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2013年1月 3日 (木)

風邪薬を内服したら、授乳禁止なの?(改訂版)

以前からの読者さんには、「何言ってるの!そんなわけないでしょう?」というようなタイトルで済みません。
でも、過日SOLANINの勤務先の母乳外来に「近くにある内科の先生を受診して、風邪薬の処方を受けたのです。授乳中だと伝えたら『3ヶ月も母乳をあげたのだから、もういいのでは。赤ちゃんのお世話は大変だから、このお薬内服して、早く治すといいですよ。』と、断乳まがいのことを勧められたがどうしたものか・・・」という電話相談があったのでした。
他院で出産されたお母さんではないかと思われます。
SOLANINの勤務先で出産されたお母さんには、『授乳中は産婦人科を受診すること』が耳にタコが出来るくらい繰り返しアナウンスされるので、こんな質問をぶつけてくること自体有り得ないです。

妊娠中に産婦人科以外の科を自己判断で受診して、処方を受けることはまずないですよね?
産婦人科だけでは対応しきれない病気だったら、産婦人科ドクターに他科受診依頼書か、紹介状を書いてもらい受診するのが真っ当な運びです。
産後だって、授乳中であれば、おっぱいのことを念頭に入れて、赤ちゃんに差障りのないお薬を処方してもらうように努めるのがお母さんとしての当然の役目です。

誤解しないでほしいのは、SOLANINは、全ての内科ドクターがどうのこうのと批判しているのではありません。
開業医さんを受診するなと言っているのではありません。
授乳中のお母さんは、体調を崩したら産婦人科を受診してねと言っているだけです。
なぜなら、ご専門が違うからです。
考えてみてください。
授乳中ではない時、仮に結膜炎になったとして、心療内科を受診しますか?(眼科受診に決まってますよね?)
動悸が激しくて胸が苦しい時、耳鼻咽喉科を受診しますか?
(循環器内科受診に決まってますよね?)
もちろん、産婦人科ではどうにもならないことだってあるでしょう。
親知らずが疼くなら歯科を受診するしかありません。
ケースバイケースで判断が必要でしょう。
けれど、おっぱいをあげることを大切に考えておられるなら、産婦人科を受診という選択肢を第一に、相談だけでもしてみては如何でしょうか?
残念ながら昔も今も医学部の教育課程に『母乳育児』の項目はありません。
ご存知ないから、(悪気はなかったとしても)たった3ヶ月なのに風邪薬の内服と引き換えに『断乳』を勧めるドクターがいらっしゃるのです。
そうそう、別のお母さんから、「他科のドクターに、『風邪薬内服中はおっぱいを搾って捨ててミルクをあげなさい。』と指示されたのですが・・・」という相談もありましたっけ。
そのドクターがおっぱい搾りのやり方を指導したり、おっぱい搾りを手伝うために日に何度も往診してくださるとでも?
・・・んなことあるわけないでしょう?
つまらない理由で、断乳することがないように、正しい判断が出来るお母さんになってくださいね。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

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