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2013年1月 7日 (月)

フッ素ケアはどうしていますか?(改訂版)

虫歯予防にフッ素がいいことはみなさん既にご存知かと思います。

以前、お家でのケアとクリニックでのケアのどちらも大事で併行してやっていくと、効果があることもお話ししましたね。

さて、お家でのフッ素ケアに使用される歯磨き粉やジェルの類は薬事法という法律で『1000ppm以下の濃度とする。』と規定されています。
ちなみに、6歳以上向けの製品としてはフッ素濃度950ppm以上のもの、6歳未満向けの製品としてはフッ素濃度500ppm以上のものが推奨されます。

フッ素濃度の確認は重要です。
中にはフッ素濃度が1ppmと、海水(1.3ppm)程度の超低濃度の製品もありますからら、購入の際は製品の裏面をよ~く確認してくださいね。

フッ素をケアの使用される製品としては、洗口剤もありますが、ブクブク嗽が上手く出来ないうちは難しいかと思われます。

歯磨き粉でもジェルでも濃度が同じならば効果も同じと考えて差し支えありません。
研磨剤や発泡剤が含まれていないものの方が、使用しやすいようです。

クリニックでのケアに使用されるフッ素濃度は9000ppmもあります。
そう、歯科衛生士さんが塗ってくれるものです。

でも、「こんなに濃度が高ければ、1回塗ればいいのかな?」とは思わないでくださいね。
フッ素を塗ると言っても、フッ素で歯をコーティングするのではなく、歯質を強くするというはたらきですから、おおよそ3か月毎には、塗ってもらうのを繰り返していきましょう。

お家でのケアでもクリニックでのケアでも、フッ素塗布後少なくとも30分間は飲食禁止です。

フッ素塗布後にお子さんがお菓子をおねだりしても、お茶が飲みたいと言っても折角塗ったフッ素がパーにならないように、気を付けましょう。

お家の方の対応として、これ(=塗布後30分間は飲食禁止)は躾のひとつです。

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