搾乳併用で完母の場合の搾乳の減らし方の注意点その2
昨日は、搾母併用で完母の場合の搾乳の減らし方の注意点について赤ちゃんの哺乳力に視点を置いてお伝えしました。
今日はお母さんの乳房コントロールに視点を置いてお伝えしたいと思います。
直母ではなかなかスッキリするまでは飲めない場合であっても、搾乳が上手になり、軌道に乗ってきたら、かなりのスッキリ感が得られると思います。
しかし、一気に搾乳を止めると、乳房コンディション的にはてんやわんやになる危険性が高いです。
だっていきなり赤ちゃんが直母が出来るようになったとはいえ、急に毎回確実に哺乳出来るとは限らないですから。
特にラクラクタイプのゴム乳首(あまり商品名を挙げたくないですが、『テ○オ®』・『ビ○ン○タ○ク®』・『母○実○®』等)が付いている哺乳瓶使用の場合は、直母の場合との口輪筋などの使い方が全く異なるレベルだから、それを赤ちゃんに要求するのは酷ですよ。
そもそも、筋肉の使い方が大体哺乳瓶1vs直母50~60という違いなんですよ。だから、赤ちゃんが途中で疲れきってしまい、飲みたくても飲めない回が出てくることが充分想定されるからです。
もしもそれが連続してしまったら、乳房の中にはおっぱいがうっ滞してしまい、乳腺炎になるやもしれませぬ。
ゆえに、一気に搾乳ストップするのは得策ではないのです。
搾乳の減量の際は大胆な手は使わず、まだるっこしくても手間を掛けて徐々に減量し、ソフトランディングでお願いします。
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コメント
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なるほど、それはそうですよね。
お正月に36週で双子を出産し、GCU入院中の為搾乳生活です。双子分以上に分泌しているのは有難いですが(今のところ大きなトラブルなし、今後の為に少し多めの分泌をキープしておこうという指導です)、まだ二人とも2000g前後なので哺乳力が弱く、易しい哺乳瓶(数日前母○実○になりました…)でも40mlを30分かかったりします。
都内の某BFHですので、今後も直母移行へのサポートは問題ないはずですし、今は兎に角体重増やしてスタミナ付けてもらうことが最優先課題なので、スタッフさんを信じるのみですが、少し不安もあります。
直母へ移行出来そうな時期がきたら、この記事を思い出します!
投稿: lohaloha | 2013年1月12日 (土) 02時53分