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2013年2月 4日 (月)

おっぱいとお薬その35『市販の総合感冒薬』(改訂版)

<ご相談内容>
咽頭痛があるものの、数日間お薬を服用せずに辛抱していました。
なかなか良くならないので赤ちゃんを連れて内科に行くのも危険かと思い、薬局に行ってお薬の購入をしようと出向いたところ、「新〇〇Aゴールドが、まだ弱いめのお薬なのでいいですよ。」と薬剤師さんに言われたそうです。

で、購入したものの、気になり、帰宅後ネットで調べたところ、「授乳後4~5時間あけること。」と記載されており、他のネットでこのお薬にも含有される“カフェイン”はおっぱいには良くない旨記載されていたそうです。(ちなみに、新〇〇Aゴールドには75mg含有されているそうです。)

現在授乳間隔が4時間以上は空かないので、もしも服用するとしたらミルクを足すなどした方がいいのでしょうか?
このお薬は本当に大丈夫ですか?

<SOLANINの回答>
市販の総合感冒薬につきましては、解釈の難しいところです。
先にお断りしておきますが、ハッキリ言って、総合感冒薬は風邪を治すお薬ではありません。
風邪にまつわる諸症状を緩和するお薬です。
お母さんが内服しての授乳で、必要最低限(最少量で短期間)であれば、赤ちゃんへの影響は心配ない成分ではあるのです。

但し、市販の総合感冒薬いうモノには実に多くの成分が複合的に含まれています。
(ご指摘のお薬で9種類もの成分が含まれています。)
でも、このお母さんの場合、咽頭痛が主訴ですよね?ということは、要らない成分も一緒くたに摂取することになりますよね?
いくら心配ない成分でもどうなんでしょうね?

なお、“カフェイン”については紅茶1杯飲めば50mg摂取するわけですし、赤ちゃんの病状などで小児科のドクターから制限の指示が出されているならともかく、そうではないのなら、心配ないと考えます。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

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