指示された補足量が飲めなくて困る。(1ヶ月半)
<ご相談内容>
1ヶ月半の我が子は、満期産で生まれ、低出生体重児ではないのに、やたらと眠りこける赤ちゃんです。
そのため直母だけでは体重増加が難しく、生まれてこのかた搾乳とミルクも補足して、どうにか標準的な発育ペースを保っています。
最近補足の1回量が60ml×5~6回/日にアップしたので、スポイドで補足するのが段々厳しくなり、産院で勧められた「母○相○室®」の哺乳瓶を使うようになりました。
ちなみに直母は10~12回/日はしています。
直母1回につき3分で2クールしています。
私としてはもう少し頑張って飲んで欲しいのですが、これ以上は、体力的にまだ無理のようです。
体重は3900gになりますが、直母後にこの哺乳瓶で飲むのが疲れるのか、補足途中で白眼を剥いて眠り始め、指示された量が飲めない日もしばしばあり、困っています。
直母量は何回か測定したことがりますが、ここ最近はしっかり飲めた時で大体30g台です。直母後でも搾ったら射乳が続きます。
助産師さんからは、おっぱいの分泌はまずまず良好と言われています。
<SOLANINの回答>
眠りこけ、哺乳意欲に欠ける赤ちゃんは、ある意味お母さん泣かせです。
相談者さんの場合、おっぱいの分泌自体は決して悪くないのでしょうが、まだ直母がしっかり飲めないために現段階では、ある程度の発育ペースを維持していくには搾乳とミルクを補足せざるを得ず、悩ましいですね。
「母○相○室®」の哺乳瓶は、私の知る限り、哺乳瓶としては最も直母とのギャップが小さく、“直接授乳訓練用乳首”という看板に偽りなしだと思います。
しかし、それはかなりの哺乳力がないと使いこなせないかもしれないという側面を孕んでいることを意味します。
1ヶ月半で体重が3900gの赤ちゃんであれば、通常ならば「母○相○室®」の哺乳瓶を使いこなせる筈ですが、なにぶん眠りキャラ(≒スタミナ不足)の赤ちゃんなので、直母3分2クールの後の補足は、体力的に吸啜行動自体が厳しいのかもしれません。
そのため、指示された補足量が飲み切れないのだと考えます。
状況から見て、現段階では相談者さんの赤ちゃんの場合、順調な発育ペースを維持することが、直母確立のためには(回り道しているようで)実は近道のように思われます。
直母後に補足する場合の直母は、取り敢えずスタミナがつくまでは3分1クールに留め、指示された量が確実に哺乳できるようにすることを優先しましょう。
万一それでは物足りなさそうだったら、補足の後でもう1回直母すればいいのですよ。
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