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2013年3月の記事

2013年3月31日 (日)

本当の優しさとは?

「本当の優しさとは、どのようななものだと定義するか?」
SOLANINがまだ学生だった頃、哲学の講義中にY先生から訊かれました。
その日は幾つかのグループ毎に分かれ、色々ディスカッションしたのですが、
最終的に出された意見をまとめて以下のように定義を書いていました。

「本当の優しさとは、ひたすら相手に『どうか幸せになってください。』と祈る心であり、相手の喜ぶことや役に立つことをしても、決して見返りを求めることが無く、精神的負担をかけることもない。」
「逆に優しさいっぱいに見えることでも、実は相手に『あの人から何かして貰ったら、お返しが大変だ。後できちんとお礼をしなくては何を言われるか分かったもんじゃない。あ~怖いなぁ。』と思わせてしまうような雰囲気や言動は、本当の優しさではない。」ということです。

SOLANINはそれを読み、四半世紀を経てもなお、現在の自身の価値観に合致することに気がつきました。
そして、池川明ドクターの仰るところの「
条件付きの愛ではいけないのだということに繋がると感じました。
本当の優しさをさりげなく醸し出せる人になりたいなぁと思いました。

この記事を読んでくださっているみなさんにとって、本当の優しさとはどのようなものですか?

癒合歯と指摘されました。(1歳6ヶ月)(改訂版)

<ご相談内容>
先日保健センターで、1歳6ヶ月健診があり、歯科ドクターにも診ていただく機会がありました。

虫歯は無くて一安心だったのですが、歯科ドクターから「癒合歯(ゆごうし)がありますね。」と指摘されました。
歯科ドクターによると、「現代人は顎が小さくなってきているし、そのせいで歯の数も減ってきているのですね。」という説明を受けました。

ウチの子は生まれてこのかた完母で、体重増加にも問題なく、離乳食もそれなりに硬さのあるものを食べさせてきたのに、何故癒合歯になってしまったのでしょうか?

また、永久歯の数も少なくなるのでしょうか?

<SOLANINの回答>
歯科
ドクターから癒合歯と指摘されたのですね。
完母なのに、何故なのか?と、思ってしまったのですね。
なんだか釈然としないお気持ちお察しします。

実は癒合歯のお子さんは近年増えてきているようで、10人に1人位の割合であるとの報告もあるそうです。
癒合歯というのは、歯の本数が生まれつき少ないためであり、栄養方法とは関係ありません。
つまり、完母でも癒合歯のあるお子さんはいらっしゃるし、完ミでも癒合歯は無いお子さんもいらっしゃるわけです。

生まれつき・・・ということは、遺伝なのか?妊娠中の過ごし方が悪かったのか?と思ってしまいがちですが、そうではなく、たまたまそうなった・・・と解釈していただいて差支えないと思われます。(昔は妊娠中に服薬したお薬の影響という説もあったようですが、何も服薬していない妊婦さんであっても赤ちゃんが癒合歯になることはあるので、決定的な原因とは断言できないそうです。)

ただ、癒合歯は虫歯になり易いと聞いたことがあります。
気合を入れて(あっ、でも、怖い顔して、押さえ込んでのゴシゴシ磨きはいけませんぞ!)お口のケアはしっかりと行っていきましょう。

永久歯の数が減るかどうかは、実際に生えてくるのを待つか、レントゲンで確認しないと分からないと思います。

今はまだ1歳6ヶ月ですし、歯科ドクターから特別何かしなくてはならないとは言われた訳でもないと思いますので様子見でいいと思います。

追記:乳歯が癒合歯の場合まず心配なのが、他の歯に比べて虫歯になりやすい歯であること。
なぜかと言うと、2本の歯が癒合している部位に深い溝が作られることが多く、大変ブラッシングしにくいからです。

次に歯並びやかみ合わせに悪影響を及ぼしやすいこと。
癒合歯があることで左右の歯の本数が異なってしまいます。
左右で歯の本数が異なると、上下の正中がずれてしまったり、不必要な隙間が生じてしまったりする可能性が考えられます。

その後の永久歯のことも考えると、他にも色々心配なことがありますので、小児歯科に力を入れている歯科医院で管理してもらいましょう!!

(名古屋で開業されている高田兄弟歯科の天白八事さん(ご専門は小児歯科と矯正歯科)のコメントをご本人の了解を得て追記とさせていただきました。

(2012年7月7日23時00分)

乳児湿疹が長引いているんです。

1ヶ月健診などで、小児科のドクターから、「乳児湿疹ですね。お薬を出しておきますから。」と言われたお母さん(赤ちゃん)結構多いのではないかと思います。

SOLANINはあなたの赤ちゃんの治療の方法についてどうのこうのという立場ではないので、誤解しないでほしいのですが、母乳育児中ですと、お母さんの食事制限をしなくてはならないことも時にはあります。

ジャンクフードや揚げ物はお母さんが食べないに越したことがないモノではあります。
これらのモノを食べなかったからと言って、お母さんが体調を崩すことはありません。
おっぱいには良くないものですから、かえって食べないほうがトラブル防止になるくらいです。

しかし、たんぱく質を含むものの摂取を自己判断で断つことだけは止めてくださいね。
もちろん、赤ちゃんの検査の結果(パッチ・プリックから血液検査に至るまで)が出て、ドクターからお母さんのお食事の内容を「〇〇の除去食でお願いします。」と要請されればそれに従ってほしいです。
でも、そうでなければ意味の薄い自己節制で実際にお母さんが極度の栄養失調になられた方に出会ったことがあります。

見た目酷い乳児湿疹ではあっても、お母さんの心配とは裏腹に赤ちゃん自身が痛かったり痒かったりしなければ、スキンケアだけでいいのかもしれません。(実際そのような指導をなさるドクターも昨今は少なくないようです。)
逆に赤ちゃんが眠たいのでないのに、お顔をスリスリしてきたり、かきむしるなら、見た目酷くはなくても治療を受けてください。

おなかの中にいた時のこと、憶えていますか?(長男編3)

長男(以下T1とします)におなかの中にいた時のことを聞いていて、「これは金鉱を掘り当てたか?」というくらいドキドキしました。

・・・ということは生まれてきた時のことを憶えていたりして・・・
そう考えた私は、引き続き、「じゃあ、次は生まれてきた時のことを教えてくれる?」と、尋ねました。

T1「いいよ。なにが知りたいの?」
S「T1は♥病院で生まれたでしょ?その時、何が見えたかな?」
T1「最初は~明るい電気が見えた。眩しくて、目が開けられへんかった。」

S「どんな電気?」
T1「お家にあるこの電気(100Wの明かるさで、直径が70cmくらいある大きめの円形のシーリングライトを指差しして)より、大きくて眩しかった。」
・・・現在は違いますが、当時のSOLANINの勤務先では無影灯を点けて分娩をしていました・・・

S「他に何が見えた?」
T1「茶色の大きな手。」

S「誰の手かな?」
T1「それは分からん。でもお母さんぢゃない。」
・・・茶色の手は産婦人科ドクターと助産師の装着する滅菌手袋の色です・・・

S「へぇ~。お母さんじゃない人が居たんだ~。何人くらい居たかなぁ?」
T1「それは分からん。大勢やった。名前知らん人。でも青と緑と桃の人がおった。」

S「青と緑と桃の人?1人ずつじゃなくて?」
T1「うん。大勢。うるさかった。なんかいっぱい、喋ってた。」
・・・実は青の人は直接介助(=取り上げる)の助産師のガウンの色です・・・
・・・緑の人は立ち会う産婦人科ドクターのガウンの色です・・・
・・・桃の人は間接介助(=外回り)の看護師のガウンの色です・・・
・・・大勢でうるさかったのは、日勤の午前中の出産だったから。
尚且つ私の13分前にもう1人、初産婦さんが出産されるという慌ただしさで、「どっちが先に生まれるか?」という状況でした。
SOLANINの勤務先は分娩室がひとつで、ダブルになったらパーテーションで仕切る形式です。
視覚的には見えませんが、お隣の気配は分かります・・・

その時、そこに居なければ、知りえないこと。

その番組を見るまでは、長男に生まれた時のことなんて聞かせたこともないし、私には聞いてみようという発想がなかったし、夫を含む身内の人間は誰一人出産に立ち会っていないので、ホントに長男が憶えていなければ、即答できることじゃないんです。

これって、凄いなって思いました。

お勧めしたい書籍『うちにあかちゃんがうまれるの』

生命を大切にするということを体験を通して我が子に教えるには、可能であれば、兄姉となる上の子さんに、お母さんのおなかに宿った赤ちゃんを感じられる機会を何度も作り、出産に立ち会わせてあげ、それを記録に残すことが有効かと思います。

でもそれって、具体的には何をどうしたら?ですよね。

この著者のいとうえみこさんは自宅出産をされた方です。

ちなみに写真はいとうえみこさんの旦那さんが撮影されたもので、アットホームな雰囲気が醸し出されています。

自宅出産は誰にでも真似のできることではありませんし、個人的にはお風呂での水中出産はレジオネラ菌感染リスクを考えると如何なものか?と思いますので、SOLANIN的には推奨出来ません。

ですが、例えば、病産院で出産予定であっても、妊婦検診に上の子さんを連れて行き、一緒にエコーを見せてもらったり、心音を聞かせてもらうくらいは頼めばできると思います。
また、毎日少しずつ大きくなるお母さんのおなかを触ったり、語りかけを繰り返すことは、家族が増えること、兄姉になる自覚を少しずつ持たせていくことに繋がると思います。

出産の立ち会いも、まだ旦那さん限定の病産院が多いようですが、しっかりしたバースプランを立て、産婦さんが信頼できる方(旦那さんや実母さん)が上の子さんの子守りをするという条件を入れれば、交渉次第で受け入れてくれるかもしれません。

それでもどうしても上の子さんの出産立ち会いが許可していただけないなら、出産直後に分娩室に入室させてもらいたいと切望すれば、譲歩してくれるかもしれません。

この絵本には、妊娠・出産を記録として残すとしたら、こんな写真が素敵だな~と感動する場面が沢山あり、参考になります。
上の子さんへの読み聞かせにも良い本じゃないかと思います。

                

(32頁で1260円)

2012年春の時点で判明しているのは、密林では中古本のみ取り扱いの様子。
楽天ブックスは取り扱い自体無し。
新品が入手したい方はlivedoorBOOKSかセブンネットショッピングにあるようです。
もしかしたら地域の図書館の蔵書の中にあるかもしれません。
捜すとしたら、「児童書」のジャンルですな。
ポプラ社から9年くらい前に発刊された本です。

2013年3月30日 (土)

乳歯が損傷してしまったら、放置してはいけないよ。

乳歯が損傷してしまったら、そのまま放置するのは避けてください。

「どうせそのうち抜けるんでしょう?」
「もう抜けてしまったわ。再生着は難しいって歯科のドクターに言われたけど。」
・・・という場合もあるかと思います。
確かにそのまま抜けることもあるし、再生着は難しく、いわゆる「歯抜け状態」で過ごさざるを得ないこともあるかもしれません。

でもね、放置はいけないと言うには、理由があるのです。
それはですね、後から生える永久歯の約60%に異常が見られるからです。
どんな異常かと申しますと、一番ポピュラーな所見は、永久歯の白斑です。
あっ、いや、白斑と言っても、乳頭の先に出来る憎きアイツではありませんよ。

乳歯の損傷年齢が若ければ若いほど、何らかの異常は顕れ易く、白斑以外にも、エナメル質の欠損や歯根が屈曲したり、歯根自体が形成停止したりといった歯根の形態異常や歯が生える方向や位置の異常等が起こる可能性が否定できないからです。

永久歯が生えてきて、異常が無いかどうか確認するまでは、油断せず定期的に受診をするのことをお勧めしますぞ。
恐らく、お口のケアに意識の高いお母さんであれば、虫歯の有無のチェックややフッ素の塗布等で歯科クリニックに定期的に受診されると思いますので、その際に、今後どうしていけばいいかについて、歯科ドクターに相談してみましょう。

まだおっぱいしか飲んでいないのに、食物アレルギー?

食物アレルギーでも程度が重いとおっぱいしか飲んでいないのに、症状が出る場合があります。
つまり、赤ちゃんのアレルゲンとなる食物をお母さんが食べたら、赤ちゃんの飲むおっぱいにアレルゲンが出てきたから・・・ということです。
それが判明すれば、お母さんのお食事の内容からアレルゲンを含むものを除去してくださいとドクターが指導されると思います。

酷い場合はアレルギー用の粉ミルクの使用に切り替えを勧められるかもしれませんが、ミルクもまた異種蛋白ですから、やがてアレルゲンになる可能性を想定しておかねばなりません。
軽々しくおっぱいを止めるのでなく、お母さんのお食事の工夫で赤ちゃんの症状が改善することも可能であるということを知っておいてください。

一般的におっぱいの中に出てくるアレルゲンは直接赤ちゃんがアレルゲンを口にするのに比べて1/1万~10万の摂取量に過ぎません。
そんなに少ない量なのに出るのですから、直接食べさせた日にはえらいことになることは誰にでも予測出来ると思います。
勿論、赤ちゃんの発育の過程で検査データが改善してくることもありますから、お母さんが赤ちゃんのアレルゲンとなる食物を食べてもいいかどうかは担当のドクターにお尋ねくださいね。

おなかの中にいた時のこと、憶えていますか?(長男編2)

SOLANIN(以下Sとします)「おなかの中でのこと、教えてほしいんやけど、ええかな?」

長男(以下T1とします)「うん、いいよ。」

S「T1はお母さんのおなかの中にいた時、毎日何していたん?」
T1「あのね。いちに、さん、しって体操してたの。」

S「へぇ~。体操か。楽しかった?」
T1「うん。僕、体操好きやから、楽しかったで。」
・・・
そこで私はカマをかけました。
当時長男は保育園児だったので、体操の時間は白の半そでシャツに紺の短パンというコスチュームに着替えていました。

S「ということは、体操服にお着替えして、体操してたんやね?」
すると長男は「はぁ~?」って表情で私を見上げ、こう答えました。
T1「お母さん、おなかの中ではお着替えなんかせえへんで。」

S「じゃあ、フツーのお洋服で体操してたんか?」
T1「違うって!お母さんあのな、おなかの中は裸んぼうで体操してたんやで。」

S「え~。でも、裸んぼうって、寒いし、恥ずかしいやないの。」
T1「お母さんって、知らへんの?おなかの中は暖かいし、恥ずかしくないんやで。」
・・・
長男の言うことは辻褄が合っています。
2歳8ヶ月の子が即興で考えつくことじゃありません。
軽い気持ちで聞き始めたけど、いつしか私は胸が高鳴ってきました。

この子は憶えている!・・・そう確信しました。

乳緊強い時は直母前に温罨法するといい?

しばしば、乳房がパンパンに緊満している場合、授乳直前10~15分間くらい温罨法をすると、射乳反射が起き易く、おっぱいの出方が良くなるのでいいですよ~というアドバイスを耳にします。

そういう風に言われると試したくなりますよね?

でも、それってどうかな、ホントに大丈夫?って思ってしまいます。
確かに温罨法をすれば射乳反射は起こり易くなります。
授乳中10~15分間くらいなら、さほど長い時間とは思えないし。
乳房がパンパンに緊満しているのがラクになるなら助かりますし。

ただね、理由にもよると思うのですね。
単純に授乳間隔が空き過ぎてというのであれば、それもアリかな?とは思います。
そうではない場合、温罨法をすることで、更に乳房がパンパンに緊満するリスクが高まります。

赤ちゃんがガツガツ飲んでくれたらいいのですが、片方ちょこっと飲んで「ご馳走さま。」された日には収拾がつかなくなることが充分に予想されます。
特に、乳管開通が不充分だった時などは、温罨法をすることで、さらに倍率ドン!の緊満になりかねません。

閉塞部が抜けてくれたら問題解決ですが、ギャンブル性が高い運試しみたいなことはお勧めできないですね。
ダメだった時は悲惨ですから。
まぁ、O式のセンセイは高い技術力をお持ちですから、滾ったお湯で搾ったタオルで温罨法されてからマッサージに入られますので、それはアリだと思いますが、セルフケアとしては、どうなんだろう?そんなことやっちゃっていいのかな?と思う次第です。

2013年3月29日 (金)

背中の張りを見逃さないようにね!

母乳育児中に、昨日まで無かった背中の張りを感じたら要注意です。
肋骨の背面側が背中の筋肉にくっついたような違和感があるという表現をされる方もおられます。
しかも、左右いずれか片側だけに・・・です。

これってね、乳腺炎の予兆のひとつなのです。
うっ滞が強くなってきている時って、最初に乳房に症状が顕れるのではなく、背中に来ることが多いのです。
「筋肉痛かな?」と見過ごしがちですが、だったら左右両方が張ると思いますよ。(勿論、張りの程度に左右差はあるでしょうが。)

背中の張りがある時は、背泳ぎの選手みたいに腕を後ろにグルグル回してみてください。
特に左右いずれかがバキバキしたり、回しにくかったら、状況証拠的にヤバいです。

乳腺炎になった時の様々な“対処法”は、当ブログの前身である『最強母乳外来』でも述べております。
今はもう読めないブログなので、『過去記事図書館』に訪問され、内容を確認してくださいね。
このような場合は乳房に症状が無くても、早めに様々な“対処法”を実行され、進行しないようにくい止めましょうね。
そしてどうか乳腺炎の魔の手から逃げ切ってくださいね。

子どものお口のケア、たった数日の空白期間で。(改訂版)

ちょっと信じられないかもしれませんが、たった数日であっても乳歯の生えている幼児のお口のケアがなおざりになってしまうと、一気に虫歯になるリスクは高いです。

特に、甘いモノの味を憶えてしまっている兄姉。
虫歯菌に感染している可能性を否定できない環境で乳児期を過ごした兄姉。
歯磨き嫌いの長期授乳中のおっぱい星人も、お母さんの目の行き届かない日々は、ハイリスク群です。

例えば、お母さんが下の子を出産するために家を空ける入院期間。
おじいちゃん、おばあちゃん等の近い身内の不幸で、当事者として通夜やお葬式でバタバタしている忌引期間。

お母さんが我が子の世話を自分以外の方に託さざるを得ない日々が続くと、その間、きっちり歯磨き(仕上げ磨き)をしてもらえないとか、お子さんの「甘いモノ食べたいよ~!」的な要求に「うるっさいお母さんが居ないからこれ幸い!」と、餌付けされ放題だったりすると、ドカンと一発、虫歯発生の憂き目に遭い易いのです。

こういう実例、ちょくちょくあるのですよ、ええ、マジで。
つまり、それまでお母さんが行ってきた日々の配慮や苦労が水泡に帰するかもしれないのです。
「そういう場合はしゃーない。諦めるしかないでしょ?」ですって?

いやいやいや。
それはアカンですって!

これを避けるためには、1にも2にも、お子さんのお世話をしてくださる方に事前に念押しして、確実にお口のケアをしてもらうしかありません。
可能であれば、普段から旦那さんに当ブログを閲覧してもらうか、プリントアウトして電車通勤中に読んでもらうかして、子どものためのお口のケアに関する教育を施しましょう。

そして、普段からお子さんのお口のケアを一緒に行うか、休日だけでも担当してもらうかしてある程度慣れておくことでお母さん不在期間の代替え機能を果たして貰うのがイイと思います。

旦那さんがアテにならない場合は、お口のケアに対して意識の高い&育児に協力的なおばあちゃんにお願いして、その空白期間の中間地点辺りに予約を入れて、敢えてお子さんを歯科受診させてもらうのが良いかもしれません。

歯科ドクターや衛生士さんのお話を直接伺う機会を持たせるためです。
自分のチカラが及ばない時には、専門家の知識や保健指導を活用させていただく・・・要するに深謀遠慮ですな。(笑)

アレルギー用粉ミルクってどんなもの?

ドラッグストアの粉ミルクコーナーに『アレルギー用粉ミルク』ってあるのを見たことがありませんか?
食物アレルギーのある赤ちゃんのお母さんなら、予防や治療にいいのかなと、ピピッとくるフレーズですね。
この粉ミルクはたんぱく質をアレルギーの起こりにくいカタチに変えていますが、その加工のせいで一般的な育児用粉ミルクよりもビタミンが少なくなっていることをご存知でしたか?

栄養障害になった事例もメーカーに報告されています。
勿論、この粉ミルクしか飲めない赤ちゃんはいらっしゃいます。
でも、そういう場合は小児科ドクターからきっちりと説明を受けておられ、何らかの対策は講じていらっしゃる筈です。

何となく、普通の粉ミルクよりもいいんじゃないかという漠然とした印象で購入・使用をするものではありません。
おっぱいが一番であることに変わりありません。
間違えないでくださいね。

おなかの中にいた時のこと、憶えていますか?(長男編1)

私の長男がまだ小さかった頃、関口宏さんがMCをしていた番組(確かワンダーゾーンとかいう番組名だったような?)で、タイトルと同じことについて特集をしていました。

その時は「えぇ~。ホンマかいな?しかも、3割の子が憶えているって凄いなぁ。」というのが私の率直な感想でした。

子どもに聞くには時期と条件があり、それは次のこととされていました。

☆聞く時期は受け答えができるようになったら。(おうむ返しの段階では、誘導尋問みたいになるから、意味が無い。)
☆おなかが空いている時はNG。(それどころではなくなる。)
☆トイレは済ませる。(オムツがまだ取れない子はオムツをきれいにしてから。)
☆お風呂の後。(カラダがほぐれている。)
☆必ずお母さんが抱っこして。安心できる体勢で。)

「ほほう、じゃあ、私も聞いてみようかな?」面白半分、軽い気持ちでした。

なぜなら、前日の夕食のメニューを聞いても「あれっ何食べたっけ?」と答えるようなおトボケぶりを全開にしているような子だったからです。

当時、ウチの長男は2歳8ヶ月でした。
男の子にしては言葉の発達は早く、1歳半の段階で2~3語文が喋れていたし、おむつは1歳11ヶ月には完璧に外せていたし、時期的にはOKでした。
早速その他の条件を整えて聞き始めました。

驚愕の答えが返ってくることも知らずに・・・(続く)

授乳回数を増やしたら乳首が痛い!(泣)

時々赤ちゃんのお母さんから聞かされるのですが、「直母回数を増やしたから乳首が痛くなった。」というフレーズ、「うんうんそうだね~。」と言いそうになりますが・・・「むむっ?」

やはりそれはちょっと変ですぞ!

確かに妊娠中のおっぱいのお手入れも出来ず、その母子に合致したポジショニングやラッチオンが習得がまだ出来ていないうちはそういうこともあるかと思います。
そういう時期は赤ちゃんもスタミナ不足で直ぐにウトウトしてしまい、1日の直母回数が15回とか20回とかになることもありますし。

ですが、本来ならばそれらを習得するであろう時期(早産児や低出生体重児などの場合は変わって来ますが、概ね1週間程度)を越えても痛いというのであれば、それは直母回数を増やしたからではなく、やはり、それらをまだ赤ちゃんが習得していないせいですね。(増やしたとしても大抵は10~12回程度/日だと思われます。)

勿論、満期産で2500g以上の体重がある赤ちゃんであっても、今暫くの体重待ち、口腔機能の発達待ちということもありますが、それらの要素に特に問題は無いと指摘されているのであれば、もう一度そのポジショニングやラッチオンで問題ないのかということを確認してもらい、やり方を見直すことをお勧めします。

2013年3月28日 (木)

虫歯が見つかったら、断乳しなくてはいけないの?(2歳)(改訂版)

<ご相談内容>
2歳のおっぱい星人の母です。

これまで虫歯予防に充分気を付けてきたつもりでしたが、先日の歯科検診で「虫歯が1本見つかりました。残念ですが、これを機会に断乳してもらうしかないですね。」と宣告されました。

甘いモノを食べさせることは極力避けてきましたし、考えられることがあるとしたら、田舎から義母が来ていた2週間、仕上げ磨きがおろそかだったことや、かなりのダラダラ喰いが続いていたせいではないかと思います。(涙)
そして、孫を甘やかす義母に対し、私がもっと毅然とした態度で接するべきだったのに、嫁の立場上、ついつい腰が引けていた私が悪いのだと思います。

やはり、ここは、歯科ドクターの仰るように、断乳せざるを得ないのでしょうか?

<SOLANINの回答>
ううむ。
2歳
のおっぱい星人なのですね。
2歳ともなれば色々なモノが食べられるようになっている時期ですし、おっぱいがカラダを発育させるための手段というよりも、心を安定させるための手段に変わってきているのでしょうね。

もしも、お子さんが納得すれば断乳という選択肢もあるのでしょうが、虫歯になってしまった経緯を考えると、おっぱいが虫歯の原因というか主犯とは思えないのですが。
お話しを伺った限りですが、義母マターという事情があって、2週間も仕上げ磨きがおろそかになり、ダラダラ喰いを許してしまったのでしょう?

そんなことしてたら、おっぱい星人じゃなくても、2歳児であれば虫歯になる危険性大アリですよ。
だって、過去記事にも書いているように、子どもの歯のエナメル質はとても薄いからオトナの歯よりも速いスピードで虫歯になり易いのですからね。

今すべきなのは早急に歯科受診され、虫歯の治療を開始して、今後は虫歯の出来にくい状態に改善すること(=虫歯予防を継続的に尽力すること)が大事なのではないでしょうか?
そして、お子さん自身に、それが少しでも自覚できるように、言い聞かせをしていくことが大事ですね。

子どもの歯の虫歯の予防にはどうしたらいいのか?ってこと、SOLANINはいっぱい過去記事に書いてきましたよ。

また、お子さんの納得無しに一気に断乳することで、ここまでおっぱい星人を堪能しているお子さんを傷つけることになりはしないかってとても気になります。
これまでの努力を考えると、虫歯が出来てしまったことは残念且つ悔しいことです。
であればこそ、ここで仕切り直しをしていこうではありませんか!

また、先のことですが、次回の義母来襲(?)時に、お子さんがおっぱいを飲んでいるか否かにかかわらず、これ以上お子さんが虫歯にならないように、食習慣に於いてもお口のケアに於いても毅然とした対応が出来る強いお母さんになってください。

食物アレルギー予防とお食事7

全部が全部というのは無理ですが、出来るだけ旬(出盛り期)の食品を選んだ方が、望ましいのですが、それも買ってから日にちを置くのではなく、買ったらなるべく早く食べる方が栄養面からもいいですね。

調理時間との兼ね合いもありますが、出来るだけインスタントやレトルト食品も控えた方がいいですね。

なぜかというと、旬ではない食品は、生育過程で余計に農薬を使うことになったりしがちです。
また、インスタントやレトルト食品は自宅での手作りとは異なり、食品添加物が多く含まれています。
農薬や食品添加物は活性酸素を発生させる作用があることが判明してきたそうです。
以上のことから、授乳中のお母さんのお食事は、自分のカラダの調子を整えるだけではなく、赤ちゃんのアレルギーにも影響しますから、出来る限りの配慮をされるのがいいかと思います。
大変ではありますが、無理せず続けられる範囲でもいいから、工夫する価値はあります。
もしどうしても難しい場合でも、せめてジャンキーなものを食べてしまったら、次のお食事で中和するくらいのつもりで、食べるものを選んでくださいね。

お母さんが蜂に刺された時。

<ご相談内容>
出先で私が蜂に刺されました。

幸い、ショック状態にはなりませんでしたが、念のため受診しました。
診察室。
案の定、授乳中ですというと、「うん。ミルクにしてね」
点滴も打たれ、心も打ちのめされ、娘のもとへ帰りました。
帰ってから、離乳食を食べさせながら、『最強母乳外来』でお薬を調べました。

点滴は、生食溶解液キットH・強力ネオミノファーゲン シー静注20ml・レスカルミン注 5mlでした。
内服薬はアレグラ錠・プロルモン錠でした。
アレグラは、病院で聞いた時から聞いたことあるな~と思っていたのですが
あとのは、検索しても出てきませんでした・・・

とても不安になり、搾乳しておっぱいの生産を守って、試供品でもらったミルクを飲んでもらおうと挑戦したのですが、なにせ飲んだことのないものなので断固、拒否。そりゃあそうだ、と思いながらお散歩をしたり、麦茶を飲ませたり気を紛らわせながら、4時間程、おっぱいなし、というとてもかわいそうなことをしてしまいました。
最終的には、泣く娘に、どうしたらいいかわからずおっぱいをあげてしまいました。

普段は、冷凍母乳をストックしてあるのですが、3日前に主人に預けて出掛けさせてもらったときに飲んでしまって、在庫ゼロだったのです。
緊急時のために作っていたのに、こんなときにストックが無くなるとは・・・
よくわからないままおっぱいを飲ませてしまった自分に自己嫌悪です。。。

幸い娘は今のところ授乳しても何ともないのでよかったのですが、内心、不安でなりません。
主人は、『最強母乳外来』を検索しながら、「ホントに大丈夫なの?、(記事に)載ってないね~。」と心配していました。

ちょっと怒られてしまって、私も凹んでしまいました。
ハチに刺された時にどうしたらいいかなども、親なのですから分かっていないとだめですね・・・本当に深く反省です(*_*)
でも、娘ではなく私が刺されたことだけが、救いでした。
結局のトコロ、これらの処方されたお薬は授乳可能なのでしょうか?

<SOLANINの回答>
出先で蜂に刺されるのは、予想がつかないことだったと思います。
さぞかし驚かれ、痛かったろうと思います。
お嬢ちゃんが刺されなかったのは不幸中の幸いでしたが。
誰も相談者さんを責めることはできないと思いますよ。
念のために受診をされたのは、適切な処置を受けるために賢明な対応でしたね。
しかし、そこで待っていたのはドクターの“決め台詞”だったのですね。(涙)

さて、本題に移ります。
点滴に使用された『強力ネオミノファーゲンシ―®』は、過去記事の『ニチファーゲン®』に類似したお薬で、つまり肝臓障害治療薬です。
虫刺されなのに肝臓?とお思いでしょうが、肝臓の働きは多岐にわたり、その中のひとつが解毒作用なんですね。
蜂に刺されて痛いのは、それは一種の毒だから。
(なので、私の申し上げている意味は分かりますよね?)

『レスカルミン®』は、抗アレルギー薬ですね。
虫刺されなのにアレルギー?とお思いでしょうが、昔から蜂は2回目に刺された時が怖いと言われていますね。
蜂毒は一種のアレルギーです。
(なので、速やかにそれを制圧するために・・・ということです。)

長期連用ではなく、1回だけですから、これもまず問題なしです。
内服に処方された『アレグラ®』は、過去記事に掲載されていますので、説明は割愛します。(授乳中内服しても問題ないことはみなさんご存知ですよね?)
『プロルモン®』は、これまた肝臓障害治療薬ですな。
これは海外では流通していることが稀なお薬で、つまり日本特有のお薬なので、安全性に関する評価というか、データ的なものはこれというものが見つかりません。
断言はできませんが、授乳中に使えないジャンルのお薬ではないので、まず問題なしでしょう。

なにぶん、緊急性の高い受診だったでしょうから、事前に調べるとか備えるとかは出来ない話ですね。

でも幸い、いづれも授乳中の赤ちゃんへの影響を懸念しなくてはならないお薬ではなくて良かったです。
刺された個所の発赤や腫脹や熱感は少し収まってきましたか?
どうぞ、お大事になさってください。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

食べるモノの硬さと大きさを変える時の注意点。

思いのほか赤ちゃんの離乳食の食べっぷりが良くて、量を増やしても下痢やアレルギーの心配もない場合、食べるモノの硬さを変えて離乳食の段階を進めたり、回数を増やしたりすることになるかと思います。

その際、注意して欲しいのは、全ての食べモノの硬さを一気にバ―ションアップしないようにということです。

例えば、主食を10倍粥から7倍粥にしてもいいですが、併せて主菜や副菜を裏漉しやマッシュしていたものから大き目のカケラやほぐし身にしてしまうと、モグモグするのに疲れてしまい、食べる量が急に減ったり、食欲不振なの?と言いたくなるくらい食べるスピードがノロノロ状態に低下することがあります。

なにしろ食べ手は赤ちゃんですから、まだ擂り潰す歯が生えていませんからねぇ。

自動ドアちゃんであっても、さすがに疲れてしまいます。

そのあたりは、手加減してやってくださいね。

2013年3月27日 (水)

ミルク屋さんのお友達ですか?

