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2013年2月13日 (水)

おっぱいとお薬その44『キプレス®』『シングレア®』(改訂版)

『キプレス®』も『シングレア®』も抗アレルギー剤です。
大半の抗アレルギー剤は授乳中でも服薬可能です。
しかし・・・より一層の安全性ということを考えると、検討が必要です。
抗アレルギー剤は気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎、滲出性中耳炎などの際に処方されます。
持病として患っておられるお母さんも少なくないかもしれませんので、お薬選択の考え方としてこの記事を書きます。


『キプレス®』も『シングレア®』も授乳中のお母さんが内服して差し支えないとされています。
お薬の安全性は中等度です。
また、半減期が2.7~5.5時間と、このジャンルのお薬として短い部類であること、タンパク結合率が99%以上であるとが分かっているからです。

つまりこれが意味することを説明いたしますと、お薬というものは大まかに言えば血中で血漿タンパクと結合するものとしないものと分けられます。

血漿タンパクと結合したお薬はおっぱいには移行しないのですね。
血漿タンパクと結合しないお薬がおっぱいに移行するんですね。

ということは、この2つのお薬はタンパク結合率が99%以上というハイレベルなので、移行しにくいということが言えるのです。
この説明、分かりますでしょうか?

この他、抗アレルギー剤には『オノン®』という名前のお薬もあり、臨床的にも汎用されているようですが、お薬のデータというか評価がまだ出ていないようなのです。
なので、ここでは詳しくは申し上げられません。
ただ、『オノン®』は0歳児つまり赤ちゃんに投与しても安全であるという国内での報告がありますから、恐らく問題ないであろうとは推定されます。

お薬の決定についてはドクターと相談してくださいね。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

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