感染の窓が開くのは1回だけじゃないからねっ!(改訂版)
先日の記事で、取り分けのお箸の別使いに関して、虫歯に関する感染の窓のお話しをしましたが、読者のみなさんにおかれましては憶えていらっしゃいますでしょうか?
歯科・口腔ケア的には、感染の窓といえば、まずはこの時期が強調されているのですが、「お箸の別使いは折角ついた良い習慣なので、出来るだけ長く続けた方がいいですよ。」とSOLANINが申した本当の理由は、実はこの後にも感染の窓が開く時期があるからなのです。
それは6~7歳と12~13歳です。
この記事では、6~7歳の2回目の感染の窓が開く時期についてお話しします。
6~7歳という時期は、まさに永久歯に生え代わりが始まる時期ですね。
生えたての永久歯のエナメル質はまだ薄いですし、奥歯の表面はでこぼこで、食べ物のカスが溜まり易く、虫歯リスクが高まります。
勿論、お子さん自身が自分で歯を磨くことは大事なのですが、まだ、仕上げ磨きをしないと怪しい磨き方をしでかす時期でもあるし、かといって弟妹が居る場合、お母さんとしてはそちらに手が掛かって、何となくですが、「毎日忙しいし、もう歯磨きは子ども任せでええんとちゃう?」って感じに流され易い時期でもあるからです。
しかも、長ずるにつれ子どもは甲斐性(?)が出来てくるので、買い置きのお菓子を勝手に出してダラダラと食べたり、おばあちゃん家やお友達のお家にお邪魔した時に我が家ではご禁制の種類のお菓子に手を伸ばしたり・・・ということもあるかもしれないですし、虫歯予防のためには定期検診とともに、フッ素の塗布やシーラント、毎日のキシリトールガムの摂取を習慣化することも大事だと思います。
手綱を緩めるのはまだ早いですぞ!
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