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2013年5月22日 (水)

おっぱいが不味くなると急に飲まなくなることがある。

お母さんの食べたものが赤ちゃんのおっぱいになることは、以前にもお話しましたね。
おっぱいにあまりよろしくない食べ物を頻回かつ多量に摂取すると、おっぱいの味が不味くなります。
時々「えっ、おっぱいの味が変化することがあるのですか?」とか「赤ちゃんに味覚があるのですか?」と、驚かれるお母さんがおられます。

驚かないでください。
そりゃあ、例えば牛乳は何時も牛乳の味でしょうが・・・
でも、よ~く思い返せば、種類やメーカーが違えば、違いは分かると思うのです。
例えば、低温殺菌牛乳なら、コクとほのかな甘みがありますし、低脂肪乳はあっさりというか、少し物足りない感じがしますし、蒜山ジャージーはまったりと濃厚な舌触りを感じませんか?

●治牛乳の紙パックの側面の方に、「無脂乳固形分」と「乳脂肪分」の年間変動のグラフが描いてあるのを見たことありませんか?
夏は乳脂肪分少なめですよ。
冬は乳脂肪分多目ですよ。
0.5%近く、差がありますよ。
図体の大きな乳牛だって、餌が異なり、運動量が異なれば、乳脂肪分に差が出るのです。
ましてヒトは乳牛ほど図体もデカくないし、色々なものを食べますからねぇ。

次に乳腺炎になりかけの場合、乳腺炎になった時、しこりのある方のおっぱいを厭がって飲まなくなることがあります。
赤ちゃんの舌は敏感ですし、味覚だってありますから、味の違いを感じ取ると、(=つまり、いつもより不味い)飲まなくなります。

おっぱいだったら何でもOKの赤ちゃんもおられますが、私はそうでない赤ちゃんの方が多いと日々実感しています。

おかしいな?という時は、まず、おっぱいのお味見をしてください。
左右差がありませんか?
そして、赤ちゃんに謝ってください。
それから、お食事や授乳間隔を見直して修正してくださいね。

乳腺炎になっても、赤ちゃんの飲み方に左右差が見られなくなれば、それがホントの意味での完治なのです。

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☆おっぱいの神秘」カテゴリの記事

コメント

とても参考になる記事をたくさんありがとうございます。
私は10ヶ月の男の子をありがたいことに完母で育ててくることができています。
うちの子は、生まれた時から湿疹がひどく、卵アレルギー、アトピーと診断されました。
卵除去生活をはじめましたが、全くよくならず、農薬や添加物アレルギーと発覚しました。。
診断されたのは8ヶ月の頃でした。
それまで、ものすごく吐き戻しが多く、頻回に下痢。。何度もロタなどの検査をされましたが陰性で途方にくれました。
でも、診断後自分の食べたものや離乳食を振り返ると段々理由がわかってきたんです。
私が農薬量の多いものを食べるとおっぱい拒否!または湿疹悪化、嘔吐。
さらには離乳食でも、普段はパクパク食べますが自分に合わないものはギャン泣きで食べません。
本当に純粋とゆうか敏感とゆうか。。
赤ちゃんってすごいですよね!
食べれるものを探すのに必死です(;゚Д゚i|!)
このような赤ちゃんに出会ったことありますか?
周りにもいないし、聞いたこともないので情報が少なくてどうしていったらいいのか少し戸惑っています。
でも、私は改めて食の安全を考えさせられていて、息子に感謝しないといけないと感じています。

長々とコメントしてすいません!

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