混合栄養中の赤ちゃんのお母さんで、ミルク減量を希望されている場合、必ず母乳育児を応援している小児科のドクターや母乳外来若しくは助産院で1~2週間毎に体重や哺乳量チェックをされているでしょうし、そうしなくてはいけないことはよ~くご存知かと思います。
(自己流の減量は危険と再三再四申し上げているので、読者のみなさんは無鉄砲なことはされていないものと想定して話を進めさせていただきます。)

さて、そのように定期的なフォローを受けている場合であっても、注意していただきたいのは、時々大胆不敵なミルク減量を指導される医療者の存在です。

例えば、1ヶ月半~2ヶ月半の頃の赤ちゃんの体重増加度で、40g以上/日もあれば発育ペース的に充分なので、ミルク減量が可能となります。
仮にミルクの補足量が300ml/日(60ml×5回/日)だったとして、石橋を叩いて渡る慎重派代表のSOLANINだったら、初回は60ml/日、つまり1回分減量して、1週間後に体重増加度のチェックをさせてもらいます。
百分率的な表現をすれば、20%offですな。
地味ではありますが、地に足着けた指導なので、体重増加度的には、殆どの方が合格点を叩き出せます。(≒月齢相当の体重増加度を維持できるということです。)
お母さんとしては自信がつくし、次週に向けて更なるミルク減量を進め易くなります。
赤ちゃんの機嫌も特に変化は無いので、お世話が大変になるということもありません。

しかし、大胆不敵派の医療者の場合、どういう了見なのか初回であっても120~180ml/日、つまりイケイケモードで減量街道を突っ走ろうと嗾(けしか)けられます。
40~60%offのクリアランスセールですな。
1日も早くミルク減量したいお母さんには、その言葉は魅力的過ぎて、ついつい引き込まれてしまいがちです。
ただ、この方法で上手くいく方は非常に稀で、1週間後にチェックする体重増加度は一気に下降し、赤ちゃんの機嫌は超悪く、抱っこしていないとギャーギャー泣き叫び、睡眠が極端に浅くなり、お母さんは休む暇が無くなります。
「あ~、これじゃあミルク減量は難しいなぁ。やはりミルク補足は300ml/日に戻してもらうしかないね。今後は赤ちゃんの体重が増えて必要な哺乳量が増えてくるから、逆にミルク補足を増やしていくことになると思うからそのつもりでいてね。」と、宣告されます。

大胆不敵派・・・何だかおかしいと思いませんか?
高いハードルを提示しておきながら、あたかも簡単に乗り越えられるかのように唆(そそのか)し、やっぱり駄目だなぁと奈落の底へ突き落とし、果てはミルク増量を勧めてくるなんて。

母乳育児推進と口では言いつつも、その実態はミルク屋さんのお友達ですか?と聞き返したくなるような指導内容じゃないですか!
少なくとも、混合栄養から完母への移行を目指しているお母さんは、目先の派手なバーゲンセールに惑わされて飛びつかないでくださいね。
手痛いしっぺ返しを喰らいますから。

オススメの一歯(いっし)ブラシについて。(改訂版)

以前、一歯(いっし)ブラシを乳幼児の仕上げ磨きにオススメした記事を書いたことがありますが、憶えておられますかな?

あの記事を参考に一歯ブラシをご購入され、愛用されていらっしゃる方も少なくないと思います。
確かあの時、一歯ブラシを仕上げ磨きに活用するというSOLANINが記事に書いたアイデアを現役歯科ドクターの「rinaccikun」さんがお褒めくださって、物凄く嬉しかったので、未だにしつこく記憶しております。

いつからか「りなちくん」さんに改名されたようで・・・お元気でしょうか?(爆)

特定のメーカー名(ブランド名)を推奨するのは、こういうトコロでは良くないことなのかもしれませんが、SOLANINはあれからも一歯ブラシが気になって気になって。

ところで、一歯ブラシって、分かりますか?
通称ワンタフトと呼ばれるあの毛先の小さな歯ブラシのことです。
アレを色々入手しました。

プ○フィ○ト社、バ○ラ―社、オ―○ル○ア社、テ○社・・・殆どワンタフト・オタクのように、ブラシの硬さも普通と柔らかめと2種類買ったものもあります。
そして、次々にSOLANINの口腔で試してみました。
歯科衛生士さんでもないのに、新品の歯ブラシを耐毛検査のように、(まぁ、機械が無いので、指先を使ってゴシゴシ擦りまくったり・・・)してみました。

結果。

大人が使う分には、兎に角として、乳幼児に使う分にはやはりテ○社が最高に良かったです。
その理由は、「毛先のカットが尖っていない。」(他社は円錐状で尖っている)
「毛先の質感が素晴らしい。(素材:ポリアミド)」(他社はナイロン、飽和ポリエステル樹脂、ポリプロピレン等)
「毛先が長過ぎず、短過ぎずの絶妙な長さ。」(口腔内の刺激が少ないと考えられる)

もしも、まだ一歯ブラシなるものを使用したことが無い方、現在使用しているけれど、そろそろ交換用の一歯ブラシを追加購入される予定がある方は、テ○社の一歯ブラシ(商品名:コ○パ○トタフト®)を使ってみてください。

他社よりも若干お値段が高いのですが、値打ちがありますよ。

比べれば違いが分かります。
恐らくSOLANINの言いたいことを理解してくださる、歯科のドクターや歯科衛生士さんはいらっしゃると思うのですが・・・もしよろしければ、フォローお願いします。(笑)

追記1:いちごチョコ☆さんから
「ワンタフトを使った磨き方は、歯科衛生士さんに教えてもらうといいですよ」とのアドバイスを頂きました。
罹りつけの歯科を受診された時、歯科衛生士さんに磨き方の指導をお願いしてみるといいかもしれませんね。(2011年7月15日0時00分)

追記2:おーたんさんから
「ワンタフトは歯と歯の接する面や歯と歯茎の間がピンポイントで磨けます。フッ素ジェルと併用すれば最強ですよ。」というアドバイスを頂きました。
(2011年7月17日4時22分)

食物アレルギー予防とお食事6

同じ食材ばかり使って、いわゆる「ばっかり・どっさり喰い」をするのは避けた方が無難です。
特に動物性蛋白質を多く含む食材を”連チャン”で摂取すると、食物アレルギーを発症しやすくなることが判明しています。

例えば、主菜を鶏肉料理にしたら、それを3日間続けて食べるのではなく、鶏肉料理の次の日は主菜を魚料理にする・・・といった具合にすればいいのです。
魚も鰺を使ったら、次は鰈にするとか・・・ちょっとした工夫が効果的ですよ。
過去の記事にも書きましたが、αーリノレン酸を多く含む食材の宝庫は魚介類に特に多く含まれます。
高級魚でなくても、庶民的な鰯、鰰、鰹などにも多く含まれますから、助かりますね。
海草やお野菜にも多く含まれます。

洋風料理にも使えなくはないですが、どちらかというと和風料理に使いやすい食材でしょうか。
乳腺炎の予防にもなり、一石二鳥です。

アンビリバボーな断乳。

いまだ巷では「お薬を飲んだから断乳しました。」という残念な言葉をしばしば耳にしますが、『最強母乳外来』の読者のみなさんはそんな必要はないことは、先刻ご承知の通りだと思います。

これは私が母乳育児に関して全くの無知であった新人の頃の実話ですが、無知な新人であっても一般常識として「それは断乳の必要はないのでは?」と感じずにはいられなかった事例です。

そのお母さんとは買い物中、ばったり再会しました。

ついこの間まで母乳育児をしていたものの、いきなりで早期(3ヶ月)断乳をされたという方です。
理由を聞くと、「喉が痛くて浅○飴を舐めたから断乳しました。」

えええええ?

咳・声・喉の『浅○飴®』で、断乳したですと~?
無知で新人だった私ですら、断乳の理由として理解し難く、最初はジョークで言ってらっしゃるのかと思ったくらいです。

はい、『浅○飴®』は確かに医薬品ですよ。

でもね、でもね、ちょっと考えたら分かりませんかねぇ?
まぁ、なにぶん昔のことで、お薬内服=授乳中止もしくは断乳という考え方が幅を利かせていたことは否定出来ません。

また、おっぱいを続けることに意欲を持つお母さんの絶対数が今よりも少なかった時代です。

何せ保健所や保健センターでの10ヶ月での断乳指導が行き渡っていた時代です。

何だか数日前のことを蒸し返すようですが、そのお母さんにとっておっぱいとはこの程度の存在だったんだ~と残念に感じましたね。

そうそう、どうにもこの断乳に納得がいかなくて、当時保育士さんだった友人(母乳育児経験者)にこの話をしました。

その友人も、「それはヘンだよ。浅○飴く舐める程度ならおっぱいは大丈夫だろうということくらい、お薬に素人の私だって判断付くよ。」と言っていたことを思い出しました。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

保育園に入園したら自宅では食べなくなった。(10ヶ月)

<ご相談内容>
我が子は8ヶ月から入園し、たまに風邪気味になるものの、元気に過ごしています。
現在10ヶ月になり、3回食に進めて半月ほど経過したのですが、何故か自宅では殆ど食べてくれなくなりました。
それまでは、離乳食といえば目の色を変えてガツガツ食べる子だったのに。
おっぱいライフは誕生から今まで山あり谷ありで、ミルクの補足も必要だっただけに、離乳食が順調なことが、唯一の救いだったのに。

特に食物アレルギーも無く、好き嫌いも無く、下痢をすることも無く、自動ドアちゃんで順調だったのに。
ちなみに対照的なのですが、保育園ではお残ししたことは一度も無く、入園以来どんなメニューや食材であっても、毎日美味しそうに完食しているそうです。

なのにこの半月、自宅では、食べさせてもべぇ~っと出し、自分で手掴み食べをさせようにも投げたり落としたりするばかりです。
おっぱいやミルクを欲しがるペースは変わらず、結果的に体重も若干減少し、頭を抱えています。
どうしたものでしょうか?(涙)

<SOLANINの回答>
これまで離乳食は順調に進んでいたのに、何故かいきなり半月前から自宅限定でセミハンスト状態になっちゃったのですね。
思い当たるフシはないのですね?
う~ん・・・何なんでしょうねぇ?

ひとつ考えられることは、保育園の離乳食は回数が進むと、硬さや滑らかさだけではなく、味付けも微妙に変わってくるということです。

1回食のうちは調味料は殆ど使わない園が多いと思いますが、2回食になると食材のバリエーションも増えますし、3回食ともなれば、幼児食にかなり近づきますので、味付けもそれなりになってきます。
そこから考えると、相談者さんの場合は、(もしかしたら違うかもしれませんが)保育園での離乳食の味付けとご自宅のそれとにギャップがあるのではありませんか?

保育園では3回食に進んだことで、それなりに味付けしてある離乳食が供されるようになったのに対し、ご自宅では出汁程度でコトコト煮たものが中心というか、素材の味そのもの以外は味付けが皆無に近かったとしたら?

そりゃあ、どんなに物喰いの良い赤ちゃんであったとしても、味覚くらいはありますからね。

美味しくなければべぇ~もするでしょうし、「これって食べ物じゃないよね?」的なリアクションで、口に入れられたものを吐き出したりすることも想定されます。
可能であれば、給食の試食をさせてもらえると、味付けの参考になりますね。
お家での味付け変更が状況改善の突破口になるような気がます。

2013年3月26日 (火)

エナメル質減形成とは?(改訂版)

エナメル質減形成って、聞いたことがありますか?

原因は遺伝性の疾患の一種であることもあれば、未熟児さんであったからということもあり、様々だそうです。(原因はよく分からないという説もあります。)
元々乳歯のエナメル質は粗く薄い構造なのですが、減形成の方はそれすらもままならず…という状態なのですね。

「これって虫歯?」というような白い濁点が1歳そこそこで歯の表面に出現したり、実際に虫歯リスクの高い歯であると言えます。

サホライド(いわゆる虫歯の進行止めですな)を使うこともあると聞きますが、Agが入っていますから、歯が黒くなることは否定できません。

場合によっては、レジンでコ―ティングすることもあるそうです。
フッ素塗布は…
確かアレはエナメル質に塗布するものですから、どうなんでしょう・・・
レジンでコ―ティングしてから塗布なのでしょうか?(ちょっとその辺りは私には分からないです。)

実際にはどのような方法で虫歯の予防及び治療をしていくものなのか、実際に歯科領域でエナメル質減形成のお子さんへの対処をしておられる専門家の方、ご教示いただけませんか?

私の穿った見方かもしれませんが、「おっぱい=虫歯}説を唱えられる歯科ドクターは、もしかして、こういうお子さんに対して、指摘されているのではないかと思えてしまうのです。

普段からお母さんが気を付けることとしては、当たり前ですが以下の通りです。

一つ目は、虫歯リスクを減らすためにお菓子は禁止された方がいいです。近隣に甘過ぎる祖父母が居られる場合は、もちろん祖父母の協力も欠かせません。
理性的な祖父母であればいいのですが、甘いお菓子で可愛いお孫さんを「餌付け」もしくは「籠絡(ろうらく)」しようとする危険過ぎる祖父母は世間にゴマンと居られますからね。

二つ目は、仕上げ磨きをきっちりすることです。
子どものセルフ磨きはチャラいということは、もうみなさんご存知ですものね。

食物アレルギー予防とお食事5

「よく噛んで食べること。」は乳腺炎の予防になることは過去の記事で書いておりますので、読者のみなさんはすっかりご存知かと思います。

が、食物アレルギーの予防にも効果があることをご存知でしょうか。
よく噛むことは、唾液の分泌を促しますね。
唾液には活性酸素の毒性を抑制するはたらきがあります。
また、よく噛むことは、消化酵素の分泌をより一層高めます。

あっ、活性酸素って聞いたことありますよね。
平たく言えばガンや生活習慣病やアレルギーを誘発する物質です。
アレルギー反応が起きにくくするということです。

授乳可否データのない点眼薬を処方されることになった!(4ヶ月)

<ご相談内容>
持病の緑内障が悪化して、今までよりもキツいタイプの点眼薬を処方されました。(多分この先、一生この点眼薬が必要になるだろうと言われました。病状としては、現段階では手術まではしなくてもいいそうです。)

主治医やこの方面に詳しい薬剤師さんにも確認したのですが、私が処方された点眼薬は、授乳中の安全性のデータがまだ報告されていないとのことでした。
念のため国立成育医療センタ-のHPも閲覧しましたが、未掲載でした。

現在我が子は4ヶ月です。
治療はどうしても必要なので、可哀想ですが、断乳すべきでしょうか?

<SOLANINの回答>
ううむ。
のっけからバッサリ言わせてもらいますが、データの無いお薬の安全性に関するコンサルテーションは、誰にもできないと思います。

SOLANINもできませんよ。

月齢的に離乳食を開始するには早過ぎるますし、ミルクに切り替えた方がいいのかどうなのかは、相談者さんが決めることですよ。

ただ、明らかにNGなお薬と判明しているのは、現時点では麻薬・抗ガン剤・免疫抑制剤等の特殊なジャンルのお薬です。
そもそも緑内障の治療薬は、そういうジャンルのお薬ではないことは、ご存知ですよね?
しかも、注射(点滴を含む)・坐薬・内服薬とかではなく、局所に作用する点眼薬ですよね?
点眼薬というのは、注射・坐薬・内服薬とは異なり、お母さんの体への吸収は無いか、あってもごく僅かです。

この先の授乳期間が仮に2年3年あったとしても、おっぱい⇒お子さんへという移行による影響は、常識的に考えて、健康被害云々以前の微々たるものだと思いますが。
それでもデータが無くて不安というのであれば、まずは別の角度から情報収集をして、よく
考えてみては如何ですか?

例えばその点眼薬を使用することで、お母さん自身に何か副作用(治療を中止すべき副作用の意味です)が顕れるとしたら、どういう症状か、眼科のドクターには確認されましたか?

次に、指示された用法・用量(例えば1回1滴で1日3回)で点眼して、果たしてヒトの血液中に、何時間後にどの程度検出されるものなのか、製造販売元に確認されましたか?

(母乳中へのデータが無いにしても、血液中への移行については恐らくデータがあると思うので、多少参考になると思います。)

それらの情報収集をして、赤ちゃんにどのようなリスクが考えられるのか、自分なりに考えてみては如何でしょうか?

※極論ですが、おっぱいはいつでも止められます。
断乳後のケアは過去記事にも書いてますから、セルフケアとして参考にするなり、母乳外来や助産院でケアを受けられれば何とかなると思います。

ただ、何度も申し上げるように、おっぱいは一旦止めてしまったら、水道の蛇口を捻るかのように簡単に復旧させることはできません。
一旦止めたおっぱいを復旧させるのは、血を流すくらい辛く、まさに茨の道です。
成功する確率は限りなく低いので、それなりの覚悟をしていおてくださいね

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

断乳⇒妊娠を受け止める子の気持ちへの配慮とは?(2歳7ヶ月)

<ご相談内容>
まだこちらのブログに出会う前…子どもが1歳半の時に、O式で断乳をしました。
理由は、早く二人目を授かりたかったからです。
本当は自然卒乳を待つつもりでしたし、それまでに二人目を授かることができたらタンデムをするつもりでいました。
そして断乳後3ヶ月で月経が再開し、間もなく第二子を授かることができました。
現在妊娠32週です。

断乳後は根っからのおっぱい星人だったこともあり、寝る前に必ず触りながら眠りにつくのが習慣となっていました。
最近様子が変わったのです。
「○○ちゃん、きょうはおっぱい要らない!隠しておいて!」と言う日が出て来はじめました。
でも、口ではそう言いながらも目には涙が溢れているんです。
私に見られないように背を向けて、声を殺して泣いているんです。
よくよく話を聞いてみると、おっぱいは赤ちゃんのものになるから自分はもう要らないというようなことを言うのですが…
私がそうではないよということを言葉を尽くして説明しても、頑なになります。
ものすごく我慢しているのが伝わります。

断乳のことといい、眠る前のおっぱいに触る行為についてといい、自分の勝手な思いで子どもを振り回していることが不甲斐なくて申し訳なくて仕方ありません。
ちなみに毎日毎日そんな感じかというとそうでもなく、「やっぱりおっぱいほしい~!!」と寄ってくる日もあります。
でも、触る時間はすごく短くなりました。

長くなりましたが、今私は子どもの気持ちをどのように捉え受け止めればいいのか分からなくなってしまっていました。

<SOLANINの回答>
O式の乳房治療手技はレベルが高く、素晴らしいと思いますが、個人的に受け入れ難い思想は、断乳を推奨されることです。

端的に言えば、手技をもってしても美味しさを維持出来ない時期(だいたい1歳半)以降のおっぱいは飲ませないってことですよね。

勿論、O式の断乳式を受け入れるお子さんもいらっしゃるのでしょうが、そうではないお子さんが少なからず存在することを耳にするたび、私は心が暗くなります。
相談者さんは挙児希望という事情があったのですが、お子さんはやはり自分の意思に反しておっぱいを断たれることが辛く、名残惜しかったのでしょうね。

それが分かっていたから、相談者さんは妊娠中に乳房を触られる不快感に耐えつつも、触ることを許しておられたのでしょうね。
2歳の子どもはしばしば、「魔の2歳児」と称されますが、お母さんとの絆がしっかり育まれていると、お母さんを思いやるという発想を持つことが見受けられます。

お母さんを困らせたくないという優しい気持ちが芽生えてきているものの、でもおっぱいが忘れられないという気持ちも残っていて、そういう葛藤がお子さんの涙に顕れているのだと推察します。

ただ、相談者さんのお子さんは、まだ気持ちが揺れているのが現状ですから、方針を決めるとかではなく、柔軟に気持ちの揺れに合わせてあげたらいいのではありませんか?
涙しつつも、頑なであれば、2歳児といえどもプライドもあるでしょうから、涙は見なかったことにする。
でも、「ちょっとだけ触っていい?」と2歳児のプライドを捨てて(?)甘えてきたら、「いいわよ~♪」と受け止めてあげる。

若しくは、妊娠中のおっぱいケアをする際に、ヘルプ依頼するのも一案です。
だって、お母さんのお役に立ちつつ、合法的(!)におっぱいを触れるわけですから、普段よりも抵抗感は少ないと思いますよ。

具体的には、「パパにやってもらったんだけど、ちょっと痛かったのよね。赤ちゃんがしっかりおっぱいが飲めるように、○○ちゃんが手伝ってくれたら、ママは助かるんだけど、ダメかな?」なぁんて声掛けしてみてはどうでしょう?

難しく考えず、行きつ戻りつしながら、次のステップに進んでいくのを見守れたらいいと思いますよ。

2013年3月25日 (月)

搾乳回数も量も変更無しなのに、体重増加度が低下した。(新生児)

<ご相談内容>
40週で3432gの元気な大きめ男児を産んだのですが、いわゆる下手っぴちゃんで、直母が上手く出来ずにいます。
退院時(5日目)の体重は、3160gでした。
入院中は助産師さんに介助してもらっても、1回当りの哺乳量はせいぜい2~8g。
退院後も少しずつ哺乳力は向上しているようですが、受診時の1回当りの哺乳量は18~26gと、直母のみではまだ難しい状況です。
分泌自体は助産師さんも折り紙つきで、
搾乳メインで母乳育児をしています。
搾乳量は50~60ml×8回/日なので、400~480ml/日はスポイドと指の吸啜で確実に哺乳しています。
現在24日目で、これまで母乳外来で数日毎にみてもらっていて、いつも体重増加度が30~35g/日はあったのに、今日は26g/日に低下してしまい、「いよいよおっぱいが足りなくなったのか?搾乳量を増やさなくてはならないのか?」とショックを受けています。
ただ、
1回当りの哺乳量は48gに増えているという明るい材料はありました。
前回みてもらってからの変化としては、着替えをしなくてはならないくらいの吐乳が3回くらい/日あります。
吐乳はしても機嫌は良く、ケロッとして、お口パクパク、舌ペロペロしておっぱいを欲しがります。
皮膚はカサカサではありません。
おしっこもうんちも、7~8回以上/日は出ています。
何故、体重増加度が減ってしまったのでしょうか?
助産師さんは搾乳量は増やさなくてもいいと仰いましたが、ホントに大丈夫でしょうか?

<SOLANIN,の回答>
直母が下手っぴちゃんとのこと、ご苦労・ご心痛お察しします。
搾乳ライフは大変だと思いますが、根気よく頑張っていらっしゃることに敬意を表します。

さて、体重増加度が低下した原因ですが、1回当りの哺乳量が伸びてきている≒直母による哺乳量が伸びてきていると考えて差支えないと思います。
搾乳の補足量は変わっていないので、総哺乳量が増えている筈なのに体重増加度が低下したのは、相談者さんの場合、吐乳によるところが「大」とお見受けします。
赤ちゃんの胃袋は徐々に大きくなりますが、この数日一気に直母による哺乳量が伸びたため、赤ちゃんの胃袋がそれを受け止めきれなかったというのが実情でしょう。
勿体ないことになっていたわけです。
担当助産師が搾乳量を増やさなくてもいいと指導されたのは、赤ちゃんの全身状態は問題なさそうと判断されたからでしょう。
本来ならば1回当りの哺乳量がグ~ンと伸びてきているので、搾乳量を減らしたかったろうと思われますが、体重増加度が低下したのでお母さんの不安な気持ちを慮って、現状続行されたのだと推定します。
吐乳を少なくするには、しっかりげっぷを出してあげるように努めることや、縦抱きで背中を撫でてあげる時間をいつもより長くすることや、上半身を高くして背中がCカーブになるように寝かせてあげること等を実践することです。
相談者さんの場合、次回受診時に1回当りの哺乳量が前回と同等以上で、吐乳が減れば、体重増加度が増えることはかなり高い確率で予測できます。
予測通りの展開となれば、搾乳を減量でき、直母へのシフトが見えてくると思います。
赤ちゃんのパワーとご自身のおっぱいの分泌量に自信を持って、もうひと頑張りしようではありませんか!

タンデム授乳でも清浄綿を使わなくていいの?

<ご相談内容>
2歳4ヶ月と2ヶ月のふたりにタンデム授乳をしています。
タンデム授乳のとき、上の子の後に赤ちゃんにあげるときは、口に含む乳頭・乳輪を拭いた方がいいのでしょうか?

もし過去記事にあったら読みおとしです、スイマセン。
いつだったかのコメント欄で、上の子が虫歯だから拭いているという方がいたので気になって・・・。幸い上の子は、虫歯もないのですが。

よろしければ教えてください。

<SOLANINの回答>
過去記事にあったかどうかですが、あまりにも膨大な記事数なので書いている本人があやふやです。(爆)

さて、これは勤務先でもタンデム授乳している褥婦さんから質問があったことなのですが、そうですね~、基本的に不要です。
例えば、虫歯菌は新生児のように歯が生えていない場合(魔歯というレアケースもありますが、ここでは一般的な場合で話を進めさせていただきます。)赤ちゃんの口腔内では生存・繁殖できませんから、上の子さんに虫歯があって、下の子さんが歯の生えない段階での清浄綿は不要かと存じます。
っていうか、そもそも清浄綿の消毒薬成分が虫歯菌を退治出来るのかどうかが、甚だ疑問ですな。

例外があるとしたら、上の子さんが鵞口瘡(がこうそう)のように口腔内の真菌による感染性疾患の場合は要注意なので、拭いた方が良いような気がしますが、多分鵞口瘡になると、痛くてまともにおっぱいが飲めなくなるので、自動的に完治までお休みしてくれるなら、これも不要です。

風邪の場合はどうなんでしょうね。
風邪のウィルスは200種類くらいあるとのことです。
風邪の主な感染ルートは(接触や)飛沫ですが、同じ家で暮らしていたら、タンデム授乳をしていなくても、やがてウィルスが家庭内を周回して感染してしまいますよね?

なので、清浄綿で拭いて果たしてどの程度感染予防の効果があるのか?と訊かれても、何ともはやですねぇ。

※SOLANINの知る範囲では、国内はもとより海外でもタンデム授乳時のおっぱいの清拭に関する文献や報告はありません。
無いということは、要らないのではないでしょうか?

食物アレルギー予防とお食事4(改訂版)

一見全く関係なさそうですが、お砂糖の摂り過ぎはよくありません。
産前・産後のお砂糖の食事摂取基準は20gですから、全く摂取してはいけないというのではありません。
お料理にたんまりとお砂糖を使用する地域にお住まいでなければ、まず大丈夫だと思います。
ただし、清涼飲料水と呼ばれる、ソフトドリンクの類には、結構多くのお砂糖が含まれます。
スーパーには、袋入りの角砂糖が売ってありますが、ちょっと大きいかなというのが、1個当たり3.5gはあります。
カロリーオフタイプでないと、500mlのペットボトルには角砂糖15個分くらいのお砂糖が入っています。
計算すると、52.5gです。

因みに100%果汁の平均糖度は11%です。
果汁の糖分は果糖ですが、お砂糖に近いものと考えてもらって差し支えないものですから、200mlのコップに1杯の100%果汁を飲むと、それだけで、22gの果糖を摂取することになりますから、それ以上飲んでしまったら過剰摂取ということになりますね。

経験的に知られていることのようですが、砂糖の過剰摂取をすることは、大抵の食物アレルギーを悪化させるらしいのですね。
なので、お砂糖の過剰摂取には要注意で、調味料以外の食品や飲料にもお砂糖同様のものが多く含まれているから、そのことは、心に留め置いてくださいね。

お母さんがお子さんに言い聞かせ納得してもらう卒乳9

この間説明した方法で失敗した方は「ほぼない」という微妙な表現をしたのは訳があります。上手くいかなかった方が1名おられますが、実は先日1人お母さんから『言い聞かせ納得してもらう卒乳』を止められた方がおられたのです。

元々赤ちゃんが授かりにくい体質で今のお子さんが治療して授かったとのことです。次の子が欲しいのは家族全員の総意で、年齢的なこともあり(といってもまだ35歳くらいだったかなぁ。私はそんなに焦るような年齢ではないと思いましたが、それは見解の相違ですから横に置いておきますね。)

1歳2ヶ月になってすぐに言い聞かせの仕込みを始められました。

ただ、私が危惧していたのはこのお母さんは自宅での言い聞かせに自信がなかったのか、かねてより予定されていたご自分の手術の入院日をXデーにされたのです。

お母さんが居なくなる日とおっぱいを飲まなくなる日が一緒というのはやはりお子さんにはキツいものです。

それでも言い聞かせが効を奏したのか、お家からは特に連絡はありませんでした。
手術後は乳房が緊満してきたら訪室して、助産師がお握り搾りをしていました。

助産師が乳房管理していましたからトラブルはなかったのですが、お子さんが泣かないけど寂しそうにしているので(そりゃそうでしょう。)お家の方がお子さんを面会に連れて来られたのです。(それは至極まっとうなことなので面会自体は問題にはなりません。)

確か術後2日目の午前中だったと記憶しています。

そうしたら、お子さんの顔を見たお母さんの方がこの2日間離れ離れになっていたのにおばあちゃん家で泣くこともなくいい子にしていたという話を聞いて胸が一杯になられ、大泣きされたのです。

「自分には耐えられない。」と仰って、「もう1回おっぱいをあげたいけれど出来ますか?」と尋ねてこられました。

それは充分可能なので私は「どうぞ。」と言いました。

で、多少の戸惑いはあったのかもしれませんが、お子さんは喜んでおっぱいを飲み始めました。

搾り残しによるトラブル回避のために出来ること。(9ヶ月)

<ご相談内容>
現在我が子は9ヶ月になりました。
離乳食はボチボチ程度の2回食です。

仕事(フルタイム)復帰前の直母回数は駆け込み需要もあり、チャラ飲みも入れたら新生児並にほぼ10~12回/日ペースに増えました。(それまでも直母回数は7~8回/日はあったので、元々若干多目かなとは思います。)

勤務先は理解があり、搾乳は2回/日は確保出来ます。
量としては少ない時は100ml/回、,多い時は160ml/回は搾乳出来ます。
手搾りとメ○ラ社の搾乳器の併用で、極力偏らないように搾っています。
ただ困るのは、週末にかけて徐々にしこりが出来ることです。

乳腺炎にはなりたくないんです。
しこりが出来る度にヒヤヒヤします。
何か良い対策は無いものでしょうか?

<SOLANINの回答>
仕事復帰と母乳育児の継続、立派にされていて、感服いたしました。

フルタイムのお仕事とのことですが、搾乳をする時間を2回分貰えるのは、「理解ある職場」だと私も思います。

搾る方法や角度についても考えながら搾乳されていて、凄いなと思いました。

大したものです。

ここには書いていらっしゃらないですが、恐らく昼食にもきめ細かな配慮をされたのでしょうね。

となると冷えないように服装に気をつけることや、たんぽぽ珈琲の飲用に加え、週末は、離乳食の食べっぷりは少々少なくても大目に見て、「どうぞ、どうぞ。好きなだけ飲みなさいね♪」と、おっぱいにぶら下がらせてあげてくださるのが良いと思います。。

9ヶ月のおっぱい星人の吸啜力はとても強いですから、おっぱいにぶら下がらせてあげることで、するするポンと、閉塞部の開通(乳房トラブルの芽の帳消し!)が期待出来ます。

それが一番簡単で確かな乳房管理術ではないかと思いますよ。

2013年3月24日 (日)

あなたの知らないフッ素の効能!(改訂版)

当ブログの読者さんであれば、間違っても「乳歯は抜ける歯だから、虫歯になっても構わないわ。」なぁ~んて低い意識の方は皆無だと思います。

栄養方法に関わりなく、お子さんのを虫歯の無い歯にしてあげたいと日々のケアに尽力されたり、残念ながら虫歯が出来てしまったとしても、出来るだけ食い止めたいと頑張っていらっしゃる、高い意識の方ばかりだと思います。
この記事は、例によって、自称“日本一歯科・口腔ケア領域に詳しい助産師”のSOLANINが、師匠のMさんに教えていただいたことですので、歯科・口腔ケア領域の方にしてみたら「んなこと、当たり前やん!」的な内容ですが、きっとそれ以外の方は「へぇぇ~ホンマでっか?知らんかったわぁ。」的な内容だと思いますので、書かせていただきますね♪

フッ素が虫歯予防に効果的なことは、みなさんご存知だと思います。

特にエナメル質の薄い生えたての乳歯は、些細なことで虫歯になり易く、可愛い歯を守るにはフッ素の塗布は欠かせません。

(もちろん、永久歯に塗布することも、とても効果的ですよ。)

まずは、フッ素の効能に関する知識のおさらいをしましょう。

★歯を強くします。
フッ素を塗布することで、歯の表面にフルオロアパタイトという強い結晶構造が出来るのですね。

★歯の再石灰化を促します。
再石灰化の主役は唾液ですが、唾液の援護射撃をするわけですね。

次に、フッ素の塗布に関する知識のおさらいをしましょう。

定期的(3~4ヶ月毎)にクリニックで専門的な塗布をしてもらうのと、家庭での毎日のフッ素ジェルの塗布が、車の両輪のようにバランスを取り、上手く稼働して行くのが理想なのですね。

勿論、フッ素の塗布は、ブラッシングして歯垢をきちんと落としてからでじゃないとNGですよ。

そして、家庭で毎日塗布するフッ素に関する知識です。
実は、家庭用に供用されるフッ素は1種類ではないのですね。
「フッ化第一スズ」「フッ化ナトリウム」「モノフルオリン酸ナトリウム」と、3種類です。
(このうち、「モノフルオリン酸ナトリウム」はリーズナブルな歯磨き粉に汎用されていますが、正直言って、フッ素としてあまり効果が無いとのことですので、記事からは割愛させていただきます。)
そして、各々に得意分野があることを!

