« 幼児が空腹感を持たないことの弊害。(改訂版) | トップページ | おっぱいとお薬その35『市販の総合感冒薬』(改訂版) »

2013年2月 4日 (月)

日本の母乳率 その2

母乳だけで育てられている赤ちゃんの占める割合を母乳率と称します。我が国では従来1ヶ月時の母乳率は概ね45%前後と発表されていました。
(昭和55年45.7%、平成2年44.1%、平成12年44.8%)
しかし、平成22年の厚労省の調査結果(10年毎の発表される、母子保健関係の公的な統計です。)によると、なんと51.6%にアップしているのです!

これは凄いことです。
ちなみに従来、4ヶ月時の母乳率は、概ね35%前後とされていました。

(昭和55年29.8%、平成2年35.3%、平成12年35.9%)

しかし、これも平成22年には、ななんと55.8%と、飛躍的に上昇しています。
しかも、月齢が進めば下がる一方だった筈(?)の母乳率は、1ヶ月時よりも増加しているのです。
混合栄養の方の占める割合には大きな変化は無いのですが、いわゆる完ミの方の割合が激減しているのですね。
SOLANINの個人的見解としましては、平成12年以降の10年間とそれ以前との大きな違いは、仮に入院中に母乳育児のスタートで躓いても簡単に諦めず、上手く行くために退院後も努力を惜しまないお母さんが増えてきたこと、そういうお母さんのニーズに応えようとする、母乳育児を支援する産科施設(BFH認定病院やそれに準ずる病産院)が少しずつとはいえ増えてきたからではないかと推測します。


勿論、都道府県格差や施設間格差は厳然として存在していますし、なんちゃって母乳育児推進病産院や㌧でも母乳育児支援医療者による保健指導に右往左往させられたり、傷つけられることも否めません。
それでも、産婦人科医師の減少や助産師の飛躍的な増加が見込めないマンパワー不足に伴う産科施設の集約化という悩ましい産科医療にシフトしていく中で、母乳育児については、大健闘ではないでしょうか。

当ブログも、微力ながら読者のみなさんのリラクテーション(混合から母乳への移行・母乳復帰)や母乳育児のモチベーション継続に貢献できるような、正しい知識の発信を続けて行きたいと思います。

« 幼児が空腹感を持たないことの弊害。(改訂版) | トップページ | おっぱいとお薬その35『市販の総合感冒薬』(改訂版) »

☆おっぱいに関する私見」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 幼児が空腹感を持たないことの弊害。(改訂版) | トップページ | おっぱいとお薬その35『市販の総合感冒薬』(改訂版) »

カテゴリー

2020年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

アクセスカウンター

  • アクセスカウンター
    現在の閲覧者数: