歯磨き粉の薬理効果に注目しましょう!(改訂版)
歯磨き粉なんてどれも大して変わりゃあしないと思い込んでいませんか?
でもね、ホントは違いますよ!
歯磨き粉には薬理効果があり、虫歯になり易い方にはフッ素が入ったモノとか、歯茎が腫れ易い方には歯周病対策に応じた成分が入ったモノとか、知覚過敏の方にはKNO3入りのモノとか、色々あるのです。
と申しますのも、ひとつの家族のお口の環境が全く同じとは限らないからです。
まぁ、確かに乳幼児に歯周病・・・というのはほぼ皆無でしょうし、やはり乳幼児にはミント味があまりしない(≒辛くない)、虫歯予防のフッ素入りの歯磨き粉が適しています。
でも、例えばオトナ同士でも、旦那さんと読者のみなさんのお口の環境が同じかと言えばそうとは限らないですからね。
喩えて言えば、旦那さんと全く髪質が異なる方だったら、シャンプーやコンディショナーを同じのを使ったりしないでしょう?
それと同じ発想をしてください。
それぞれに合ったモノを準備して使いましょう!
お口の環境に応じたモノを使うのがベスト・・・そういうことです。
追記:歯科医師をされている某読者さんから、「歯磨き粉の薬理効果は知覚過敏予防のもの以外は、たかがしれている。闇雲に宣伝文句に振り回されてはいけない。家族で使い分けるほどの薬効があるかどうかは疑問。」とのご指摘を受けました。
確かに、歯周病対応の歯磨き粉を使うだけで、歯周病が治るのか?と言えばそれは違うと思います。
この記事では、例えば歯周病であれば、まずは、クリニックで歯石除去等の治療を受け、予防効果の高いケアをしてもらったことを前提に、お家での毎日のケアに歯周病対応の歯磨き粉を使うことは、それを補完していく手段としていいですよ~という意味で書きました。
また、当ブログの読者さんには、闇雲に宣伝文句に振り回されるような軽佻浮薄(けいちょうふはく)な方はいらっしゃらないとSOLANINは思っています。
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コメント
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ソラニンさん
フッ素歯磨きですが、フッ素自体の虫歯予防の効果はないという結果が出ております。
そしてフッ素自体が害であることもあります。
……
2001年9月に発行された小児歯科国際ジャーナルに掲載されて高濃度の天然フッ化物(3ppm)を含む水を飲んだ南アフリカの子供たちは、低濃度(0.19~0.48ppm)の水を飲んだ他の南アフリカの地域の子供たちよりも、虫歯になることが多いことが明らかになったのである。そして、フッ化物が染み込んだアメリカの十代の少年の虫歯率は、低レベルの天然フッ化物を飲んでいる南アフリカの子供の二倍である。
……
突き詰めると、歯磨き粉という人工的なものを口にするより、
・糖分摂取を控える
・加工食品を控える
ことが大切だと思います。
ソラニンさんの母乳育児に対する考えはすごく勉強になります。
ただ、フッ素に対することを一度お考えいただけると幸いです。
投稿: かいちんママ | 2013年1月18日 (金) 15時56分