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2013年2月 8日 (金)

頸が据わっていない赤ちゃんは授乳時に後頭部をしっかり把持する?

頸が据わっていない赤ちゃん(健常新生児であれば、概ね3ヶ月半頃以前、早産児は修正月齢で同様)に授乳する際は、深いラッチオンのためにも、後頸部を親指と人差し指の間の指の股で支えるように把持してください。
いかなるポジショニングであろうとも、赤ちゃんの後頭部がガクンと下がって、赤ちゃんの顎が上がり気味で、お母さんをグイッと見上げるような感じがベストです。(マーチングバンドのメジャーの決めポーズみたいですな。)
先日どこだったかで、「授乳時は赤ちゃんの後頭部を鷲掴みにしない。」という表現を耳にしました。
当り前です。
頸の据わりの有無にかかわらず、赤ちゃんの後頭部を鷲掴みにして授乳なんかしようものなら、物凄く嫌がりますからね。

哺乳ストライキになっちゃうかもしれません。(汗)

かといって、頸の座っていない赤ちゃんなのに、恐る恐るそっと後頭部に手を添えるような支え方(卓球のサーブの時、手の平にピンポン球を載せて構えている感じですな。)では、相手も居ないのに、いきなりカクンと前のめりにお辞儀しちゃいます。ラッチオンそのものが出来なくなりますからNGですな。

冷静に考えれば判ると思いますが、カンガルーケア以外の時に、真下向いて、真っ当なラッチオンンなんか出来るわけがありませんよね?
後頸部をしっかり支えているつもりであっても、赤ちゃんをお母さんの太腿に跨らせたら赤ちゃんの頭部がガクンとお時儀しちゃうのであれば、それは正しい支え方ではありません。
正しく支えていれば、赤ちゃんの頭はお時儀もしないし、グラグラと不安定になったりしません。
正しく出来る迄、何度でも支え直して練習するのみです!

見切り発車で、ラッチオンさせても、乳頭や乳輪に傷が出来て痛い目に遭うか、時間をかけて授乳しても、浅飲みなので量にならないということも多々ありますので、ご注意くださいね。

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