アトピーのお母さんがおっぱいを飲ませるのは良いことですよ。
アトピー性皮膚炎をはじめとする、アレルギー疾患は赤ちゃんのお父さんやお母さん等、血縁的に近い方が、アトピー性皮膚炎になり易い体質を持っておられると、そうではない場合よりもなり易いと言われています。
でも、だからと言って、妊娠発覚早々に、赤ちゃんのアトピー性皮膚炎発症を覚悟したり、悲観したりする必要はないですよ。
既にご存知の方も多いと思いますが、おっぱいをあげることは、アトピー性皮膚炎のリスクを低下させることが、多くの調査研究で報告されています。
特にアトピー性皮膚炎のお母さんは、生後3~4ヶ月間は赤ちゃんをおっぱいだけで育てることで、発症を防ぐ効果があることも判明しているそうです。
中には義父母さんから「あなたがアトピー性皮膚炎だから、あなたのおっぱいを飲ませると赤ちゃんが余計に(アトピー性皮膚炎に)なり易くなるのでは?粉ミルクをあげた方が発症が防げるのでは?」と、訳の分からない屁理屈で断乳を勧められて困っている方も居られるようですが、このようなアトピー性皮膚炎に対する偏見というか、一種の風評被害的な発言に対しては、「いいえ。違いますから。」ときっぱりと反論してくださいね。
当ブログでは、以前皮膚バリアについての記事をアップしたことがありますが、憶えておられますか?
皮膚の炎症症状を予防するためのスキンケアに繋がることを書いております。
重要なのは清潔と保湿です。
気になる方は読み返してくださいね。
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もうすぐ1歳の娘を、完母で育てています。
妊娠を機にアトピーがひどくなって、時にはかゆみで眠れないこともありました。
産後、暑くても、娘と密着してのおっぱいが苦痛だったときもあります。
こんなぼろぼろのわたしから出てくるおっぱいの成分て本当に大丈夫なの?と思ってましたが、
今回の記事を読んで、自信がつきました。
だんだんおっぱいから離れつつある娘ですが、娘が必要とする間はおっぱいができる幸せをかみしめたいと思います。
SOLANIN様、いつも本当にありがとうございます。
投稿: ゆき | 2013年4月15日 (月) 20時29分