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2013年2月 5日 (火)

乳汁生成第Ⅰ期には、吸啜刺激は不要なのか?

ずっとずっと前の過去記事でも述べている通り、おっぱいが生産される時期はおおまかに分けて3つに分類されますが、そのことは、読者のみなさんだったら、既にご存知ですよね?

その中で一番初っ端の時期である、乳汁生成Ⅰ期というのは、妊娠中期からおよそ産後2日目迄を指します。

国際認定ラクテーションコンサルタント協会の文献に依りますと、「この時期に分泌される乳汁はほぼ初乳のような組成になっており、吸啜刺激が無くても分泌されるものである。」とされています。 

「ええっ!吸啜刺激が無くても分泌?」

そうですねぇ~確かに母子分離されたお母さんのおっぱいをチェックしていると、1回も赤ちゃんに吸啜されていないor1回も搾乳もしていない・・・にも拘らず、じわじわと分泌している方は確かにいらっしゃいます。

そして、その方達が口を揃えて仰るには、「妊娠中からじわじわと分泌していました。」ということです。

妊娠中に上の子さんへの授乳継続中の経産婦さんだけではなく、初産婦さんでも同様のことを仰る方はいらっしゃいます。
これは一体どういうことなのか?

実は、妊娠中期以降は、非妊時の20倍の『プロラクチン』が分泌されているので、おっぱいの製造能力は有るのです。
それ自体はおかしなことでも何でもないのです。

しかし、妊娠中は、『プロラクチン』よりも、『プロゲステロン』や『エストロゲン』のチカラの方が強いので、おっぱいの分泌はセーブされているのですね。

つまり、間違っても妊娠中に、おっぱいがジャカジャカ出るというわけではないのです。(チョロチョロくらいは出ます・・・)

産後2日目迄に分泌される乳汁の存在を分かり易く説明すると、妊娠中に製造している、いわば帳簿に掲載していない、隠し預金みたいなものです。

それも、スイス銀行に預けるほど膨大なものではなく、タンス預金程度と見做すのが妥当でしょう。(授乳されている方は、勿論それより多いことは確かです。)

だからと言って、「だったら産後2日目までは、母子異室並にじっくり休んで面会者の相手をするくらいで、基本的に授乳関係は何もせず、のんびりしていればいいのよね。おっぱいは吸わせなくても勝手に出るらしいから。」と考えるのは早計です。

放置乳房にしておくと、乳汁生成Ⅱ期にスムーズな移行が出来なくなるかもしれません。

移行する前にシステムダウンして復旧困難に陥ることも・・・

頻回直母が出来なければ、せめて1日7~8回の搾母をすることが、必要だということでしようね。

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