HTLV(+)で、乳頭亀裂部からの出血時の対処法は?
<ご相談内容>
私は母乳育児に憧れ、意欲満々だった妊娠初期の或る日、産婦人科ドクターからHTLV(+)と告知を受けました。(涙)
産婦人科ドクターはHTLV(+)とはどういうものなのか、素人の夫婦にでも良く判るようにきちんと説明してくださいました。
その日から、生まれて来る赤ちゃんにおっぱいをあげるべきかどうか、侃侃諤諤、家族中で論じ合った結果、短期間(3ヶ月)までの直母(以後は断乳し、完ミに予定。)をすることになった新米母です。
現在産後8日目で、退院後間もない時期ですが、入院中から左乳頭頂に入っていた亀裂部からとうとうダダ~ッと出血してしまいました。(痛)
幸いおっぱい自体はそこそこ出ている(6日日で、5分2クールで30g前後哺乳出来ていました。)し、止むを得ず短期間しか母乳育児が出来ない立場の者からすれば、乳首に激痛を感じようがなんだろうが、母乳育児を1日たりともお休みしたくないのが正直な心境です。
でも、感染のリスクを考えたら、どうすればいいのか・・・
急なことで、勝手な相談ですが、取るべき手段を教えてください!
<SOLANINの回答>
母乳育児を楽しみにしていらっしゃったであろう方にとっては、HTLV(+)の告知は酷い現実だったろうとお察しします。
相談者さんの想い、家族の方たちの考えに相違があったであろう中で、まずは互いに歩み寄っての短期間母乳育児を選択されたことに敬意を表します。
さて、乳頭頂亀裂部からの出血となれば、これはやはり亀裂部が落ち着くまで2~3日くらいかかるかと思いますが、出血している方の左側の直母はお休みして、無傷の右側の方からだけの直母に留めてください。
その際の注意ポイントは、乳頭損傷が起き易くなるので、くれぐれも片乳だからと延々と右側を咥えさせるのは止めましょう。
おっぱいの出方は日齢的にはいいのですが、漸く立ち上がってきた段階ですので、さすがに右側だけの完母でやりくりするのはちょっと難しいかなぁ。
出血が収まるまでの2~3日はミルクを補足してください。
赤ちゃんの体重が書いてないので、ナンですが、仮に3000g前後であれば、1回のミルクは20~30mlに留め、カップやスプーンやスポイドなどで与えてください。
回数は8回/日です。
それから、直母お休みの左側のおっぱいですが、放置したらうっ滞してトラブるか、一気に分泌低下するかのどちらかになる恐れ大なので、直母回数と同じ回数の搾乳をしましょう!
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