まずは、「フッ化第一スズ」ですが、なんと、虫歯菌の数を減らす効果があるのです。
虫歯菌の検査をして多いことが判明している方、検査はしていないけれど、幼少時から虫歯治療歴があり、虫歯が沢山ある方は、虫歯菌が多いことが推定されるので、特に適していると思います。
家庭用としては、濃度は0.4%のモノが市販されています。

次に「フッ化ナトリウム」ですが、歯を強くする働きが3種類の中で一番強いのです。
ちなみに、濃度と効果は比例します。
家庭用としては、950ppmのモノがMAXの濃度です。
家庭で使うフッ素は、ジェル状のモノが使いやすいかと思います。

そうそう、フッ素を塗布した後は、ぶくぶく含嗽は、2回くらいにとどめ、フッ素を塗布されたら、1時間は飲食禁止でお願いします。

追記:ごまさんという方から頂いたコメントに有益なご意見があったので、書かせていただきます。
歯のエナメル質への浸透力は、「フッ化第一スズ」の方が「フッ化ナトリウム」よりも大きいそうです。
ですので、虫歯リスクの非常に高い方、6歳以上の方は「フッ化第一スズ」を、虫歯リスクが高~中程度の方、6歳未満の方は「フッ化ナトリウム」が適しているそうです。
また、知覚過敏のある方(≒歯茎が下がり歯根が露出している方)が「フッ化第一スズ」を使うと、歯髄への刺激となるので、そういう場合は、「フッ化ナトリウム」を使うとよいそうです。(←あっ、これはオトナですな。乳幼児で知覚過敏はちょっと考え難いので。)

食物アレルギー予防とお食事3

お母さんのお食事の食材・調理形態で、油を控えてください。
特に注意すべきは、大豆油であることは間違いありません。
これは、言わずもがなですが、大豆アレルギーを誘発しないためです。

おっぱいをあげているお母さんは揚げ物をバクバク食べてる方はいらしゃらないと思いますが、炒め物やドレッシングなどには、油を使うことになりますね。
その油を吟味してもらえばいいのですね。

では、どんな油がいいのでしょうか?
コーン油、べに花油なんかはどうでしょうか?
これらはリノール酸を多く含み、食感も軽く、健康志向のマーガリンなどの原料だったりします。
が、このリノール酸というものが、アレルギー反応を促進するので、実は良くないのです。

逆に、αーリノレン酸を多く含む、シソ油やえごま油は、アレルギー反応を抑制するはたらきがあります。
ただし、お値段がハンパなく高いのがネックですな。
しかし、食材の中にもαーリノレン酸を多く含むものがあるので、それらを食べることは、理にかなっていますから、紹介します。
「いわし」「あなご」「ハタハタ」「カツオ」などの青魚系の魚貝類に多く含まれます。
海藻類や野菜にも含まれます。

そうそう、油って古くなると、脂肪酸の酸化が進みます。
油が焼けるとかって言いませんか?
油は出来るだけ新しいものが良いので、買い置きは控えた方がよさそうです。

お母さんがお子さんに言い聞かせて納得してもらう卒乳8

もう2週間近く前に過去の記事に読者さんのえ~なさんが確認質問してくださってました。
この方法で卒乳したお母さんの実体験とその後のお子さんの経過について(情緒安定してきたか等)?」についてです。
3~4日のうちに記事にする予定とコメントに返したのにウソばっかりでした。済みませんでした。

言い聞かせ納得してもらう卒乳はジワジワ増えてン十人はチャレンジしておられます。

仕込みの期間が1ヶ月あった方で挫折例は「ほぼない」ですね。
お母さんも内容をよく理解して下さってますから、旦那さんやおばあちゃんにも協力をしてもらっておられます。

まず、お母さんの方がフィナーレ近くにいつもよりもたくさん、誘ってでもおっぱいをあげてもらっていますから、多少の張り返しはきますが、1週間くらい前からお食事の量を減らしておられたら張り返しの程度は多少なりともマシですね。

お母さんがイニシアチブを取る方法ではありますが、1ヶ月の期間があることで、お子さんなりに踏ん切りがつくようです。
お花やロボットなどお気に入りの絵をお母さんの乳房に見つけると、「はっ。」とした表情になります。
お母さんのお顔を見上げて、ちょっと困ったような表情で指差しをしたりします。
シャッターを下るかのようにめくっていた服をザーっと引き下ろすお子さんもいます。

でも、夜中も良く眠ってくれるようになったし、おっぱいを見てもたまに触るけれど吸い付いたりはしません。
夜泣きが始まったというのも聞いたことがないです。
チックもないです。

何となくお子さんも「仕方ないなぁ。」と思うのでしょうね。
きっと自分なりに受け止めているのでしょう。

恐らくご心配のようなことはなかろうと思われます。

また、お母さんの方はいつもより体調管理に気を配っておられます。
自身もお子さんも体調不良なら日を改めてすることになりますしね。
(どんなに上手く仕込みをしても体調不良ですと上手くいきません。)

家事も大事ですが旦那さんにも大目に見てもらってお子さんと体を使った遊びを楽しんでくださいね。

お子さんの好物を一緒に食べて「美味しいね。」と言ったり、食べさせあったりして(スプーンがクロスしないように気をつけてね。)おっぱい以外でも楽しいことや美味しいものがあることをさりげなくアピールします。

群発頭痛発症し母乳禁忌の薬しか効かず断乳>(2歳6ヶ月)

<ご相談内容>
もうすぐ2歳8ヶ月になる息子の母です。
私は自然卒乳を目指してきましたが只今、断乳中です
私には持病の群発頭痛があり妊娠中から産科医に薬の相談をして出産をしました。
予防薬の『ミグシス』服用は止めて、痛み止の『イミグラン』は使用しても可ということで。(服用後の半減期は2時間~2日位。)

産前の群発期間は1ヶ月以上ありましたが、不思議と妊娠中は頭痛が軽くて、服用せずに出産。
産後は頭痛が起きても数日で治まってきました。
そして今年、7月を過ぎてから発作開始。
タイミング悪く寝かしつけの時に起こるので、ずっと添い乳で寝てきた、おっぱい星人の息子は夜中まで寝付くことができずに、トイレで痛みによる嘔吐を繰り返す私の横にべったりとくっついていました。

困ったことに、私の群発頭痛には、授乳中服薬可能な『イミグラン』があまり効果的ではないことが判明しました。
翌日、痛み止めを出して貰いに行くと、内科医から断乳を条件に『マルサット』が処方されました。

本当に断乳するべきか?他に方法はないのか?
調べ、悩みました。
『イミグラン』に戻したとしても、効かなければ日々の子育てはできませんし。
もともと周囲に母乳育児について理解、協力してくれる人がいません。
食物アレルギー(卵・小麦・乳・マグロ)がある為、なんとか周囲の意見(おっぱい止めろコール)は抑えてこられたんです。
寝不足と体調不良の中、断乳に踏み切った今でも悩んでいます。

1日だけ言い聞かせをして、今日で断乳3日目です。
我慢している姿を見ると涙が止まらず、息子に心配を掛けてしまっています。

今朝「本当はおっぱい飲みたいよ。我慢している。」「治ったらまた飲める?」ということをパパに内緒で耳打ちしてきました。
もう涙が止まりません。
断乳自体は上手くいっていると思います。
もしかしたら、このまま成功するかもしれません。
でも、出来れば本人の意思で卒乳を迎えさせてあげたいです。
こちらで相談するのは間違っていたらすみません。
もしも意見をいただければ助かります。

<SOLANINの回答>
今回の経緯
を拝読して私も思わず泣きそうになりました。
群発頭痛というのはホントに厄介な病気ですからね。

いわゆる片頭痛薬であっても、授乳可能なものと授乳不可ものがあるのですが、ご指摘の通り、授乳不可のお薬であれば、これは止めざるを得ません。

お子さんの精一杯我慢しているいじらしい様子、もしかして再びおっぱいが飲めるのかな?と尋ねてくる様子、胸が潰れる想いですね。

ここは嘘をつくわけにはいきませんから、率直に、しかし、心を込めてお話ししましょう。
大好きなおっぱいをもう飲めないであろうことを聞かされたら、お坊ちゃんは悲しまれるでしょう。
しかし、お母さんの苦しんでいる様子を見て、ただならぬことが起こってしまったことを察知しておられますね。

お坊ちゃんはおっぱいの次に好きなことは何ですか?
やはり抱っこ、スキンシップではないでしょうか?
代替えではありますが、お母さんの愛情を感じられる何かで気持ちを満たしてあげては如何でしょうか?

お母さんにとってもお坊ちゃんにとっても試練の時ですが、これまで2年8ヶ月のおっぱいライフで築いてきたふたりの絆は、きっとこの困難を乗り越えさせてくれるとSOILANINは確信しています。

2013年3月23日 (土)

キシリトールタブレットの摂取量・摂取方法について。(改訂版)

<ご相談内容>
理屈っぽい質問になりますが、教えてください。
一応、キシリトール関連の記事もコメントも一通り目を通したのですが、見当たらなかったので・・・

1.キシリトールの推奨摂取量は5g以上/日ですが、それよりも少ない摂取量でも効果は有りますか?

2.例えばオトナが1粒当りのキシリトールの含有量は0.4g/粒のタブレットを摂取したい場合は、12〜13粒という計算でOKですか?

3.1日の摂取量を一度に摂るのと、朝昼夕夜とかに分けて摂るのとでは効果が違いますか?

4.キシリトールタブレットとフッ素(チェックアップ)を併用する場合の順序についてです。
我が家では今、仕上げ磨き→うがい→キシリトールタブレット→チェックアップなのですが、もしかしてチェックアップ→キシリトールの方がいいのかしら?とふと思いました。
以上4点に付きまして回答願います。

<SOLANINの回答>
あちゃ~済みません。
普段SOLANINの勤務先のマタニティ―クラスの妊婦さんにお話ししている内容ばかりなので、すっかり初期に記事化しているモノだと思い込んでおりました。
そうでしたか、無かったですか・・・
では、回答したいと思います。

1.大人でも子どもでも、少ない摂取量は効果がありません。

様々な先行研究で5g以上/日摂取しなければ、効果に乏しいと報告されています。
甘いお菓子をあげるくらいなら、おやつにキシリトールをあげた方が良いとは思いますが、キシリトール本来の効果を期待するには必要摂取量を確認することが大変重要です。

2.これはご指摘の通りです。
この計算で合っていますよ♪

3.キシリトールの効果を最大限に引き出すには、一度に大量摂取して、「今日のノルマ達成!」というのは、NGです。
キシリトール
はいつ摂取しても歯の脱灰が起きません。
効果を発揮するには、
歯磨きの後でも何かのご褒美としてでも、どうぞ気兼ねなく、4~5回に分割して摂取してください。
それから、タブレットの場合、ガリガリ噛まずに出来るだけ長く(可能であれば5分間以上、)ペロペロ舐めて溶かしてください。

4.これにつきましては、現状の方が良いと思います。
チェックアップして30分待ってキシリトールを摂取するより、お口の中を綺麗にしてからキシリトールを摂取して、〆にチェックアップが理想的ですよ。

・・・ということです。(笑)

食物アレルギー予防とお食事2

妊娠中からお母さんのお食事内容に気を配ることは良いことです。
例えば一般的にアレルゲンになりやすい食物として、よく知られているのが、「鶏卵」「牛乳」「小麦」の3大アレルゲンですね。
昔は「小麦」じゃなくて「大豆」でしたが。

これらの食物を完全除去というのは困難ですが、控えめにするならば出来なくはないかなと思います。
頻回かつ多量に摂取するのが、アレルギーの誘発に関与しているのは間違いないので・・・

たんぱく質は魚介類がいいですね。
種類が多いから、旬によって変化もあるし。
あっ、でも、魚卵系は避けてくださいね。
理由は、これらもまたアレルゲンになりやすいからです。

それから、調理形態の選択も大事です。
ナマは危ないです。
完全に加熱したら、反応は起きにくいことは確かです。
煮る・蒸す・茹でる・炊くなどはOK。
焼くは中が半生になってたら、アレルギー警報が鳴っている状態です。

最後にもうひとつ。
特に普段は大丈夫でも、妊娠中や産後はカラダがデリケートになっているから、どうしてもナマで食べる時は新鮮なものを選んでくださいね。

お母さんがお子さんに言い聞かせ納得してもらう卒乳7

言い聞かせ、仕込みも出来て、いよいよか~と意気込んでいたら、アクシデント発生ということがあります。

次のような場合は無理せず、あっさりと諦め、次の機会まで、様子を見てくださいね。
泣き叫ぶ我が子に対し、無理やり行う断乳とは異なります。
不退転の覚悟とか、そ~ゆうガチガチ思考で押し切るようなマネはしないでくださいね。
以下の様子が見られる時は絶対に強行しないでください。

①卒乳したとたんにお子さんが体調を崩す。

②卒乳してもお食事の量が全く増えてこない。

③つまらないことで、すぐに泣くようになった。

④元気に遊ばず、グズグズ、ウダウダしている。

⑤笑顔が見られず、無表情になった。

⑥攻撃的言動が目立つ。

⑦昼夜を問わずギャン泣きが続く。

⑧はっきり言って、おっぱい飲ませている方がラクだと思う。

⑨お気に入りもキャラクターをシンボルマークに描いたのに、見たとたん、号泣する。

⑩シンボルマークの描かれた乳房を見ても、何の変化もなく、いつも通りにおっぱいを飲み始める。

①と②のみ3日間くらいは様子見していいですが、それ以上に長引きそうなら、お子さんは限界です。

特に②は1~2日間は食欲が落ちるのは仕方ないですが、納得ができていれば、受け入れできるので、3日目に入るころには、食べるようになるはずです。

病気でもないのに3日間殆どハンストというのは尋常ではありません。
お子さんのカラダもココロもクラッシュします。
決して崖っぷちまで追い詰めないでください。
どうかよろしくお願いします。

子どもが混乱するようなタイミングで謝るでないっ!(怒)

釈然としないことがあります。
予防注射や治療に必要な手術の際に、お子さんに平謝りしている親御さん。

おかしいですよ。

そりゃあ、注射も手術も痛い目に遭わせることだから、恐らく平謝りしている親御さんはお子さんの気持ちに共感しているつもりなのでしょうが・・・

でも、それってどう考えても違いますよ。
だってね、予防注射は、病気にならないようにするために受けるものでしょう?
手術は、それをしないと生命にかかわったり、日常生活に支障をきたしたりするから、その改善のために受けるわけでしょう?
親御さんとして当然のことをしたまでですよ。
なのに、「ごめんね、こんな痛い目に遭わせて・・・」って・・・違う!違う!

そうじゃないでしょ?
こういう時は、「痛かったね、でもこれは、病気にならないようにするため(病気を治すため)にしたんだよ。偉かったね。頑張ったね。」ですやん!

謝るんじゃなくて、褒めるんですよ。
そうでないと、「お母さんやお父さんは僕(私)を痛い目に遭わせる怪しからん奴だな。いっちょう大暴れ&長時間ギャン泣きして懲らしめてやるか!」となっちゃうのです。

ええ、決して大袈裟ではなくマジで。

だから、お子さんを勘違いさせないためにも、ヘンなトコロで弱腰のいならないでね!

2013年3月22日 (金)

ついつい、ゴシゴシ磨きになっていませんか?(改訂版)

歯ブラシを嫌がる乳幼児に困っているお母さんは少なくないと思いますが、その原因の多くを占めているのが、「お母さんの持つ歯ブラシの当て方として、チカラが入り過ぎているから」でもあります。

歯の根元は歯茎ですが、歯茎は粘膜ですね。
粘膜っていえば、お顔よりも傷つき易く、デリケートです。

なのに、汚れを取ろうと頑張るあまりチカラが入り過ぎて、それこそ、「コシの強いタワシでお風呂場のカビ取りでもしているのですか?」ってくらいのゴシゴシ磨きをしている可能性が高いと思います。
お母さんである多くの読者さんだって、ご自身のお顔を洗う時、タワシでゴシゴシ洗ったりしませんよね?

ですので、「これって弱すぎませんか?」くらいのチカラ加減で歯ブラシを当てれば、意外と嫌がらず磨かせてくれるかと思われます。

お口の中はお食事後プラ―クが出来るものの、プラーク自体は柔らかいものですから、ソフトタッチでも充分汚れは取れますよ。

まずは試してみましょう。

喋るおっぱい星人には、「いつもよりも痛くないでしょう?大丈夫だったでしょう?」と、感想を聞いてくださいね。

食物アレルギー予防とお食事1

栄養士さんとお話していると、こう言われました。
「何か、お母さん自身に食物アレルギーがあるならば、妊娠中から同じものを頻回かつ多量に摂取するのはよくない。かといって、やみくもに制限すると食事内容が極端に偏るから、自己流は止めて、主治医の先生と相談してください。」と。

確かにそうですね。
お母さんとお父さんの両方に食物アレルギーがあると、その夫婦から生まれた赤ちゃんの70%以上の確率で、何らかのアレルギーを持つというデータがあるそうですね。(どちらか一方だけならば、33%だったかと記憶しています。)

今は大丈夫だけど、幼少時、〇〇が食べられなかった(食べてはいけないと、食事制限があった。)というのも、注意が必要です。
物心が付く前に『解除』されたアレルギーについては、本人が知る由もないので、これは、ご実家のお父さんかお母さんに尋ねてみてくださいね。

月齢の小さい赤ちゃんの場合、何か症状が発現して血液検査をしても、何も反応が出てこないこともあります。
隠れアレルギーっていうのでしょうか。
その時の検査結果からは何とも言えないけど、状況証拠としては限りなく〇〇がアレルゲンではないかという場合ですね。

私が知る実例では、産後休暇明けで、おばあちゃんに搾乳を預けて仕事に行ったが、途中で搾乳のストックが足りなくなって、止むを得ずミルクを補足したら、飲ませて30分もしないうちに、赤ちゃんの顔が真っ赤に腫れてきて、ゼイゼイと喘ぎ始めたので、小児科へ駆け込んで来られました。
それまで1回もミルクを飲んだことがなかったので、他に変わったこともしていないし、それしか原因は考えられないようでした。

もうひとつは、某ファストフードの鶏肉加工品を食べてからおっぱいをあげたら、やはり赤ちゃんの顔が真っ赤に腫れあがり、胸やおなかにブワァ~と発疹が拡がって、むず痒がったので、小児科受診されました。
聞けば、お母さんは食物アレルギーはないけれど、お父さんが幼少時に鶏卵・鶏肉の類が一切ダメだったらしく、推定ではありますが、お父さんの体質に似てしまったのかなというものです。

二人とも2ヶ月の赤ちゃんでした。
血液検査をしてみたものの、これといった結果は出ませんでした。
「このくらいの月齢ではやはり結果は出ないだろうな。」と小児科ドクターが呟いていました。

お母さんがお子さんに言い聞かせ納得してもらう卒乳6

続きを書きます。

さて、肝心の言い聞かせの内容です。
ストレートに「おっぱい止める?」と尋ねて「ハイ。分かりました。」と答えてくれるのはまずもってないでしょう。

⑦言い聞かせの方法
「大きくなったら誰でもおっぱいは飲まなくなるんだよ。」ということを折に触れ、複数の方たちからお話してもらいます。
理屈までは要りません。
呪文のように、何回もお話してみるのです。

それと同時に、あるシンボルマークを選定してもらい、その絵を家中に描いて貼ってもらいます。
祖父母宅の近い方はそちらのお家にも貼ってもらいます。
簡単で、できれば色つきがいいです。

そのシンボルマークを見せながら「これがお母さんの乳房に出てきたら、その日でおっぱいは飲めなくなるんよ。」と言い聞かせます。

ちなみにシンボルマークは恐怖感を与えないものが必須です。
例えば女の子ならばお花の絵とか。Xデーにイッキに描くのではなく、4日に分けて少ずつ、その絵を完成させます。

ココロの準備には1ヶ月はかかります。端折ることは出来ません。

そうです、これが先に書きました“仕込み”というものです。

3回食しっかり食べるのにちょこちょこ飲みをする。(1歳1ヶ月)

<ご相談内容>
我が子は現在1歳1ヶ月です。
生まれたときは、3120g 48cm
現在の体格は、 9000g 79cm

完全母乳の現役おっぱい星人です。
食事も3回しっかり食べて、満腹なはずなのに家のなかでは1日中パイに吸い付いてきます…
11ヶ月を過ぎてからは私の洋服とブラジャーを自分で取り吸い付くようになりました。
しっかり食べているのに、おしゃぶり代わりというかちょこちょこ飲みにしていることを悩んでいます。
どうしたら少しずつ離すことができるのでしょうか…

<SOLANINの回答>

おっぱい星人として、立派に育っていらっしゃいますね。
お食事もしっかり3回入るけれど、おっぱいもちょこちょこ飲むのですね。

ふむふむ。

あの~少し気になったのですが、ちょこちょこ飲みがイケナイこと、嫌なことのように感じていらっしゃるのでしょうか?
自分でおっぱいを出して飲む甲斐性が出てきたものの、相談者さんのお子さんは、まだ1歳になったばかりです。

お食事が進まず、栄養のバランスや今後の発達に支障を来たさないか?という懸念を持たれる親御さんが多い中、逆にご立派に育たれ、お食事もしっかり3回入るのだから、ちょこちょこ飲みしてもあまり気にせずでも個人的には良いと思いますよ。(笑)
しっかり食べていることのご褒美感覚で、あげればいいのではないですか?
おっぱい前のマナーとして、「おっぱい頂戴、お願いします!」を教えてみたり、屋外で服をめくられては困るのであれば、「おっぱいは、お家の中だけだよ。」と、言い聞かせては如何でしょう?

2013年3月21日 (木)

永久歯がスポッと抜けてしまったら?(改訂版)

あまり考えたくないことですが、永久歯が根元からスポッと抜けてしまったら?

子どもの場合、頭が重いですから、転倒し易いし、何かの拍子に歯をぶつけたりして、スポッと抜けてしまうことがあります。

気が動転するでしょうが、そこは必死に堪えて、まずは、抜けてしまった歯を探しましょう。

歯が見つかれば、根元は決して触らず、先の方を摘まんでください。

歯の保存液や生理的食塩水があればいいのですが、そういうものを常備している学校や家庭はまずないでしょうから、抜けてしまった歯は牛乳に浸して、そのまま歯科に持参してください。

頬っぺたの内側や下口唇の内側と下顎の間に抜けた歯を含みつつ、歯科受診するというやり方もあると聞きます。

但し、下手をすると、抜けてしまった歯を飲みこんでしまう危険性があるから、個人的には、あまりお勧めしていません。

万一、抜けてしまった歯が極度に汚染されている場合でも、ゴシゴシ洗いは厳禁ですよ。

せいぜい10秒迄位の短時間、さっと流水で濯ぐくらいで結構です。

それから、くれぐれも歯の根元は手指で触らないこと。

適切な対応をすれば、スポッと抜けてしまった歯が、復旧してくれる可能性がありますからね。

逆に、不適切であればあるほど、復旧が遠のき、ずっと歯抜けちゃんのままです。(涙)

ちなみに、乳歯の場合はスポッと抜けても、直ぐ下に永久歯がスタンバってることもありますから、敢えて元通りにしないことが普通です。

追記:この記事のコメントには、「搾乳は?」「のむヨーグルトは?」「低脂肪乳は?」等の質問が相次ぎました。
ここで何故生理的食塩水or牛乳としたのかという理由を考えれていただきたいと思います。
体液に対し等張性があること、雑菌を含まないこと、屋内外を問わず直ぐに準備が出来ること等を考えてください。
子どもの永久歯がスポッと抜けて、悠長に搾乳なんて出来ませんし、飲むヨーグルトは、善玉菌とはいえ発酵させていますし、お砂糖を含みますし、低脂肪乳や特濃乳は加工性が高いですから、モノによっては等張性という点でどうなのかということもあります。
かといって、普段から自宅に生理的食塩水を常備しているご家庭は少ないですよね?
また、普段から牛乳を飲まないご家庭であっても、近隣のスーパーやコンビニに走れば、直ぐにゲットできますよね?
容量としても、小さいパック1つあれば充分ですから、とても安価ですよね?
SOLANINは、それらの条件を考えて、記事にしているのですから、書いていないモノについては、書き忘れているのではなく、適していないからだとお考えいただきたいですね。

おっぱいの出ない体質ってあるの?(改訂版)

前回の出産の際、「おっぱいが出ませんでした。」という他院出産のお母さんにしばしば遭遇します。

では、ホントにおっぱいの出ない体質なんてあるのでしょうか?

あるとしたら、乳腺組織の欠損か乳腺組織の発育不全が挙げられます。

でも、これはレアケースではないかと私は思います。

他に考えられることがあるとしたら、ホルモンバランスの異常でしょうか?
例えば出産の際大量出血(産科的には出血多量の定義は産後2時間までの出血量が500ml以上であればそうだとされますが、ここで私が申し上げるのはかつてSOLANINの勤務先で実際にあった2000~5000mlといった超大量出血のお母さんのことを指します。)であると、下垂体機能不全という状態になります。

そうすると、おっぱいを造るホルモンである「プロラクチン」やおっぱいを射出するホルモンである「オキシトシン」がさっぱり出てくれない状態になることがあります。

そんなアクシデントでも発生しない限り、大抵ナンとかカンとかしているうちにおっぱいは出てきます。

つまり、元々おっぱいが出ない体質ではなく、二次的な要因で分泌不全になることがあるということです。

具体的には新生児搬送による母子分離や病産院の授乳スタイルが母子異室で頻回直母が実践で出来ない、赤ちゃんが下手っぴちゃんで乳頭刺激が上手くいかない(=効果的な吸啜が出来ない)、しかもスタッフのスキルが低くて効果的な授乳介助が出来ない、お母さんがお食事をまともに摂取しない、乳汁分泌を抑制するようなある種のお薬を内服している、身体的・精神的ストレスがキツい・・・等が挙げられます。

なので、想像以上に出産する病産院選びは大事ですし、妊娠中の体調管理も大事なのですよ。

(もちろん、超大量出血になってもおっぱいの分泌が信じられないくらい良好な方もおられますからイコールではありませんが・・・)

お母さんがお子さんに言い聞かせ納得してもらう卒乳5

続きを書きます。

④乳房トラブルがないこと
乳腺炎を繰り返したことのあるお母さんは「痛いし、この際止めたら乳腺炎にもカタが付くから合理的ね。」
と、びっくりするようなことを仰ったりします。
乳房トラブルのあるままにおっぱいを止めたら、乳房はしこりだらけになります。
途中から搾っても出なくなりやすいので、そうなると切開しなくてはなりません。
怖すぎです。
万一、乳房トラブルがあれば、しっかり治してから
が鉄則です。
(逆に、「乳腺炎も、卒乳も一緒くたにマッサージ出来ますよ~。」みたいなお答えをされる母乳外来や助産院があったとしたら、調子良過ぎ&かなりの眉ツバものですな。)

⑤お母さんの体調を整える
お母さんが発熱したり、下痢したら、水分補給に努めなくてはなりません。
でも、仮に「水分摂取だ~。」と、ガブ飲みしたら、乳房がパンパンになってしまいます。
ただでさえ、飲み手がいなくなったら乳房は張ります。
そういう状況で水分の過剰摂取をすると、どうなるか・・・?・・・は説明不要ですよね。

⑥お母さんのお食事の量を減らす
おっぱいの飲み手がいないのに、同じ勢いで食べたら確実に太ります。
しかも、水分よりもメッチャ乳房は張ります。
腕が挙上できない方もおられます。
痛すぎます。
抱っこしてあやすのは、まず不可能になります。
超ヤバいです。
概算ですが、お食事の量は、それまでの3/4程度にとどめてください。
個人差がありますが、1週間~3日前くらいから減食してください。

それくらいのことは当然だと考えてくださいませ。

指示された補足量が飲めなくて困る。(1ヶ月半)

<ご相談内容>
1ヶ月半の我が子は、満期産で生まれ、低出生体重児ではないのに、やたらと眠りこける赤ちゃんです。

そのため直母だけでは体重増加が難しく、生まれてこのかた搾乳とミルクも補足して、どうにか標準的な発育ペースを保っています。
最近補足の1回量が60ml×5~6回/日にアップしたので、スポイドで補足するのが段々厳しくなり、産院で勧められた「母○相○室®」の哺乳瓶を使うようになりました。

ちなみに直母は10~12回/日はしています。

直母1回につき3分で2クールしています。
私としてはもう少し頑張って飲んで欲しいのですが、これ以上は、体力的にまだ無理のようです。
体重は3900gになりますが、直母後にこの哺乳瓶で飲むのが疲れるのか、補足途中で白眼を剥いて眠り始め、指示された量が飲めない日もしばしばあり、困っています。

直母量は何回か測定したことがりますが、ここ最近はしっかり飲めた時で大体30g台です。直母後でも搾ったら射乳が続きます。
助産師さんからは、おっぱいの分泌はまずまず良好と言われています。

<SOLANINの回答>
眠りこけ、哺乳意欲に欠ける赤ちゃんは、ある意味お母さん泣かせです。
相談者さんの場合、おっぱいの分泌自体は決して悪くないのでしょうが、まだ直母がしっかり飲めないために現段階では、ある程度の発育ペースを維持していくには搾乳とミルクを補足せざるを得ず、悩ましいですね。

「母○相○室®」の哺乳瓶は、私の知る限り、哺乳瓶としては最も直母とのギャップが小さく、“直接授乳訓練用乳首”という看板に偽りなしだと思います。
しかし、それはかなりの哺乳力がないと使いこなせないかもしれないという側面を孕んでいることを意味します。

1ヶ月半で体重が3900gの赤ちゃんであれば、通常ならば「母○相○室®」の哺乳瓶を使いこなせる筈ですが、なにぶん眠りキャラ(≒スタミナ不足)の赤ちゃんなので、直母3分2クールの後の補足は、体力的に吸啜行動自体が厳しいのかもしれません。

そのため、指示された補足量が飲み切れないのだと考えます。

状況から見て、現段階では相談者さんの赤ちゃんの場合、順調な発育ペースを維持することが、直母確立のためには(回り道しているようで)実は近道のように思われます。

直母後に補足する場合の直母は、取り敢えずスタミナがつくまでは3分1クールに留め、指示された量が確実に哺乳できるようにすることを優先しましょう。

万一それでは物足りなさそうだったら、補足の後でもう1回直母すればいいのですよ。

2013年3月20日 (水)

仕上げ磨きは就寝前にするもの?(改訂版)

仕上げ磨きは毎食後した方が良いに決まっているのですが、例えば保育園に通園していたりして、お母さんと離れていたら実現が困難なこともありますね。

そういう場合、睡眠が長くなるその日の最後の授乳の前は特に念入りにしたいものですね。
ですが、就寝前の子どもって、言うことを聞かなかったり、暴れたりぐずったりで、しっちゃかめっちゃかなことが多いのもまた事実。(汗)

どうしたらいいのでしょうね?

