食物アレルギー予防とお食事1
栄養士さんとお話していると、こう言われました。
「何か、お母さん自身に食物アレルギーがあるならば、妊娠中から同じものを頻回かつ多量に摂取するのはよくない。かといって、やみくもに制限すると食事内容が極端に偏るから、自己流は止めて、主治医の先生と相談してください。」と。
確かにそうですね。
お母さんとお父さんの両方に食物アレルギーがあると、その夫婦から生まれた赤ちゃんの70%以上の確率で、何らかのアレルギーを持つというデータがあるそうですね。(どちらか一方だけならば、33%だったかと記憶しています。)
今は大丈夫だけど、幼少時、〇〇が食べられなかった(食べてはいけないと、食事制限があった。)というのも、注意が必要です。
物心が付く前に『解除』されたアレルギーについては、本人が知る由もないので、これは、ご実家のお父さんかお母さんに尋ねてみてくださいね。
月齢の小さい赤ちゃんの場合、何か症状が発現して血液検査をしても、何も反応が出てこないこともあります。
隠れアレルギーっていうのでしょうか。
その時の検査結果からは何とも言えないけど、状況証拠としては限りなく〇〇がアレルゲンではないかという場合ですね。
私が知る実例では、産後休暇明けで、おばあちゃんに搾乳を預けて仕事に行ったが、途中で搾乳のストックが足りなくなって、止むを得ずミルクを補足したら、飲ませて30分もしないうちに、赤ちゃんの顔が真っ赤に腫れてきて、ゼイゼイと喘ぎ始めたので、小児科へ駆け込んで来られました。
それまで1回もミルクを飲んだことがなかったので、他に変わったこともしていないし、それしか原因は考えられないようでした。
もうひとつは、某ファストフードの鶏肉加工品を食べてからおっぱいをあげたら、やはり赤ちゃんの顔が真っ赤に腫れあがり、胸やおなかにブワァ~と発疹が拡がって、むず痒がったので、小児科受診されました。
聞けば、お母さんは食物アレルギーはないけれど、お父さんが幼少時に鶏卵・鶏肉の類が一切ダメだったらしく、推定ではありますが、お父さんの体質に似てしまったのかなというものです。
二人とも2ヶ月の赤ちゃんでした。
血液検査をしてみたものの、これといった結果は出ませんでした。
「このくらいの月齢ではやはり結果は出ないだろうな。」と小児科ドクターが呟いていました。
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