授乳中に懐妊し、流産しました。(涙)
とても悲しいことに、確率として、特に持病が無い健康な女性であっても、妊娠5回につき、1回は流死産する可能性があります。
お母さんのおなかに宿っても、育つことのできないor元気に生まれてくることのできない生命はあるのです。
授乳の有無に関係なく・・・です。
世間一般では、授乳により流死産を惹き起すと考える人が多いですが、それはちょっと違うことは過去記事に書いているので、以前からの読者さんは、よ~くご存知かと思います。(知らない方は、検索してね。)
ただ、実際に、授乳中に稽留流産(けいりゅうりゅうざん)や妊娠がある程度進んでから起きる、子宮内胎児死亡(IUFD)の当事者になると、どうしてもご自分を責めてしまうお母さんは少なくないです。
でも、自分を責めることは、ある意味、おなかに居た赤ちゃんを責めること(≒どうして元気に育って生まれてくれなかったの?)になるし、おっぱい星人(=兄姉になる予定だった我が子)を責めること(≒あなたがおっぱいを飲んだり、抱っこをねだるからおなかの赤ちゃんが死んでしまった!)に等しいのです。
だから、どうかご自分を責めないでくださいね。
妊娠がある程度進んでから起きる、子宮内胎児死亡(IUFD)の場合、胎盤が娩出されて暫くすればそれまで以上におっぱいが出てくるので、大抵の産婦人科ドクターは、『カバサ―ル®』というお薬を処方されるかと思います。
しかし、このお薬を内服すると、それこそおっぱいが止まってしまうので、せめておっぱい星人に、まだ少しでも飲ませてあげたいorお空に還ってしまった赤ちゃんに少しでもお供えしたいという気持ちがあるのならば、このお薬は処方をお断りするか、内服するのは差し控えてください。
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