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2013年1月 3日 (木)

大きめ赤ちゃんには頻回直母してはいけないのか?(6ヶ月)

<ご相談内容>
我が子は生下時は3185gでしたが、6ヶ月の今は完母でスクスク育ち、9600gになりました。
これまで良く育ってくれた我が子を誇らしく思っていたのですが、先日子育て支援センターに遊びに行ったところ、スタッフの方から、「そろそろ離乳食の頃だし おっぱいではなくて、カロリーのない麦茶やお水を飲ませてあげたら?」と、指摘されました。
その場にいたママ友にも、「そうだね ○○ちゃんは太ってるしね・・・」とか、「将来肥満児になるかもしれないしね」と、皆スタッフさんの意見に賛同。(涙)

また、4か月頃から夜泣き(?)がはじまり、今も夜中頻回授乳をしています。
(添い乳で5分もしないうちにノックダウンするので量は飲んでいないし、咥えたいだけだと思います。)
そのことも、我が子を太らせている原因だと指摘されました。
夜の授乳はしんどいけれど 甘えさせるのも今のうちだし、欲求に応えたいと、意気込んでいたのに。。。

良い気分ではありませんでしたが、その日哺乳瓶で麦茶をあげてみました。
しかし、哺乳瓶を知らない我が子はおもちゃだと思ったのか、しゃぶるけど飲んでくれませんでした。
スプーンで無理やり口に流し込んでも慣れないお茶やお水だからか、べーっと吐いてしまいます。
反り返っていやがり、私の胸に顔を押しあてておっぱいを探す我が子に無理矢理お茶をあげるというのはどうも釈然としないし、かわいそうでなりません。

実際我が子は身長は低めなのに 体重は重いし、明らかに他の子より太いです。
支援センタースタッフさんのおっしゃるように麦茶やお水を与えるべきなのでしょうか?
太った子だと頻回授乳をするのはいけないのでしょうか?

今まで母乳だけでここまで大きく育ってくれて嬉しく思っていたけれど、自分は我が子を太らせてしまった悪い母なのか?と、少しショックを受けています。

<SOLANINの回答>
とんでもない!
ここ最近の体重増加のペースは新生児~3ヶ月の頃(いわゆる満腹中枢が形成する以前の時期)よりもペースダウンしているでしょう?

だったら、気にしなくてもイイと思います。
6ヶ月で9600gということは、パーセンタイルグラフの上限を超えていらっしゃいますから、グラマラスちゃんですね。

確かにこれまでは離乳食無しの時期でしたし、とてもよく育っていらっしゃるので、周囲の同月齢の赤ちゃんよりは沢山飲んでいたことは事実でしょう。

でも、6ヶ月ですし、ボチボチ離乳食開始となるのでしょうが、お茶やお水をあげるとしたら、離乳食の〆にお口を綺麗にするためにちょこっと飲ませる程度で充分ですよ。今はまだ、明らかにお茶の味やおっぱい以外の飲み方を嫌がっているのに、無理強いしてまで飲ませなくてはならないものではありません。

今後、赤ちゃん自身がお茶の味やおっぱい以外の飲み方(コップやストロー)に馴染んできたら、欲しがるようになることもあるでしょうが、それとて、おっぱいの代わりに一度に100mlも200mlも飲むことは・・・ないでしょうね。

もしもですが、日中「そろそろおっぱいかな?」の頃合いであっても、遊んであげたらご機嫌さんなのであれば、出来るだけ相手をしてあげてください。
傍に居て一緒に遊んであげることは、赤ちゃんを楽しい気持ちにさせてあげられるし、情緒の発達も促しますからね。

ですが、明らかにおなかが空いている様子、例えば、お母さんの胸に顔を埋めておっぱいを欲しがるのであれば、無闇に授乳間隔を空ける必要性は無いですよ。
夜間の授乳についてはご指摘の通り,飲み方から察するにアリバイ確認でしょうから、大した量は飲んではいないと思います。
夜間授乳で太らせたなんて、酷いこと言われちゃいましたね。(怒)
さぞかし、悔しかったでしょうね。
お気持ちお察ししますよ。

