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2013年1月 5日 (土)

赤ちゃんのお尻拭きの選び方。

赤ちゃんの尻拭きは多くのメーカーさんから販売されています。
無香料・無着色・低刺激性・保湿作用のある天然成分配合・・・
どれを選んでも間違いなさそうです。
WCに流せる薄手タイプ・肌触りのよい厚手タイプ・・・
TPOに合わせて便利に使い分けが出来そうです。

しかし現実にはそれこそ赤ちゃんによって“肌に合う・合わない”があり、ママ友推薦のお尻拭きが合わないという話もチラホラ小耳に挟みます。
その理由は何なのか?
理由の全てではありませんが、そこそこの理由を占めると推測されるのが、添加されている防腐剤(パラベン)なのです。
実際、よくあるおむつかぶれだと思っていたら、実はパラベンアレルギーによるものだったということもあるのです。

「えっ!お尻拭きに防腐剤?」「食べ物じゃないのに、何故防腐剤を添加しているの?」
愕かれましたか?
それには理由があります。
お尻拭きは水分を含んでいます。
そして、それは密閉性の高い容器に入っています。
しかも、開封後は快適な室内環境に置かれています。
場合によっては、更にウォーマーで程よく温められていたりします。
そして、お尻拭きという商品の用途からみて、取り出し口が汚物で汚染される危険性や雑菌が繁殖し易いことを考えると、防腐剤を添加することは、止むを得ないと考えるメーカーがあっても致し方ないのかもしれません。

勿論、パラベンを添加していないお尻拭きも販売されています。
お尻拭きは消耗品ですからコスパも重要ですが、一番大事なのは赤ちゃんのお尻に悪影響を与えないことです。
おむつメーカーを変更したり、おむつ交換の頻度を高めても、一向に改善しないようであれば、お尻拭きを変えるのも一案です。


もしかして、パラベンアレルギー?」と気になるのであれば、パラベンフリーのお尻拭きを選ぶか、昔ながらのコットンやガーゼでお湯を含ませて拭き取る方法が合うかと思います。

また、拭く際の強い摩擦が肌ストレスを助長してNGということもあるので、水気が滴り落ちるくらいウエッティーなお尻拭きで、出来るだけ擦らないように拭くか、拭く前にお尻拭きにお湯を含ませて洗い流すようにして汚れを取り、最後に乾いたティッシュで押さえ拭きするのもイイと思います。

追記:各種パラベン以外でも、フェノキシエタノールやベンザルコニウムといった表示成分も防腐剤の一種です。

赤ちゃんのためのお尻拭き、本当にお肌に優しいものを選んであげましょうね。
衛生的に扱えば、防腐剤無添加でも、特に問題ないと思いますので。

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☆赤ちゃんのスキンケア」カテゴリの記事

コメント

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
アメブロ時代にこの記事を読んで、コットンを復活させました。
寒いこの時期、温かいお湯で流すように拭いてあげると息子もニコニコしてくれます(*^-^*)
最後に乾いたガーゼで余分な水分を吸い取って、おしりもキレイになるし、かぶれ知らずです。
いつも為になる記事をありがとうございますm(_ _)m

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