4800gの壁を超えると・・・
経産婦さんで、前回の出産時はおっぱいがよく出ていた方であっても、例えば今回の赤ちゃんがNICUに搬送されるくらいの早産だったりすると、当然母子分離状態だし、吸わせる回数が少ないから、そのままにしておくと、おっぱいがあまり出ないという事態に陥ります。
でも、1日7~8回以上で、400~500mlの搾乳を毎日欠かさず行えば、退院時迄の分泌の維持は出来ます。
そして、退院後は、赤ちゃんに必死におっぱいを吸わせていたら搾母による完母から直母による完母に移行することも可能です。
また、母子分離ではなく、最初から直母が出来る環境だったにも拘らず、舌小帯短縮症や巻き舌のせいで直母が下手っぴちゃんで搾母併用だった場合も、体重4800gを越えると、直母による完母に移行出来ることが少なくありません。
何となくですが、退院時におっぱいが上手くいかないと、その先ずっと上手くいかないと思い込んでいるお母さんや医療者は少なくないですが、意外とそうでもないのですよ。
ただ、ひとりで頑張るには、何をどうしたらいいのか、分からないと思います。
当ブログを熟読されたり、信頼できる母乳外来や助産院で診てもらうことは大事ですね。
SOLANINも、そんな頑張るお母さんと赤ちゃんを蔭ながら支えていきたいと思います。
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