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2013年1月31日 (木)

おっぱいとお薬その31『小青龍湯®』(改訂版)

漢方の風邪薬の一種で『小青龍湯®』というものがあります。

お母さんが鼻水がズビズビ状態の際、処方されることがあります。
早く治して赤ちゃんに感染らないようにするために内服することになります。おっぱいの立ち上げ時期である産科入院中にも処方されることがありますが、鼻水をセーブするということは、カラダから出て行こうとするモノをセーブするということです。

それはつまり、ややもすると、日齢に対しておっぱいの分泌が遅れる可能性があることを意味するようです。

詳しいことは薬剤師さんに確認すべきことですが、おっぱいの分泌が遅れる可能性があるのは、恐らく『小青龍湯®』は抗ヒスタミン剤的な作用を示してしまうからではないかと思われます。
もちろん、お母さんの鼻水が軽快し、『小青龍湯®』の内服を中止できれば、挽回は充分可能です。

一人目さんの時はおっぱいが充分出て(もちろん立ち上げも上々で。)二人目さんで、おっぱいの立ち上げが遅れる因子が考えられず、よく考えてみたら、『小青龍湯®』を内服していたなぁ~というお母さんに遭遇して、ハッと閃いた次第です。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

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