そこで、そのお家のスケジュールはあるでしょうが、例えば夕食後に入浴という流れであれば、お風呂場で仕上げ磨きをしても良いわけです。

若しくは、まだご機嫌斜めになっていない夕食後早い時間に仕上げ磨きをするのも一手です。

もちろん、歯磨きの後は、何も飲食しない、飲食させないのは言うまでもありません。(お水とお茶だけは例外ですが、フッ素入り歯磨きを使用しているお子さんは30分間はお水とお茶も禁止ですよ。)

睡眠中は唾液の分泌量が低下しますから、口腔内が食べ物のカスで汚れたままだったら、虫歯になりやすくなりますからね。

特に添い乳が欠かせない、夜間目覚めてはお母さんのアリバイ確認をする習慣のあるお子さんの場合、仕上げ磨き大変重要ですね。

「おっぱいのせいで虫歯になった。」なんて言われたくないし、そんなことを言われたら業腹ですからね。

「可愛い乳歯を守るために!」と、意気込むとプレッシャーに感じるお母さんもいらっしゃるでしょうから、まずはお口のスキンシップと捉え、こちょこちょくすぐってるうちに、シャシャッと磨き、仕上げ磨きに慣れてもらえるようにしていきましょうね。

母乳育児に不利な条件であっても・・・(改訂版)

ずっと前から感じていたことですが、母乳育児の成功のための条件として「お母さんと赤ちゃんの組み合わせの善し悪しがあるのではないかな?」と。

どういうことかと申しますと、まずはお母さんがココロとカラダの準備を妊娠中に出来るかってことです。
「私は絶対におっぱいで赤ちゃんを育てるんだ。」という強い決意。
絶対にではなく、できれば・・・という生温い気持ちでは、それだけでネックです。
「乳頭・乳輪のケアを着々と進める。」という直接的準備。
特に正常乳頭でなければ、妊娠中から真面目にケアをしていかないと、産後に他の人の2倍・3倍は頑張りが必要になり苦労します。
妊娠中から助産師にマンツーマンで指導を受けて毎日それを実行していくことが大切です。「出来るかな~?」と不安がるばかりで、自分からは何もせず、漫然と放置しているのではキツいようですが不成功への一里塚です。
普段クールな方であっても「やってやるぞ!これでいいのか診てください!」という積極性が必要です。
「お食事内容と食べ方や冷え・肩凝りの防止や骨盤メンテなどを地道に取り組んでいく。」という切迫の妊婦さんであっても出来る間接的準備。

次にどんな赤ちゃんが生まれてくるかによって、おっぱいの大変さは変わります。
早産児より満期産児、低体重児より標準体重児、難産で生まれるか安産で生まれるか、舌小帯が短縮しているかそうでないか、お口を小さくしか開けられないか大きく開けられるか、巻きつけが下手か上手か、哺乳すること自体に問題のある病気があるか否か、眠ってばかりかキチンと起きるか、癇癪を起し易いか否か・・・など、生まれてみないと分からない諸々の条件があります。
この対比では、前者は後者よりも困難を伴うと言えます。

そして(ここが肝腎ですが)、もし赤ちゃんが前者だったら、それを受け止めて赤ちゃんの成長を待ってあげられるか?そして只待つのではなく赤ちゃんのパワーやスキルが上達するための手助けがしてあげられるか?・・・ということです。

仮に母子ともに困難な条件が重なっていても、上に書いた3行が出来れば、時間はかかっても、出来る日はきっと来る筈です。
特別に何かしなくても、順風満帆な(組み合わせの良い)お母さんと赤ちゃんのカップルもおられるでしょう。
その一方、茨の道を歩く(組み合わせの悪い)お母さんと赤ちゃんのカップルもおられるでしょう。
私が今言えることは、茨の道系であっても、頑張り次第で克服は可能であるということです。
そのためのお手伝いが出来る助産師を一人でも多く増やしたいです。

お母さんがお子さんに言い聞かせ納得してもらう卒乳4

同タイトルの記事の補足説明を3でスタートしました。その続きです。

③季節
夏と冬は止めた方がいいですね。
なぜなら、感染る病気になる子が圧倒的に多いし重症化しやすい。
呼吸器系・消化器系を問わず、外来・入院とも、患児の数が春と秋とは違います。

オトナだって体調崩しやすいですから。
でしょ?

おっぱいを飲まなくなるということは、母乳由来の免疫(過去の記事にもアップしてますから、皆さんご存知ですよね?)がもらえなくなるってことです。

卒乳はお子さんのカラダの中を大きく変化させます。
卒乳した後、体調を崩さないよう、いつもより気をつけなくてはなりませんね。
元気なお子さんほど外遊びを好みますから、カンカン照り、どしゃぶり雨、大雪などでは外遊びは難しいですね。
春と秋は気候も穏やかで過ごしやすいし、外遊びにも付き合えます。

お子さんがココロもカラダも受け入れやすい条件3つ述べました。
次は実践的なことを説明していきますね。

言い聞かせ卒乳を受け入れてくれた筈なのに号泣。(1歳5ヶ月)

<ご相談内容>
暫く前、1歳5ヶ月の我が子に2回目の言い聞かせ卒乳をしました。
前回は時期尚早だったのか受け入れNGでしたが、今回は受け入れてくれた模様です。

ところが、卒乳してから1週間が過ぎた昨日の夜は何故か「おっぱーい」と号泣したのです。
しばらく抱っこして「おっぱいバイバイしたんじゃないの?」って聞くと「うん・・・」と言って落ち着き寝ましたがあんなに泣いたのは初めてでした。

再開した方がいいのか悩みました。
みずから止めたのにあんなに泣かれると断乳したみたいで胸が痛みました。

<SOLANINの回答>
この月齢で言い聞かせ卒乳ができたということは、ある意味凄いと思います。
ですが、この1年5ヶ月、おっぱいを飲まなかった日はほぼ皆無でしょうし、やはりふと思い出したり、名残惜しかったりと、気持ちは揺れるのでしょう。

それでも、お母さんから声掛けされて抱っこしてもらい、あやしてもらううちに泣き止み納得された様子であれば、それで良いと思いますよ。

決して無理して断乳したわけじゃないですからね。
昨日は号泣はされたものの、言い聞かせ卒乳時の注意点に該当するような事態ではなさそうなので、このまま様子見で良いと思います。
スキンシップと外遊びで、機嫌良く過ごせるようにしてあげましょう。

2013年3月19日 (火)

フーフーして食べさせるのは良くないの?(改訂版)

赤ちゃんは猫舌ですから、離乳食を冷ますのに、フーフーしておられるお母さんは多いと思います。

気を付けてほしいのはつば(=唾液)が飛ばないようにすることです。

歯周病菌・虫歯菌双方の感染予防のためです。
フーフーを絶対にしてはけないというほどではありません。
強風でやらない方がいいということです。
ゆっくりめというか、そ~っとフーフーしてもらうのがいいのです。

お箸やスプーン、フォーク、コップ、ストローの共用に比べたらまだマシです。
「えぇ~、それぢゃ冷めないよ~。」というお母さん、でしたらスプーンで混ぜ混ぜしてください。

空気の当たる表面積が広いほど冷めやすいですからね。(笑)

今度こそ母乳育児★「ピペトップ®」を試していただく妊婦さんとの出会い(改訂版)

「ピペトップ®」という商品を以前購入しましたが、いかんせんSOLANINが出会うのは産後のお母さんが殆んどですから、使ってもらえそうな妊婦さんを探していましたが上手くいきませんでした。


マタニティークラスでは、多くの方の面前で胸元をはだけてもらうわけにはいかないので、
どの妊婦さんが扁平・陥没かは確認出来ません。
それで、産婦人科外来の看護師さんに、該当する妊婦さんがおられたら教えてくださいと
お願いしておいたのです。

そして昨日、妊婦のKさんに引き合わせてもらいました。
9週目の2経産の妊婦さんでした。
元々仮性陥没だったそうですが、今は扁平になっていました。
一人目も二人目も♡病院ではない他県の病院で出産されたそうです。
直母は無理で、ソフトタイプの保護器を使ったものの、出血したり、赤ちゃんが嫌がったりして退院後1週間目(つまり産後2週間足らずで)おっぱいを諦めたとか。

正常乳頭の妊婦さんなら、集団指導でも、乳頭・乳輪のお手入れ方法の伝授は充分ですが、扁平・陥没乳頭の妊婦さんは、個別指導でないと難しいと思います。
母乳育児が不可能ではないけれど、妊娠中から人の2倍3倍頑張らなくてはならないことを、予め知っておいてもらうことが必要だと思うのです。

説明の後、Kさんにピペトップを装着してもらいました。
ホホバオイルでマッサージした後だったので

「あっ、全然痛くないけど、確かに乳頭が前に出っ張ってますね。へぇ~。」

とフシギそうに見ておられました。
Kさんには無償供与と個別指導の代わりに乳房の写真を撮影させてもらうことを
同意していただきました。(承諾書も書いていただきました。)

これからピックアップされた妊婦さんにどんどん装着していただき、どうすれば効果的なのか、データを集め検証していきたいと思います。出産後に「こんな筈じゃなかった!」と砂を噛むような想いをするお母さんが一人でも減ってくれますようにと祈りながら。

今度こそ母乳育児★成功のための道筋3(改訂版)

妊娠中から乳頭・乳輪のお手入れをすることです。
ご自分の乳頭・乳輪が正常型かどうか、柔らかさや伸びはどうか、詰まりはないか、まずは助産師に診てもらいましょう。

いつからお手入れをするかは諸説ありますが、私は遅くとも24週(7ヶ月)に入ったら毎日地道にしていくことが必要だと考えます。

正常型であっても、硬く伸びず詰まっていては赤ちゃんは吸い付くことが出来ませんし、おっぱいは出てきません。
反対に正常型でなくても、例えば陥没型であっても、柔らかく伸びて詰まりが除去できていれば、赤ちゃんは乳頭・乳輪に吸い付くことは可能ですし、おっぱいは出てくるのです。

とかく、出産準備といえば、何を購入するかということにばかり目を奪われがちですが、赤ちゃんが普通におっぱいを飲めるようにしてあげることは、金品には換えられない心からのプレゼントなのですね。

乳頭・乳輪の硬さや伸び、乳管開口部の状態は十人十色です。
「いつ」「どんなお手入れを」「何のために」「どうやって」「どのくらいの頻度」でしていけばいいのかということを妊婦検診などの機会に教えてもらうのです。

母乳育児を推進している病産院ならば、きちんと教えてもらえます。
もし教えてもらえなかったら、地域の助産院に出向いてでも教えてもらいましょう。
開業されている助産師は腕に自信があるから、診立ては確かですよ。
ご自分のカラダにかまけることは、赤ちゃんの毎日の食料(=おっぱい)に繋がることです。
これだけは節約するようなことではありません。
自分なりにお手入れができていると自信のある方であっても、ご出産までに助産師に診てもらい、「これでいいですよね?」とダメ出ししておいてくださいね。

お母さんがお子さんに言い聞かせ納得してもらう卒乳3

同タイトルの1の記事で言い聞かせて納得してもらうには1歳半以降・・・というお話をしましたね。

「何故だろう?」と、疑問を持つ読者のみなさんに、知っていただきたいことがあります。
それはですね、言い聞かせ卒乳をするには、幾つかの条件を満たすことが必要だからです。
お子さんにとって卒乳は、オトナが想像するよりも遥かに大きなハードルを乗り越える体験なのです。
その点をまず、しっかり押さえてくださいね。

①トコトコ歩く
歩き始めには個人差があり、一律どうこうとは言えません。
でも、2本の足で歩くという行為は人間に特有のものであり、ハイハイとは異なり、屋外でも自力で移動できることはお子さんの世界を大きく拡げる扉となります。
さしずめオトナなら空を飛べるような感覚なのでしょう。
お母さんと手を繋いで歩けること(=有る程度のスピードについていける)。

概ね1歳半になればそれが可能となるでしょう。(早産のお子さんは修正が必要ですが・・・)
これはお子さんのカラダの準備項目です

②臼歯が生える
赤ちゃんの歯は前の歯から生えてきます。
これは噛み切るための歯です。
前の歯が生えたら次は奥の歯(臼歯)が生えてきます。
これはすり潰すための歯です。
食べ物の調理形態も、種類も臼歯が生えた方が断然助かります。
おかゆしか食べられなかったお子さんもご飯が食べられるようになります。

勿論、臼歯が生えていなくても、「ウチの子はおかゆ嫌いでご飯好き。」というパターンもあると思います。
でも、しっかりと咀嚼することが出来なければ、消化吸収に負担がかかり、便秘や下痢になったりしがちです。
概ね1歳半頃になれば臼歯が生えてくるでしょう。
これもお子さんのカラダの準備項目ですね。

ベビ待ちの方は、まず歯周病を治しましょうね!

いわゆる専門雑誌をパラパラ読んでいて、「おっ!」と気になったことがあります。

いわゆるべビ待ちさんで歯周病の方は、歯周病でない方よりも、妊娠に至るまでに平均で2ヶ月長くかかるそうです。
昨年オーストラリアの歯科関係の研究者が報告されたらしいのですが。
どの位の相関関係があるのかとか、詳しいデータまでは手元にないのでこれ以上の説明は出来ないのですみません。

はいはい。
そこの反論したいアナタ。

そりゃあ、歯周病でも妊娠できる方は居るし、お口の環境がクリーンな方でも妊娠しない方は居ることくらいSOLANINだって知っていますよ。

そういうことは言い出したらキリがないのでしょうが・・・歯周病の場合、そこから出る毒素やホルモンや免疫のバランスへの影響が、べビ待ち不首尾に何の影響もしないと断言できないと言いたいわけです。

色々頑張っているのに、なかなか・・・というアナタ。
もしかして、お口の環境に問題が潜んでいるかもしれませんよ。
どのみち、お口の環境が悪いと、妊娠しても色々経過に支障を来たすことがありますからねぇ。(百歩譲っても逆は無いですからなぁ。)
歯周病だけじゃなくて、お母さんのお口の虫歯菌が多いと、生まれてくる赤ちゃんの虫歯リスクも高くなったりしますからねぇ。

妊娠中に歯科検診や歯科治療を受けられることは以前から強くお勧めしていますが、その前に妊娠前からお口の環境を整えること、必要とあらば治療に踏み切ることは、きっとメリットがあると思います。

歯科には具合が悪くなってから渋々行くのではなく、普段から行きつけて、予防重視と先手必勝で臨んでいただきたいですな。

2013年3月18日 (月)

態癖(たいへき)って知ってますか?(改訂版)

「態癖(たいへき)って知っていますか?」と聞かれて即答できる読者さんは少ないと思います。

SOLANINがこのことを知るきっかけとなったのは、通信会員になっている、母乳育児サークルから第52号のお便りが送付され、中を読んだからです。
態癖とは専門家の言葉を借りると次のような意味になります。

「態癖とは・・・歯を移動させたり、歯軸、歯列弓、下顎位を変えたり、顎顔面系、さらには全身において大きな影響をおよぼしている日常の生活習慣の中で無意識に行うさまざまな習癖のこと。」
 

具体的には頬杖、横向き寝、うつ伏せ寝、片側咬みやテレビを見る時の姿勢、くいしばりや歯ぎしり 、お口を使った楽器の演奏なども態癖になるのだとか。
 
態癖
は矯正治療で使用するワイヤーやゴムのチカラの数倍はあります。

そのようなことだけで歯が動くのだろうか?と疑問に思われる方も多いかもしれませんが、5gほどの力でも持続的に加われば歯は動くのだそうで、素人からすれば驚きの世界ですね。

矯正治療というのはその性質を利用しているそうですが、そのチカラが悪い方向に働くと、歯列が乱れ、噛み合わせが悪くなることもあるのだそうです。

また、矯正治療をしても中々効果が上がらないお子さんは態癖を治すと効果が上がることも期待できるそうです。

赤ちゃんのお母さんにはまだ先に話ですが、この態癖は、特に永久歯への生えかわり時期=歯が動きやすい時期には注意が必要です。

というのも、顎関節症の原因や全身の歪みに繋がるとさえ言われているからです。

どうせなら、正しい噛みあわせ、きれいな歯並びにしてあげたいですね。

歯のために良くないとされる態癖を治せば、いいことがいっぱいあるのですね。
態癖・・・メモしておいてくださいね♪

今度こそ母乳育児★成功のための道筋2(改訂版)

妊娠中には様々なトラブルがあります。
妊娠悪阻(=つわり)のように、妊婦さんの努力ではどうにもならないことがありますが、
切迫早産の予防のように、妊婦さんの努力で、ある程度改善することが出来ることだってあります。
切迫早産の原因は多くありますが、そのひとつとして歯周病菌を少なくするクリーニングを

定期的に行うことは重要です。
切迫早産から早産になる原因にタバコの害というのは、読者さんならよ~くご存知ですよね。
でも、歯周病菌によるそのリスクはタバコの5倍もあるってご存知でしたでしょうか?
「まだ若いから、歯周病菌なんて関係ないわよ。(笑)」なんていうことはないのです。
ハタチを過ぎた方ならば、老若男女を問わず、お口の中に歯周病菌はいるのです。
お口のケアと子宮のコンディション・・・全く関係なさげですが、実は大アリなのですね。

では産は母乳育児成功に向けてのリスクとなるのか?
週数にもよりますが、母子分離を余儀なくされることが多いからです。
仮に35~36週なので健常新生児同様の取り扱いで構わないと小児科ドクターが指示を出されたとしても、残念ながら此のくらいの週数の早産児は低出生体重児であることが多く、吸着・吸啜が出来ない若しくは弱くて持続性がないため、母出来るまでに日数を要するからです。(運良く生下時体重が2500g以上であっても眠りがちで、奇跡的に沢山出るおっぱいであっても流し込み直母でリズミカルに嚥下するのも難渋しています。十中八九口角からダラダラこぼすような哺乳状態ですから、黄疸も出易く、そうなるとやはりミルクの補足が必要になってきます。

そのため、乳頭への刺激不足のために、おっぱいの分泌の立ち上がりが遅れるからです。
医学的理由から止むを得ず補足をするにしても、世間一般では安易に哺乳瓶を使用する傾向
にあり、乳頭混乱を誘発しがちだからです。

お母さんがお子さんに言い聞かせ納得してもらう卒乳2

私のブログを読んでくださるお母さんの相当数の方がO式母乳育児相談室に通院していらっしゃいます。

まず誤解のないよう、私とO式の馴れ初めについてお話します。

個人的には助産師養成所の学生だった頃、乳房ケアに興味があり、その日当番の助産師に金魚のフンのように、くっついている時間が他の学生より明らかに長かったことが思い出されます。

助産師(=臨床指導者さん)の中にはO式の免許皆伝者が3名ほどおられました。

ある日、見学中の私はその方たちがマッサージをされると乳腺炎の患者さんは叫ばないことに気づきました。
乳房の触り方が違うことが傍で見ていて、分かりました。
その方たちから、多少ウザがられながらも、いつも図々しくくっついて見学していました。

フツーは学生ごときが患者さんの乳房を触らせてもらえないのですが、やがて覚えが目出度くなったのか、少しづつ触らせてもらう機会を作ってくださるようになってきました。おっぱいのお味見もさせてもらいました。

カレーの後はおっぱいが最悪な味になるというのも体験しました。
そんな経緯がありますので、O式自体を否定するスタンスはありません。

かつて、私が赤ちゃんにおっぱいをあげていた時、SOLANINの勤務先には母乳外来はありませんでした。
トラブルで困った時、助けてくれたのはO式の先生でした・・・その節は有難うございます。

ただ、部分的に?なトコロがあるだけです。
見解の相違というヤツですね。
決して全てを否定したり、敵対している訳じゃないですよ。

まず、そこのところを頭に入れてやってくださいね。

ちょこちょこ飲みは止めた方がいいの?(1歳8ヶ月)

<ご相談内容>
私には1歳8ヶ月の子どもがいます。
なかなかのおっぱい星人で、ちょこっと飲みも数えると10回/dayは飲んでいます。
そのせいか、ご飯はあまり食べず、ゴルフボールくらいのお握りをたべるとよく食べたなぁという感じです。 歯が生えるのも遅く、11ヶ月で1本目が顔を出し、今でも上は4本、下は2本です。
出生時⇒49.6㌢ 3366㌘
現在⇒76㌢ 10㌔㌘

大きくはないですが、それなりに育ってます。

いつか食べると思い、飲みたいときにおっぱいをあげてきましたが、なかなか食べる量が増えないので、ちょこっと飲みをやめるべく要求されてもあげない方向にするか、今まで通り欲しいままにあげるか悩んでおります。
おっぱいを前にした時の笑顔がサイコーに可愛いので決めかねております。
アドバイスをよろしくお願いします。

<SOLANINの回答>
1歳8ヶ月のお子さんがいらっしゃるのですね。
おっぱいとお食事の関係はどなたも悩みが多いようですね。
相談者さんの場合、お子さんの歯の生え方がゆっくりさんなので、若干遅い目でも止むを得ないかと思います。咀嚼となるとやはり奥の歯が生えているのとそうでないのとでは違いが出て当然ですからね。

今生えている歯が6本ですから丁度1歳くらいのお子さんに多い生え方ですね。
主食としてゴルフボール大のご飯が食べられるのなら、体格的にも今は善しとしましょう。
でも、月齢的に言えば、やはりボチボチおっぱいよりもお食事にシフトさせてほしいです。
相談者さんは求められてのおっぱいですから状況が違いますが、お母さんからドンドンおっぱいセールスする月齢ではないですね。

おっぱいの要求は応えてあげるのはいいけれど、どう考えても「今は違うんじゃないかな?」という母としての勘がはたらく時ってあるかと思います。
そういう時は、遊びや他のことで気を紛らわせたり、意識して「じゃ、ご飯食べたらおっぱいにしようよ。」と言う風に、誘ってあげるのがいいですね。

可能であれば、お母さん以外の方に食べさせてもらえたら、いつもよりも食べるようになるかと思います。
お母さん以外の方からはおっぱいがもらえないことはもう分かっていらっしゃいますからね。

あっ、でも、お母さんの気配がしたら、もう一口も食べないですから、思い切ってお子さんを預かってもらって、お母さんは外出して・・・みたいな状況になるよう配慮してください。

おっぱいを飲む顔はホントに可愛いので、欲しがるとあげたくなる気持ち、分かりますよ。
「今は食事に時間じゃないし、それなりにおなかが空いているのかな?」「そろそろ眠いのかな?」という状況が読めるのであれば、あげましょうね。

2013年3月17日 (日)

歯牙腫って聞いたことがありますか?(改訂版)

乳歯が生え始める時期には個人差があります。

生まれつき(=つまり魔歯)ということもありますが、まぁ、それはレアケースなので置いといて、そうですねぇ、早ければ4ヶ月くらいからでしょうか。

遅い場合は、そうですねぇ、1歳2ヶ月というお子さんがいらしたというのを聞いたことがあります。
まぁ、遅めであっても、それなりに生え始めてくれたらいいのですが、例えば1歳半になっても兆候すらないとなると、些か遅過ぎるので、心配になりますね。

そういう場合は、取り敢えず歯科受診してみましょう。

生えるべき時期に生えるべき歯が生えるべき部位に生えない理由には、先天的に歯が欠損している・・・という場合もありますが、実は、歯牙腫(しがしゅ)があるために、それに妨げられて歯が生えてこないということがあるからです。

歯牙腫の大きさはばらつきがありますが、およそは米粒程度のものが複数個見られるようです。

念のために申し添えますが、歯牙腫自体が進化して乳歯や永久歯になるわけではありません。
また、乳歯だけではなく、永久歯が生えない理由が歯牙腫があるからだったということもあるようです。
歯牙腫があることが明確になれば、摘出手術をして治すことになるかと思われます。

今度こそ母乳育児★成功のための道筋1(改訂版)

母乳育児を希望するお母さんは全妊婦の95%を越えるのに、退院時の母乳率は60%程度、1ヶ月健診の母乳率は45%前後を推移しています。
平成22年の最新の調査では、従来とは異なり、月齢が進めば下がる一方だった母乳率が4ヶ月健診では、およそ55%前後と増加傾向になってきていますが。

母乳育児って、ごく一部のお母さんしか出来ないような難しいものなのでしょうか。
それは何かの修行のように、苦しいだけのものなのでしょうか。
一人の女性として、自由を剥奪されるものなのでしょうか。

私は違うと思います。
殆どのお母さんが出来るものだと思います。
出来ない理由はお母さん本人がどうのこうのではなく、医療者の側にまだまだ至らないトコロがあるのではないかと考えます。(全ての産科施設がBFH《赤ちゃんにやさしい病院》になれたなら、別かもしれませんが・・・)

母乳育児って時には大変かもしれないけれど、やり甲斐があるし、やりぬくだけの楽しさや醍醐味のあることです。

1人目の時、おっぱいが上手くいかなかったお母さんは、随分とおられるかと思います。
辛い思い出だったかもしれません。
でも、封印を解いて思い出してください。
上手くいかなかった理由はなんでしょうか。
まず、それを把握しなくては先に進めません。
ある意味、こういうお母さんは初産婦さんよりも、慎重で綿密な準備が必要です。
今度こそ上手くいきたいという願いが実現するように、SOLANINは微力ながらお手伝いをします。

お母さんがお子さんに言い聞かせ納得してもらう卒乳1

思わせぶりな終わり方だったので、次の記事は何が書いてあるのかな~と待っていてくださった読者のみなさん、お待たせしました。

これには様々な事情がある『訳あり卒乳なんだけど、子供の心を傷付けたくない。』というお母さんは必読です。

《ケース1:次の赤ちゃんがほしい》
最近は年々高齢出産の方の割合が増えています。
厚労省は晩婚化を理由の筆頭にあげているようですが、不妊症の方が増加している、若しくは長年の治療の末の妊娠の方が増加しているという印象を受けるのは私だけでしょうか?

色々なチカラをかりて妊娠された方はお母さんは、お子さんが2歳くらいになってもなかなか月経が再来しにくい、月経が再来しても排卵しにくい、排卵しても受精しにくい、受精しても着床しにくい傾向があります。

つまり、不妊治療をスタートするためにおっぱいを止めるしかないという、悲しく切ない状況なんですね。

(あっ、でも奇跡的に体質が変わってあっさり自然妊娠される方もおられますよ。)

だけど、女性のカラダは何歳でも妊娠・出産できる訳じゃありません。
やはり適齢期はあると思います。
また、パートナーの年齢も重要です。
お母さんがお若くても、お父さんとの年齢差大のご夫婦でしたら、相当経済的に余裕がなければ、年金生活に入って、子供が私学理系・ひとり暮らしというパターンになると、悶絶するくらいの学資・生活費が必要ですから生活が超厳しくなります。

そうなると、とても自然卒乳まだ待てないということになります。

1ヶ月くらい仕込み期間が必要(これ以上短縮は無理)ですが、お子さんに真剣に言い聞かせて納得してもらうのです。

一般的に言い聞かせが可能なのは、簡単な単語が複数言えて、大人の言うことも分かり、歩けるようになってからなので、最短で1歳半くらいかと考えます。

保育園ではしっかり食べるのに自宅では今イチです。(1歳2ヶ月)

<ご相談内容>
我が子は1歳2ヶ月になります。
保育園入園に向け、前月から言い聞かせを頑張っていたら、ちゃんと理解したようで、現在、保育園では、おっぱいを飲んでいない児(?)同様、特に保育士さんから指摘を受けるようなこともなく、楽しく過ごしているようです。

お給食や補食(おやつ)もしっかり食べ、保育士さんにトントンされて昼寝もしています。
迎えに行って私に会った途端、おっぱい星人に早変わりしています。

ただ、家ではおっぱいをがっつり飲んでお腹いっぱいなのか、あまりご飯を食べません。
勧めても好きなバナナやヨーグルト、食パンだけだったり・・・
バランスが今イチかなと気にはなりますが、おっぱい星人の特徴として、甘えさせていいのでしょうか??


<SOLANINの回答>
そりゃあお家でもバランスよく食べてくれたらそれに越したことはありませんが、保育園ではしっかり食べていらっしゃるわけですし、四角四面にカタいことはナシにしてもいいのではないでしょうか?
一つも食べないというわけでもないし、保育園では頑張ってるんだもん!

いつかは、お家でも本格的に食べるスイッチが入りますよ。

現段階では、可能であれば、お父さんに食べさせてもらうのもいいですね。
お父さんにおっぱいはねだってもどうにもならないことは充分理解しておられますから、ひと口でも多く食べてくれるかもしれませんよ。

後は、過去記事でも書いていますが、お味見をさせてあげたり、(平日は忙しいし、気持ちに余裕が無いから難しいでしょうが)お休みの日はキッチンに入れてあげて、一緒にご飯を作るお手伝いをさせてみるものいいですよ。

1歳2ヶ月で何をお手伝いさせるかですって?
難しく考えなくても良いんです。
レタスを洗ったり千切ったりする。
茹でた枝豆に塩を振る。

予め計量した調味料を鍋に入れる。
電子レンジのスイッチを押す。
お玉で自分の食べる分をよそう。
(こぼしても大騒ぎにならないようなものであれば)お盆に載せてそろりそろりと食卓まで運ぶのもいいかもしれません。

お母さんの許容範囲でいいので、お手伝いをさせてあげましょう。
自分が手がけたメニューは意外とよく食べてくれますよ。
お父さんやお母さんにも振舞いたがるし。

なお、おっぱい星人の場合、結構食べてくれたとしても、おっぱいは別腹で入ってしまうことが多いようですよ。(笑)

2013年3月16日 (土)

魔歯って知っていますか?(改訂版)

魔歯って知っていますか?
何と生まれた時から生えている赤ちゃんの歯のことです。
(通常、そういうことはありません。)
頻度としては、稀なものでしょうが、SOLANINの勤務先では、生まれた赤ちゃんは100~200人に1人くらいの割合でお見かけするようです。

あっ、ずらりと乳歯が20本生え揃ってているわけではないですよ。
魔歯
は生えていたとしても1本です。
ちなみに私がこれまで見た魔歯は、いつも下顎乳中切歯でした。

魔歯は先天性歯とも呼ばれます。
乳歯ではありますが、エナメル質は通常の乳歯よりも粗いというか薄くて脆いです。

歯根も浅く、永久歯が生えてくる前どころか、通常の乳歯が生えてくる前に自然に抜け落ちてしまいます。
困ったことがあるとすれば、おっぱいの時、お母さんの乳首の付け根を傷つけたり、赤ちゃんの舌を傷つける恐れがあります。
このような不都合が起こる場合は自然に抜け落ちる前に抜歯してもらうこともあります。
魔歯が抜け落ちた後は乳歯は生えてきません。

永久歯は生えてくると思います。

「思う」というあいまいな表現をする理由は、歯というものが生えてくるかどうかは、厳密に言えばその歯が存在するのかどうか、レントゲン撮影をしてみないと確認できないからです。

永久歯があったとしても、魔歯が抜け落ちた後は永久歯が生えるまでの数年間はその場所には歯が無い状態ということになります。

見た目はともかく、赤ちゃんの咀嚼には特に問題を来たさないので、その点については安心してくださいね。

某育児雑誌のフォローアップミルク推奨の記事を読んで。

プ●ジ●ン●べ●ーという月刊誌に、フォローアップミルク(以下Fと表記します。)をお勧めするような論調の記事が掲載されていたと当ブログのコメント欄で教えていただいたので、「どんなことが書いてあるのかな?」と興味が湧き、早速購入してみました。
結論から申し上げますと、Fに関する記事内容について、じっくり何度も読み直しましたが、どう考えてもミルク屋さんのF販売担当部門への援護射撃をしているとしか、考えられませんでした。
某有名大学医学部の偉いドクターが、ご自身肖像写真入りで記事を書いていらっしゃいましたので、インパクトはあったですね。

確かに離乳食が開始する時期以降の赤ちゃんには、鉄が必要なのは分かります。
乳幼児期の鉄欠乏には精神運動機能の発達が遅れる危険性があることも、当ブログでは過去記事に書いておりますし、読者のみなさんも充分に認知されているかと思います。

一般的におっぱい星人の離乳食は少食傾向で尚且つ進みはゆっくり傾向があることは、ご経験されている方も多いとは思います。(もしも「ウチの子はおっぱい星人だけど離乳食はかなりしっかり食べてくれているなぁ。」という印象であれば、それはそれでラッキーだったなぁと思ってくださればよろしいです。)

また、育児用粉ミルクを飲ませておられるお母さんであっても、「ウチの子はミルクっ子なのに、離乳食は少食で・・・」と悩んでおられる方も居られるかと思います。

しかし、いずれにせよ、明らかに鉄欠乏が心配される状態で、精神運動機能に問題が出てきているのでは?という場合、Fを飲ませてどうにかしようとするのではなく、まずは信頼できる小児科を受診され、診察や検査をしていただき、必要な治療をするのが先決でしょう。
そうではなく、あくまで鉄欠乏にならないようにするための転ばぬ先の杖として、Fを与えることを推奨するのであれば、わざわざおっぱいや育児用粉ミルクから切り替えてまでFを与えることに、いかほどの効果があるのか?というデータをミルク屋さんから提示されないことには、切り替えの判断の目安としてフェアではないと考えますが、多分・・・それは無いでしょうね。

念のため某ミルク屋さん関連のサイトを確認してきましたが、上記の雑誌とは異なるある高名な小児科ドクターが、「離乳食がまだ進まないうちに、母乳や育児用粉ミルクに代えてFをあげるのは間違い。」「母乳の子が(Fを)喜んで飲めば与えてもよいかもしれませんが、一般に母乳育ちの乳児はFを含めて粉ミルク自体をあまり飲みたがりません。鉄分の補給は赤身の肉・魚・卵黄等を離乳食で摂取しましょう。」と、解説しておられました。
至極真っ当な解説だと感じました。
と同時に、コメント場所が場所だけに、「気骨のあるドクターだな。」と敬意を表します。

特に育児用粉ミルクに含有される鉄の量とFに含有される鉄の量は各社若干の差がありますが、最近販売されている商品の成分表によりますと、各製品を白湯で規定濃度に溶解したと換算して、育児用粉ミルクはおよそ0.8mg/dlであり、Fはおよそ1.0mg/dlでした。

多いことには違いないですが、やはりキャッチコピーから得られるイメージほどの差ではないと感じました。

栄養方法に関わらず、「何が赤ちゃんのためになるのか?」ということを、お母さんは冷静に判断していきましょうね。

躾のダシに注射を使うでないっ!(怒)

医療関係者だったら、一度は遭遇し、思いっきり不快になるフレーズってありますよね?
「言うことを聞かない悪い子には、お医者さん(看護師さん)に注射してもらいますからねっ!!」ってヤツです。

注射は病気の予防や治療に必要なもので、聞き分けの悪い子に恐怖感を与えたり、服従させるためにするものではありません。

真っ当なオトナであれば言うべきセリフではないです。
こんな当たり前のことを分かってない人が未だに居るのですからビックリです。
そんなセリフを口走ってしまったことを恥だと思わないのかな?
残念ながら、思わないのでしょうね・・・

そもそも、医療者が患児をお仕置きするために注射するなんて有り得ないでしょ?それって大嘘つきですやん!

別のアングルから見てみましょう。
注射をされるのが嫌だから言うこと聞くようにというルールを通したらどうなりますか?
注射をされなければ自分は困らないから、何やっても自由だよね・・・ってことになっちゃいますよ。

イイんですか?そんなルール作っても。
イイ筈がないですよね?

当ブログの読者さんはそういう意識の低い人はいらっしゃらないと信じていますが、世間一般には未だに居るのですよ。
そういう人にはお近づきになりたくないですな。
私には無理です。

2013年3月15日 (金)

赤ちゃんの歯は、食後すぐに磨けばいいの?(改訂版)

赤ちゃんが虫歯にならないようにと、歯磨きタイムは、食直後にされている方が多いと思います。

確かに食べ物のカスが歯にくっついたままでは、いささか心配だと思います。
しかし、過去記事でも書いているように、赤ちゃんの生えたての乳歯のエナメル質は永久歯と比較しても、とても薄いですよね?

お母さんとしては虫歯予防のため、良かれと思い、食後すぐに赤ちゃんの歯をゴシゴシ磨かれるとどうなるのか?
・・・場合によっては、歯の表面(つまりエナメル質)に傷がついてしまうのですね。
歯の中で一番硬い組織であるエナメル質に傷がついたら、そこから、う触が始まることは充分想定されます。

これも過去記事で書いたことがあるのですが、口腔内は緩衝能がありますから、食べ物を口にして脱灰が起きても、暫くすれば再石灰化しますよね?

なので、赤ちゃんの生えたてのデリケートな歯を磨くタイミングは、可能であれば食後30分以降の方が望ましいのです。

もちろん、離乳食を食べて⇒歯磨きして⇒おっぱいでネンネというパターンが形成している場合、食後時間を空けてから歯磨きが難しいこともあるかと思います。

しかし、1回食であっても2回食であっても3回食であっても、離乳食の度にこのパターンではないと思います。

せめて毎日の歯磨きタイムのうちのいずれかで、食直後ではないタイミングで赤ちゃんの歯を磨いてあげていただけませんか?

是非ともご検討くださいね。

他サイトのフォロ―アップミルク礼賛に惑わされないでね。

<ご連絡いただいたこと>
先日ミ○シ○の方でフォローアップミルク(以下Fと表記します。)についてのトピックがあったので、「要らない。」とコメントしたら、見事に反論されました(;´Д`A
「あげないと寝てくれないんだもん!」と。

しかも「ココはFについてのトピックだから、反対派は書き込まないで。」とも…(-_-;)

うーん。

さらに強烈だったのは最強母乳外来の某読者さんからも「わたしも読者だけどFをあげてますが、何か?」というコメントがっ。

「読者ならFが赤ちゃんにはよくない&不要なものと記事で学んでいる筈なので、尚更あげたら駄目でしょ~が!」とツッコミたくなりました。
もう救いようがないです。(涙)

<SOLANINからひとこと>
どうもFに関しては深くて暗い闇があるようです。
他サイトでは性懲りも無く、F礼賛ちっくなスレがバンバン立っています。
ミルク屋さんの陰謀ではないか?というくらい。(汗)
SOLANINとしても、正しい知識を普及させたいのは山々ですが、返り討ちに遭っては大変ですから、無理なさらないでね。
私はミルク育児を否定する気はさらさら無いのですが、個人的に許せないのは、「Fは安いから、家計が助かるのよね。」という理由であげておられる場合です。

愛する赤ちゃんのカラダに負担をかけてまで切り詰めなくてはならない家計って、どんな家計なのでしょうか?
貧しくても、そこは切り詰めちゃあいけないですよ。
よくも恥かし気もなく、しゃあしゃあと言えたものです。
それってまるで、やり過ぎた事業仕分けじゃないですか!違いますか?

このほか、「大きくなった赤ちゃんには鉄分とたんぱく質が多く必要だから良いモノに決まっている。良いモノでなかったら販売している筈が無い。」と頭から決めつけて、Fがどんなものなのか検証しようとしないお母さんも世間にはゴマンと居られるってことなのでしょうね。

どうかご自分がメーカーの流すキャッチコピーに踊らされていることに気がついて欲しいです。
これまでご自分のしてきたことを否定されて逆上される心理は分からなくもないですが、そこはお母さんとして一旦冷静になっていただいて、当ブログの過去記事に書いていることが事実かどうか検証してみられる行動力を持っていただきたいですね。

そうすれば黒白ハッキリとカタが付きますからね。

理性的な行動力を持っていらっしゃる方は、もちろん他サイトのお母さんにも少なからず存在することを私は知っています。
そういう方はきちんとご自分で検証され、当ブログの読者さんに登録され、熱心に過去記事も読んでおられます。
そして、途中からとはいえ、「何が正しいのか気が付きましたから。」と、きっぱりFを止めて赤ちゃんの健康に配慮しておられます。

「どうせなら、赤ちゃんにはより良いことをしてあげたい!」と願うのは、お母さんとしての本能のようなもので、栄養方法に関わらずだと思いますが、F擁護派のお母さんは、そうはお考えにならないのでしょうか?

その点がとても心配です。
しっかし、当ブログの読者さんの中にもFをあげている方が居られると聞いて、正直言ってビックリしました。
なんでだろう?
ご自身に都合のよい記事だけを、“つまみ喰い”しているのでしょうか?

「最強母乳外来の読者ですが、Fをあげてますが、何か?」ってレスはどうみても逆切れですやん?
悲しいですわ。
「付ける薬が無い!」というのは、こういうことを指すのでしょうね。

追記:厚生労働省が2007年に出した『授乳離乳の支援ガイド』のダウンロードは下記からできるようにURLを貼り付けました。http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T20110307N0091.pdf#search=' 厚労省、授乳離乳の支援ガイド'のP42の27行目から、「Fは、母乳または育児用ミルクの代替品ではない。必要に応じて(離乳食が順調に進まず、鉄の不足のリスクが高い場合など)使用するのであれば、9ヶ月以降とする。」と、記載されていますが、それがF推奨派の方には、「9ヶ月になれば、わざわざ切り替えてでも飲ませるべきもの」という風に解釈されるということなのでしょうか…

WHOでも、1975年には、「Fは乳児の食物の液状部分として使用する食品」と定義しています。
Fは食品であり、育児用粉ミルクではないのです。

WHOの定義(つまり世界標準)が36年を経た現在の我が国で未だに周知徹底していないということは、ある意味とても嘆かわしいことであり、同時にミルク屋さんの営業がいかに凄まじいかということを物語っているかということなのでしょうね。                               (2011年4月2日)

肩凝りが酷いとおっぱいの調子は悪くなりますか?(1歳8ヶ月)

<ご相談内容>
1歳8ヶ月のおっぱい星人の母です。
最近気がついたのですが、肩凝りが酷くなると、おっぱいの調子も悪くなる気がします。
やはり、血流などが影響しているのでしょうか?

<SOLANINの回答>
綿密なデータというのは私も知らないですが、経験的に知っていることですが、全身の血液循環が悪いと、おっぱいの調子は悪くなりがちです。
肩凝りもそうですし、冷え症の方もそうですね。
そうそう、寝違えて頸が回らない時も危険です。

勿論セルフケアは大事ですから、お食事の摂り方や服装等、改善の余地のあることは直ぐにしましょう!

母乳外来や助産院で乳房ケアを受けることも良いと思います。

乳房ケア(≒局所ケア)に加えて、(順不同ですが・・・)鍼灸やマッサージ、リフレクソロジー、リンパドレナージュ、整体、カイロプラティック、ヘッドスパ等、心身のリラクゼーションを図ることも、全身の血液循環が促進されるので良いと思います。

そういう間接的な働きかけは、想像以上に有効で、おっぱいの調子が改善していく手助けになります。
可能であれば、それらのいずれかの施術をしてもらうことも検討されては如何でしょう?

2013年3月14日 (木)

磨き残しを撲滅するためのデンタルフロスの選び方。(改訂版)

オトナの歯から、磨き残しを撲滅していくことは、虫歯予防の観点からも、8020を目指すにしても、とても重要です。

お母さんの口腔内の環境(細菌叢)は、赤ちゃんにリンクすることが判明していますからね。

可愛い赤ちゃんを虫歯から守ってあげるには、まずお母さんが歯科クリニックを受診され、未治療の歯があればそれを治しましょう。

また、定期的にクリーニングに通うことが口腔内の環境を改善するのに効果的であることは、読者のみなさんはご存知ですよね?

そして、家庭内で毎日行える、磨き残しを撲滅するために効果的なケアのためのツールが、度々ご紹介している一歯(いっし)ブラシ・・・つまり「ワンタフト®」ですが、もうひとつ、欠かせないのは、「デンタルフロス」なのです。

歯ブラシの毛先が届きにくい歯と歯の間を綺麗にするには「デンタルフロス」はうってつけなのですね。
但し、「デンタルフロス」は種類があるから、どれを選んだらいいのか分からない方が意外と多いようなので、自称“日本一歯科・口腔ケア領域に詳しい助産師”のSOLANINが、僭越ながらご説明させていただきたいと思います。

まず、大まかに分けて、ワックス有りとワックス無しの2種類に分けられますが、初心者の方であれば、ワックス有りの方が断然使い易いです。
スッと入るというか、引っかかりにくいので、歯と歯の間が狭い方にもお勧めですよ。
慣れてきたらワックス無しに切り替えても良いと思います。
但し、いわゆる被せモノの多い方がワックス無しを使われると、滑りが悪いので、取れるんじゃないか?ということがあるので、引き続きワックス有りを使われた方が無難かと思います。

実際に使用する際は、「デンタルフロス」を40cmくらいに切って、両端を指に巻き付けてくださいね。
当り前ですが1回使った部位は、ずらして使います。

歯ブラシの後に使うか前に使うかについては、これまでは後に使う的な見解が多かったようですが、最近は前に使う的な見解も聞かれるようですね。

そうそう、スーパー等でも販売されているホルダー付き(=糸楊枝タイプ)は、お子さんでも使える便利なモノですが、割高でもあります。

尚、「歯間ブラシ」という商品がありますが、あれは、歯肉が痩せたりして、歯と歯の間に食べ物がしょっちゅう詰まったりして、爪楊枝でほじくりたくなるくらい空いている状態の際に使うモノです。赤ちゃんのお母さんで使われる方は・・・割合として少ないと思われます。
使うとしたらSSSという一番小さいサイズでしょう。(逆に「歯間ブラシ」のSSSをもってしてもお目当ての歯と歯の間に入らないとすれば、「歯間ブラシ」は使えない状態なので、やはり、「デンタルフロス」を使うことが適していると言えます。
素材としては、初心者の場合、出来ればブラシの軸が金属ではないものが良いかと思います。
ブラシも軸もゴム製の軸のモノの方が、歯肉に優しいようです。

理想を言わせてもらえば、ホントに生まれて初めて「デンタルフロス」を使用されるのであれば、歯科衛生士さんに正しい使いかたの指導を受けられることをお勧めします。

フォローアップミルクの6・9戦争って知っていますか?

あれは1988年頃だったかと思います。

それまではフォローアップミルク(以下Fと表記します。)を与え始める時期(育児用粉ミルクからの切り替え時?)は9か月からとされていました。(これは今でもミルク屋さんのキャッチコピーだから、大抵の方は知っていますよね?)
あ、誤解無きよう申し添えますが、Fは不要ですからね。
この記事では故事として申し上げているわけです。

ところが、S○Aというメーカーが、いきなり6か月から飲めるFというのを販売し始めたのです。

それに引きずられて、M永、Y印が、早期化の波に乗り遅れまいとして、次々に6ヶ月から飲めるFを販売し始めたのです。(確かM治とW堂は9ヶ月グループだったと思います。)

ただ、さすがにミルク屋さん主導のこのブーム(?)には、
「Fは母乳や育児用粉ミルクの代替え商品ではない。」
「そもそも離乳が順調であれば必要性のないものである。」
「6ヶ月からではかえって栄養バランスが悪くなる恐れがある。」
例えば育児用粉ミルクに含まれる銅や亜鉛といった微量元素が全く含まれていないし、たんぱく質が多過ぎる。」
「離乳食がまだまだの6ヶ月頃に切り替えるのはあまりに早過ぎではないか。」という意見が小児科ドクターや赤ちゃんのお母さんたちから多く噴出したそうです。

1995年には、それ以前よりも乳児のたんぱく質所要量が減量されたため、6ヶ月からFに切り替えてでも乳児のたんぱく質摂取量をシャカリキになって確保しようという風潮も収まり、離乳食3回食開始となる(←恐らくこれは最短としてでしょうね。)9ヶ月頃から使用するもの的な取り決めが世間のスタンダードみたいになって、現在に至ります。

しかし、1990年に日本小児栄養消化器病学会は、「Fには乳児期の栄養法としての必要性は認めない。」と宣言しています。

くれぐれも記事の読み飛ばしや早とちりして、「ええっ!Fって飲ませるべきなのか?」などと間違えないようにしてくださいね。

余談ですが、とある育児相談の場で「完ミですが、離乳食が進まなくて、困っています。」という赤ちゃんのお母さんからのご相談があり、よ~く聞いてみたら、Fのガブ飲みが原因だったという事例もあるそうです。

母乳育児中のお母さんは蜂蜜を食べていいの?

誰が何と言おうとも、「1歳までの赤ちゃんには蜂蜜を食べさせてはいけない!」というのはいまや育児の常識ですね。
今どき、「へぇ~そうなの?知らないなぁ。」というお母さんがいらっしゃったら、それはかなりヤバいってことです。(おばあちゃん世代なら、新しい育児知識を更新する機会が無いから知らない方がいらっしゃっても致し方ないかもしれません。逆に「あなた何言ってるの!蜂蜜は天然の甘味料だから滋養があるのよ!」と、勧められたという話もちょくちょく耳にしますから。でもそれって、赤ちゃんとお母さんにしてみたら、傍迷惑なゴリ押しですが・・・)

私、小学生の頃、見た記憶があります。
近所の赤ちゃんのいるお宅に遊びに行かせてもらった時、蜂蜜単独じゃないけれど、M社の「ハネーヨーグルト」っていう商品、そこの赤ちゃん、おやつに食べてました。
10ヶ月くらいの赤ちゃんでした。
特に変わりなかったからそこの赤ちゃんはたまたま大丈夫だったのでしょうか?(汗)
今考えると知らない・分からないって怖いことです。

・・・閑話休題。

蜂蜜を食べさせてはいけない理由は”ナマモノ”であることと、赤ちゃんが乳児ボツリヌス症になる恐れがあるからなのですね。
実はメッセージ受付時に、複数の方から質問が寄せられていて、「お母さんが蜂蜜を食べたらおっぱいはどうなるのか?」という内容だったのです。
結論は「大丈夫です。お母さんが蜂蜜を食べても、赤ちゃんが乳児ボツリヌス症になることはありません。まして、何かの毒素がおっぱいから出てくることもないので、どうか安心していつも通り飲ませてあげてください。」です。

おっぱいに理解のあるドクターもいらっしゃいます。(某病院呼吸器科)(改訂版)

<ご連絡いただいたこと>
先日風邪を引いた時のことです。
症状が辛く、我が子(もうすぐ8ヶ月)を生んだ総合病院に行きました。
呼吸器科(内科も担当してる先生でした)に通され、「授乳中」だと伝えると、ドクターはパソコンの画面を見ながらお薬を探してくれてました。

なんと!★おっぱいとお薬/番外編で紹介されていた、国立成育医療センターの「授乳とお薬」のページでした。

それに気づいたときはなんだかすごく嬉しくなって、一人「次もこの病院で産もう」と心に決めました(笑)
(実はそこの病院、息子を産んだ頃に産婦人科が再開したばかりだったので、正直そこまでオッパイを大事にしてくれてるとは思っていませんでした。)

<SOLANINからひとこと>
妊娠中とか授乳中の方にお薬の処方を避けたいとお考えのドクターは、正直言ってまだ多数派と思われます。

現時点では、お薬の添付文書にはNGと書いてあるから断乳を勧められるドクターやおっぱいを続けたいならお薬は処方できないとお断りされるドクターに遭遇する確率の方が圧倒的に高いのです。

そういう事情があるので、体調不良の際は産婦人科の受診をお勧めしているわけですね。
けれども、今回はご出産された総合病院の呼吸器科を受診されたところ、幸いにもPCに
国立成育医療センターの「授乳とお薬」のページを閲覧できるようにしておられるドクターに診ていただくことが出来たのですね♪

良かったぁ~!
これが有るのと無いのとでは、大違いです。
こういうドクターもいらっしゃるということは、おっぱいライフを過ごしている母子にとって、大変有り難いことですね。
心強いですよね!

「次もこの病院で産もう」という気持ち、とても共感できます。
ご連絡いただいたことを読ませていただき、私も嬉しくなっちゃいました。

ただ、注意事項として、産婦人科以外の診療科や初めて受診する病院の場合は、可能であれば事前に授乳可能なお薬の名前を調べてからにされるか、それが無理ならば、「先生、国立成育医療センターの「授乳とお薬」のページをチェックしていただけませんでしょうか?」と、一言申し添えていただくことが、赤ちゃんとご自身とおっぱいを守ることに繋がるかと思います。

この記事のSOLANINからの注意事項の部分が、SOLANINの老婆心だねと笑い飛ばせる日が来ることを願って止みません。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

2013年3月13日 (水)

歯茎に乳白色のプチっとした半球状のものがある。(新生児)(改訂版)

新生児ちゃんのお口の中を見るのは大泣きした時が一番診易いです。
お口を抉じ開けようとしたら、歯茎を食いしばるので、なかなかじっくり診辛いものです。

さて、そうやって、お口の中を診たら、歯茎に乳白色のプチっとした半球状のビーズのようなものが見えることがあります。

魔歯(まし)だったら、触ると硬いし、一目瞭然ですから、何だろう?とは思わないでしょう。
何かよく分からないけれど、悪いモノだったらどうしよう?とお母さんは心配になるかと思います。

それはですね、恐らく上皮真珠(じょうひしんじゅ)です。

真珠の成分が入っているわけではありませんが、見た目小粒の半球状真珠みたいなので、そんなネーミングらしいです。

上皮真珠は悪いものではありません。

大抵の場合、2~3週間くらいで自然消滅するとのことです。

もしも、それ以降になるのに、なかなか消えないな、気になるなという場合は、小児科か歯科口腔外科ドクターに確認してみましょう。

フォロミを飲んだらアタマの良い子になる?

『最強母乳外来』の読者さんで、暫く前にかかりつけの小児科ドクターから「フォローアップミルク(以下Fと表記します。)は飲ませてあげてね。アタマの良い子になるから。」とアドバイスされたお母さんがいらっしゃいました。

普段掛かりつけでお世話になり、診断にも治療にも全幅の信頼を寄せておられるようで、それだけにこの発言には困惑されたようで、「ホントでしょうか?」と問い合わせてこられたのです。(汗)

以前にも記事の一節で述べましたが、現代の医学部・看護学部で母乳育児について、真っ当な講義がある大学はほぼ皆無です。
元々そういうカリキュラムがないですから。

私が知っている小児科のドクター(つまりBFHかBFHを目指している病院勤務)の方たちで大学は違えど、共通して仰ることは「小児科では病気のことは学んだけど、母乳育児に関することはほぼ皆無で、自分が持つ母乳育児の知識の95%以上は卒業後各種セミナーや文献や勤務先で学び、身に付けたことです。」ということ。

Fはあくまで離乳食における液状部分であり、育児用粉ミルクとは別物です。(つまり、育児用粉ミルクの代替え品に相当するものではありません。)

乳幼児の精神運動発達には鉄分は重要な役目を果たしますが、フツーに離乳食が摂取出来ていれば、鉄分が不足することはまず無く、また、おっぱいには吸収率の良い鉄分が含まれますから、おっぱいを止めたり減らしたりしてあげるものではないと申しておりますが、憶えておられませんかな?

こんなことを言うのもナンですが、病気の診断や治療のスキルが素晴らしければ素晴らしいほど、お母さんたちは小児科ドクターを万能化&神格化されがちです。

しかし、診断や治療のスキルと母乳育児に正しい知識を持っておられるかどうかは全く別の問題なのですね。
そもそもジャンルが違うから、イコールで結びつくものではないのですね。
第一、お薬でもないモノに効果効能をうたうことは、薬事法に抵触することなので、してはいけない筈ですね。

FのCMのキャッチコピーでも「アタマが良くなる。」なんて、絶対に言わない(言えない)と思いますよ。

おっぱいとお薬その72『ラミシール®』(改訂版)

『ラミシール®』はOTSでもありますから、CMやドラッグストアの店頭で見かけたり、名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

そうです。
いわゆる、水虫の治療薬です。
何となく、水虫関係CMはの夏場に多いような気がしますけれど、寒いうちはブ―ツを履きますから、冬場も少ないわけぢゃないのですよね。
『ラミシール®』は内服であっても、妊婦さんでも授乳中のお母さんでも概ね可能とのことですが、同じ抗真菌薬でも『イトリゾ―ル®』は、妊婦さんは避けてくださいね。
(そもそも、おなかの赤ちゃんへの影響を考えたら、妊娠中に敢えて内服による水虫治療に踏み切るものでもないと思います。)
『イトリゾ―ル®』は授乳中であれば、概ね内服可能とのことです。

尚、『ラミシ―ル®』は外用薬については、妊婦さんでも塗布可能とのことですが、『イトリゾ―ル®』は外用薬についての情報を私は持っていないので、妊婦さんはドクターに確認してくださいね。
ちなみに排泄については『ラミシ―ル®』が72時間で85%であるのに対し、『イトリゾ―ル®』は7日間で糞便中に54%、尿中に35%と長いこともあるからだと思われます。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

これってイヤイヤ期?赤ちゃん返り?

イヤイヤ期と赤ちゃん返り、どちらも大変ですが、おおまかな鑑別の仕方としては、イヤイヤ期の場合、下の子が生まれるかどうかというのに関係なく、顕れます。

何処かの政党みたいですが、「まず、反対ありき」ってヤツです。

お母さんの選んだ服は、「着たくない!」
お母さんが食べなさいと言ったものは、「食べたくない!」
「もう帰ろうね。」と声掛けすれば、ほぼ絶対に、「いやっ!」と答える。
何でも自分でしたがるくせに、「じゃあ、やれば?」と突き放したら、「お母さんがやって!」と返して来る。

つまり、自我の芽生えによるものなのですな。

反対に赤ちゃん返りの場合、早ければ下の子を妊娠した頃から様子がおかしくなってきた。(遅くても赤ちゃんが生まれて暫くしたら、様子がおかしくなる。)

できていたことができなくなる。
自分でできるのに、依存的になる。
つまり、本人の自覚は殆どないのでしょうが、いわゆる退行現象が目立つようになります。

一般的に魔の2歳児(?)と称されますが、その頃に下の子を妊娠・出産される方が多いので、そのどちらもが一緒くたにババーンと出てくるので、お母さんは大変なのですね。

予め想定できることなので、ちょっと大袈裟に旦那さんやおじいちゃん、おばあちゃんに吹聴(!)して、ご協力願うのが乗り切る秘訣だと思います。

お母さんが自分一人で抱え込むから余計しんどくなるからね。

2013年3月12日 (火)

こういう指導による断乳の進め方は卑怯では?(改訂版)

自治体で行われる乳児後期の健診(だいたい10ヶ月とか1歳のいずれか)で、歯科検診と指導がありますよね?

最近は少なくなったと思いますが、歯科指導の際に見せられた写真がショックで断乳した方が、今でも時々いらっしゃるようですね。

確か、えぇ~っと、「ランパントカリエス」だったかな?・・・の写真です。
歯科・口腔ケア関係の方はともかく、一般の方には耳に馴染みのない言葉だと思いますが、聞いたことありますか?

どのような状態なのかと簡単に申しますと、虫歯になりにくいとされる下の前歯(=下顎乳中切歯ですな)を含む乳歯が急激かつ同時多発的に虫歯になって乳歯が崩壊した状態といったらイメージが付き易いかもしれません。
(現代においてもレアケース的な存在感になっているものの、この「ランパントカリエス」は発症することはありますし、永久歯で起こることもあるようですが、ここでは本筋を外れるので割愛させていただきます。)

歴史を紐解くと、今からおよそ40年くらい前ですが、その頃はこの「ランパントカリエス」は、幼児の口にもしばしば見受けられたそうです。

「乳歯は抜けて、永久歯に生え代わるから、別に虫歯になったって、どうってことないさ。」という、今では信じられないような考え方が罷り通っていたからでしょうね。

個人的な遭遇事例として今でもハッキリ憶えているのは、幼稚園で同級生の男の子(当時4歳)が、まさにこの状態でして、全ての歯が無くなっていて、総入れ歯をしていましたね。(汗)
子ども時代のことですから、今となってはその子の栄養方法は知る由もないですが。

“総入れ歯というものはお年寄りがするもの”という認識くらいはあったので、4歳児で総入れ歯ということが子ども心に衝撃的でした。

で、その乳児後期の集団健診に於ける歯科指導でですね、「いつまでも授乳をしていたら、やがてこの写真のお子さんのように虫歯だらけになってしまいますよ。可愛いお子さんの乳歯が壊滅してしまったら大変ですね。なので、今日を機会に授乳するのは止めましょうね。」みたいなことを指導されたそうです。

・・・ううむ。
およそ40年くらい前ならいざ知らず・・・それってなんだかねぇ。(汗)
お母さんの恐怖心を煽るような指導って、卑怯ではありませんか?

無論、大勢の中には我が子の乳歯を守るという意識の低いお母さんも居るのでしょうが、歯科・口腔ケアの専門家が授乳=虫歯と決めつけてかかるのは如何なものかと思います。(怒)

おっぱい星人の我が子の大切な乳歯をどうすれば虫歯にしないで済むのか?
長期授乳になる場合、歯科・口腔ケア的には何に気をつければいいのか?を知ることは、醍醐味堪能できるおっぱいライフの楽しみが増える秘訣ですからね。

過去記事を読んでね♪

ウ●メ●ズパ●クでのフォロミ論争について。

ウ●メ●ズパ●クの7~11ヶ月ルームというものがあるそうですが、そこでトピック立ててコミュニケーションを取るのだそうです。

読者さんからご連絡をいただきました。
トピ主さんは恐らく『最強母乳外来・フェニックス』の読者さんであり、その方面の正しい知識を持っていらっしゃる方なので、ルームのみなさんに正しい知識を身につけてもらえるように尽力されていたのですが、トピ主さんが責められる展開になったそうです。

「フォロ-アップミルク(以下Fと表記します。)は不要だからあげないでね。」と仰ったのだと思われますが、ルームのみなさんは「FはNGだなんてショック!」というような論調であたかもルームのみなさんがトピ主さんから被害を受けたり暴言を吐かれたかのような物言いだったそうです。
理不尽ですね。
言葉を尽くして説明しても理解してくれない方はどうしようもないですな。
子育てするならもっと意識の高いお母さんになってほしいです。
FがNGだと指摘され、逆上されたのでしょうが、それでは昔の誤った育児方法を娘さんやお嫁さんに指摘され、腹立ててるおばあちゃんと同レベルではないでしょうか?
可愛いお子さんのためにより良いことを選択するのがお母さんになった方の使命ですよね。
アタマ冷やして考えたら、その方たちも自分が何をなすべきか分かると思いますが。
ミルク屋さんが製造中止してくれたら、問題は解決するのでしょう。

でも、それは難しいでしょうね。

Fを食品の一種という正しいジャンル分けすらせず、製造中止もしないからこの20年間連綿と燻ぶり続けている問題なのですから。

そうそう、「ダメなら何で売ってるんだ?」というコメントもあったそうです。
そんなの決まってるじゃないですか!
だってもっともらしいキャッチコピー付けるだけで、手間が省けて製造コストが安いから、それなりの値段であっても、その㌧でもトークに惑わされて沢山売れるし儲かるからです。

まぁ、そう言ってしまうのは身も蓋もないですが。

おっぱいとお薬その71『サノタール®』『べネトリン®』(改訂版)

『サルタノ―ル®』『ベネトリン®』というお薬があります。
いずれもβ受容体刺激薬の一種で吸入薬として使用されます。
気管支拡張作用があるので、気管支喘息等で喘鳴が酷い時や咳止めとして処方されます。

妊婦さんでも使えるお薬です。
もちろん小児にも適用されます。

吸入薬としては以前に『パルミコート®』も大丈夫ですよと記事化しましたが、第一選択薬としては『サルタノール®』『ベネトリン®』となります。
気管支喘息の持病がある方でお薬の必要な方は、我慢し過ぎると症状が増悪しますから、注意してくださいね。

『サルタノール®』『ベネトリン®』の吸入でコントロール出来るのであれば、上手に活用できるといいですね。

追記:読者さんのズイズイさん(ご職業は薬剤師さん♪)がコメント欄に大変有益な情報をくださいました。コメントに書かれたことを追記として書かせていただきたいがよろしいでしょうかという旨お尋ねしましたら、ご快諾くださいましたので、ほぼ原文ママで書かせていただきます。

喘息治療について、SOLANINさんが記事中で「サルタノール/ベネトリンが第一選択薬」と書かれてらっしゃいますが、厳密には少し違うのでコメントさせていただきます。

喘息治療薬には種類が2種類あり、長期管理薬(毎日使う薬)と発作治療薬(発作止め)があります。
『サルタノール®』『ベネトリン®』は発作治療薬になります。
発作が起きた時には、当然この薬剤が第一選択薬になります。

しかしながら、喘息治療において最も重要なのは、発作が起こらないように長期管理薬をしっかりと使い、発作治療薬を使う頻度が減るようにコントロールしていくことです。
長期管理薬とは、過去記事でも取り上げられている『パルミコート®』やコメント欄で質問のあった『アドエア®』などの吸入ステロイド薬等です。
(種類は沢山ありますが、ガイドラインでは吸入ステロイドが第一選択です。)
長期管理薬を使用せずに、『サルタノール®』『べネトリン®』等の発作治療薬のみを、ちょっと具合が悪くなったときだけ使う、というのは危険な使い方なのです。
(喘息死が増えることがわかっています。)

しかし、どちらも吸入薬があるため、Drの中でも未だに区別が付いていない方もいらっしゃるのが現状です。
喘息治療をされている方は、必ず発作治療薬だけでなく、長期管理薬も使用するようにしていただきたいです。(2011年4月29日23時34分)

念のためアレルギー情報センターのURLをこの下に貼りますね。
ここにはガイドラインに基いた喘息治療についての解説が記されています。↓        ↓        ↓ 
http://www.allergy.go.jp/allergy/guideline/02/index.html

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

よく育つ子の食後のおっぱいはどうすればいいの?(1歳)

<ご相談内容>
我が子は1歳になりました。
現在離乳食は3回食で、体重は10kgを超え、ここ数日でヨチヨチ歩くようになって来ました。

寝かしつけと夜間はバリバリおっぱいを飲んでいます。
ほぼセルフ方式で、ガッつり飲むことも。

さて、お聞きしたいのは、離乳食をよく食べるので、その時によって食べた後おっぱいを足したり足さなかったりなんですが、食べた量に応じて足すか足さないかを考えた方がいいのか、ちょっと悩んだりします。
夫と義母がそろそろおっぱいやめた方がいいのではとそろって言い始めました。「そうですね~」と口では言いつつ、まだまだやめる気はありません。(笑)

<SOLANINの回答>
ふうむ。
もう少し、大きくなった子についての記事は書きましたが、丁度1歳くらいの子については、まだ記事を書いていなかったかもしれません。

1歳過ぎて、ヨチヨチあるけるようになられたのですね。
しかも、10kg超えているとは、よく育っていますね。

おっぱいは寝かしつけと夜間にセルフ方式でしっかり飲めているのですね。
で、離乳食も食べるようになってきたのですね。

となると、基本的に離乳食後のおっぱいセールスはしなくても良いです。
余りにも食べ方が少ない時は、一応誘ってみてください。
でも、ほぼいつも通りか、いつもよりも沢山食べられたのであれば、敢えて誘わなくても大丈夫です。

勿論、お子さんがほしがれば拒否ったりしない。
これが極意です。

2013年3月11日 (月)

最近赤ちゃんの口臭が気になります。(1歳)(改訂版)

<ご質問内容>
どうしても一つだけ気になっていることがあるので質問させてください。
3回食になって1ヶ月が経とうとしているのですが、昨年末より、我が子の口臭が気になり始めました。
母乳しか飲んでいないときは、それこそおっぱいの匂いだけ(当たり前ですが)だったのに、3回食になってから、ん?と思うような匂いがします。
特段、匂いのきついものは食べさせていませんし、歯磨きも歯ブラシ+ガーゼで磨いています。(ちなみに歯は全部で8本生えてます)
私が神経質だけなのかわかりませんが、乳児でも口臭ってあるのでしょうか?

