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2013年2月15日 (金)

おっぱいとお薬その46『花粉症時の点鼻薬』(改訂版)

花粉症になると、鼻水がダーダ―に出ることや、反対に鼻粘膜が充血して、鼻が詰まったりと不快症状が目白押しですね。
鼻の不快症状に応じた点鼻薬を選択しましょう。
以下列記します。

★硝酸ナファゾリン・・・血管を収縮させて、鼻粘膜の充血・うっ血を取り除きます。
速効性がありますし、お母さんの血液中に移行しません。
『プリビナ®液』という名称のお薬です。

★塩酸フェニレフリン・・・血管を収縮させて、鼻粘膜の充血・うっ血を取り除きます。
『ネオシネジン®コーワ液』という名称のお薬です。

★クロモグリク酸ナトリウム・・・抗アレルギー剤の点鼻薬です。
注意点としては開封後1ヶ月以上たったモノは使用しないよう、気をつけてください。
『インタール®点鼻薬』『ノスラン®点鼻薬』等の名称のお薬です。

★プロピオン酸べクロメタゾン・・・ステロイド点鼻薬です。
お母さんの血液中に移行する量が殆ど無いですから、母乳への移行は検出できないレベルです。
『リノコ―ト®』『ベコナーゼ®』等の名称のお薬です。

★プロピオン酸フルチカゾン・・・ステロイド点鼻薬です。
お母さんの血液中に移行する量が少ないので,母乳への移行が心配ない程度です。(上記の点鼻薬の方が母乳への移行が殆ど無いので、より安全なステロイドと考えられます。)
当たり前ですが・・・指示された回数以上は勝手に使用しないでください。
『フルナーゼ®点鼻液』という名称のお薬です。

点鼻薬はこの他にも多数の種類があります。
しかし、授乳中ということを最大限考慮すると、このあたりから選択していただくのが無難ではないかと思われます。

最終的には主治医のドクターと話し合って決めてくださいね。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

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