実は自分のブログもなく、ブログのやり方や会への参加の仕方などがまだよくわかっていないのです。
なので、SOLANINさんや読者のみなさんに失礼のないように勉強をしてから、愛読者の会に入れるようにやってみようと思います!

ここへコメントするにあたり、SOLANINさんが負担に感じられないかと不安もあったのですが、3人の方から思いがけない激励をいただけて、感激しています。
このような、母乳育児に関わる人と人との温かい繋がりも、膨大な知識とともにSOLANINさんが最強母乳外来を通して築き上げてこられた宝物ですね。
ブログは理不尽にも消されてしまいましたが、築いてこられたものはこうしてまたあちこちで芽を出し、枝葉を伸ばして花開くことでしょう!
改めてSOLANINさん、こんな場を作っていただいてありがとうございます。
最強母乳外来・フェニックス、万歳!

初めまして、SOLANINさん。

クリスマスに2か月になった二人目男児を育てています。
一人目のときから母乳分泌過多で悩んで現在に至ります。

おっぱいの出を少しでも抑えたくてこのブログにたどり着きました。
一人目の時は桶谷式に相談に行ける環境でしたが、現在離島で生活をしておりなかなか相談できる場所もなく毎日暇を見つけてはネットで母乳を抑える方法を探しているところです。

一人目は、助産師さんの指導により頻回授乳、和食(油はほぼ抜いてつらかった断乳の1歳5か月までの間に妊娠前から8キロ減りガリガリに痩せもちろん生理もなくつらい生活でした)の生活を続けていました。
断乳は母子ともにストレスになりましたが、おっぱいのために食事を制限するストレス、娘の食のあまりの細さ(おっぱいばかり飲んでいました)、授乳時にストレスを感じるようになったことから断行しました。

今回はもう少し減らないものか。
これが妊娠した時からの課題です。(上は5歳です)

現在二か月の息子は3066グラムで出生し、生後4日の退院までの間に体重増加、退院時は2966グラムまで戻っておりました。
2か月と2日目の保健師の自宅訪問時の計測では5570グラムまで体重は増加し、
実感と結果(?)ともに母乳は十分出ていることが証明できたところです。

現在の授乳回数は日中は2時間〜3時間程度空くことが多く、夜間は4時間程度しっかり起き上がってからの授乳をしています(沿い乳ではしっかり飲んでくれないと思い起き上がっています)

飲んでいる間は催乳反射が始まるとむせ、ほぼ毎回口から母乳があふれ出ています。
特に夜間の張りがひどいときは最初にかるく圧抜きをすることもあります。
昼間も夜間も基本的に片方3分1クール(昼間はたまに2回行けることもあります)です。
基本的にいつも飲み残しがたまっていている状態でどうしても我慢ができない時に軽く圧抜きをしています。回数でいうと一日2〜3回程度です。

一人目が痩せすぎてつらかったので、当時のように調理の油を抜くことはなく揚げ物を食べず乳製品は(合わないようで摂取するとちくちくしてくるので)できるだけ避ける程度の食事をとっています。
ご飯はおかわりはせず軽く一膳程度を三食取っています。

ですがちょっと甘いものを食べ、夜間の授乳間隔が3時間から4時間に長くなったことがきっかけで軽い乳腺炎に2度ほどなってしまいました。

これからどういう風に生活していこうか、そればかり考えています。

上の子の幼稚園の付き合いでときどきランチ会(学期の最初と最後程度)もあるので、
上の子の授乳中の生活をしていたらそのお付き合いも断らないといけないのかとまたストレスに感じてしまいます。

過去ログなどで勉強できればいいのですが、トラブルで拝見できないようなので・・
長文となってしまいましたがアドバイスいただければ幸いです。

この記事へのコメントは終了しました。

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