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2013年1月16日 (水)

指導内容を真面目に実践しないお母さんをどう見ているか?

SOLANINのようにBFHで勤務する医療者や、母乳育児推進と支援を本気で頑張っていらっしゃる医療者にとっては、赤ちゃんのお母さんに、「ミルクの補足をしましょう。○mlを1日●回、必ずあげてください。」と指導することは、正直言って辛いです。

直母が上手くいき、ミルクの減量が出来ないかといつも思います。

しかし、赤ちゃんの発育を考えると、現段階ではミルクの補足も止む無しということはあるわけで、そういう立場の医療者からそう言われる事の意味は、ミルク育児推進の医療者が「欲しがるだけミルク飲ませてくださ~い!」と言うのとは全く別であり重いのですね。

よっぽどのことなんだと肝に銘じていただきたい。
そこで指示をされる量は、ハッキリ言って、ギリギリ最小限だと思います。

「赤ちゃんが泣くから」「おばあちゃんがもっと飲ませろって言ったから」とかナントカで、補足量を勝手に増やしたら、体重激増・胃拡張進行のリスクがあるので、どやされるかもしれません。

逆に、「大丈夫そうだから」とか「予想外によく眠ってくれたから」とかの理由(=自己判断で)で補足量を割り引くと、赤ちゃんが極端な体重増加不良を来たし、真っ当に育っていないため大目玉を喰らいます。

ミルクの補足の指示は真剣勝負なのです。
また、実現不可能な無理難題を押し付けているわけではありません。

現状を鑑みながら、急増急減にならないように、落とし所を探りつつ、折り合いがつくように話を進めます。

繰り返しますが、BFHや母乳育児の推進と支援を本気で頑張っている医療者は、決してミルクの補足量というもんをドンブリ勘定で指導いるわけではないし、お母さんが増減したけれど赤ちゃんの発育が順調だったから結果オーライだね~で済ませてはいけないものです。

赤ちゃんのために決められたことがきちんとこなせないお母さんは、そんなつもりではなかったとしても、虐待しているのと変わりません。

少なくとも私は、そういう目で見ています。

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