離乳食5ヶ月開始メリット有りの場合とは?
当ブログでは、離乳食開始時期を、厚労省の「授乳・離乳の支援ガイド」に準拠して、(5~)6ヶ月頃からとお伝えしてきました。
おばあちゃん世代の頃の子育て情報のように、決して焦らなくていいですよ・・・ということを知っていただきたかったので。
それより早い開始は様々なリスクがあるので、避けていただきたいです。
早産児の場合は、勿論ですが修正月齢でカウントしてくださいね。
さて、勘の鋭い読者のみなさんは気になっていたであろう微妙な表現である、(5~)の部分。
どういう意図で書いたのか、お伝えしたいと思います。
離乳食は基本的には6ヶ月頃から開始していこう・・・でいいのです。
ただ、状況によっては若干前倒しの5ヶ月から開始することにメリットが有る場合もあるのだということを知っていただきたいと思った次第です。
適応その1
完母の赤ちゃんで、パーセンタイルグラフ下限ライン周辺の小粒ちゃんか、体重増加度が月齢相当よりも小幅で推移しているため、母乳育児に疎い(?)小児科ドクターから、「このままでは発達に支障を来たすからミルク足してはどうですか?」と、指導された場合。
適応その2
混合栄養の赤ちゃんで、何とかミルクの補足量を減らしていきたいと望み、助産院や母乳外来に定期的に通い、担当助産師から、「おっぱいの分泌量、赤ちゃんが哺乳するおっぱいの量がともに増えてきていますよ。」と指摘された場合。
このような場合、何故か該当する赤ちゃんの多くが、離乳食に対し、並々ならぬ関心と意欲を抱いていることが見受けられます。
早くから歯が生え始めた赤ちゃんに、比較的こういう傾向が見受けられます。(注:魔歯は除きますよ。)
まだお食事見学会段階なのに、お母さんの隙を狙うかのように、勝手にお椀に手を伸ばして食べ物を口にしようとすることさえあります。
(こういう赤ちゃんの行動をSOLANINは“フライング喰い”と称します。)
「大丈夫かしら?」と、心配しつつ、半信半疑で試験的に離乳食を開始しても、おなかを壊すことはなく、食べることを好む傾向が強いです。
つまり、心身ともに食べることへの準備が出来あがっていると解釈判断して良いのでしょう。
お子さんの様子を見て上記のような場合は、離乳食開始の時期を5ヶ月からにしていただいても差支えないと思います。
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