逆に、話が若干逸れますが、これから始まる離乳食の食べっぷりが今イチでも、体重の面での貯金がある場合、「早く進めなくては!」とか、「沢山食べさせなくては!」と、焦らなくてもいいですよ。
相談者さんの赤ちゃんは6ヶ月です。
まだ活発に動き回る月齢でもないですね。
確かに今は身長に対し体重が大きなグラマラスちゃんだとしても、
これから月齢が進み、ハイハイや伝い歩きが達者に出来るようになれば、イヤでも身は引き締まりますよ。

それから、身長が大きく伸びるのは、1~2歳以降ですからね。
相談者さんのおっぱいのあげ方は何も悪くありませんよ。

子育て支援センターのスタッフやママ友に言われたことは、気にせず、いつも通り、笑顔で赤ちゃんに接してあげてくださいね。
赤ちゃんもお母さんが笑顔で居てくれたらうれしいと思いますよ。

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☆授乳回数と間隔」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
初めてコメントします。

現在夫の仕事でフランスに住んで3年になります。
今年の5月にこちらフランスで娘を出産し、夏に里帰りした以外はこちらで夫と娘の3人暮らしです。
こちらでも月1回のペースで小児科医かPMIという市の保健所のような子供の発育等をみてくれる施設で身長体重などをチェックしてもらっています。
3660グラムで産まれた娘を退院後は完母で育てています。
5ヶ月の時点で7700グラム、6ヶ月では8170グラムでした。

生まれてすぐからしっかり乳首に吸い付いてくれる娘と産後1週間でしっかり出るようになったおっぱいのお陰で、今までおっぱい関係のトラブルもなく完母でやってこれました。

しかし、5ヶ月辺りから小児科医や保健師(いづれもフランス人)に
『この子は大きすぎる!1日に7回も授乳させてるの?!多すぎよ!4ヶ月過ぎたら1日4回(朝、昼、夕、寝る前)で充分よ!』と言われてきました。
初めての子育てで、近くに両親も兄弟もいないので誰を信じてやっていけばいいのか?って言うような状況でこんなことを言われたので、5ヶ月の時は言われるままに回数を減らす努力を試みました。
が、結果は1週間でギブアップ。
私も娘もストレスでした。
何のために回数を減らすのか、って考えなおし、そんな必要は私達にはないと思い、求められるがままに授乳するスタイルに戻しました。

ちなみに、余談ですが、ご存知かもしれませんが、ここフランスでは完母はマイノリティで、多くが完ミらしいです。(胸の形が崩れるからとか、産後も女らしくいたいという考えもあるようです。)
寝かしつけもしないで夜になったらベッドに寝かせ、ひとりで寝付くまで泣いても放置。
でもなぜか夜泣きは少ないそうで。

それでも6ヶ月の時に今度は
『こんなに大きいとハイハイや動き始めた時に心臓に負担がかかるから、今のうちに授乳回数を減らして離乳食で野菜を沢山食べさせるようにしなさい。』
と。
赤ちゃんの肥満が心臓に影響するなんて初耳でした。
ただ、”回数を減らしなさい”くらいだったら聞き流せたのでしょうが、医療関係者からそんなことを言われてしまい、ショックでした。
それからひたすらインターネットで日本語の情報収集をし、日本にいる友人、家族にも聞きまくり、最終的に、再び気にせず頻回授乳をするという結論にこぎつけました。

始めて1ヶ月経つ離乳食も中々食いつきが悪くすすんでいませんが、毎日元気におっぱいを飲んでいるのであまり焦らないように自分に言い聞かせています。

今回こちらの記事を読んで、あまりにも私が言われたことと似ていたのと、まさに言ってほしいと思っていた事を言って頂けたようで、自分は間違ったことしてなかったんだって嬉しくなり、思わずコメントしました。長々失礼いたしました。

この記事へのコメントは終了しました。

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