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2013年4月25日 (木)

緑色のうんちって、大丈夫なの?

故・山西みな子先生は、「緑便は栄養の摂りすぎではないか?」という説を正食関係の書籍で披瀝されています。

混合栄養の赤ちゃんでミルクの補足が多すぎて体重がドカ増えしている場合に見られることもあります。

一方、小児科のドクターは特に心配ないと仰っています。

そもそも赤ちゃんに限らずうんちの色は胆汁中のビリルビンによるもので、腸内もしくは赤ちゃんの体外に出てから、うんちが酸素に触れて化学反応を起こし(=つまりこの場合の化学反応は酸化ですな。)黄色から変色するとされています。

なので、基本的には緑便が出ても病気ではないので安心してください。

万一緑便が出るようになってから、赤ちゃんの機嫌が悪いとか、肛門周囲が赤く爛れてきたというのであれば、その際はまずお母さんのお食事を見直してください。

また、(さすがに2007年以降は無いと思いますが。)昔は離乳準備食と称して生後2~3ヶ月の頃から果汁を与えられたためか緑便の出る赤ちゃんに、SOLANINはしばしば遭遇してきました。(もちろん、過去記事にもありますように、離乳準備食というものは、赤ちゃんにとって不要で利益の無いものなので、判明次第即刻お止めいただいておりましたが・・・)

最近は赤ちゃんには果汁をあげないお母さんも増えてきておられます。

あげるとしても5~6ヶ月以降にしておられますが、その段階ですら緑便が出ることもあります。

果汁というものは糖度がおっぱいの5.5倍もありますから、腸内で発酵しやすく、ガスが発生し酸化するからそうなってしまうのでしょうね。

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