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2013年4月 3日 (水)

妊娠と歯周病について。(改訂版)

「まだ若いから歯周病なんて関係ないよ~。」と思っている妊婦さん、かなりいらっしゃるるのではないかしら?

ところがそうではなく大いに関係しているのです。
妊娠すると女性ホルモンが増えますが、歯周病菌は女性ホルモンが大好物なんですね。

お口に中に歯周病菌が増えると免疫バランスが崩れます。
そうすると血中にサイトカインという物質が過剰に放出されます。
このサイトカインは歯周病を進行させる働きがあります。

妊娠してから歯茎が腫れたり歯茎から出血したり・・・という症状が出てきたらそれは歯肉炎ってことです。
かなりやばいです。

しかも困ったことにこのサイトカインは血中濃度が高まるにつれ、「出産するべし。」という扉を開けてしまう働きも併せ持つのです。

つまり、子宮収縮を誘発させてしまうんです。
具体的に申しますと、歯周病を放置して進行させると、早産しやすいし低出生体重児を生みやすいのです。

この頻度はかつてハイリスク要因とされた年齢やタバコやアルコールの比ではありません。

まず、妊娠して悪阻が収まってきたら、歯科での診察も可能だと思いますので、なるべく早いうちに受診して、悪いところがあったら治していきましょうね。

入院して切迫早産の治療をしなくてはならなくなったら安静度は高くなりますから、歯科に通院するのは事実上難しくなりますからね。
悪阻が収まって安定期に入ったら、速攻で歯科受診すべし!
痛くなってからorグラグラになってから行くのでは遅いのですよ!
おなかの赤ちゃんのために、意識の高いお母さんになってくださいね。

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