おっぱいとお薬その17『フロリードゲル®』(改訂版)
『フロリードゲル®』というお薬は、名前の通り塗り薬で、お母さんに対し処方されることは少ないと思われます。
これは、赤ちゃんが鵞口瘡(がこうそう)に罹った場合処方されるお薬です。
つまりこのお薬は赤ちゃんの口腔粘膜に塗布するものですから、お薬の安全性云々については心配ありません。
鵞口瘡に罹れば、大昔は『ピオクタニン®』という紫色の液体のお薬を塗布しましたし、ちょっと前までは『ファンギゾン®』というお薬もちょくちょく処方されるのを耳にしましたが、『フロリードゲル®』の方が効きが良いような印象があります。
赤ちゃんが鵞口瘡になっているということは、恐らくお母さんも乳頭・乳輪鵞口瘡(=乳頭・乳輪カンジダともいう。)に罹っている可能性大ですから、産婦人科で処方を受けられるのをお勧めします。
『フロリードゲル®』を塗布するという緊急避難的な使用法もあるかもしれませんが、なにぶんゲルなのでべちゃつきます。
やはり別に処方を受けられる方が望ましいと思います。
多分ですが、『マイコスポールクリーム®』とか『テルビナフィンクリーム®』といった名称の抗真菌薬入りのクリームを処方されるかと思います。
最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'
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コメント
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いつも拝読しておりますが、初めてコメントいたします。
「おっぱいとお薬」シリーズ記事でリンクされている【大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」】URLですが、
表記されているのはhttp://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf
ですが、リンクが貼られているのがhttp://www.oitaog.jp/syoko/bonyutokusuri.pdf
となっており、リンク先にジャンプしようとすると、指定URLが存在しないとのエラーが出ます。
ご確認いただけましたら幸いです。
投稿: franz | 2013年1月18日 (金) 00時15分
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投稿: michael kors hamilton | 2013年1月19日 (土) 00時31分