咥えるのを焦らしたら、触るけど飲まなくなった!(1歳3ヶ月)
<ご相談内容>
生まれてからずっと、母乳の出が悪く、体重の増えが少なかったため混合栄養(母乳8:ミルク2)でしたが、離乳食の進みと共にいつもお世話になっているO式のセンセイとも相談し完母になりました。
当初は小粒ちゃんだった我が子も、離乳食の進みと共に徐々に体重も増え1歳3ヶ月の現在は丁度真ん中近くにまで育ってきました。
1歳を過ぎたころからおっぱい星人と化した我が子はおっぱいがもらえると分かった時は狂喜乱舞です。(笑)
O式のセンセイから「1歳を過ぎてから母乳育児は楽しくなるのよ。」と聞いては居ましたが、「ホンマかいな~?」と思っていた0歳児の頃が懐かしいくらいです。
さて、先日おっぱいを飲んでいる最中に例によって外したり咥えたりと遊び始めたので、何の気なしに咥え直そうとするのをフルリフルリと交し続けていたのです。
すると、その後なんだか恥ずかしそうな表情で笑い、その数秒後おっぱいを咥え直奏としたら、全く飲まなくなってしまったのです。(汗)
触ったり、おっぱいを見てニヤニヤ笑うのですが、顔に近付けても逃げてしまいます。
その後数時間、どんなに進めても駄目で無理やり口の中に入れても嫌がって舌で押し出します。まるで厭な食べ物を口に入れられたみたいに。
「えっ?これで卒乳?まさか!こんなことで?」と、私は半泣きになり「おっぱい飲んでよ~。」と我が子にせがんでしまいました。
するとその時、私のおっぱいがピューと出てきたのです。
そのおっぱいを半開きの我が子の口に注入すると、少し味わい、そして、意を決するかのように両眼をギュッとつむり、普通に再び乳首を咥え始めたのです。
もう飲んでもらえないのかと、ヒヤヒヤしたし、焦りましたが、それからは普通に飲んでくれました。
あれはなんだったのでしょうね?
<SOLANINからの回答>
おっぱい星人に変身してから、ホントにおっぱいが好きで、自由自在に飲んでおられたのですね。
栄養の主体がお食事になってからの年代のお子さんにとってのおっぱいは癒しであり娯楽でもあるのですね。
勿論、遊びが過ぎたら、「もっとまじめに飲んでよ。」「そんなに遊ぶなら1回仕舞っちゃうからね。」は、当然言っても良いです。
しかし、いつでも安心して飲めると思っていたおっぱいを、焦らされたら、何となく「あぁ、もう飲んだらいけないのかな?」という風に思ってしまうことがあるのです。
困ったことに子どもというのは勝手なもので、自分で遊んだり噛んだりするくせに、お母さんから叱られたり焦らされると、結構堪えるのですよ。
そう、つまりこれは、怒りを露わにこそしませんが、何となく悲しくなって、「もういいや!」と、臍を曲げたのですね。
なので、今回の事件は卒乳ではなく、哺乳ストライキだったのです。
幸いお母さんの熱意と涙(?)が効を奏して、数時間後に復旧されて良かったです。
きっと、お母さんが想像するよりも、繊細な感性をお持ちのお子さんなのでしょうね。
1歳を過ぎてからは、本当におっぱいの醍醐味を満喫できると思います。
この楽しみを知らずして断乳するのは勿体ないと常々思っている今日此頃ですが、相談者さんにもあと何ヶ月か何年か先に必ずやって来る卒乳の時期まで、この素晴らしい期間を満喫してくださいね。
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