子供の歯が虫歯になっていないかどうかの見分け方 。(改訂版)
子どもの歯を診てくださる、かかりつけの小児歯科のドクターを決めて、定期検診を受けることは大変重要です。
上下の乳中切歯が生え揃う頃には初回の受診ができるといいですが、毎日お口の中を覗いているのは、お母さんかお父さんのどちらかでしょうから、早期発見のために、簡単に判るポイントを述べますね。
それは『歯の表面の一部が白く濁っていないか。』ということです。
乳歯のエナメル質は永久歯の半分程度の厚みしかないこと。
しかも、その半分の厚みに達するまでに、歯が生えてから2~3年を要するのは、以前からの読者の皆さんはもうご存知ですよね。
特におっぱいを飲んでいるお子さんは(哺乳瓶授乳のお子さんもそうですが)上顎の乳中切歯の裏側が一番の虫歯好発部位ですから、そこは要チェックですね。
逆に下顎の乳中切歯の裏側は、唾液腺から出る唾液で、虫歯にはなり難いとも言えます。
何せ、水が滲みるとか、痛いとかの訴えをしてくれませんから、お母さんかお父さんの眼力が必要なんですね。
尚、1歳代以上のお子さんでは、おっぱいを飲んでいる・いないに拘わらず、虫歯になりやすいのは乳中切歯に加えて奥歯(臼歯)ですが、これは、生えたての歯は溝だらけで、食べ物のカスが溜まり易いからです。
但し、虫歯発見のために、仕上げ磨きの際にお口を覗く時、目を凝らし過ぎると、お子さんには「怖い顔」になってしまいますから、スマイルを忘れずにね♪
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