喫煙と虫歯は関係があります。(改訂版)
当ブログの読者さんでは、恐らく殆どいらっしゃらないかもしれませんが、タバコを吸う妊婦さんは、そうではない妊婦さんに比較して、唾液検査によって、虫歯菌が多いことが分かっています。
何故虫歯菌が増えるのかという直接的なメカニズムはまだ分かっていないそうですが、恐らく、「タバコを吸う妊婦さんは、お口のケアがおろそかになりがちであるから。」だそうです。
また、もしかしたら「タバコの中のニコチンが虫歯菌を増殖させる作用があるのではないか?」とか、タバコによって血中のビタミンCが減少することは知られていますが、「ビタミンCの減少により、虫歯菌が増殖しやすくなるのではないか?」とか、「唾液の洗浄力が低下するのではないか?」ということが、示唆されているようです。
過去記事にも書きましたが、虫歯菌の多いお母さんの子どもは、虫歯になり易いことが判明しています。
つまり、タバコを吸うお母さんの子どもはそうではないお母さんの子どもよりも虫歯になり易いと言えるのですね。
タバコを吸うという行為は、自分だけで完結するモノと捉えてしまうのは間違いです。
お母さんのカラダはお母さんのモノだけれど、お母さんだけのものじゃないってことですね。
「もう、私はおっぱいをあげていないからタバコを吸ったって関係ないわ。」
「子どもの見ていない所で吸うなら大丈夫でしょう?」ではないということですね。
タバコはね、子どもに副流煙を吸引させなければそれで済むのではありませんよ!
だって、おっぱいをあげていなくても、我が子が虫歯になっても構わない!・・・なんて思っているお母さんはいないと思いますから。
・・・タバコ吸ってる妊婦さん、お母さん、タバコ一刻も早く止めようね。
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