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2013年5月27日 (月)

白斑を針で突くのは止めようではありませんか!

他院出産のお母さんがSOLANINの勤務先の母乳外来に初受診されました。
一応終日母子同室で、母乳育児推進派の病院ということで認知されている病院です。
母乳外来もあるそうなのですが、あまり機能していないようで、おっぱいケアはお近くのO式の助産院でしてもらわれていたとのことです。

この方は、ほぼ完母なのですが、上の2人のお子さんはミルク寄りの混合を2ヶ月くらいした後、本人曰く何の拘りもなく完ミに切り替えられたとか。
しかし、今回の赤ちゃんが最後ということで、おっぱいを頑張ってみようかなと思ったそうです。

ところが昨年暮れ、初の白斑形成でO式でお世話になった時、最初に受けたケアが、白斑部の穿刺だったそうです。
すぐに開通し、嬉しくてホクホクしながら帰宅されたそうです。
料金は高かったけど、効果があったから文句なかったと。
しかし、案の定、3日後に白斑再形成。(涙)
痛くて堪らず、再受診されて同じく穿刺されたそうです。
その時もそんなに時間はかからずに開通したそうです。
ホッとしたのも束の間、その3日後に白斑再々形成。(泣)
そうこうしているうちに、左だけだった筈なのに右にも白斑出現。(恐)
意を決して再々受診されたものの、手技が痛くて涙が出るのを必死に堪えたそうです。
この時は穿刺はしなかったものの、手技も時間がかかったとか。
O式なのでもちろん厳格な食事指導は受けておられます。
手技を受けられるベッドの上の天井には張り紙がしてあるスタイルは、多くのO式の母乳育児相談室と同様です。
なのに、またも1週間の経たないのに、白斑再々々形成。(号泣)
止むを得ず手技を受けに行ったものの、「今回は左側は硬結ができているから、治るのに長くかかるわよ。」と言われたそうです。
手技を受けられ、白斑部からおっぱいが出るようにはしてくださったものの、あまりの痛みに悶絶したとか。
お食事も頑張っているのに、何でこんなに短期間に何度も白斑が出来てしまうのか?
しかも、痛くない筈のO式の手技を受けているにも拘わらず、痛みのあまり、おっぱい続けていくのにココロが折れそうになり、お友達に相談したところ、「だったら★病院の母乳外来に行けば?あそこはあまり痛いとかそういうの聞かないし。」と言われたので、藁にもすがる思いで初受診されたそうです。

白斑治療には様々な考え方があるかと思いますが、私は局所の治療と全身のケアが必要だと考えています。
初回の白斑を穿刺すれば、お手軽に劇的に開通するのはSOLANINだって知っています。
しかしながら、穿刺は両刃の剣でもあります。
それをすることで、一病息災で終わるのは運が良い時だけだと、私は経験的に知っています。
大抵は3日~7日くらいの間に再形成するのは、ある意味当然の成り行きです。
それを言わずして穿刺することは、助産師としてどうなのか?
お母さんに直ぐに再発が予測されることを説明して、お母さんが納得され、「それでもいいからやってくれ。」と言われても、安易にするのは避けるべきではないでしょうか?
僅か3週間かそこいらで、白斑が5つも6つも繰り返す穿刺って良い処置だとは思えないです。
しかも、痛くないのがウリのO式で、手技を受け、おっぱいを続けるのにココロが折れそうなくらい痛いなんて・・・普通は有り得ないことです。
恐らく穿刺をされたセンセイは、私なんかとは比較にならないくらい遥かに経験豊富で、
助産師会の要職を任されておられるような大物だと思うのですが・・・
そういう大先輩のされたことに異を唱えたり、弓を引くようなことはしたくないのですが、どうしても納得できないので、記事化しました。
僭越ながら全国の助産師諸姉のみなさま、白斑の穿刺は止めようではありませんか!!

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