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2013年5月 4日 (土)

乳糖不耐症とミルクアレルギーは違いますよ。

時々ごっちゃになっている方がいらっしゃることに気がついたので、違いについて説明しておきます。

乳糖不耐症というのは、乳糖を消化するための酵素が先天的或いは後天的に不足して、下痢を起こす病気です。
検査の結果診断がつけば、「ミルラクト®」等のお薬が処方されることもあります。
また、離乳食開始前では、おっぱいであってもミルクであっても乳糖は含まれますから、ややもすれば小児科ドクターから乳糖を含まないタイプの
調整乳や完全に乳糖を分解したタイプの調整乳を勧められることもあります。
それが指示量分哺乳出来たら体重増加が改善することもありますが、大抵は試飲させたらあまりのゲロ不味さに赤ちゃんが哺乳拒否することも多々あります。
手を拱いていると、哺乳量に不足は無い筈なのに、体重増加不良⇒発育不良を来たすことがありますので、注意が必要です。

それに対し、ミルク(牛乳)アレルギーというのは、免疫に関する病気の一種であり、身体がミルク(牛乳)そのものを受け入れられない状態のことですね。
重度の場合、生命に関わるアナフィラキシーショックを起こします。

暫く前に、避けなくてはならない食材を含むメニューを給食で誤って食べてしまい、アナフィラキシーショックを起こして死亡した小学生女児の事件はまだ記憶に新しいと思います。

ご理解いただけましたでしょうか?

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