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2013年2月18日 (月)

グラフ下限ギリギリに育っています。(4ヶ月)

<ご相談内容>
娘は生まれた時は3468g身長48.1cm頭囲33.8cmと大きめでした。
2週間健診でも体重増加度は50g以上/日と順調で、1ヶ月健診の体重も4234gと問題無かったのですが、それ以降の体重増加度が極端に少なく、4ヶ月を過ぎていよいよパーセンタイルグラフ下限を割り込みそうになりました。

1ヶ月健診以降も定期的に罹りつけの母乳育児推進の小児科を受診して、体重増加のペースはチェックしてもらってきました。
少なめの増え方ではあるものの、身長もよく伸び、運動機能の発達には問題なく、いつも「経過観察。」でした。

そこに併設されている母乳外来や近くのO式助産院も受診し、指導されてことは殆ど全て履行してきましたし、おっぱいの味や分泌や娘の飲み方には問題ないと言われました。(1回哺乳量測定は、3ヶ月の時に行い、両乳15分で38gでした。)

しかし、結果的には市の4ヶ月健診で5180g身長61.6cm頭囲39.7cm
「栄養が足りない。来月再診。」と言われました。
実は、ミルクの補足は罹りつけの小児科で、3ヶ月半の受診時に指導されましたが、娘が受けつけませんでした。
搾乳も飲みません。
哺乳瓶も小さいカップで試しても全て拒否で今日に至ります。

授乳回数はしっかり飲んでいるのをカウントして1日10回は確保出来ています。
おしっこは1日8回、うんちは2日に1~2回は出ています。
運動機能の発達は順調で喃語も出ています。

2歳4ヶ月の兄は完母で、娘が生まれる迄授乳していましたが、発育ペースに問題が生じたことはありません。
私のせいで娘にひもじい思いをさせてしまっているのではないかと涙に暮れています。
夫の帰宅は遅く、双方の両親も遠方で頼れずという環境です。
何とか兄の時のように母乳育児を成功させたいです。

<SOLANINの回答>
これまで受診された、小児科・母乳外来・O式助産院での見解や指導内容については、SOLANINはその場に同席していた訳ではないので、何とも言えないのですが、現時点で言えることは、「大きめちゃんで生まれたけれど、小粒ちゃんに育ってしまった。」という事実と、「相談者さんのお嬢ちゃんの体型を平成22年度版乳幼児身体発育曲線のパーセンタイルグラフに照合したら、身長はほぼ真ん中頭囲・体重ともに下限付近ではありますが、割り込んではいない。」という事実が明らかになっています。

また、お嬢ちゃんへの申し訳ない気持ちは理解出来ますが、定期的に受診され、小児科ドクターや助産師からその都度指導されたことはきっちりされてきた訳ですし、お母さんとして何か落ち度があったとかいうことは無いと思います。
ドライな物言いで恐縮ですが、過ぎてしまった4ヶ月間を悔やみ続けでもどうにもならないです。
だって、この4ヶ月でこれから先の母乳育児の全てが決まるわけじゃないですから。
まずは、相談者さんがお嬢ちゃんの健やかな発育のために今これから出来ることは何かという前向きな視点つまり挽回の手段を講じることが必要だと思います。

それは何か?
授乳ペースは今まで通りにこまめにあげることと、5ヶ月に入れば、離乳食(補完食)を開始されることです。
確かにこのままの発育ペースでは、近い将来グラフ下限を割り込むリスクが高いです。
お嬢ちゃんの発育を考えると、不本意かもしれませんが、一時的なミルク補足も止む無しでしょう。
根気よくミルクの補足を受け入れてもらう努力は必要かと思います。
しかし、詳細が不明なのでナンですが、仮に相談者さんが今迄ミルクの補足を1ヶ月以上にわたり、毎日毎回様々な方法で試みても断固拒否された経緯があるのならば、恐らく月齢的にもお嬢ちゃんがミルクの補足を受け入れることは期待薄でしょうし、そうなると離乳食(補完食)を勧める方が現実的かと思われます。
おっぱいの飲み方がボチボチで、ミルクの補足は断固拒否の赤ちゃんの多くは、離乳食(補完食)は受け入れOKというパターンをしばしば耳にします。
そのためにはお食事見学会を毎日開催されることは必須でしょう。

それから、念のためですが、「お嬢ちゃんは、何か体重増加し難い病気には罹っていないか?」ということと、「貧血は出ていないか?」ということを小児科ドクターに検査していただくようお願いされた方がいいと思います。

それと、お嬢ちゃんがひもじい思いをしているかどうかは、状況から判断するしかないのですが、哺乳終了直後なのに抱っこしないとグズり始めるとか、起きている時は常にハフハフしておっぱいを探し求める様子が見受けられるとかであれば、「やはり多少なりともひもじいのでは?」と思われます。
けれども、そうではないならば、違うかもしれませんですよ。

何とか気持ちを奮い立たせ、涙を拭いて、笑顔でおっぱいと離乳食(補完食)をあげていきましょう。
挽回の暁(あかつき)には、体重のパーセンタイルグラフに三次関数(y=x₃)のラインが描けるかと存じます。

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☆体重増加度関係」カテゴリの記事

コメント

掲載のお礼も申し上げずで、大変失礼いたしました。
ご無礼をお許しください。

こちらの記事の赤ちゃんの母親です。
経過をご報告致します。


現在、娘は7か月になりました。
離乳食を本格的に食べだしたのは6か月で、今では朝晩の2回食で順調に食べてくれています。
総合病院で体重のフォローを定期的にしてもらっています。
体重は、7か月と2日で5.740g、7か月と22日で5,953gです。

グラフは相変わらずわっていますが、一応娘ペースで増えているということで、またまた経過観察というところです。

この記事でアドバイスいただいた、血液検査を先生にお願いし、していただきました。
今までに3回採血してもらい、3回とも貧血でした。
数値は、前2回分の記録をもらっていなくて正確にわかりませんが、3回目(7か月と22日)の数値が、
白血球57
赤血球373
血色素10.47
ヘマトクリット30.5
血清鉄43
UIBC279
フェリチン53
でした。(素人ですのでどの数値が必要なのかわからず、いろいろ載せてしまいました)

一度も投薬などの指示をいただいておりません。

また、この3回の採血でひっかかっていて不安なのが肝臓の数値です。

3回目の記録が、
AST60
ALT48
LDH338
ALP598
となっていました。

だいたい3回とも同じような数値をだしています。
ですが、その3回とも娘が体調不良であったり熱を出していたわけではありません。
生まれてからの黄疸もなかったです。

3回目でエコーをとってもらいましたが、異常所見はみられず、上の先生に相談してみるということで、今すぐにCTを撮ったりする必要もなさそうということでした。


その他の発達は、6か月に入ってすぐにつたい歩きまでの発達をしていて、ひとり座り、つかまり立ち、ハイハイ、高バイ、後追いなどもしています。
よく笑い、よくしゃべります。

歯は上4本、下2本(もうすぐ3,4本になりそうです)生えています。
そして、下の歯の一本が癒合歯です。


娘にはなんだか妊娠中に悪い影響を与えてしまっていたのか、、癒合歯も歯の発達異常と言われ、やはり件の相談でお伝えしていた栄養不足がたたったのか、、と本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

代わってあげられない母の辛さは、どうしようもありませんね、、。


とはいえ、明日からもまたいつも通りの一日が始まりますので、前回SOLANINさんに励ましていただいた通り、前を向いて息子と娘のためにできることを精一杯してまいります。

もし、肝臓のことなどでご存知のことがありましたら、その時はまたご教授いただければと思います。

本当にありがとうございました。

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