今度こそ母乳育児★成功のための道筋2(改訂版)
妊娠中には様々なトラブルがあります。
妊娠悪阻(=つわり)のように、妊婦さんの努力ではどうにもならないことがありますが、切迫早産の予防のように、妊婦さんの努力で、ある程度改善することが出来ることだってあります。
切迫早産の原因は多くありますが、そのひとつとして歯周病菌を少なくするクリーニングを
定期的に行うことは重要です。
切迫早産から早産になる原因にタバコの害というのは、読者さんならよ~くご存知ですよね。
でも、歯周病菌によるそのリスクはタバコの5倍もあるってご存知でしたでしょうか?
「まだ若いから、歯周病菌なんて関係ないわよ。(笑)」なんていうことはないのです。
ハタチを過ぎた方ならば、老若男女を問わず、お口の中に歯周病菌はいるのです。
お口のケアと子宮のコンディション・・・全く関係なさげですが、実は大アリなのですね。
では何故、早産は母乳育児成功に向けてのリスクとなるのか?
週数にもよりますが、母子分離を余儀なくされることが多いからです。
仮に35~36週なので健常新生児同様の取り扱いで構わないと小児科ドクターが指示を出されたとしても、残念ながら此のくらいの週数の早産児は低出生体重児であることが多く、吸着・吸啜が出来ない若しくは弱くて持続性がないため、直母出来るまでに日数を要するからです。(運良く生下時体重が2500g以上であっても眠りがちで、奇跡的に沢山出るおっぱいであっても流し込み直母でリズミカルに嚥下するのも難渋しています。十中八九口角からダラダラこぼすような哺乳状態ですから、黄疸も出易く、そうなるとやはりミルクの補足が必要になってきます。)
そのため、乳頭への刺激不足のために、おっぱいの分泌の立ち上がりが遅れるからです。
医学的理由から止むを得ず補足をするにしても、世間一般では安易に哺乳瓶を使用する傾向にあり、乳頭混乱を誘発しがちだからです。
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10歳女、7歳男、4ヶ月女の三人の子どもがいます。
上2人は完母で育てました。
長女は38週までお腹にいましたが、初産で無知なこともあり、乳首が切れたり、詰まったりと苦労はありましたが、良く飲み、しっかり育ちました。
長男は33週の早産、4週間の入院を経てうちに帰ってきました。この子は哺乳瓶に慣れてしまって、お乳を咥えることに苦労はありましたが、1時間おきの頻回授乳を一週間続けて、起動にのりました。
7年ぶりの出産、今度こそ正期産までお腹において、一緒に退院したい、母乳で育てたいと強い気持ちでいましたが、31週から切迫で入院、周産期センターへ転院し、34週2450gで出産しました。
もちろん、産後すぐの授乳なんて叶わず、経産婦だからと搾乳等の指導もありませんでした。次の日、面会前に搾乳したいと自ら申し出るも、あかちゃんの状態を見てからでいいと。少しでも早く母乳をあげたいのにと悲しかったことを思い出します。
フォローがないなと割り切り、搾乳は部屋にこもらず、必ず授乳室に行きました。
幸い二週間で問題なく退院してきました。
授乳に関する指導は特に無かったので、長男と同じつもりで頻回授乳して一週間…
日増9gという驚きの数字を出し、敢え無く、初のミルク補足となってしまいました。
2300gという体重、大人しい眠り姫、おちょぼ口、哺乳力も無かったんですね。
こまめに体重測定をお願いしながらミルクを減らし、一ヶ月からやっと完母になりました。
10月10日お腹にいるということは、本当に大切なことだと実感します。
投稿: かず | 2013年9月14日 (土) 22時31分