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2013年2月22日 (金)

長期授乳は出っ歯になる?(改訂版)

<ご相談内容>
先日、1歳半検診へ行って来ました。
歯科検診&歯科
指導がありましたが、歯科衛生士さんに断乳をすすめられました。

理由は2つ。

1つは虫歯になるから。これはSOLANINさんのブログを読んで知識があったので軽くスルーしました。

もう1つの理由が「出っ歯になるから」とのことでした。
歯は動くので、乳首をくわえていると前歯が前に押され、次第に前に出てきてしまう、とのこと。
「ほ~らよく見てください!お子さんの上の前歯2本、すでに微妙に前に出てきていますよ」とまで言われ…

(素人にはよくわかりませんでした。また、歯科ドクターには指摘されていません。)
歯並びが悪くなると言われると、スルーできませんでした。
子どもの気持ちを尊重した自然な卒乳を考えていますが、このまま貫いてよいのか、動揺してしまいました。
長期授乳は出っ歯の原因になるのでしょうか?

(なお、歯科・口腔ケア関係は全て読み、関連記事の“長期授乳と反対咬合”も、もちろんしっかり読みました。ただ、気になっているのは反対咬合ではないので質問させていただきますね。)

<SOLANINの回答>
ふむふむ。

過去記事は丹念に読んでいただいているようですし、確かに出っ歯(以下上顎前突と表記します。)との因果関係については過去に記事を書いていませんですね。

では、私が良く知っている歯科・口腔ケア領域の師匠から教えていただいたことを中心に説明したいと思います。、

1歳半健診で出会った歯科衛生士さんの指導に動揺されたのですね。
但し、上顎前突になるのは先天的な要因(骨格性)もありますよ。
確かにおっぱいを飲んでいれば、上顎乳中切歯(=上あごの真ん中の前歯)を舌で押しているようでもあるし、歯というものは動きますから、歯科衛生士さんの仰ることも分からなくはないです。

もちろん、直母よりも浅く咥える哺乳瓶のゴムの乳首でより顕著であることは、言うまでもないかと思います。

しかし、おっぱいの場合は上顎乳中切歯を舌で押すというよりも、上顎自体を舌で押しますし、顎周囲の筋肉も哺乳瓶のゴムの乳首を使用した場合よりも強い力が必要ですから、却って上顎は綺麗なアーチが出来て、歯並びが良くなると言われています。

上顎前突の後天的な要因として挙げられるのは、長期(3歳から4歳以上)のおしゃぶり使用や指しゃぶりや重症の鼻炎が長期にわたり症状が改善せず、結果口呼吸ばかりとなったりということの方が大きいそうです。

百歩譲っても、おしゃぶりや指しゃぶりは、酷くなると1日中している習癖ですが、おっぱいの場合、いくら好きでしばしば欲しがるからと言っても、1日のうちの時間にしたら僅かではないかと思います。

どんなことでもそうですが、あまりなことを言われた時は「どうしよう?」ではなく、「本当だろうか?」と、冷静になることは必要ですよ。

特に今回は健診の場には歯科ドクターがいらっしゃったのですよね?

であれば、歯科ドクターのお手が空くまでまで待たせていただき、上顎前突と長期授乳の相関性有無についてのコンサルを受けられたり、お子さんのお口の状態をもう一度診ていただき、「これって上顎前突なんですか?」と勇気を出してお尋ねしても良かったのではないかとも思います。

(個人的には1歳半の段階で、上顎前突を指摘できる状態って、相当凄いこと(?)になっているか、神業的な診断技術をお持ちでなければ、困難だと思いますが・・・)歯科領域の専門家の読者さんはどう思われますか?

ご意見いただけましたら幸いです。

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☆歯科・口腔ケア関係」カテゴリの記事

コメント

度々コメントさせて頂きます。
上顎前突についてですが、歯科衛生士が上顎前突と判断するということ自体にやや疑問を覚えます。
というのも、果たしてそれが本当に上顎が前に出ているのか、それとも下顎が成長不良で後方に位置しているのか、はたまた口呼吸で開口になっていて前突しているように見えるのか、ソラニン様がおっしゃるように遺伝的なもの・・など色々な可能性が考えられます。また1歳半ということですとまだ全ての乳歯が生え揃っていないのではないでしょうか?その状態での咬合診査はあまり意味がありません。
どちらにせよ、これはGP(一般歯科医)ではなく、矯正歯科医もしくは小児歯科の領域となります。間違っても衛生士の判断領域ではありません。
ご心配でしたら専門医の診査を受けられるのが宜しいかと思いますが、もし乳歯列が上顎前突だったとしても、永久歯の歯列が上顎前突になるとは限りませんし、万が一矯正が必要になったとしても通常は永久歯の第一大臼歯が生えるまではスタート出来ないケースが多いですので、経過観察になる可能性が高いかと思います。
私自身も歯科衛生士ですのであまり出しゃばったことは言えませんが、今まで直母が原因で上顎前突というケースには出会ったことがありません・・。

書き忘れてしまったので追記させて頂きます。
上顎前突が起こる原因の一つとして、よく舌癖、異常嚥下が考えられますが、お子様が唾液を飲み込む際に舌が前歯部にから見えるようでしたら可能性が高いと思います。通常は嚥下の際は舌は口蓋に当たります。舌癖トレーニングは3、4歳から始められますし、そこが改善されれば自然と前突が治るケースが多いです。

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