お母さんがお子さんに言い聞かせ納得してもらう卒乳3
同タイトルの1の記事で言い聞かせて納得してもらうには1歳半以降・・・というお話をしましたね。
「何故だろう?」と、疑問を持つ読者のみなさんに、知っていただきたいことがあります。
それはですね、言い聞かせ卒乳をするには、幾つかの条件を満たすことが必要だからです。
お子さんにとって卒乳は、オトナが想像するよりも遥かに大きなハードルを乗り越える体験なのです。
その点をまず、しっかり押さえてくださいね。
①トコトコ歩く
歩き始めには個人差があり、一律どうこうとは言えません。
でも、2本の足で歩くという行為は人間に特有のものであり、ハイハイとは異なり、屋外でも自力で移動できることはお子さんの世界を大きく拡げる扉となります。
さしずめオトナなら空を飛べるような感覚なのでしょう。
お母さんと手を繋いで歩けること(=有る程度のスピードについていける)。
概ね1歳半になればそれが可能となるでしょう。(早産のお子さんは修正が必要ですが・・・)
これはお子さんのカラダの準備項目です
②臼歯が生える
赤ちゃんの歯は前の歯から生えてきます。
これは噛み切るための歯です。
前の歯が生えたら次は奥の歯(臼歯)が生えてきます。
これはすり潰すための歯です。
食べ物の調理形態も、種類も臼歯が生えた方が断然助かります。
おかゆしか食べられなかったお子さんもご飯が食べられるようになります。
勿論、臼歯が生えていなくても、「ウチの子はおかゆ嫌いでご飯好き。」というパターンもあると思います。
でも、しっかりと咀嚼することが出来なければ、消化吸収に負担がかかり、便秘や下痢になったりしがちです。
概ね1歳半頃になれば臼歯が生えてくるでしょう。
これもお子さんのカラダの準備項目ですね。
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