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2013年4月 1日 (月)

ペットの毛アレルギーについて。

15歳以下の子ども人口よりも、ペット(犬・猫等の哺乳類に限っても)の匹数の方が多いと言われてもう何年にもなりますね。
愛犬家・愛猫家のみなさんは、読者さんにも多いかと思います。
先日とある読者さん(猫アレルギーのあるお母さん)からご相談を受けました。
①「自分に猫アレルギーの症状が出ている時は、母乳はあげないほうがいいのか?」
②「旦那さんの実家に猫がいるが、赤ちゃん連れでいくべきかどうか悩む。」といった内容でした。

さて、ご相談の回答ですが、①については何ら問題なくおっぱいをあげることができます。
症状が出て、『抗アレルギー剤』や『抗ヒスタミン剤』を内服せざるを得ない場合でも大丈夫です。(カテゴリー「☆おっぱいとお薬」をご精読された方はご存知ですよね?)
②については、まず、旦那さんに率直な気持ちを聞いてもらうことが必要です。
猫をはじめ、ペットの毛がアレルゲンになることは否定出来ません。
愛犬家・愛猫家の方は気を悪くされるかもしれませんが、例えば実際にこのご相談者のお母さんは、「猫アレルギー」と診断されているわけですし。
ペットの毛がアレルゲンと分かっている方は、症状が出始めるとそれが収まるまでが大変でしょうから、出来るだけ避けられる方法を考えて実行することがご自分を守ることになると考えます。

相手の方はペットは家族同然と思ってらっしゃるでしょうから、どうしても行かなくてはならない場合は、嫌味たらしいかもしれませんが、ご自分をプロテクトするために目の細かいマスク(花粉症の方がされるようなマスク)は装着すべきでしょう。
手洗いをこまめにすることは、申すまでもないことですし。
勿論、お食事をご一緒される場合はその時だけ外すしかないですが。
ただ、お料理を作るキッチンにもペットが自由に入れるお家ですと、それはかなりヤバいですから、食べないという選択肢も必要になるかもしれませんが、そこはアレルギーの程度にもよりますから、ご自分で判断していただかなくてはならないと思います。

ネット上では1歳までにペットの毛を常態的に吸引・接触する機会があれば、ペットの毛由来のアレルギーにはならないという体験談も氾濫してることは私も知っています。
しかし、それは毎日のこまめなお掃除=「コロコロなどでの抜け毛取り」があってというのが大前提ですから、仮にお掃除がズボラなお家に訪問するなら、それは該当しないかもしれませんね。
旦那さんがペットの毛は大丈夫な方でも、奥様がNGな方だったら、(あるいはその逆でも同様に。)赤ちゃんがどちらの体質に似るかは確率50%ですからね。

小児科ドクターでアレルギー最前線で活躍中の方は、少なくとも新生児にはペットを近付けることはお勧めされません。
出来るだけ避けてくださいと仰っていると聞いております。

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