<SOLANINの回答>
乳児にも口臭発生は有ると思います。
確かウチもかつて次男が臭っていたような・・・?

質問者さんはお口のケアはしっかりされているようですし、歯が8本生えていても、虫歯になっていなさそうですね。
原因として考えられるものを思いつくままに挙げてみますと、鼻詰まりまたは口輪筋の緩みによる口呼吸⇒口腔内の乾燥(唾液の減少)または雑菌の繁殖⇒口臭発生・・・となります。
多くの場合鼻詰まりを解消したら、口臭が消失した方もいらっしゃるそうです。

口臭の原因によっては、赤ちゃんに服薬が必要なことも想定されますから、一度歯科受診されては如何でしょうか?

何故フォローアップミルクは製造・販売されるようになったのか?

残念なことに大半の赤ちゃんのお母さん方の間では、栄養方法を問わず「9か月になったらフォローアップミルク(以下Fと表記します。)に切り替えるもの。」とまだ信じられているようです。

しかし、『最強母乳外来・フェニックス』の読者さんは「それは違うよ。」ということを既にご存知かと思います。

この記事は余談と言うか昔話なんですが、何故Fというものが発生したのかということを知っていただくことで、赤ちゃんには不要であることを再認識し、ブレないでほしいという願いのもとに書いております。

そもそもの起源は1970年代にヨーロッパで生後6ヶ月前後の早い時期から赤ちゃんに牛乳を与えるという慣習のせいで、赤ちゃんの鉄欠乏が大きな問題になっていたのです。
つまり、鉄欠乏予防のために離乳期の赤ちゃんに与える液状食品としてFは開発されたのですね。

その当時は日本国内でもミルク育児が持て囃され、乳児健診の問診では「どこのメーカーの育児用粉ミルクを飲ませているか?」と小児科のドクターや保健師さんから尋ねられたものです。(←これは当時を知る方の証言です。)

それと同時に、離乳準備食に代表される早期離乳が推奨されていました。鉄欠乏発生への予防対策としては母乳を推進することや離乳食の工夫で改善できることなのに、敢えてそれには触れられませんでした。

繰り返しますが、Fはあくまで鉄欠乏予防のため開発された離乳期の液状食品(大まかに言えば汁物)に過ぎません。

決して育児用粉ミルクの代替品ではないのに、日本国内ではリーズナブルな価格をウリにして何故か「離乳期の赤ちゃんのためのFeを強化したミルク」として販売されたというのが経緯なのですね。

Fと育児用粉ミルクは、見た目は似ているのに、何故F方がリーズナブルな価格なのか分かりますか?
それは育児用粉ミルクよりも製造方法が簡便で済むためです。
製造ラインの衛生基準も異なります。

成分的にも、例えば亜鉛や銅などの高価な微量元素はFには含まれておりません。
それに対し、脂肪は育児用粉ミルク同様、植物性に置換されていますが、たんぱく質やNa・K・Ca
などの組成は、ほぼ牛乳に近い状態です。
確かにFeは多めに含まれています。
とは言っても、育児用粉ミルクの1.3倍程度なので、キャッチコピーから受ける印象よりはぐっと少ないですな。

そもそも、育児用粉ミルクやFのFeは、母乳のFeとは異なり吸収率が悪いので、多めに含有されているだけですし、吸収率を高めるためにビタミンCも添加されています。

過去記事にもありますように、アメリカ小児科学会でも、日本小児栄養消化器病科学会でも、もちろん『授乳・離乳の支援ガイド』(By厚生労働省作成)でも、乳児期の栄養法つぃての必要性は認めないといった主旨の宣言をしたり、コメントすらしていないという扱いのものです。

完ミや混合栄養の赤ちゃんであっても、わざわざ切り替える必要性は全くありません。
それどころか、Fe臭を嫌って頑として飲まない赤ちゃんや、飲むには飲むが下痢が止まらなくなる赤ちゃんもおられます。
赤ちゃんの内臓機能はまだまだ未熟なので、消化吸収するにも負担が大きいのですね。

価格はリーズナブルでも赤ちゃんのカラダには如何なものか?というものですから、あげないでくださいね。

おっぱいとお薬その70『メルカゾール®』(改訂版)

『メルカゾール®』は甲状腺ホルモンの過剰分泌を抑える抗甲状腺薬の一種です。授乳中のお母さんには『プロパジール®』や『チウラジール®』の方が適しています。(安全性としては、『メルカゾール®』は中等度安全の評価ですが、『プロパジール®』と『チウラジール®』は授乳なぁの抗甲状腺薬の評価として、より安全性が高いからです。)
しかし、授乳自体は可能です。
国内のデータというのはまだ少ないですが、20mg/日の『メルカゾール®』を内服をしている授乳中のお母さんの赤ちゃんを12ヶ月間観察しても、赤ちゃんの異常を認めない。また、赤ちゃんの『メルカゾール®』血中濃度は測定感度以下であったとの報告があります。

強いて注意することがあるとしたら、念のため『プロパジール®』『チウラジール®』と同様に、服薬開始若しくは増量されて数ヶ月は、小児科ドクターから赤ちゃんの甲状腺機能検査を実施することをお勧めされるかと思うので、きちんと検査を受けてくださいね。


最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

要するに、『メルカゾール®』の服用を続けられても赤ちゃんの甲状腺機能に支障を来さなければ、母乳育児を続けても差し支えないということです。

そろそろ離乳食の回数を増やしてもいい?(8ヶ月)

<ご相談内容>
8ヶ月半の赤ちゃんがいます。
離乳食には関心が無く、ひたすらおっぱいばかりを求めています。
時には全力で拒否します。

そんな生活がかれこれ2ヶ月半続いていましたが、どういう風の吹きまわしが、ここ数日、自ら口を開けて食べようとします。
今は主食が小匙2~3と主菜が小匙0.5~1と副菜が小匙1くらい食べられるようになりました。

アレルギーも無さそうです。
今のところ下痢もしていません。
よく食べる赤ちゃんからみれば、「なぁんだ。」位の量なのでしょうが、私にしてみたら、この食べ方は大躍進です。

でも、考えてみたら、早い方は3回食への切り替えが射程範囲になる月齢ですよね?
となると、ウチみたいなパターンであってもそろそろ回数を多くした方が良いでしょうか?

<SOLANINの回答>
そうでしたか。
スタートから2ヶ月半で、食べるスイッチが入ったようですね。
よかったですね。(笑)

8ヶ月半になられるのでしたら、それなりに消化吸収力は向上しているのでしょうが、ここ数日前から食べるスイッチが入ったということは、ひにち的にまだ回数を増やすには早いと思います。

健啖家の赤ちゃんの場合、2回食にする段階で、1回につき主食だけで子ども茶わんに半分ほど食べます。
この他に主菜を大匙1と副菜大匙1.5~2くらいは食べます。

まぁ、そこまでは望まないにしても、月齢的にもまだ焦る時期ではないし、せめて健啖家の半分くらい食べられるようになるまで、約1ヶ月かけてじっくり量を増やしていくこと、食べられる食材の種類を増やす方が実利的ですよ。

そうそう、おっぱいは回数制限をしなくても良いですからね。
ある程度食べているのですから、ほしがればおっぱいはあげて行きましょうね。

2013年3月10日 (日)

双子のお姉ちゃんがおっぱいを噛みます。(9ヶ月)(改訂版)

<ご相談内容>
こんばんは★
うちの双子の姫チャンも9ヶ月になりましたっ!
今は2回食で離乳食はよく食べてくれるほうだと思うのですが、離乳食後はあまりおっぱいを欲しがらないので、授乳間隔が結構空くようになりました。

ご飯をいっぱい食べてくれるのは嬉しいのですが、卒乳までのカウントダウンかなぁ~と考えたらちょっと寂しいです(>_<)
最近お姉ちゃんの方が、おっぱいを噛むので言い聞かせを頑張ってるんですがなかなかうまくいかず…
泣きながら授乳したりでした(T_T)

おっぱいの回数も減ったのでもうミルクにしようかと思ったりもしたのですが、やっぱりおっぱいをあげたい!という思いで頑張っています。
卒乳までおっぱいをあげ続けたいです。

<SOLANINの回答>
双子のお嬢ちゃんにおっぱいをあげておられるのですね。
離乳食も進んでくれて嬉しい半分、寂しい半分なのですね。

さて、お姉ちゃんの方がおっぱいを噛むのですね。
何かトラブルがあり、おっぱいの味が変だったら、きっと二人とも噛む可能性大ですし、何なんだろうって考えてしまいますよね?
そこでチェックしていただきたいのですが、お二人の性格は違うようですか?

もしかして、お姉ちゃんの方が繊細だったり、自分を優先してほしいとアピールするタイプでしょうか?
そうだとしたら、段々知恵が付き始め、妹さんをおっぱいのライバルと認識され、お母さんの気を引きたくて、わざと噛むのかもしれません。
こういう場合は、言い聞かせの仕方を今まで以上に工夫していくといいかと思います。

逆にお姉ちゃんの方が、大らかというか、生理的欲求が満たされたら泣き止むのも早いタイプでしょうか?
そうだとしたら、新しい歯が生える前の何とも表現し難いムズ痒さから、噛みつくのかもしれません。
その場合、歯固めのおもちゃとか、哺乳前の歯茎マッサージをすることで、噛む頻度が軽減するかもしれません。
傾向がつかめたら対策を取れるかと思います。

追記:その後一時妹さんの方が噛むようになられたものの、最近は噛むのもマシになってこられたそうで、同時授乳再開されたとのご一報をいただきました。

(2011年3月12日に相談者さんのメッセージ確認。)

9ヶ月になれば、フォローアップミルクをあげたらよいと言われた。

「おっぱいは段々に栄養が無くなるから、(特に離乳食の進みがゆっくりで少食ちゃん&小粒ちゃんである場合)すっぱり止めてフォローアップミルク(以下F)を飲ませるようにという指導をされる医療者が未だにちらほら居られ、SOLANINはとても困っています。

お母さん方も「育児用粉ミルクよりもお値段が安いから。」「牛乳はまだ飲めないから。」と、切り替えようとする方がおられるようですが・・・ちょっと待ってください!
おっぱいの栄養価は9ヶ月どころか1歳を過ぎてもほとんど変化しません。

若干(ほんとに若干です)たんぱく質が低下してくるということも言われはしますが、本来月齢が進めばそれなりに離乳食が進みますし、おっぱいはやがて栄養の主体をお食事に譲り、最終的には卒乳していくものですからね。
おっぱいを断乳してFをあげたら良く育つ・・・というものではありません。
過去記事にも書いていますが、タンパク質と塩分がかなり多く消化吸収するのに赤ちゃんのカラダに負担がかかります。
わざわざおっぱいを断乳して、Fをたくさん飲ませても、多少体重は増えても離乳食は進まずということも無きにしも非ずですから、それっておかしいですよね?

『授乳・離乳の支援ガイド』にも、”母乳または育児用粉ミルク”という表記はありますが、”F”という単語は全く出てきませんよ。

そもそも、FAO/WHOが1988年に出した国際規格では「離乳期の乳児の食物の液状部分として使用するための食品」と定義されています。
(ちなみに育児用粉ミルクは「母乳代替品」と定義されています。)
決してF=育児用粉ミルクの一種(≒大きくなった赤ちゃん用のミルク)というわけではないのです。

但し、日本国内では、粉ミルクの一種として認可されたという歴史があり、うやむやのうちに、使用されているのが現状です。
なので、お母さんも母乳育児に理解のない医療者も混乱しちゃうんですね。混合栄養・完ミの赤ちゃんであっても、本来、切り替えるモノではないことを理解してください。

追記:入園される乳児に勧められる(ウチでは飲ませています的な・・・)保育園もあるようですが、それこそFはミルクアレルギーの赤ちゃんは摂取不可能なモノですし、お母さん自身が納得できないモノを与える権利は無いと思います。「Fを飲ませるのはお断りしたいです。ウチはみなさんがFを飲まれる時はお茶で結構です。」とお願いされているお母さんもいらっしゃるようですから、話の運び方次第ではないでしょうか?(2013年7月10日)

おっぱいとお薬その69『クリアミン®』(改訂版)

『クリアミン®A』と『クリアミン®S』は今ではあまり処方されることが無くなった、ピリン系の解熱鎮痛薬です。

とてもよく効く頭痛薬として、知る人ぞ知るお薬らしいですが・・・

でもね、このお薬は母乳育児中のお母さんは絶対に内服を避けてくださいね。
理由ですか?
それは即答できますよ。

①半減期が21時間とメッチャ長い・・・長過ぎます。

②授乳を強行すると(←そんな無謀なお母さんは居られないと信じていますが・・・)赤ちゃんに嘔吐・下痢・痙攣が見られることがしばしばあり、危険度が高い。

③乳汁分泌が低下する。
つまり、赤ちゃんが欲しいだけの量のおっぱいが出なくなる恐れがあるということです。

どの理由を取っても、母乳育児中のお母さんにとっては「冗談じゃないっ!」と言いたくなるような大きなリスクです。

頭痛薬は他にもありますから、なにも好き好んでこういうNGなお薬を選ばないように気をつけてくださいね。
万一、産婦人科以外のドクターから頭痛薬としてピリン系が処方されたら?・・・即刻、お断りしてくださいね。

なお、間違えやすいのが『アスピリン®』ですが、これはピリン系ではありませんからね。

ただ、『アスピリン®』も母乳育児中のお母さんにはあまり良くないことは確かです。

解熱鎮痛薬で母乳育児中内服可能なお薬の名前は「☆おっぱいとお薬」のカテゴリーで検索をしてくださいね。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

湯上りの赤ちゃんのボディ、どんな拭き方をしていますか?

赤ちゃんの皮膚がどんなに薄いのかは、読者のみなさんはもうご存知ですよね?

だけど、沐浴の段階でも、大きなお風呂デビューした後でも、湯上りにボディを拭いてあげる際、どんな拭き方をしていますか?

もしかして、拭き残しのないようにゴシゴシと拭いていませんか?
あっ、勿論髪の毛がメッチャ豊かな赤ちゃんもいらっしゃいますから、髪の毛はゴシゴシ拭いていただいて結構です。

でも、ボディはですね、ゴシゴシはいけませんぞ。
押さえ拭きにしてください。

えっ?
そんな拭き方で、水分が拭きとれるのか?ですって?


はい。
大丈夫です。
押さえ拭きした後、赤ちゃんの背中や肩周りの毛(ぜい毛といいます)、立っていますよね?
皮膚に水分が残っていたら、毛は貼り着いています。

でも、違いますでしょ?
皮膚にストレスを掛けない拭き方をしてあげましょうね。

2013年3月 9日 (土)

歯軋りが酷い場合のボツリヌストキシン注射って?(改訂版)

<ご相談内容>
妊娠前、定期的にボツリヌストキシンの注射をエラに打っていました。
ひどい歯ぎしりとくいしばり、それに伴う頭痛や肩こり等を防ぐ為と、美容の目的もあります。
主治医はデータがないので授乳中はやめた方がいいと言っているのですが、やはりダメでしょうか?
美容はともかく、歯ぎしり…はとても辛いのです。

今はマウスピースでしのいでいますが歯科医にも限度があると言われています。
よろしくお願いします。

<SOLANINの回答>
最初にお断りしておきますが、私は美容外科を否定したり、授乳中のお母さんが美容外科を受診されることについて、良悪を述べるのではありませんから、慎重に読み進め、コメントいただく際に早トチリをしないでいただきたいと思います。

ボツリヌストキシンの注射は、主に美容外科領域で、主に 皮膚の皺や弛みを防止する目的で、近年汎用されるようになってきたものです。
ボツリヌス菌感染の恐れは無いですが、人によっては、稀にアレルギー反応が出ることもあります。

ただ、歯軋りが酷い場合の治療として使用されるのは、比較的新しい使用法のようですね。
体験者でもある相談者さんが希望される通り、即効性があるので、お気持ちは分からないではありませんが、妊娠中にボツリヌストキシンを投与したら流産してしまったという症例報告があるそうです。

授乳中は赤ちゃんに対する安全性が未知数なので(恐らくデータも皆無だと思います。)避けた方が良いと思います。

主治医が仰ったのであれば尚更でしょう。
歯軋り治療としての症例の経験豊富な美容外科クリニックでなければ、(まさかとは思いますが)万一ボツリヌストキシンの投与量が少なければ効果が薄いし、多ければ咬筋力の低下の恐れもあります。

調べてみたら効果が持続する期間は平均しておよそ4~5ヶ月前後とのことですが、であれば効果を維持するには定期的なボツリヌストキシンの継続が必要になりますね。

歯軋りの原因は様々ですから、相談者さんの歯軋りの原因がストレスとかだったら兎も角、噛み合わせが問題ならば、地道に根本から矯正するとかの方が、回り道しているようで、近道ではないかと思います。

歯科のドクターが、どういう意味で「歯科での治療にも限界がある。」と仰ったのかが分からないので、無責任なことは言えませんが・・・

矯正は効果が出てくるまでに時間がかかるから、効果を急ぎたいお気持ちは分かるのですが、先々を考えると、即効性よりも持続性を検討することがあってもいいかもしれませんね。

フォローアップミルクは与えないでね

のっけから、乳業メーカーさんに物言いを付けさせていただきます。

フォローアップミルク(長いので以下Fと表記します。)を乳児期の子供に与える必要は全くありません。
「ウソでしょ?9ヶ月からって書いてあるし・・・」と思った貴女。

1990年に日本小児栄養消化器病科学会が宣言を出しています。
アメリカでも1989年に小児科学会栄養委員会が同じ内容の声明を発表しています。

の栄養成分表を見た事がありますか?
Fはおっぱいや育児用粉ミルクよりも、ミネラルやたんぱく質はとても多く含まれています。
『それって、栄養があるってことじゃん!SOLANINってば寝惚けてるんじゃないの?』なぁんて言わないでね。
ぱっと見は栄養価が高くスグレモノっぽい。
でもね、殆ど牛乳に等しいレベルと言っても過言ではないのよ。(脂肪分は植物性に置換していますがね。)
しかもお値段は、育児用粉ミルクの半額以下(メーカーを問わないなら&セールなら1/3ってことも!)
まだデフレ脱却しきっていない昨今、ついついフラフラっと、乗り換えそうになっちゃうって?
そんなのダメですって!

だってね、Fは赤ちゃんの消化・吸収・分解には長時間を要するのです。
それは内臓への負担が大きいってことです。
ハッキリ申しましょう。
必要ナシというよりも、赤ちゃんのカラダに良くありません。
聞いたことありませんか?「Fに切り替えたら、赤ちゃんが下痢するようになった。」って。
ミルクと名づけられていますが、Fは食品なのです。

1995年に発表された”改定離乳の基本 ”も一昨年発表された、”授乳・離乳の支援ガイド”にもフォローアップミルクのフォの字すら、書いてないのですよ。

おっぱいだけでなく、混合、完ミの方を問わず、不要です。
切り替える必要はナシです。

おっぱいとお薬その68『イミグラン®』(改訂版)

『イミグラン®』は片頭痛治療薬です。

トリプタン系のお薬です。
妊婦さんの場合、内服は止めておいた方が良いお薬ですが、授乳中は概ね可能という分類になります。

痛くなる前ではなく、痛くなったら内服となります。
半減期は2時間程度とされています。

これまでに、赤ちゃんに何らかの副作用が現れたという報告は有りません。ちなみに、同じ片頭痛治療薬でもバッカクアルカロイドの『カフェルゴット®』はNGです。

片頭痛発作の前駆症状がみられたら、即内服することで効果を最大限に引き出せるのですが、半減期が8時間と長く、血中濃度が高濃度で持続する等の理由で内服しながらの授乳は止めてくださいね。

※私の「☆おっぱいとお薬}の記事の特徴は、キホン的に授乳中内服可能なお薬について書いています。
(今回のようにたまに対比としてNGなお薬も書いてますが・・・)

また、主に先発薬の名称を表示しています。
ジェネリック薬はとても沢山あるので、いちいち名称を書き連ねることは出来ません。
恐れ入りますが、成分について合致するかどうかは、ご自身で調べてくださいね。

それから、記事に取り上げられないお薬はまだ評価が無かったり、赤ちゃんに危険性が高いかのどちらかです。

ご自身の処方を受けているお薬が内服可能かどうかは、誰しも関心が高いことかと存じます。
同じ病気で同じ症状であれば、現在処方を受けているお薬とは違う名称であっても、マッチする可能性は有るのですね。

だったら、そこは主治医にお願いして、「○○は授乳中内服の可否の評価がまだ出ていないのですが、●●だったら授乳中内服可能という評価があるそうなので、可能であれば、変更していただけませんでしょうか?」という風にお願いしてみるのも、ご自身とおっぱいと赤ちゃんを守るための一手ではないかと、SOLANINは考えます。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

30秒くらい待ってください!

赤ちゃんのラッチオンが浅くて乳頭が発赤したり、亀裂が入ったりすることってあるかと思います。

助産師に確認しながら、修正していくことになるかと思いますが、修正が上手く行っている場合は含ませて30秒くらい経過したら痛みが麻痺ってくるっていうか、耐えられるレベルになる筈です。

傷が治りきるまでは、30秒くらいは奥歯食いしばるくらい痛く感じることは想定内です。
逆に30秒くらい経過しても痛みが収まりきらない場合は、とことんラッチオンが浅いってことです。

赤ちゃんの口角にお母さんの指を入れて、そうっと離しましょう。

「私さえ辛抱すればいいのだわ。」なんて思っても、百害あって一利無しです。
だってね、赤ちゃんの浅いラッチオンを増長させているだけですから。

痛い・時間ばかり過ぎて行く・なのにちっとも量が飲めない(分泌に問題ないと言われているのに・・・)であれば、赤ちゃんのお口から乳頭を離すのを躊躇わないでね。

「大きなお口を開けて、パクっと咥えてね。」と声を掛けながら、修正しましょう。

そうそう、ラッチオンから30秒くらいが痛いから、どうしても長く吸いつかせようとするお母さんって多いのですが、そうすると、乳頭がふやけて余計に傷が付き易くなりますから、乳頭のダメージがある場合は片方3分くらいで左右チェンジしてお代りするようにしていってくださいね。

2013年3月 8日 (金)

新しい歯が生える前は色々あります。 (改訂版)

個人差はありますが、初めて生える時期はおよそ生後6ヶ月前後です。
乳歯は全部生えたら20本ですが、1歳までに生えてくるのがおよそ8本前後と言われています。(もちろん、1歳迄に8本生えていなくても心配ないのですが。)
今からお話しすることは、文献等にはあまり掲載されていないことで、経験知としてのお話ですが、新しい歯が生えてくる時は、赤ちゃんには色々な反応(?)が起こります。

よく耳にするのは、「乳首を噛む。」ということです。
乳口炎や乳腺炎の所見はないのに・・・です。

歯の生えかけは、何ともいえずムズムズするので、噛みつきたい衝動が湧き起こってくるのでしょうね。

最近SOLANINの勤務先の母乳外来を受診されたFさんは、数日間赤ちゃん(8ヶ月)が病気でもないのに飲まず喰わずに近い状態だったそうです。
赤ちゃんは、おしっこの回数や1回の尿量も減り、便秘になりました。
Fさんも、乳頭の刺激が急に減ったためかおっぱいの張り感もぺしゃんこになり、このまま放置したらおっぱいが枯れるんぢゃないかと不安になられ、受診予約をされました。

たまたま希望日時と空枠の兼ね合いが合わず、電話から3日後の受診となったそうです。

1ヶ月前に某所で測定された時は7330gだったものの、数日間のプチ断食が効いたのか、受診日の体重は7310gと、微妙に減ってしまいました。
ところが、何の前触れもなく、受診前日の夜にいきなりおっぱいをしっかり飲むようになたそうです。
離乳食もドカ喰いか?というくらい食べるようになったそうです。

とにかく、「受診不要かなぁ~?」と、思えるくらいの豹変ぶりだったそうです。ただ、「何故なのか?」ということが、とても気になり、原因を知ることが出来たら良いなと思い、キャンセルせずに受診されたとのことでした。
来院時は、抜き打ちで哺乳量測定したら110gも哺乳出来て、特に問題ない飲み方でした。

でも、この程度の減少で済んだ(若しくはもっと減っていたけど、ドカ喰いによってリカバーした?)のは不幸中の幸いでした。
この赤ちゃんのプチ断食は、いわゆる一種の哺乳ストライキでした。

その原因をあれこれと探っているうちに、Fさんとの会話の中で、乳歯の萌出が原因だったことが判明しました。

実は毎年、SOLANINの勤務先の母乳外来で、Fさんの赤ちゃんと同様の状態になられた赤ちゃんに何人も出会っているのですね。

哺乳ストライキはお母さんを悩ませる最たるもののひとつです。
その原因として、新しい乳歯の萌出ということは、母乳育児中に充分想定されますので、万一の際は、確認してみてくださいね。

レアケースな哺乳ストライキ。

通常、哺乳ストライキというモノは、おっぱい(母乳)に対して起こります。
つまり、赤ちゃんは哺乳瓶からのミルクは美味しそうにゴクゴク飲みます。反対に、おっぱいは頑として拒否ですから、お母さんの存在を拒否しているかのようです。
なので、お母さんの精神的なダメージはとてつもなく大きいです。

しかし、稀ではありますが、赤ちゃんが哺乳瓶からミルクを飲むのを拒否することがあります。
この場合、おっぱいに対しては赤ちゃんは目が♥マークになりますから、ミルクを止める踏ん切りがつかずでほぼ完母の混合栄養中のお母さんにとっては、渡りに船かと思います。

母乳寄りの混合栄養中で、ミルクの補足が100ml程度/日の場合、月齢を問わず頻回直母で乗り切っていけば、脱・ミルクでも差支えないことは多々あります。

逆に、母乳分泌が今一歩で体重増加不良となり、ミルク寄りの混合栄養を余儀なくされている場合、緊急事態発生です。
離乳食開始前でしたら、月齢を問わず頻回直母を頑張りつつ、あの手この手でミルク補足を復旧していくことが望ましいです。

離乳食開始後でしたら、進みや食べっぷりにもよりますが、可能であれば、嫌がるミルクを強要するのではなく、離乳食を着々と進めるのが現実的ですね。

ミルクの類があまり好きではなく、しゃあなしに飲んでいた場合、離乳食には目が無いくらいハマることは、しばしば報告されています。

おっぱいとお薬その67『ポピドンヨード製剤』(改訂版)

ポビドンヨードを主成分とする代表的なお薬は、『のどぬーる®』や『イソジン®うがい薬』があります。
言うまでもないことですが、ヨードアレルギーのある方や赤ちゃんに甲状腺疾患がある場合は使用されてはいけません。
そしてまた、言わずもがなですが、お薬の添付文書には妊婦・授乳婦は使用禁止という例の決まり文句が書かれています。

これは恐らく、「ヨード自体のM/P比が大きい」つまり、「おっぱいに出やすい」からだと思われます。
赤ちゃんがヨードの過剰摂取になってはいけないと。
では、絶対禁止なのか?

しかし、常識的に解釈すれば、『のどぬーる®』はゴクゴク飲むものではありませんし、使用回数も1日数回程度です。
また日常的に使用するお薬ではないし、あくまで喉がイガイガする時しか使用しませんよね?
さらに、1歳以上の幼児には直接的な使用も可能で、用法用量を守っていれば飲み込んでも問題ないとされています。

『イソジン®うがい薬』に至っては原液ではなく、希釈した上でガラガラ(うがい)するものですね。

参考までに申し添えますが、出産時、帝王切開はもとより会陰切開や裂傷等で縫合する際、ポビドンヨードが『イソジン®うがい薬』の1.4倍多く含まれる『手術用イソジン®』が創部の消毒薬として汎用されていることをご存知でしょうか?

WHOの分類では授乳中のポビドンヨード製剤自体の使用については「おおむね可能」とされています。
これはつまり、長期間・大量・広範囲の使用は避ける必要があるけれど、そうでなければ可能ということです。

参考までに個人的な経験を披歴しますと、SOLANINは3児の授乳中、これらのポビドンヨード製剤を使用したことがありますが、常識的な使用量でしたから、赤ちゃんに異常をきたしたことはありませんでした。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

赤ちゃんに必要な葉酸は大抵おっぱいで賄える?

悪性貧血って聞いたことがありますか?
悪性貧血はビタミンB12や葉酸の不足で起こるタイプの貧血です。
葉酸は妊娠前後3ヶ月は普段よりも沢山摂取することが推奨されている栄養素の一つであることは読者のみなさんだったらご存知かと思います。

では、授乳中はどの程度摂取すればいいのでしょうか?
授乳中の葉酸の推奨摂取量は妊婦さんよりも若干少なめで確か340μgです。
葉酸が多く含まれる食品は、ほうれん草、ブロッコリー、カリフラワー、グリーンアスパラ、春菊等の野菜の他に、焼き海苔、大豆製品(納豆も)、マンゴー、イチゴ、ライチ、甘栗等にも含まれます。(よく、野菜1日350g摂取とか言われますが、そのくらい摂取していれば普通は推奨量程度は賄えるとのことです。)

注意点としては葉酸は水溶性ビタミンなので、水に溶け易いことと、光と熱に弱いことです。
調理方法としては、煮物よりもスープの方がいいですね。

バランスの良いお食事を摂取していれば葉酸不足になることはまず無いのでしょうが、たまたま推奨摂取量よりも少なかったとして、それでもお母さんが100~200μgは摂取していて、尚且つ、赤ちゃんが完母で1日当り発育に必要な哺乳量が飲めているのであれば、おっぱいには40~70μg含まれるそうです。

(ちなみに1日当たりの赤ちゃんの葉酸の目安量は0~5ヶ月児が40μgで、6~11ヶ月児が65μgだそうです。)
おっぱいで育つ赤ちゃんはお母さんのお食事⇒おっぱいを通して、葉酸の補給ができるのだそうです。
素晴らしいメカニズムだと思いませんか?

※なお、サプリメントからの摂取の場合、過剰摂取にならないように注意しましょう。ちなみに葉酸の1日の上限量は1000μg(=1mg)なので、不足は良くないものの、過ぎたるは何とやらなので・・・

また、この記事は野菜嫌いのお母さんを正当化する意図はありませんので、くれぐれも誤解しないでくださいね。

2013年3月 7日 (木)

5本目の乳歯が生えてきたのに、磨かせてくれない! (改訂版)

<ご相談内容>
現在7ヶ月の我が子は、5本目の乳歯が生えてきています。
しかし、歯ブラシでもガーゼでも磨かせてくれなくて困っております。
歯ブラシ持たせれば口に入れてカミカミしますが…まだ生えてない奥の方で。
元々あまり触れられるのも好きじゃないみたいで、スキンケアのときも嫌がります。

一応、離乳食のあとは麦茶を飲ませていますが虫歯にならないか心配です。
何かいい方法ありますでしょうか?

<SOLANINの回答>
段階としては、歯ブラシに慣れてくれる前に、まず、指に巻いたガーゼをお口に入れさせてくれるように、お話ししてみましょう。
赤ちゃんは歯磨きの大切さはまだ理解出来ませんからね。

お母さんとしては気合を入れて綺麗に歯を磨きたくなりますが、そうすると表情や目つきが険しくなります。
赤ちゃんはいつも優しいお母さんが怖い顔をしているので、余計に嫌がります。

磨きにくいからと押さえ込んだら、却って赤ちゃんは大暴れしてしまいます。無理強いして、いよいよ歯磨き嫌いになっては困りますから、強引なやり方は止めましょう。

相談者さんの赤ちゃんはスキンケアが嫌いとのことですが、くすぐり遊びやベビーマッサージも嫌いなのですか?
赤ちゃんの喜びそうなBGMを聞かせながら、お母さんも笑いながら、楽しい雰囲気を作ると、遊びの一環として徐々に乗ってきてくれるようになりますよ。

若しくはお風呂。
相談者さんの赤ちゃんは、お風呂が嫌いですか?
お風呂が好きならば、頭や体を洗う一環で、「お口の中も綺麗にするのよ~。」という流れでさらっとやってしまうのもいいかもしれません。

何処で行うにしても、「さっぱりしたね。」「綺麗になって良かったね。」「気持ちいいね。」「お母さんも一緒にするよ。」「お口の中を綺麗にしたらおっぱいだよ。」と、赤ちゃんがガーゼや歯ブラシを受け入れやすくなるような言葉(呪文)を繰り返して掛けてくださいね。

もちろん、仮にまぐれでも、嫌がらずにガーゼで拭かせてくれたら、褒めちぎってくださいね。
虫歯予防に歯磨きは重要ですが、それと同じかそれ以上に重要なことは、糖分の摂取をコントロールすることと、オトナからの虫歯菌の感染を予防することです。
それらについての具体的な方法は、過去記事にいっぱい書いてますから、是非とも参考になさってくださいね。

なお、赤ちゃんが自分で歯ブラシをお口に入れてカミカミするのは構いませんが、突っ込み過ぎてえづいたりしないように傍で気を付けて見守ってあげてくださいね。

また、お母さんが赤ちゃんに使う歯ブラシは、(これも過去記事に書いていますが)ワンタフトやコンパクトタフトといった、1本磨きの歯ブラシが磨き易いし、嫌がり難いようですよ。

是非とも試してみてくださいね♪

咥えるのを焦らしたら、触るけど飲まなくなった!(1歳3ヶ月)

<ご相談内容>
生まれてからずっと、母乳の出が悪く、体重の増えが少なかったため混合栄養(母乳8:ミルク2)でしたが、離乳食の進みと共にいつもお世話になっているO式のセンセイとも相談し完母になりました。

当初は小粒ちゃんだった我が子も、離乳食の進みと共に徐々に体重も増え1歳3ヶ月の現在は丁度真ん中近くにまで育ってきました。

1歳を過ぎたころからおっぱい星人と化した我が子はおっぱいがもらえると分かった時は狂喜乱舞です。(笑)

O式のセンセイから「1歳を過ぎてから母乳育児は楽しくなるのよ。」と聞いては居ましたが、「ホンマかいな~?」と思っていた0歳児の頃が懐かしいくらいです。

さて、先日おっぱいを飲んでいる最中に例によって外したり咥えたりと遊び始めたので、何の気なしに咥え直そうとするのをフルリフルリと交し続けていたのです。
すると、その後なんだか恥ずかしそうな表情で笑い、その数秒後おっぱいを咥え直奏としたら、全く飲まなくなってしまったのです。(汗)
触ったり、おっぱいを見てニヤニヤ笑うのですが、顔に近付けても逃げてしまいます。
その後数時間、どんなに進めても駄目で無理やり口の中に入れても嫌がって舌で押し出します。まるで厭な食べ物を口に入れられたみたいに。

「えっ?これで卒乳?まさか!こんなことで?」と、私は半泣きになり「おっぱい飲んでよ~。」と我が子にせがんでしまいました。
するとその時、私のおっぱいがピューと出てきたのです。
そのおっぱいを半開きの我が子の口に注入すると、少し味わい、そして、意を決するかのように両眼をギュッとつむり、普通に再び乳首を咥え始めたのです。
もう飲んでもらえないのかと、ヒヤヒヤしたし、焦りましたが、それからは普通に飲んでくれました。

あれはなんだったのでしょうね?

