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2013年5月23日 (木)

乳輪が硬いのは乳管の詰まり?

妊婦さんであっても産褥婦さんであっても、乳輪が硬くて伸びないのは、乳管が詰まっているのだと思われます。
完全閉塞だったら熱発したり、痛みもハンパないので、直ぐに母乳外来か助産院にGO!GO!GO!ですが、そこ迄症状が出ていなければ、気が付かない方も多いです。
乳房をお椀に喩えたら、乳頭・乳輪はいと底になります。
いと底から垂直に乳房の奥の方を指で探ると、いわゆる乳管洞の呼ばれる部分に到達します。(ラクテーションコンサルタントのセンセイ方は乳管洞というモノは存在しないと仰っていますが、直母・搾母の際に、赤ちゃんのお口・お母さんや助産師の指がここにフィットすれば、一番おっぱいが出てくるトコロです。)

この部位がゴリゴリしていたら、赤ちゃんは深く吸着出来ないのでまともに哺乳が出来ませんし、搾乳してもパッとしません。(産褥早期でうっ積とうっ滞が一緒くたになってるような時以外でも・・・です。)

触って明らかに硬い場合はその部位よりも若干外側から、マッサージをして、乳管開通を図りましょう。
慣れてくれば、お母さんがセルフですることも出来るかと思いますが、最初は訳が分からないと思われますので、必ず助産師にしてもらい、自分でする場合は何処をどう触ったらいいのか教えてもらってください。
きちんと開通してくれば、過去記事にも書きましたように、鼻の硬さから、耳朶位の柔らかさに変化しますし、その部位をグッと摘まんでも痛みや違和感(しこりっぽい硬さとでも言いましょうか・・・)が無くなってきます。
引っ張ってもビヨ~ンと伸びず、引き攣れた感じであれば、全線開通とは言えないのではないかと私は考えます。

特に巻き舌や舌小帯短縮症等で、上手く吸啜出来にくい赤ちゃんや、浅飲み傾向が強い赤ちゃんのお母さんは1週間に1回くらいは授乳後に自己チェックされた方が良いと思います。
チェックの上、必要に応じてケアをされると良いかと思います。

きちんと開通しないということは、乳管が細くなっているようなものですから、折角おっぱいが造られても、出難くなっているということですから、哺乳量が少なくなったり、赤ちゃんが嫌がったりすることが考えられます。
要するに、分泌量は乳管開通マッサージで増えることは無いだろうけど、哺乳量は増えることが期待出来ます。
赤ちゃんが吸啜しやすくなるので、潰し飲み・歪め飲み等も軽減することが期待されるので、トラブルも起きにくいことが期待できます。

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