« 最強母乳外来《過去記事図書館》 | トップページ | おっぱいとお薬その4『パルミコート®』(改訂版) »

2013年1月 4日 (金)

妊娠中にお手入れをする意義を再考する。

妊娠中に乳頭・乳輪のお手入れは不要と仰る方は少なくないようですが、お手入れをしている妊婦さんは、直母に向けてのコンディションは良くなることはあれ、悪くなることは無いです。

柔らかくて伸びが良くなることは、経験上間違いないと思います。

しかし、お手入れをしていないと、乳頭・乳輪のコンディションが整わないため、いざ授乳が始まると、口先だけで吸わざるを得ないので、浅飲みにならざるを得ないことがあります。

浅飲みの何が問題になるかと言えば、乳頭に亀裂が入ったり、乳輪が浮腫んだりする原因になるからです。
特に初めての妊娠である場合、妊婦さん自身が助産師でもない限り、ご自身の乳頭・乳輪のコンディションを客観的に評価することは困難です。
切迫早産で入院中or張り止めのお薬を内服し、自宅安静を余儀なくされている等の事情を抱えているわけでもない、ごく普通に健康な妊婦さんであれば、赤ちゃんの浅飲みを予防するためにも、しっかり深くラッチオン出来るように妊娠中からケアをすることが重要です

24週になれば、1日に1~2回、左右5分ずつのお手入れをしていきましょう。

妊娠中の乳頭・乳輪のお手入れは不要ですよ~と、甘いことを言う人は、あなたの産後の母乳育児が上手く行こうが行こまいが、親身なフォローなんてしてくれないし、当てに出来ませんからな。

« 最強母乳外来《過去記事図書館》 | トップページ | おっぱいとお薬その4『パルミコート®』(改訂版) »

☆妊娠中にしておきたい心と体の準備」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

カテゴリー

2022年2月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28          

アクセスカウンター

  • アクセスカウンター
    現在の閲覧者数: