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2013年2月 1日 (金)

おっぱいとお薬その32『リーマス®』(改訂版)

『リ-マス®』・・・あまり聞いたことのないお薬だと思います。
精神科・神経科領域で処方されるお薬です。
双極性障害(昔風に言えば、躁鬱病)の躁状態の際に症状を抑えるために使用されます。

このお薬を内服したら、おっぱいはNGです。
どうしてもおっぱいとは両立出来ません。

お母さんが治療のために内服した『リ-マス®』はおっぱいを通じて赤ちゃんの体内に入ります。
問題なのはお母さんの血中(治療)濃度の1/2~1/3というハンパなく高い濃度のお薬が赤ちゃんの血中から検出されることです。
これは、他のお薬では考えられないくらいな高濃度なんですね。

特に効果の出る量と副作用の出る量に差がないと言っても過言ではないのが『リ-マス®』というお薬の厄介なトコロです。
お母さん自身に嘔気・嘔吐・身体の震え・全身倦怠感などはよくみられる副作用です。
このような症状が現れたら、直ぐに主治医の先生に報告しなくてはなりません。

話は少しずれますが、躁病というのは鬱病の反対つまり逆だと思っていませんか?
それが違うんですね。
鬱病の底がドッカ~ンと抜けたくらい酷い状態が躁病なんですね。

決して、「元気があるから、明るいからいいんじゃないの?」とか、そういうことが言える病気ではありませんので、間違えないようにしましょう。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

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