<SOLANINからの回答>
おっぱい星人に変身してから、ホントにおっぱいが好きで、自由自在に飲んでおられたのですね。

栄養の主体がお食事になってからの年代のお子さんにとってのおっぱいは癒しであり娯楽でもあるのですね。
勿論、遊びが過ぎたら、「もっとまじめに飲んでよ。」「そんなに遊ぶなら1回仕舞っちゃうからね。」は、当然言っても良いです。

しかし、いつでも安心して飲めると思っていたおっぱいを、焦らされたら、何となく「あぁ、もう飲んだらいけないのかな?」という風に思ってしまうことがあるのです。
困ったことに子どもというのは勝手なもので、自分で遊んだり噛んだりするくせに、お母さんから叱られたり焦らされると、結構堪えるのですよ。
そう、つまりこれは、怒りを露わにこそしませんが、何となく悲しくなって、「もういいや!」と、臍を曲げたのですね。
なので、今回の事件は卒乳ではなく、哺乳ストライキだったのです。

幸いお母さんの熱意と涙(?)が効を奏して、数時間後に復旧されて良かったです。
きっと、お母さんが想像するよりも、繊細な感性をお持ちのお子さんなのでしょうね。

1歳を過ぎてからは、本当におっぱいの醍醐味を満喫できると思います。
この楽しみを知らずして断乳するのは勿体ないと常々思っている今日此頃ですが、相談者さんにもあと何ヶ月か何年か先に必ずやって来る卒乳の時期まで、この素晴らしい期間を満喫してくださいね。

おっぱいとお薬その66『ドオルトン®』『プラノバール®』(改訂版)

『ドオルトン®』も『プラノバール®』も卵胞・黄体ホルモン合剤で、月経周期や経血量の異常、機能性子宮出血の際等に処方されるお薬です。
通常、産後6ヶ月以内の母乳育児中のお母さんに処方されることは、まず有り得ないお薬です。(万一あるのならば、産婦人科ドクターからきちんと説明してもらいましょう。)

あまり大きな声では申せませんが、1999年に低用量ピル(避妊薬)が認可されるまでは、その代替え品として処方された歴史もありました。(これら2つはいずれも高用量ピルの仲間です。)
避妊と言うほどではないけれど、例えば、ハネムーンなどの旅行期間中、月経が来ないように、周期調整にワンクール処方してもらったという話はよく耳にしました。

産後6ヶ月で母乳育児中に機能性子宮出血を来たし、このお薬を10日間処方されたお母さんが居られます。
産婦人科のドクターは授乳中であると伝えるも、特に何も仰らず、しかし、ホルモン剤であることが引っかかって、心配とのことでした。

『ドオルトン®』も『プラノバール®』もおっぱいに影響があるとしたら、分泌量が低下することです。(乳質の低下に言及している方も居られますが、確認はできませんでした。)

でも、緊急避難目的に2日間内服するのと同様、短期間であり、赤ちゃんへの影響は懸念される段階とは言えないようです。

また、10日間の治療中及び治療終了した後の授乳ですが、これまで通り可能であることは確かです。

仮に一旦おっぱいの分泌量が減少したとしても、内服終了後は吸わせていたら徐々に復活してくれます。
ただ、おっぱいの分泌量の完全復旧に何日を要するのかという報告は未だ有りません。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

出産で消費するカロリーってどのくらいですか?

<ご質問内容>
出産で消費するカロリーってどのくらいですか?

<SOLANINの回答>
出産に要する時間には個人差があるので一概には言えないのですが、初産婦さんの平均が12~16時間と言われています。(←これには本陣痛までに費やした時間は含まれません。)
陣痛を乗り切るのに必要なエネルギーはこの平均的な時間を要したと仮定して、およそ2000Kcalと言われています。

陣痛が開始してから終わるまでにこれだけのエネルギーを摂取することは難しいので、産婦さんのカラダに蓄えられた糖質と脂質を切り崩して使うことになります。

万一長丁場になれば、更にエネルギーが必要になってきます。
エネルギー不足になるとあるリスクが起きますよね?
憶えていますかな?過去記事にも書きましたよ。
そう、微弱陣痛です。

ですので、陣痛の最中は最低限の体力維持をするためにも、出された給食は出来るだけ食べましょう。

お箸を持って食べるのが辛いならば、簡単に口に放り込めるものでもいいです。
例えばおにぎり、一口サイズのサンドウィッチ、バナナ、ゼリーなどです。
勿論、水分も大事なので、お茶・お水・スポーツドリンクなどを補給しましょうね。

2013年3月 6日 (水)

ビーバーちゃんにご用心!

新生児のお口はとても小さいですな。
舞妓さんのおちょぼ口みたいですな。
見ている分には、可愛いけれど、このおちょぼ口は、曲者(くせもの)ですぞ。
だって、大きなお口を開けないと、真っ当な直母ができませんからな。

上唇中央の若干下側に、遠目に見たら、ビーバーの歯のように、吸いダコが出来ていませんか?
それは、その新生児ちゃんなりに頑張ってお口を開けているものの、「まだまだだなぁ~。」(←クレヨンしんちゃん風に読んでください。)の開き方レベルであることを意味します。
大抵のビーバーちゃん(←バービーちゃんではありませんぞ。)のお母さんは、乳首が吸われ負けして痛いから、授乳後にラップパックをせずにはいられません。

毎日毎回の直母の前に、「大きなお口でア~ン、パクッだよ。」と、声掛けしながら吸いつかせ、巻き込みがちな上唇を空いている方の手指を使って、外向きになるように、地道に矯正しながら…でお願いします。

義父母と同居することに…虫歯予防はどうしたら? (改訂版)

<ご相談内容>
うちはおじいちゃん・おばあちゃんに加えて、目の前のお父さんも虫歯予防の敵であると認識してます。
みんな赤ちゃんに早く何かを与えたくて仕方ないみたいです。

しかも(大人にとって)美味しいものばかり!!!

なにしろ主人の実家は食べること大好き一家なので、常に食べ物(お菓子、ジュース、揚げ物、ジャンク、そして濃いめの味付け、etc...)であふれています。
そのうえ、今後半年〜1年以内に向こうで1年ほど一緒に暮らすことを考えているので、ますます心配が膨らむばかりです。

そこで疑問なのですが、「3歳まではキシリトール以外の甘味を与えない」というスタンスを貫こうとする場合、ヨーグルトやパンなども「糖分がある」ことになるのでしょうか?
お菓子は論外なのは分かるのですが、離乳食の本などにもメニューが載っているし、そういった食事に近い食べ物の位置づけについて、自分で考えていると基準がブレてきそうです。
べ○ーダ○ンにもお砂糖が入っているみたいだし。。。

同じ離乳食の本にプリンやお団子やパンケーキ(いずれも手作り)もおやつの例とて記載されているのですが、それも一切やめた方がいいのかな、しかも子供に食べさせないなら、自分も食べない方がいいのかな…と
だんだん餌付け攻撃を断固拒否する自信がなくなってきています。
「あなたがよく考えてしっかりしなさい!」と怒られてしまいそうではありますが、この線引きについて、アドバイス頂けないでしょうか?

<SOLANINの回答>
自称“日本一歯科・口腔ケア領域に詳しい助産師”のSOLANINです。(爆)
これから旦那さんのご両親と期間限定とはいえご同居されるのであれば、離乳食としてあげるものや、虫歯予防ということが、重要な課題になりますね。

ご心配、充分にお察しします。
但しここでもうひとつ忘れてはいけないのが食物アレルギー予防です。
このことも絡めてお話ししましょう。

例として、ヨーグルトとパンを挙げておられますが、どう考えるか?
まず、ヨーグルトはおなかにやさしい発酵食品ではありますが、できるだけ月齢的に後の方でお願いします。
と言いますのも、赤ちゃんにとって乳製品は卵や小麦や大豆と共にアレルゲンとして大きなシェアを占めているからです。

第一今はまだおっぱいを飲んでいるので、これ以上の乳製品は多分不要です。
また、将来もっと月齢が進んでからヨーグルトをあげるにしても、赤ちゃん用ヨーグルト=ベ○ーダ○ンという風に考えず、是非ともプレーンヨーグルトでお願いします。
最近はプレーンでもあまり酸っぱくないのやまろやかなのがありますからね。

お砂糖は入れず、フルーツソースも無しであげるのが賢明です。

次にパンですが、これは主食ですから、アレルギーの恐れが無ければあげてもいいのですが、お口の中が酸性に傾きますし、歯にべったりとくっつきますから、食べた後の歯磨きが重要です。
あげるとしたら、食パンやテーブルロール、ステイックパン等で、チョコやクリームやジャムやあんこ等の砂糖を多く含むものは食べさせないでね。

歯磨きの後は少量で良いからお茶やお水をのませて、お口の中が綺麗になってからおっぱいをあげてくださいね。

そうそう、食器類は赤ちゃん専用で、オトナのお箸や口移しで食べさせないように、重々念押ししましょうね。

虫歯は感染ですから。

お母さんのすきを狙って何かを食べさせようとする方が居られるお家では、まずアレルギー予防として、月齢が若いということはいくら体重がバッチリ増えていたとしても、内臓機能は未熟であることを意味していますから、そこを強調しましょう。
「最近は食物アレルギーのお子さんが増えていますからね。離乳食はゆっくり進むので丁度いいし、添加物の多いものは酷くなる要因なんですって~、気をつけなくちゃって思ってるんです。」と、牽制しましょう。

虫歯予防としては、例えば赤ちゃんに何かを食べさせた方が、歯を磨く当番にすれば、この可愛い歯を虫歯にしたくないって思うんぢゃないかな?
磨いてくれる横で、「この歯にドリルで穴を空けるようなことにはしたくないんですよね。万一虫歯になったら泣き叫ぶちびちゃんを歯医者さんで押さえつける役目、私には可哀想で出来ないですから、旦那さん(お義父さん・お義母さん)お願いできますか?」くらいは囁いてもいいのではないでしょうか?

オトナは自分のしでかしたことに、責任を取らなくてはならないのですからね。
同居が本決まりなら、第一に嫁からのお願いとしてこれらを布告してください。

いちいち「これは食べて良いの?」と確認するのが億劫がられたら、ちびちゃんが食べて良いものを一覧表にして、皆が見られる冷蔵庫の前等に貼り出してもいいのではないかと思います。

もちろん旦那さん(お義父さん・お義母さん)が、ちびちゃんに頼んだモノを頼んだカタチで食べさせてくれた時や、キチンと歯を磨いてくれた時は感謝の言葉を忘れないようにしましょうね。

最後に・・・ご同居開始までに時間があると思いますから、関連の過去記事を熟読して、頭に叩き込んでおいてくださいね。

旦那さんやお義父さん・お義母さんに自分の言葉として説明できるように。

おっぱ中は兄姉を「大声で」叱らないでね。

兄姉のいる赤ちゃんのお母さんは、一度は経験しておられるでしょうが、おっぱいの最中、兄姉がふざけたり、赤ちゃんの周りをグルグル走ったり、ベタベタくっついたりすることがあるかと思います。
あまりにもしつこかったり、煩さかったり、赤ちゃんが危ない時もあるから、もちろんそういう時は叱らなくてはなりませんね。
でも、「大声で」叱るのだけは避けてくださいね。

赤ちゃんはとても繊細ですから、お母さんがおっぱいの最中に兄姉を「大声で」叱ると、ビックリします。
俄かには信じ難いでしょうが、自分がおっぱいを飲むことで叱られたと勘違いしてしまう、おっちょこちょいさんが居るからです。
そうなると大変です。

①おなかが空いているのに、突然に乳首を咥えられなくなります。
(咥えられたとしてももいつものように吸啜が出来なくなっているので、まともに飲めません。)
②乳首を咥えられなくなった自分に焦り、ギャン泣きします。
③クタクタに疲れ果て眠るまで泣き続けます。
④起きてもやはり乳首を咥えられません。
その繰り返し。(ふたたび①へ・・・)

「あなたを叱った訳じゃないのよ。」と目を見つめながらお話ししてください。一瞬、「こんな些細なことで・・・」と思うようなことが実は哺乳ストライキの原因だったりするのです。

お母さんがイラっとしないで済むよう、赤ちゃんにおっぱいをあげる時は周囲で暴れないことを、出産前から兄姉に繰り返し教えていきましょう。
里帰り等で祖父母の協力が得られるならor旦那さんが上の子さんにバッチリ対応してくださるなら、授乳タイムを静かに過ごせる筈なので、こういったリスクは回避できると思います。

おっぱいとお薬その65『リン酸コデイン®』(改訂版)

『リン酸コデイン®』は構造式的にはモルヒネに似ています。

こんな書き方をすると、ギョッとされるお母さんは多いでしょうが、慌てずに読んでくださいね。

モルヒネと異なるのは薬理作用が緩いということです。
例えば鎮痛作用は1/6で睡眠作用は1/4です。
しかし、鎮咳作用だけは強い働きを持ちますから、咳止めとして処方されます。
授乳中のお母さんの鎮咳薬としての第一選択は『メジコン®』もしくは『麦門冬湯®』だと思われます。

しかし、それらが効果ない場合、通常の用法用量を守っているならば授乳は可能です。
ちなみに半減期は3.6時間前後と言われています。
これは『メジコン®』とほぼ同様ですね。
おっぱいへの移行は少ないとされています。

追記:コメント欄にあさ月さんがご指摘されているように、新生児には危険度が上回る事例が発生しています。
新生児には虚脱・哺乳力低下・鎮静作用が見られることがあるので、ドクターは産褥早期のお母さんには処方は見合わせられると思います。
ただ、コメント返しにも書いていますが、WHOは授乳中投与概ね可能、アメリカ小児科学会でも可能と分類しています。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

産後の便秘の解消と予防にはアロエがいいのかな?

突然ですが、年配者から便秘予防に効果があるよとアロエジュースを服用するように勧められたことのあるお母さん、意外と多いのではないかと思います。
アロエの成分は複雑なのですが、その中のアロインという成分には強い緩下作用があるので、便秘予防と解消のためということなのでしょうね。

ちなみに成人のアロエエキス(←アロエそのものではなく、アロエ抽出分のこと)の基準摂取量は、50~300mg/日とされています。
(余談ですがこの基準摂取量に相当するのは、キダチアロエであれは15g程度、アロエベラ生葉であれば20g程度だそうです。)

アロエエキスを高濃度(≒50%以上)含有したアロエジュ―スやアロエジェルにはアロインという成分も沢山含まれているので、母乳育児中のお母さんは、できるだけ避けた方がいいです。
何故かと申しますと、母乳育児中のお母さんが基準摂取量内のアロエエキスであっても服用すると、赤ちゃんの10~33%にうんちの回数が増えたという報告があるからです。

しかも、疝痛(せんつう・・・刺し込むような強い痛み)を伴う下痢を起こすことがあるそうですから、このアロインという成分は、かなり母乳に移行するのでしょうね。

早とちりしないでいただきたいのですが、市販されているアロエ入りヨーグルトなどに含まれるアロエ加工食品には、これらの症状を惹き起す可能性のある、アロインはほぼ含まれていないので、心配には及ばないでしょう。

アロエの薬効は多岐にわたり素晴らしいと思いますが、こと、母乳育児中のお母さんがアロエエキスを高濃度(≒50%以上)含有したアロエジュ―スやアロエジェルを摂取されることは、赤ちゃんへの影響を考えると、できるだけ避けた方がいいと思います。

あっ、言わずもがなですが、アロエエキスを高濃度(≒50%以上)含有したアロエジュ―スやアロエジェルの摂取は、妊婦さんや乳幼児は必ず避けてくださいね。

2013年3月 5日 (火)

チョコはいつから食べさせていいですか?(6ヶ月)(改訂版)

<ご相談内容>
我が子は6ヶ月になります。
完母で問題なく育っていますが、まだ歯は生えていません。
私自身がチョコレートが好きで、たまにほんの少し食べることがリフレッシュになっています。

ボチボチ離乳食を開始できる月齢にもなったので、子どもにもチョコの美味しさを味わわせてあげたいのですが、まだ早いでしょうか?
歯が生えてから甘いものを食べさせると虫歯リスクが高くなるのですよね?
であれば、歯の生えていない今だったら、そういうリスクがないのでは?とふと思ったものですから・・・

<SOLANINの回答>
そうですか、完母で6ヶ月。
それはよろしゅうございました。
今まで何事も無く育ってくれて良かったですね。
チョコレートは相談者さんの好物なのですね。
それで、赤ちゃんにもチョコを食べさせてあげられるようになるのはいつ頃がいいのか?ということですね?

虫歯のリスク、どうすればなり易いか?いかにして予防していくか?と言うことは、過去記事にもわんさか書いてきたので、ご存知かと思いますので、この記事では割愛させていただきますが、ううむ。 
相談者さんはSOLANINをおちょくっているのではないのですよね?

虫歯菌はエナメル質のように硬いものがあって初めて生きていくので、確かにまだ歯が生えていない間は、赤ちゃんのお口の中で虫歯菌が増殖する・・・ということは考え難いのですが、だからと言って、チョコのようにお砂糖が沢山入っていて甘くて濃ゆい味の食べ物を赤ちゃんにあげるということは、これから赤ちゃんの味覚を育てていくという観点やお母さんがお口の中のケア(毎日食後やおやすみ前に清潔なガーゼで拭いたり、歯磨きをする習慣&それも嫌がらずにさせてくれるレベル)がまだであるという観点から考えても、不適切ではないかと考えます。

ご自身の好物を分かち合いたいというお気持ちは理解出来なくはないですが、これから周囲の大人たちによる「甘いもの攻撃」を何度となく潜り抜け、かわしていかねばならないのが現実です。

少なくとも相談者さんが、我が子の味覚を育み、可愛い歯を虫歯にしたくないという価値観をお持ちでしたら、赤ちゃんのチョコをあげようという考えは捨ててもらった方が良いと思いますよ。

子どもの歯を守ることに日夜腐心していらっしゃる歯科ドクターは、「甘いモノの味を憶えさせるのは、なるべく後にしましょう。できるだけ3歳以降にしてください。もちろんお口のケアがしっかりできるという前提ですが。」と指導されています。

ちなみにSOLANINは、子どもが3人居ますが、3人とも3歳までにチョコを食べさせた経験は無いです。
もしかしたら私の知らないうちに近所の方から勝手に貰って食べたことや、保育園で食べたことがあるかもしれないですが、「お母さん、チョコ食べたい。チョコ買って!」とねだられたことは皆無でしたよ。

勿論、幼少時は3人とも虫歯は無かったです。
現時点でも成人した上2人は虫歯は無いままです。
どうかこのまま可能であれば、お子さんの味覚と歯を健全に育んでやってくださいね。

テンパッた泣き方の時の宥め方は?(改訂版)

おなかの空いた時や、気が向いたときでなければ、おっぱいを勧めてもギャンギャン泣いて仰け反って嫌がって・・・となると、お母さんとしては暗澹たる気持ちになってしまいますよね?

舌を前に出して乳首を巻きつけてくれないと、おっぱいは飲めないのに、舌を引っ込めたり巻き上げてしまったら、余計飲めなくなってしまいます。

最初の頃は曲がりなりにも飲めていたのに、満腹中枢が形成してくる頃になると、酷くなる赤ちゃんが居られます。
気難しくなったのか?という印象さえ受けると思います。
こういう場合はまず咥えさせるための格闘をお休みして、横抱っこをしましょう。
出来るだけ赤ちゃんの背中が「真っ平ら」になるような横抱っこです。

基本的に赤ちゃんの抱っこは背中が丸々になる抱っこをするのが普通ですが、気難しくなったのか?という印象を受ける赤ちゃんは私の経験から言わせて貰うと、背中が丸々になる抱っこはあまり好まないようです。

このままでは、ギャンギャン泣きは止まりません。
次に肩幅よりも少し広く脚を空けて立ちます。
そして、太腿の内側を寄せるようにして、膝頭がくっつくまでしゃがむような姿勢をとります。

そう、赤ちゃんを「真っ平ら」に抱っこしたままスクワットみたいにそれを繰り返すのです。
したらば、あら不思議。
赤ちゃん泣き止みます。
我に返ります。
横揺れや歩きまわるよりも何百倍も簡単に、泣き止みます。
っていうか、「真っ平ら」抱っこでスクワットして泣き止んで、横揺れに切り替えたら再び号泣というパターンは確率高し!ですので、止めておきましょうね。
「再三スクワットをしていたら、慣れて効果が薄れ泣き止まないのでは?」という心配があるかもしれませんが、そういうのは、これまで聞いたことが無いので、普段からされることをお勧めします。(決して“伝家の宝刀”にしなくてもいいってことです。)

「半分哺乳ストライキが入ってるのじゃないのか?」と疑惑がある場合は長泣きしますから、この方法を知っていれば宥めるのが早く出来ます。
赤ちゃんが我に返ったら、目を見て語りかけます。
その後は、タイミングが合えば、おっぱいを吸ってくれますよ。

試してみてね♪

おっぱいとお薬その64『フラジール®』(改訂版)

『フラジール®』はトリコモナス膣炎や寄生虫に感染した場合に処方されるお薬です。

しかし、昨今は授乳中のお母さんがトリコモナス膣炎や寄生虫に感染することは稀ですからあまり処方されることは少なくなったお薬でもあります。
昨今はまた、別の目的で処方されることがボチボチ見られるようになりました。
何にでしょう?
それはピロリ菌の除菌目的のためです。

もちろんピロリ菌の除菌目的の際、第一選択薬は①『タケプロン®OD』等のプロトポンプ阻害薬と②『サワシリン®』等のアモキシリン(=ペニシリン系抗菌薬)と③『クラリシッド®』等のクラリスロマイシン(=マクロライド系抗菌薬)での治療をすることが前提です。

この第一選択薬の治療が不首尾に終わった場合、第二選択薬として①と②とこの『フラジール®』が処方されるわけです。

但し『フラジール®』は国立成育医療センターのホムペでは授乳禁止薬に入れられています。

アメリカ小児科学会(=AAP)でも、母乳中に移行する量が多いため赤ちゃんへの影響が懸念されるとしています。

では、全面的に授乳中は処方が出来ないのか?処方を受け入れたら、断乳か?といえば、そうではないようです。
と申しますのも、『フラジール®』は早産児が壊死性腸炎になった場合赤ちゃんに直接処方されることがあります。
これまで授乳中のお母さん60人に処方した時のデータによれば赤ちゃんへの影響は報告されなかったとのことです。
『フラジール®』は赤ちゃんへの影響を懸念する最大の症状は下痢です。赤ちゃんが下痢になったら授乳はNGですが、そうでなければ慎重に注意しながら服用は可能と言えるのではないでしょうか?

但し以前にも申しましたが、キツいようですが、個人的には授乳中にピロリ菌の除菌を開始するのは時期的に如何なものかと思います。

ピロリ菌の感染は井戸水や山の湧水を飲んで育った方はハイリスクということが判明していますし、それは周知のことと思います。

なので、健診等で感染が発覚しているならまずは治療を優先し、治療が完了したら妊娠・出産という風にしていただければと願います。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

離乳食を減らして乳腺炎を治す?(10ヶ月)

<ご相談内容>
10ヶ月の我が子は、月齢相当以上に体重のあるおっぱい星人なのですが、最近漸く食べるスイッチが入り、2回食なのですが、1回につき主食5倍粥大匙2、主菜15g弱、副菜20gは食べてくれるようになって来ました。
(ちなみに歯は4本生えています。)

離乳食の後におっぱいをあげていたのですが、最近乳腺炎を繰り返し、助産院でマッサージをしてもらったら、「それはその月齢の赤ちゃんとして食べさせ過ぎです。離乳食のせいで乳腺炎になったのだから、主食も主菜も副菜も半分の量にしなさい。」と指導されました。
そのお蔭なのか乳腺炎の方は良くなったのですが、反面遊び飲みをするようになり、この1ヶ月体重が100gしか増えませんでした。
パーセンタイルグラフ内の体重ではありますが、増え方が少ないですよね?
このままで良いのでしょうか?

<SOLANINの回答>
は?
良いワケがないに決まってるじゃありませんか!

確かにSOLANINも乳腺炎を早く治してもらいたい一心で、あくまで緊急避難的対応として、「1~2日だけおっぱい最優先で飲ませてください。その間は離乳食を控えてもらえますか?」的なことをお願いすることは稀にあります。

一瞬、相談者さんの赤ちゃんはおっぱい星人とは思えないくらい(≒授乳・離乳の支援ガイドに書いてある目安量以上)にガツガツと食べているのかしらと思いかけましたが、読み進めて行くうちに、このくらいの摂取量(≒授乳・離乳の支援ガイドに書いてある目安量と同等か若干少なめくらい)であれば、お母さんを乳腺炎にする元凶として槍玉にあげるには根拠が薄いと思いました。

相談者さんのお言葉から察するに、相談者さんが乳腺炎を繰り返している理由が分泌過多なのであれば、常態的対応として赤ちゃんの離乳食の量を減らすのではなく、お母さんのお食事の質や量を調整するのがスジだと思います。

だって、冷静に考えれば、離乳食の量を半減させても、遊び飲みをするようになり、どんどん達者に動き回るようになったのですから、そういう状況下では赤ちゃんの体重が増えなくなるに決まっているじゃありませんか。

いくら赤ちゃんの発育は体重増加が全てではないにしても、乳腺炎対策だったとしても、だからと言って常態的対応として、決してガツガツと過剰な食べ方をしているわけでもない赤ちゃんの離乳食を減らすやり方は、赤ちゃんの体重増加を妨げる恐れがあるので、間違った対応だとSOLANINは考えます。

2013年3月 4日 (月)

上唇小帯切除について。 (改訂版)

<ご相談内容>
今回は上の子(2歳3ヶ月)の歯の事で質問があります。
先日定期クリーニングの為に歯科を訪れた際、まだ先の話ですが乳中切歯と上唇をつないでいる膜を切開したほうがよい・・・と言われました。

そうすれば永久歯の上の前歯がすきっ歯になりにくいとか。

膜(正式名称が判りません)を切開する事に非常に抵抗がありますが、女の子ですので
すきっ歯になるのを防げるのでしたらやった方がいいのかな・・・と。
そのような話を今まで聞いた事がありませんでしたし、過去記事を検索しましたが見当たりませんでしたので質問させていただきました。

<SOLANINの回答>
恐らくご指摘の膜というのは上唇小帯(じょうしんしょうたい)のことだと思われます。

これがあると、すきっ歯になりやすい・・・というのは、歯科・口腔外科領域ではあり得るお話だそうです。

もちろん程度にもよります。
何でもかんでも切ればいいというものではありません。

ただ、あまりにも、太く長く癒着しているような状態だったら、手術されるメリットが大きいと思います。

余談ですが、手術をしなくても、子どもの場合、転倒して顔面を強打した際、断裂(というのも大仰かもしれませんが)することもあります。

もしも、切除するとしたら、多少の個人差はあるものの、適している時期としては、だいたい5~7歳つまり、永久歯が萌出する前(=上顎の乳中切歯が生え換わる前)だそうです。

やっと完母に近づいたのに、断乳したら?とO式で言われ・・・

<ご相談内容>
新生児のうちは直母が出来ず、搾乳10ml/回から頑張ってました。
2ヶ月を過ぎ段々直母が出来るようになり、今は授乳は8~9回/日(うち1回のみミルク補足70~100ml)に抑えられるようになり、嬉しく思っていました。
それが数日前から突然赤ちゃんが哺乳ストライキ?になってしまいました。
全力で嫌がるようになってしまったのです。

少し機嫌が良い時だけ、ちょこっと飲んでくれるのと、寝ぼけた時に頻回に飲んでもらってますが。(嫌がったら直ぐ止めて、溜まりすぎてたら搾って排乳してますが。)

今のところ、赤ちゃんの体重減少はありません。

それで、このままではおっぱいの分泌が少なくなるのではないか・と心配で、O式にマッサージしてもらいに行きました。

そして、そこの助産師から「古い母乳が相当溜まってますね。ここまでガチガチになったら、中々改善しないでしょう。そのため乳房の殆んどの組織が機能しない状態です。よくここまで頑張りましたね。でも、このまま嫌がって飲まなかったら断乳してミルクに切り替えるのもひとつの方法ですね。」という旨の事を言われました。
またこの日、「赤ちゃんは舌小帯短縮症ですね。それが原因で飲み残しが多くなり、古い母乳が溜まったのではないかしら?」とも言われました。

確かに生まれた時からおっぱいの飲み方が下手っぴちゃんで、周りの赤ちゃんが羨ましくて仕方ない日々ガ続いたけど、毎日毎日おっぱい戦争と向き合ってきて凄く頑張って1日のおっぱい分泌量も700ml近くまで増えてきたのに断乳を勧められるなんて・・・夫婦とも赤ちゃんのおっぱいを飲む顔が大好きだし、SIDSも気になるし、出来ればおっぱいを続けたいです。

O式のセンセイが仰るのだから、マッサージやお食事では持ち直せないんでしょうか?

<SOLANINの回答>
乳質管理は乳房治療手技といって、O式のセールスポイントで、お食事の内容や摂取方法にも細かい作法を要求されます。

そうして定期的な通院を勧められることが多いです。(そうでないO式のセンセイもちらほらおられることは伝え聞いておりますが。)
哺乳ストライキになって初回の乳房マッサージで「乳質不良だから、断乳?」って、天下のO式がそんなことを言って良いのでしょうか?

理解に苦しみます。

赤ちゃんが舌小帯短縮症であっても、適したポジショニングやラッチオンが出来るようになれば徐々に上手な直母は出来るようになってきます。
ハッキリと現在の月齢を書いていらっしゃらないので何とも言えませんが、仮に離乳食もしっかり食べられる段階に達していたとしても、必死に
頑張ってきたお母さんと赤ちゃんを見捨てるようなことを言うのは看護の精神にそぐいませんね。
そりゃあ古いおっぱいは美味しくないことは私も知っていますが、申し訳ないけど赤ちゃんにはそれを一時は曲げてでも飲んでもらわないと先に進まないですね。

O式のよれば、乳房治療手技(いわゆるO式独自の乳房マッサージ)で乳質は変えられるのでしょう?
だったら変えられるようにケアしてあげるのがO式の助産師の役目ではないでしょうか?

