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2013年5月10日 (金)

B型肝炎から家族を守る!その1

その昔、血液を介して感染る病気の一種であるB型肝炎は防御の方法が分からず、出産時の「垂直感染(=母子感染)」は不可抗力のように捉えられていました。
時は流れ、B型肝炎は防御が可能な病気になりました。
特に赤ちゃんには絶対に感染させたくないと思います。
万一出生後の赤ちゃんに何もしなければ、95%以上の確率で感染します。85%以上はキャリア(=保因者)になってしまいます。

B型肝炎はC型肝炎に比較しても感染力が強く、もしキャリアになってしまったら、病気が進行すると命に関わるから、恐ろしいのです。(もちろん、肝機能正常な無症候性キャリアという可能性もあります。・・・血液検査で分かります。)
可愛い赤ちゃんを感染から防御するためには?
そのためには『予防プログラム』を進めていかなくてはなりません。

まず、出生して48時間以内に赤ちゃんに免疫グロブリンを注射します。
担当のドクターから血液製剤を使用するにあたり、同意書にサインしてくださいと依頼されると思います。
その後赤ちゃんへの免疫グロブリンは1ヶ月健診の時くらいに注射します。
2ヶ月時にも赤ちゃんに注射するのが基本ですが、ウイルス量が少なければ、稀に注射しないこともありますが、注射されるもんだと心しておいてもらった方が無難です。
しかし、免疫グロブリンだけでは防御としては未完成です。

もうひとつの柱、つまりB型肝炎ワクチンを接種しなくてはなりません。
このワクチンは通常2ヶ月時、3ヶ月時、5ヶ月時の3回接種します。
これらを全て行って『予防プログラム』が完了したことになります。
赤ちゃんが感染防御に成功したか否かは、生後6ヶ月の時点で赤ちゃんがHBs抗体を獲得していたら”成功”したことを意味します。
もし、HBs抗体が出来ていなければ、B型肝炎のワクチンの追加接種が必要です。
もし、HBs抗原が出来てしまったら、『予防プログラム』は”失敗”したことになります。
”失敗”だからといって、B型肝炎のワクチンを接種しても、残念ながら効果はありません。
また、念のため、『予防プログラム』が完了しても最短で3年間はキャリア化しないかどうか、フォローアップが必要です。
適切な時期に、適切な防御行動を取れば、B型肝炎は防御できると考えていいです。

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