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2013年4月20日 (土)

赤ちゃんの便秘1(2ヶ月頃~離乳食開始前)

新生児の頃は、「胃ー直腸反射」といって、おっぱいを飲む度にちびりうんちをしていた赤ちゃんは多いと思います。

時は流れ、満2ヶ月頃になると、うんちの回数がかなり減ってきます。
3~4回/日に減り、1回/日に減り、やがて1回/2日とか1回/3~4日、甚だしい場合は1回/週なんてこともあります。

この頃の便秘の便の性状は決して「鹿のフン」ではないということです。
チョ〇レー〇やカ〇ールーが半溶けしたような感じとでもいいましょうか・・・まだまだ水っぽいのですね。
なので、切れ痔にはならない筈です。
しかし、それほどまでに長く腸に滞留していると、おならが臭い!
殆んどスカンク級です。(爆)

なぜ、うんちが遠くなるのか?
それは赤ちゃんのカラダの発達と共に「胃ー直腸反射」が減弱することと、授乳回数が新生児期よりも一般に少なくなることが影響していると言われています。

また、お母さんが切迫で入院され、『ウテメリン』や『ルテオニン』などを持続点滴されていたり、大量に長期にわたり内服していたりすると、そうでない場合よりも赤ちゃんが便秘しやすいという報告を伝聞したことがあります。

機嫌が良く、哺乳量的にも特に変わりなく、おなかも張らず、体重増加も問題なければ様子見でいいのです。

しかしいくらなんでも長過ぎやしないか?という場合や、おなかが張って苦しそうだったら、普通サイズの綿棒を使用し、先から2cmのトコロでマジックなどでラインを引き、綿の部分にローションやクレンジングクリームなど、スルッと入りやすものを浸して赤ちゃんの肛門に挿入します。
そのまま、2~3分間こよりを撚るようにクルクル回し、刺激します。
こよりで肛門をチョンチョン突く程度の刺激では、有効な刺激(=反応便が出る)とはならないようです。

こうすると大抵、おならと共にうんちが出てきます。
経験上、日にちの経過と共に反応に時間がかかるようですから、気になるなら丸1日うんちがお出ましにならなければ、肛門刺激してみてください。

よく、「癖になりませんか?」というご質問もいただきますが、綿棒での刺激は下剤や浣腸液を使用するわけではないし、赤ちゃんに「あ、そうか。こっちに気張ればいいんだな。」と誘導してあげるだけです。

綿棒刺激で赤ちゃんのうんちが出るなら便秘のレベルはたかだか知れています。(お顔ばかりが茹でタコ状態で、気張る方向が明らかに違う赤ちゃんがおられますね。そういう時肛門刺激をしてあげると、我に返るのか要領がよくなるのか、いきなり有効な努責をかけることもあります。)

そうそう、お母さんのお食事でお野菜や海草、少ないようなら増やしてくださいね。
里帰り中はかなり多くお野菜や海草を食べていたけど、自宅に戻ってからは明らかに減ってるわ・・・というなら尚更です。
お母さんの食べたものがおっぱいになりますから。

それから、「赤ちゃんが便秘の際は、麦茶や湯冷ましをあげるといい。」と昔の育児書には書いてありますし、おばあちゃんも仰いますがあまり効果はないようです。

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☆おしっこ・うんち」カテゴリの記事

コメント

今回二人目妊娠中で、一人目が切迫早産で入院してた事もありの経緯から、22週から現在29週、ずっとルテオニンを1日3回飲んでいます。飲まないとやっぱりちょこちょこ張るので、心配で飲まずには居られないです…。先生も飲んだ方が予防にもなるしと言っていました。予定帝王切開なのですが、多分産む日まで服用になるかと思います。

ずっと服用してると、便秘と言うか、腸閉塞になる可能性があると聞いたこともあり、そちらの不安もあります。

駆け引きするわけじゃないですが、飲んだ方がいいのか、飲まない方がいいのかとどちらに対しても不安に思うことがあります。

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