風疹のワクチンが不足しているようです。
妊娠初期に感染すると怖い風疹。
おなかの赤ちゃんが重い先天性の疾患を抱えて生まれて来るリスクが高いですね。
今年はアウトブレイク年なのか、前年同月比で34倍の感染者数が報告されているそうです。
それに伴い、先天性風疹症候群の赤ちゃんも例年よりも多いそうです。
風疹自体は3日はしかとも呼ばれ、顔から全身に拡がる発疹・発熱・関節痛が主な症状とされています。
当ブログでは過去記事で、「母子健康手帳の感染症に関する記載の頁に《風疹×8》と記載されていたら、抗体が無いことを意味しますよ。」と、お知らせしていますので、読者のみなさんはご自身に風疹の抗体があるかどうか直ぐに確認していただけるかと存じます。
また同様に、「風疹の抗体が無い方は、次回の妊娠の際に慌てなくて済むように、産後出来るだけ早く風疹ワクチンの申し込みをしてくださいね。」とお勧めしていますので、昨年までは該当する読者のみなさんは、そのように対処していただいたかと存じます。
ところが、今年は(主に成人男性の間で流行し、ウィルスを家庭内に持ち帰り⇒家族にばら撒くパターン・・・が多い)風疹抗体の無い褥婦さんや旦那さん等、例年にも増してこぞって申し込まれているせいか、風疹ワクチンが極端に品薄のようです。
結果、産後出来るだけ早く接種したいのに風疹ワクチンが無くて出来ないという現象に陥っている方がかなりいらっしゃる。
もしもですが、褥婦さんが風疹だけではなく麻疹の抗体もあやふやな状態であれば、1歳の赤ちゃんに接種するMRワクチン、あれを接種してもらうのもアリです。(お値段は風疹単独よりもお高くなりますが、別々に2回接種するところが1回で済むのであれば、値打ちはあると思います。)
品薄状態の風疹ワクチンが病産院に入荷されるのは、早くても9月以降らしいです。(遅)
しかも、9月以降になっても需要分だけの風疹ワクチンが確実に入荷できるかどうかも未定だとか。(汗)
風疹ワクチン接種の申し込みのシステムは、病産院によって異なりますので、まずは電話で予約受付開始時期がいつなのかを確認しましょう。
それから・・・無事に接種に漕ぎ着けても、風疹の抗体が出来る迄に8週間を要しますから、その間は厳重に避妊しましょう!
そうそう、旦那さんも風疹の抗体が無いのであれば、当然2人分の風疹ワクチン接種の申し込みをしてくださいね。
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