理想的なおっぱいの温度とは?
分泌する瞬間のおっぱいの温度を測定することは、事実上困難ですが、搾ってみて、手に付着した瞬間であれば、大まかな判断をすることは出来ます。
いわゆる人肌程度であれば、乳房トラブルが無く、順調に分泌されているおっぱいと見做して差し支えありません。
別の表現をすれば、出来たて直送状態とでも言いましょうか。
そう、赤ちゃん好みの温度は、人肌なのです。
逆におっぱいが乳房内で長く滞り(うっ滞して)、しこりがでいた場合、その部位から分泌されるおっぱいは、ひんやりしています。
おっぱいは、つくられたから時間が経過すればするほど、冷たくなるのです。お母さんの身体、それも乳房内にあるのに、冷たくなるって不思議ですよね?乳房トラブルの自覚症状が無くても、ヤバい飲み方にすふとしていることは間違いないので、対処法としては、しこりの部位から上手く飲み取れるように、ポジショニングを変更するのも善し、圧迫授乳するのも善しです。
お食事の摂取に問題がある場合も否定できないので、思い当たるフシのある方は、出来る限り改善していきましょう。
授乳間隔が空き過ぎているならば、速攻でおっぱいをあげましょう。暖房が効き過ぎている環境下や残暑厳しい折には、赤ちゃんに《今日は暑いからおっぱいも“冷や”でええんとちゃう?」と訊いても、決して首を縦に振ってはくれませんよ。
“冷や”≒不味いとインプットされてい増すから、背に腹は代えられない時はしゃあなしでも飲んでくれますが、余裕ぶっこいている時は、鼻でせせら笑って飲まないこともありますよ。(涙)
でも、そういう振る舞いをされても、それは決して赤ちゃんの性質(たち)が悪くなったのではありませんから、誤解しないでくださいね。
“冷や”のおっぱいが赤ちゃん好みの温度、つまり人肌になるように、出来る限りの努力はしてくださいませ。
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