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2013年5月 7日 (火)

丸3日以上、うんちが出ないのは要注意です。(生後2~3週間)

生後2~3週間頃のブリブリうんちが出る新生児期に、丸3日以上赤ちゃんのうんちが出ないと言うのは、由々しき事態です。

世間には、『機嫌が良く、おっぱいもしっかり飲めて、体重増加も順調であれば、まずは心配ないでしょう。』と、書かれている育児書もあるようです。

しかし、新生児期の赤ちゃんなのに、(どんなに機嫌が良くても、おっぱいがしっかり飲めていても、体重増加が順調であっても)丸3日以上うんちが出ないのに、様子見を続けるのは、いささか長過ぎるのではないかと私は思います。

もちろん、丸1日うんちが出ない段階で、赤ちゃんに綿棒刺激でアシストしてあげて、うんちの排出を図ることは適切な対処です。

仮に、自力での排出は難しくても、丸1日の段階で綿棒刺激のアシストによりうんちが排出すれば、まずは大丈夫かもしれません。(この場合、例えばクレチン症のような頑固な便秘がみられる病気の赤ちゃんは除きます。)

しかし、連日綿棒刺激をしても、挿肛した綿棒の先がうんちの色に染まることも無く、真っ白なままであれば、これは注意を要するのではないかと思われます。
そうなると、可哀想ではありますが、場合によっては緊急避難策としてグリセリン浣腸を施し、排便を促さざるを得ないこともあるでしょう。

それでうんちが排出されたらまだ良いとして、もしもそれでも反応便が見られないならば、うんち自体が存在しないのか?ということになります。
つまり、綿棒刺激でアシストしてあげても、元々うんち自体が存在しなければ、何も出て来ないからです。

ハッキリ言って、哺乳量自体が少な過ぎるのではないかという疑いがあります。(汗)

百歩譲って、『機嫌が良く、おっぱいもしっかり飲めて、体重増加も順調』ならともかく、『機嫌が悪く、おっぱいの飲み方がまだ少なく、ミルクの補足を行っている状況で、体重増加もギリギリ』であれば、悠長に構えているのは不適切です。

まして、便秘に加え、おしっこの回数や量が減ってきていたら、これはヤバいです。

確かにミルクの補足をしていれば、どうしてもうんちの回数は少なくなりがちで、まとめてドカンと排出するパターンが多いですが、まだ生理的便秘の時期ではないこの時期に、特に完母でこのような便秘の状況は尋常ではないと思いますので、早めに小児科にご相談されることをお勧めします。

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