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2013年2月16日 (土)

酸蝕症って聞いたことがありますか?(改訂版)

酸蝕症は“さんしょくしょう”と読みます。

WHOによれば、酸性度の高いモノを頻回且つ多量に摂取することによる、歯のエナメル質が溶け易くなる病態を指します。
最近は、生活習慣病の一種とも考えられているそうです。
脱灰の原因は、酸性度の高いモノを頻回且つ多量に摂取することなので、細菌感染によるう蝕とは別のメカニズムで歯のエナメル質が溶けるということですね。

「あっ、そう、だったら心配ないモノなのね。」なぁ~んていうのは早計ですよ。

病状が進めば、虫歯になった時のような痛みや、知覚過敏か?というような症状が発現しますからね。
いよいよどうにもならなくなると、歯に被せモノをする羽目になっちゃいますよ。

酸蝕症・・・侮ってはいけませんぞ。
酸蝕症は予防が大事です。
酸性の飲食物はとても多いですが、可能であれば出来るだけ控えることです。

清涼飲料水・スポーツ飲料・100%果汁・栄養ドリンク・・・全部歯のエナメル質が溶けるph5.5以下です。

ちなみに、おっぱいのphは6.8くらいだそうです。
赤ちゃんや小さいお子さんにおっぱいやミルク以外の飲み物を与える際は、これからはphという視点も忘れず、基本的にお水やお茶くらいにしておきましょう。

生えたての乳歯のエネメル質はとても薄いので、上記のような飲み物を哺乳瓶に入れて赤ちゃんに与えたりするのは、お母さんとしては絶対にNGなので、止めてくださいね。

オトナであっても、酸性度の高いモノを口にした後は、必ずブクブク含嗽をしましょう。
その上で、磨き残しの少ない歯磨きをしましょうね♪

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