おっぱいって搾らなかったら1週間で枯れる方もおられるくらいデリケートなんです。
必死に頑張っているお母さんが助けを求めているのに、上記のような指導をするなんて、何のための母乳相談室なのか!理解不能です。

おっぱいとお薬その63『トリノシン®』(改訂版)

『トリノシン®』というお薬の成分はアデノシン3リン酸です。
つまりそれはATP。

高校で生物を学んだことのある方であれば「あぁ~、あれね。」と分かるかと思います。
このお薬を処方されたお母さんが居られまして、お問い合わせがありました。
メニエールによるめまいの方、顔面神経麻痺の方の2名です。

併せて『メチコバール®』も処方されておられました。
『メチコバール®』は過去記事にも出てきたかと思いますが、ビタミンB12製剤で、末しょう神経障害のある場合に処方されますね。『メチコバール®』も授乳可能なお薬でしたね。

『トリノシン®』について色々調べたのですが、典型的な日本的なお薬であることが判明しました。
海外で製造も処方もされることは無いのです。
そのため、授乳中のお母さんに処方された場合のデータはありません。

但し、『トリノシン®』自体はATPですから、組織内に於ける高エネルギー源ということで、危険度も少ないお薬と考えられます。

メニエールは産後にしばしば見られる病気の一種ですが、耳鼻咽喉科のドクターがこれらのお薬を処方されても母乳育児は両立できます。
また、メニエールについては過去記事にもありますように、漢方が処方されることもありますね。
病状によっては
ステロイドが処方されることもありますが、用法用量によっては続けられますから、そのあたりも過去記事をご精読くださいね。

私はいつも申しておりますが、どのお母さんも病気になる可能性はあるのですから、くれぐれも「自分には関係ない。」と読み飛ばさないでください。

いざご自分が病気になって「ドクターから授乳はNGだと言われました。一体どうしたらいいのですか?」とテンパったりしなくて済むように、知識として自分のモノにしておいてくださいね。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

色々対処しているものの、赤ちゃんが便秘。(7ヶ月)

<ご相談内容>
2ヶ月から完母になりました。
赤ちゃんの発育は順調です。
元々便秘がちだったのですが、過去記事もいろいろ検索してなんとかやってました。
しかし、先週ついに病院で浣腸をしてもらわなくてはならないくらい酷くなってしまいました。(それもなかなか出ずに泣きわめいて、とても可哀相でした…)
便が固くなっていたようで、先生に摘便してもらい、血も出てしまって、見ていて辛くて。
それからいつも以上に気をつけて、のの字マッサージ、綿棒浣腸、みかんやサツマイモや野菜を食べさせたり、オリゴ糖を混ぜてみたり…

それにも拘わらず、今日で便秘5日目になりました。

夜7時過ぎに「もう一度!」と、思って綿棒浣腸をしたのが効いたのか、しばらくしたらようやく出ました。
硬めというほどではないけれど、少し大人に近いくらいのうんちでした。
今回はおならをしても臭くなかったのですが、何故だったのでしょうか?

また、母乳の過剰充足も原因となると記事に書かれていましたが、目安がありますでしょうか?一日8〜10回ほど授乳しています。
お茶や果汁は嫌がってしまい、2、3口しか飲んでくれません。
水分不足なのか、母乳過剰なのか、体質というだけなのか…
先週の浣腸を見たらなんだか心配になってしまって・・・

最近はズリバイからハイハイをするようにもなって、つかまり立ち、つたい歩きも上手になりました。とても可愛いです(≧∇≦)
おっぱい星人なのに離乳食もよく食べます。

先月まで体重身長もよく伸びていたのが、今月は100gしか増えていませんでした。
よく動くからだなと思って気にしなかったのですが、便秘が原因だったりするのかな…とも思ってしまって。
キシリトールのタブレットは7ヶ月ではまだ早いですよね?

パッケージには1歳6ヶ月からと書いてあるものしか見つかりませんでした。

<SOLANINの回答>
お話から察するに、もしかしたら体質的に便秘し易いのかもしれません。
機嫌が良くて、おっぱいの飲み方も、離乳食の食べっぷりもよければ、うんちが毎日出なくてもさほど心配は無いのですが、小児科受診して摘便してもらったり、浣腸液を使用しなくてはならないくらいの便秘であれば、やはり何らかの対処はしていくべきでしょう。

色々対処してくださっているようですが、「の」の字マッサージは、ホホバオイル等(普通のベビーオイルは使わないでね)を手のひらで擦り合わせて温めてから、少し圧を掛けて数分間行っておられますか?
オリゴ糖は、毎日欠かさず、推奨量を摂取しておられますか?

赤ちゃんだからと少なめではありませんか?
お母さんが召し上がったものがおっぱいになるのですから、お母さん自身が便秘にならないようにお食事も気を付けておられますか?

早喰いはせずに、よく噛んで召し上がっておられますか?
お母さんもオリゴ糖を摂取しておられますか?

様々な対処法の中で綿棒浣腸で出易いようであれば、排出のアシストになりますし、定期的にしていただいていけばいいと思いますが・・・
便秘の対処法については、毎日習慣化して続けることが大事です。

出ない時だけ対処法をしても効果は薄いです。
つまり、対処法は毎日地道に・・・が基本です。

お茶や果汁は嫌いとのことですから、水分補給についてはおっぱいで考えるので良いと思います。

確かにおっぱいを飲み過ぎて便秘というのはあるのですが、相談者さんの赤ちゃんの体重はパーセンタイルの真ん中より若干大き目くらいなので、ちょっと違うかなという印象です。(飲み過ぎは、回数というよりも総量で判断することなので。)

尚、今回5日間うんちが出なくても、おならが臭くなかったとのことですが、その理由は分かりません。(汗)

(たまたまうんちの臭いの出にくいメニューだったのか?)

綿棒浣腸の記事で書いていると思うのですが、1回チャレンジして出なくても、綿棒が黄色っぽい感じになっていれば、うんちはそこまで来ているわけですから、5〜6時間空けてもう1回してもらったらいいですよと書いていますので、いつもそのようにしていただけたら、泣き叫ぶことなく出てくれるのではないか?と思います。

また、時期的につかまり立ちが出来るようになられたので、垂直方向に努責(どせき)を掛け易くなるので、赤ちゃんが自分で努責を掛け始めたら、気がつかないふりをして、努責させてあげたら如何でしょうか?

途中で声を掛けたり、抱き上げると、チカラが逃げてしまいますから、そっとしておくのが肝腎です。

しっかり飲んで食べていて動きも活発ならば、この1ヶ月の体重増加が少なめでも心配ないと思われます。

キシリトールは、この月齢ならば赤ちゃんが摂取されなくても、お母さんが摂取されるので良いですよ。

2013年3月 3日 (日)

HTLV(+)で、乳頭亀裂部からの出血時の対処法は?

<ご相談内容>
私は母乳育児に憧れ、意欲満々だった妊娠初期の或る日、産婦人科ドクターからHTLV(+)と告知を受けました。(涙)
産婦人科ドクターはHTLV(+)とはどういうものなのか、素人の夫婦にでも良く判るようにきちんと説明してくださいました。
その日から、生まれて来る赤ちゃんにおっぱいをあげるべきかどうか、侃侃諤諤、家族中で論じ合った結果、短期間(3ヶ月)までの直母(以後は断乳し、完ミに予定。)をすることになった新米母です。
現在産後8日目で、退院後間もない時期ですが、入院中から左乳頭頂に入っていた亀裂部からとうとうダダ~ッと出血してしまいました。(痛)
幸いおっぱい自体はそこそこ出ている(6日日で、5分2クールで30g前後哺乳出来ていました。)し、止むを得ず短期間しか母乳育児が出来ない立場の者からすれば、乳首に激痛を感じようがなんだろうが、母乳育児を1日たりともお休みしたくないのが正直な心境です。

でも、感染のリスクを考えたら、どうすればいいのか・・・
急なことで、勝手な相談ですが、取るべき手段を教えてください!

<SOLANINの回答>
母乳育児を楽しみにしていらっしゃったであろう方にとっては、HTLV(+)の告知は酷い現実だったろうとお察しします。
相談者さんの想い、家族の方たちの考えに相違があったであろう中で、まずは互いに歩み寄っての短期間母乳育児を選択されたことに敬意を表します。

さて、乳頭頂亀裂部からの出血となれば、これはやはり亀裂部が落ち着くまで2~3日くらいかかるかと思いますが、出血している方の左側の直母はお休みして、無傷の右側の方からだけの直母に留めてください。
その際の注意ポイントは、乳頭損傷が起き易くなるので、くれぐれも片乳だからと延々と右側を咥えさせるのは止めましょう。
おっぱいの出方は日齢的にはいいのですが、漸く立ち上がってきた段階ですので、さすがに右側だけの完母でやりくりするのはちょっと難しいかなぁ。
出血が収まるまでの2~3日はミルクを補足してください。
赤ちゃんの体重が書いてないので、ナンですが、仮に3000g前後であれば、1回のミルクは20~30mlに留め、カップやスプーンやスポイドなどで与えてください。
回数は8回/日です。
それから、直母お休みの左側のおっぱいですが、放置したらうっ滞してトラブるか、一気に分泌低下するかのどちらかになる恐れ大なので、直母回数と同じ回数の搾乳をしましょう!

うつぶせ寝による態癖について心配です。(6ヶ月)(改訂版)

<ご相談内容>
間もなく6ヶ月になる我が子のうつ伏せ寝についてです。
先月から寝返りが出来るようになったのですが、それ以降寝る時は必ずと言っていい程うつ伏せ寝をするようになりました。
呼吸は首を器用に動かしてきちんとしているのですが、このままうつ伏せ寝をさせて発育上の問題はないでしょうか?
大袈裟かもしれませんが、過去の態癖の記事を読み、カラダの歪みや今後の歯並びなどに影響が出ないか気になっています…。
なお、寝返り防止クッションは使ってみたのですが、これまた器用に乗り越えられてしまい意味無しの状態です(汗)

もしこの月齢でもうつ伏せ寝を避けたほうが良いのであれば、他に何か方法はありますでしょうか?
ちなみに我が子は現在70センチ・9.8キロのビッグなおっぱい星人です。


<SOLANINの回答>
うつぶせ寝は寝返りをする月齢の赤ちゃんであれば、ある意味とても好む寝姿です。
既に寝返りができるとのことですから敷き布団を固綿にしておけば、何かの拍子に窒息することも無いですし、SIDSのリスクも減少する月齢ですから、その点に関してはまず問題ないでしょう。

さて、態癖(たいへき)と歯並びとの関係性ですが、ううむ・・・今は6ヶ月ですし、月齢的にも寝返りが出来るようになってから1ヶ月程度ですからねぇ。
それにまだ乳歯が生え揃ったわけではないですし、噛み合わせについてはまだ完成していない現段階ではその心配はしなくていいと思いますよ。
どちらか一方しか向かないというのであればともかく、相談者さんの赤ちゃんの場合、器用に左右チェンジができているとのことですし。

矯正歯科の範疇になるので、あまり詳しいことは申せませんが、私の知る限り、歯の生え揃わない赤ちゃんのうつぶせ寝と態癖の関連性についての研究や調査報告はまだ無いようです。

現段階では相談者さんの赤ちゃんは寝返りをするようになったとのことですが、これからは寝返り返りもするようになるでしょうし、必ずしもうつぶせ寝ばかりするとは限りませんので、様子見でいいのではないでしょうか?

もしもですが、態癖により歯並びに問題が発生する傾向が見られるとしたら、乳歯が生え揃ってからの話、恐らく3歳以降になるかと思いますので、お近くの罹りつけの小児歯科・矯正歯科のドクターに相談してくださいね。

それから、態癖と身体の歪みとの関連性ですが、歪みを発生しないようにするためには、ラクだからと同じ姿勢を取らないように意識し、ストレッチ等をすることで改善できるそうです。

赤ちゃんは月齢が進むと、起きている時間が長くなりますし、幼い子どもはまさに動物(動き回る生き物)ですから、オトナのように毎日長時間同じ姿勢でデスクワークを続けたり、ごろ寝して日がなTVを視聴しているわけでもないので、現段階では心配しなくてもイイと思います。

急に飲みつかなくなったんです。(涙)

元看護師さんのお母さんがSOLANINの勤務先の母乳外来を受診されました。
1ヶ月くらい前から急におっぱいに飲みつかないとのこと。
今回は3人目さんですが、実は1人目さんの時も途中から急に飲みつかなくなったとか。(で、1人目さんは混合⇒完ミになったそうです)
今回は哺乳瓶も嫌がる有様で、直母がほぼ不可能で、困り果てておられました。

生後85日目でしたが、頸がしっかり据わっておられ、発達の早い赤ちゃんでした。
元来チョコレート好きなお母さんで、ヤバいなと思って注意を促していましたが・・・
それと、ここ1か月内に水痘とおたふくのダブル罹患状態だったとか。
耳下腺周辺が痛かったのかな?

寝ぼけた時は飲みつけるので、「寝ぼけ作戦」と、後は乳頭混乱の赤ちゃんのようですが、「言い聞かせ作戦」と「お風呂でカンガルー作戦」を伝授しました。

しかし、それだけでは、後のおっぱいはどうにもなりません。
仰け反って嫌がるし、舌が前に出てきません。

そこで、思い切って、「おなか温め作戦」を試行したところ、上手くいきました。
(多少嫌がりましたが、直ぐにカプッと咥え、吸啜しました。)

お母さんのおなかと、赤ちゃんのおなかの間に電子レンジでチンする湯たんぽを当てて2~3分間待ち、正しい立て抱きでおっぱいをあげました。
おっぱいのたびにお風呂というわけにはいかないので、これは良いと思います。
冷え症のお母さん、乳腺炎のお母さんにも良いと思います。

どうぞお試しあれ。

おっぱいとお薬その62『ミオナール®』(改訂版)

授乳中に頭痛・肩凝りを訴えられて産婦人科以外の科を受診したら『ミオナール®』というお薬を処方されたそうです。

授乳中処方安全性のデータを探しましたが、見つかりませんでした。
で、『ミオナール®』というお薬についてSOLANINなりにちょっと調べてみました。
これは、骨格筋を弛緩させるお薬なんですね。
半減期も短くない。
絶対にダメかと聞かれたら、何とも言えません。(汗)
でも、『最強母乳外来』の読者さんであれば、頭痛時には『カロナール®』肩凝りには『葛根湯®』が効果あることをご存知では?と思いました。

また、局所への貼り薬は、市販薬でも大丈夫ですので、そういった対処法も選択肢として検討に値するのではないかと思いました。

※受診した先のドクターに「授乳中です。」と伝えるのは言うまでもないことですが、それだけでは不充分ですよ。

「☆おっぱいとお薬」を受診前にご精読いただき、安全性についてデータのあるお薬の名前をきちんとメモってから受診して・・・というのが、ご自分と赤ちゃんとおっぱいを守る基本ではないかと思います。

確かにお薬の名前はメーカーさんが違えば名前も違うのですが、成分が同じもので、その病産院が取り扱っているものを検索することは、大して難しいことではないので、気にされなくてもいいのですよ。

お薬の名前を言えば受診先のドクターが気を悪くされるのでは?とご心配される方もおられるでしょうが、そんな了見の狭い(≒器の小さい)ドクターっていらっしゃるのでしょうか?

仮にそういう了見の狭いドクターが居られたとしても、受診されるお母さんの話し方にもよるのではないでしょうか?
どんなことでも当て嵌まると思いますが、礼儀を失することが無ければ、大抵は受け入れてくださいますよ。
『最強母乳外来』活用上級者さんはそのようにしておられますよ。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

季節性乳房トラブル★ひなまつり乳腺炎。

本日は桃の節句ですね。
女親であるお母さんにとっては、年間行事の中で結構チカラ入れてしまうイベントのひとつではないでしょうか?
男の子のお母さんは、それなりに控えめ傾向ではありますが、女の子のお母さんは飾りつけから、夕食準備に至るまで頑張っちゃうんですよね。
祖父母を呼んでホームパーティーすることもあるかもしれません。
特に初節句の赤ちゃんのおられるお家、姉妹のおられるお家は要注意です。
御目出度いところにはご馳走がいっぱいだからです。

危ない食べ物を思いつくままに挙げますと、「菱餅」「三色求肥」「三色ゼリー」「ひなあられ」「ちらし寿司」「甘酒」「雛ケーキ」「雛シャンメリー」などなど。
「え~ひとつも食べられないの~(涙)」と、お嘆きのお母さん!
方法はあるにはあります。

1~2日前から、主食はおじやかスープリゾットの類にして、揚げ物も止めておきます。
牛乳・チーズなどの乳製品やお肉類、果物、パンもいつもの半分くらいに控えてもらうとさらにいいです。
野菜はOKです。(加熱してね。)
つまり、期間限定で草食系人間になってください。
食べ方も重要で、ゆっくり、よく噛んで食べます。(イメージはウシです。)
上記全部をガッツリ食べるのは自爆行為です。
でも、少量ならば、事前準備をしていれば、まず大丈夫。


そうして(ここ重要です!!)当日はいつもより1回でも多く、誘ってでも赤ちゃんにおっぱいをあげてください。
乳汁は「危ないものを食べれば食べるほど」「授乳間隔を空けるほど」ドロドロになってしまいます。
人間の乳管はデリケートで細いから、ドロドロになれば詰まるのは必定。
ならば、最後に残された手は回数を増やすこと。
全ての〆は貴女の赤ちゃんの顎の動きにかかっています。

ク―ファンは使ってほしくないです。

ク―ファンという取っ手の付いた赤ちゃんを寝かせて入れる籠のようなものをご存知ですか?

(大昔私も親戚からプレゼントされて何度か使ったことがあります。嵩張るし、2kg以上の重みがあったし、直ぐに押し入れに仕舞い込みましたが。)

ク―ファン製造販売されている業者さんには悪いですが、あれは使わないでほしいです。

ク―ファンは、籠の中に赤ちゃんを入れてから取っ手はリボンで結わえるようにして固定して、そこをしっかり把持して移動の際に使うためのものとして作られたのですが、ヒトは横着をし易い生き物なのか、慣れによる慢心なのか、これまでSOLANINは数人の方が、リボンで結わずちょい持ちして手元が狂って、あっという間に中に寝かせた赤ちゃんがゴロンと転落したのを見聞きしたことがあるからです。

取っ手を持つと、赤ちゃんを寝かせる高さが、膝上の高さになるし、そんなところからゴロンと落ちたら大変なことになります。(汗)
特に個人的に嫌だなと感じたのは、赤ちゃんを荷物のように運搬するそのスタンスです。

それに加えて両手が空いてラクになるわけでもないし、赤ちゃんと視線を合わせることが難しいし、赤ちゃんを入れたら確実に籠は撓(たわ)み、体に対し頭の大きな赤ちゃんは、頭の方が下がってしまい易くなり安全上色々問題があるのに、どうしてああゆうものが存在するのか&使おうとするのか、理解し辛いですな。

強いて使うための理由を抉じ付けてみるなら、ベビーベッドを使わず、日中リビングルームで過ごす間、上の子さんの不意の襲撃(←赤ちゃんを踏んでしまう、蹴ってしまうというような)が予想されるご家庭で、上の子さんから赤ちゃんを防御しつつ寝かせるのには役立つかもしれませんが・・・

赤ちゃんと共に移動するのであれば、基本的に抱っこかおんぶでいいのではないでしょうか?

2013年3月 2日 (土)

マヌカ蜂蜜につい。(改訂版)

ニュージーランドのマズカ蜂蜜って、読者のみなさんご存知ですか?

マヌカ蜂蜜は、他の蜂蜜には含まれない「UMF」(=マヌカ特有の要素)が豊富に含まれ抗菌効果が高いのですね。(ニュージーランド:ワイカト大学、ドイツ:ドレスデン大学等の実験結果より)

このマヌカ蜂蜜にプロポリスとティーツリーオイルを加えたデンタルペーストが虫歯予防や歯周病対策に効果的だそうです。

しかも、プラーク除去にも優れ、口臭抑制効果まであるのですね。

さらにさらにピロリ菌の除去にも効果的との報告もあるそうです。

但し早とちりしないでほしいのは、市販のフツーの蜂蜜にはこのような働きは期待出来ません。

ですので、くれぐれも、間違えて市販のフツーの蜂蜜で歯を磨かないでくださいね。

哺乳ストライキ8

同じく、おっぱいの出方が悪くなって飲みたがらないのか、哺乳ストライキなのか、良く分からないというお問い合わせもしばしばあります。

鑑別方法を述べます。

おっぱいの出方が悪くて飲みたがらないのでしたら、おっぱいをしゃぶるようなクチュクチュする感じでず~っと吸い続け、期待したほど出てくれないと、イラつきます。
おっぱいをぷいっと離したりまた吸ったりという状態です。
離してはギャン泣きということもあります。

哺乳ストライキならば、しっかり飲んでいたのに、いきなり拒否して吸い付きかけもしません。
その違いを見極めてください。

離乳食を食べてくれるならば、離乳食に搾乳を混ぜて食べさせるという方法もアリです。

おっぱいとお薬その61『イソバイド®』『メニレット®』(改訂版)

『イソバイド®』も『メニレット®』もメニエールの際に処方されるお薬です。
『イソバイド®』はシロップ状、『メニレット®』はゼリー状の形態です。

妊婦さんの場合、「有益性投与」に分類されるお薬ですが、色々検索したものの、授乳中のお母さんにはどうなのか?というデータは見つかりませんでした。(汗)
妊婦さんでも一応桶なお薬なので、授乳中のお母さんであっても恐らく安全であろうと思われますが・・・

で、この『イソバイド®』『メニレット®』とは、どういったお薬なのか?ということについて、調べてみました。
まず、薬価が高い。
副作用は比較的少なく、頻度も軽い。(むかつき程度。)
そして・・・利尿剤でもある。
ふ~ん。なるほど。
ということは、おしっこが出て、浮腫みが取れていくという働きもあるわけです。
授乳中のお母さんが気をつけるとしたら、おっぱいのための水分摂取を考えていかねばならないのかな?ということでしょうか。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

搾乳器を使うから乳腺炎になるって?(6ヶ月)

<ご相談内容>
1日の直母回数は新生児の頃と大して変わらない(平均10回/日)6ヶ月の赤ちゃんの母です。
月齢相当の発達をしていますし、体重はグラグの真ん中辺りをキープしています。
離乳食はまだ始まったばかりで、数口お粥を食べている程度です。

私は釣鐘型の乳房で、下とか脇の辺りが残り易いタイプなのですが、最近ウチの子はちょくちょく遊び飲みをするので、乳房がスッキリしない時(頻度としては2~5回/週)限定で、手持ちのメ○ラ社のハ○モ○ーを使って40~50ml/回の搾乳をしています。

以前は10日に1回のペースで酷いうっ滞性乳腺炎を繰り返していましたが、最近はそういうことはめっきり少なくなり、おっぱいをあげるのが漸く楽しくなってきて、自分としては良い感じだと思っていました。

ところが先日、そのことを育児サークルで世話役の助産師さんに話したら、「そんなことをしているから乳腺炎を繰り返していたのよ。だいたい、搾乳器なんて使うもんじゃないわよ。やるのだったら手で搾りなさい。」とえらい剣幕で叱られました。

手搾りの方法は別の助産師さんに教えてもらったことがあり、出来なくはないですが、元来私は不器用なので、物凄く時間が掛かるし、肩凝りで腱鞘炎になりかけなので、到底続けてはできないと思います。
私のような搾乳スタイルは乳腺炎の元なのでしょうか?

<SOLANINの回答>
乳房のコンディションをみながら搾乳器で搾ったら乳腺炎になるのか?という質問のようですが、結論から言えば、違うと思います。

そりゃあ、吸引圧がべらぼうに強い搾乳器で、分泌過多が明白な乳房コンディションで、授乳の度に昔の人の言ったように「乳房がカラになるまで搾る。」ようなことをしたら、アカンでしょうね。

また、搾乳器を使って痛く感じたり、不快な感じがするのであれば、乳管に負荷が掛かり過ぎている目安になりますから、中断すべきです。
しかし、そういうことはなさそうですね。
メーカーはメ○ラ社ですし、機種はハ○モ○ーですからね。

寧ろ、たまに搾乳をすることで、乳房コンディションを整えられるようになったのですから、SOLANINとしては、相談者さんは逆に上手な使い方ができているのでは?とお見受けしました。
手で搾れたらそれで良いと思いますが、得手の善し悪しもあるでしょうし、あまり上手くできないのに無理に頑張ってするものではないと思います。

搾乳器を使うとホントに乳腺炎になるのだとしたら、理論的には全国のNICU/GCUに赤ちゃんが居て、搾乳や冷凍母乳を届けていたり、仕事復帰が早くて搾乳器を使っているお母さんたちの殆どが、乳腺炎を繰り返しているってことになりますやん?

でも、そんな話は聞いたことが無いですよね?
そういうことですな。
ご理解いただけましたか?

注)助産師の中には搾乳器アレルギーなのか、何故か極端に搾乳器を使うことを嫌う方達が居るようです。

2013年3月 1日 (金)

洗口液の選び方〜ドライマウスの予防。(改訂版)

洗口液…いわゆる、マウスウオッシュ・デンタルリンス等の類ですが、これは本来歯磨きの前に使用するものですね。

お口の中を殺菌洗浄するとか、虫歯菌や歯周病菌と闘うとか、いろいろなキャッチコピーが付けられて販売されています。

それはそれでいいのですが、気をつけるべきは選び方。
中にはミントの爽快感だけで、実は薬理効果が殆どないものあるようです。(汗)
その他、ストロングタイプ・長時間タイプの表示のあるものは消毒用アルコールを多く含みます。
薬理効果はあるのでしょうが、口腔内環境を考えると推奨は出来ないですね。
消毒用アルコールは消毒だけではなく、乾燥させる働きがありますね。
(採血や注射の際、アルコール綿で拭かれた後の肌が乾燥することはみなさんご存知の通りですね。)

洗口液は、お口の中でブクブクさせるものですね。
お口の中に行き渡るように、顔の筋肉を動かしてブクブクさせます。
口腔内は粘膜で出来ています。
薬理効果を最大限に引き出そうとして、毎日何回も何分間もブクブク
していたら?
大抵の方は程度の差はあれ、やがてドライマウスになってしまいます。
ドライマウスのどこがいけないか分かりますか?
それはとりもなおさず、唾液の分泌が抑制されるということです。
唾液には有益な働きがあることは「☆歯科・口腔ケア関係」のカテゴリーの記事でみなさんご存知ですよね?

ドライマウスになると、折角減らそうとした虫歯菌や歯周病菌が一向に減らないという恐れがあります。
実際、予防にチカラを入れておられるクリニックで、どんなにクリーニングをしてもなかなか効果が出ない原因のひとつがドライマウスゆえ・・・とも言われています。

ちなみに、ドライアイのある方はそうでない方よりもドライマウスになり易いそうですから、洗口液を選ぶにはアルコールフリー・低刺激性のものを選ぶことをお勧めします。
男性陣や硬め歯ブラシの好きな方は強い刺激を求められがちですから、是非このことを教えてあげてくださいね。
ドライマウスだけにとどまらず、強い刺激は味蕾(みらい)を破壊して味覚障害を引き起こす症例もあると伝え聞きました。

たかが洗口液と侮るなかれ・・・でございます。

哺乳ストライキ7

卒乳なのか、哺乳ストライキなのか良く分からないというお問い合わせをしばしば受けます。

1歳前後で卒乳する赤ちゃんが居ないとは申しませんが、せいぜい20%程度ですから(でも実際には未だに1歳でおっぱいを飲ませない=断乳させられる子・・・が多いから半分くらいの赤ちゃんがおっぱいを飲んでいないと思われます。)違う確率が高いのです。

鑑別方法を述べます。
卒乳でしたら、遅くとも2~3日のうちに離乳食をもりもりと食べます。
水分もコップやストローを使用して飲み干します。
自分から飲食の欲求をアピールします。

しかし、哺乳ストライキでしたら、食欲はいつもより低下します。
例えば、蒸し暑くなると多くなる、プール熱・ヘルパンギーナ・手足口病などで、口腔内が荒れていると飲食すること自体が痛くて堪らないので低下します。
季節を問わず、抵抗力の低下した時に発生する鵞口瘡(がこうそう)の場合も、同様です。
機嫌も悪く、あやすのが大変です。

まだ止めるつもりがないのでしたら、搾乳して分泌を維持してくださいね。

おっぱいとお薬その60『メイラックス®』(改訂版)

『メイラックス®』は向精神薬の一種で不眠・うつ・パニック障害等の際に処方されることがあるお薬です。

新生児期の赤ちゃんのお母さんが『メイラックス®』を内服されると、赤ちゃんの体重減少が著明になったり、嗜眠(しみん)状態になったり、黄疸が増強してしまうことが報告されているので、母乳育児を希望される場合、産科入院中はこのお薬は内服されないことをお勧めします。

赤ちゃんの月齢が進んだら、内服出来ないこともないのですが、かなり注意を要するお薬であることは確かです。
理由として挙げられるひとつは、半減期がやたらと長いということです。(平均で5日間を要します。)

「赤ちゃんがぐったりとしている。」
「眠ってばかりいておっぱいを飲まない。」
「うとうとして、おっぱいに吸いつけない。」
・・・ということがあるようでしたら、内服中止するか、内服優先ならその間は止むを得ずミルクに切り替えるかということになります。

内服をしても、赤ちゃんの方にこれらの懸念される問題が発生していなければ、恐らく大丈夫だろうと思われますが、このお薬の性質上、それは希望的観測のようにも思えます。

過去記事にもありますように、比較的安心して内服出来る不眠・うつ・パニック障害のための内服薬で授乳可能なお薬はあるのです。

それらのお薬がお母さんの症状に合うかどうかということもありますが、もしも合うのであれば、お薬の変更をしてもらった方が、おっぱいとの両立に不安を抱えなくて済みますよ。

個人的にはそのほうが、お母さんの精神衛生上、より良いと思いますが。
過去記事できちんとお薬の名前をメモに控えて、受診時にドクターに相談してくださいね。

最新のデータは下記ウェブサイトをご参照くださいね♪
国立成育医療センター「ママのためのお薬情報」
http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/index.html
大分薬剤師会「母乳とくすりハンドブック」
http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf#search='%E6%8E%88%E4%B9%B3%E8%96%AC%2C%E5%A4%A7%E5%88%86'

赤ちゃんが生まれたら上の子の心は暦年齢の半分です。

「医学的根拠があるのか?」と言われれば何とも言えないですが、赤ちゃんとお母さんに付き添って母乳外来にやって来る上の子さんの表情や仕草、お母さんから聞いた普段の様子を伺った限りの話です。

赤ちゃんが生まれると、少なくとも1~2ヶ月間、上の子さんの精神年齢は、ほぼ間違いなく暦年齢の半分くらいに退行しているようです。

表立っては赤ちゃんにやきもちを妬かない子でも、赤ちゃんに対し暴力的な振る舞いをしない子であっても、言いようのない寂しさとお母さんの気持ちが自分から離れるのではないかという不安でいっぱいなのです。

例えば、ひとりでご飯が食べられるようになっていた子であってもお母さんに食べさせてもらいたがるし、トイレの心配のなかった子でも、失敗の連続で、トレーニングパンツに逆行するのは決して珍しいことではありません。

衣服の着脱もできなくなったり、お母さんの決めた服装は嫌だとゴネたりすることもあります。

大昔に卒乳した子であっても、吸い方を忘れているくせにおっぱいを飲みたいと言ったり、服の中に手を突っ込んで、おっぱいを触りたがります。
感情の起伏が激しくなり、涙もろく、怒りっぽくなることもあります。

・・・ネガティヴなことばかり書きましたが、上の子さんにしてみたら、お母さんを振り向かせるためには手段など選んでいられないのです。

場合によっては、お母さんの逆鱗に触れることであったとしても、それをすることで赤ちゃんよりも自分の方を見つめてくれたら気が済むのです。

客観的に見れば、暦年齢の半分の精神年齢に退行することは、毎日のあれこれに手が掛かって大変です。

でも、自分で自分の気持ちのコントロールが利かない状態を乗り越えていくためには、オトナが受け止めるしかないのです。

勿論お母さん一人では抱えきれないこともあるでしょうし、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんなど家族全員で上の子さんがこの状態を乗り越えられるようにしていくために、手伝ってあげたらいいのです。

具体的に何をしてあげたらいいのか?

それは1にも2にもスキンシップです。
抱き締める。髪を撫でる。マッサージをしてあげる。大した内容でなくても耳元で囁くようにして秘密チックな話しかけをする。(≒赤ちゃんにはナイショとでも言ってあげましょう。)
ご飯も食べさせてあげる。実際に飲めるかどうかは別として、おっぱいを咥えさせてあげる。触らせてあげるのもアリですよ。(痛みを伴う触り方やお母さんが不快に感じる触り方はNGです。)
膝にせて絵本を読んであげる。一緒に歌を歌ってあげる。着替えも手伝ってあげる。トイレを失敗しても許してあげる。

・・・そんなこんなの受け止め方でいいのです。

スキンシップを地道に繰り返し続けていくことで、上の子さんは徐々にですが落ち着きを取り戻し、自分の立場を弁(わきま)え、やがてそれを乗り越えられるようになります。
これはお母さんとしてバージョンアップする際の試練でもあります。
上手く出来る筈と思い込むから失敗が許せなくなるし、早くなんとかならないかと焦るから怒鳴りたくなる。

でも、お母さんが焦っても上の子さんは早く乗り越えられるようになるわけじゃないのよね。
懐を深くして、上の子さんのパワーを信じて待ってあげましょう。

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