乳腺炎と気づかずに、QQを受診したら?
乳腺炎になっているのに、気がつかないお母さんがいらっしゃいます。(特に普段から乳房緊満が強めの方の場合。)
乳房が痛くなるのに乳房トラブルに気がつかないというのは俄かには信じ難いのですが、かつてSOLANINは、バリバリの乳腺炎なのに、「てっきり風邪かと思った。」なんてのたまう職業:助産師の新米お母さんに遭遇したことがあります。(驚)
平日だったら迷わず産婦人科外来や母乳外来、助産院に駆け込まれる筈ですが、夜間や休日はQQを受診されることもあるようですね。
そこで一悶着起こることがありまして。
出産経験のない看護師さんと、他科のドクターの組み合わせで、QQ患者さんの対応をしておられると、おっぱいをあげているお母さんなのに乳腺炎というキーワードが入力されていないらしく、「発熱・倦怠感・食思不振など。」の症状があると、「脱水になったら大変だから。」と、変換され、点滴をなさることがあるようです。(汗)
点滴ということはダイレクトに水分とビタミン・ミネラルなどが、血管内に注入されるということです。
となると、考えられる転帰は「さらに乳房パンパン状態」なんですね。
どうにもならなくてQQに罹ったのに、余計に酷くなるという困った状態に陥ってしまいます。
頓珍漢な治療にならないよう、受診時には必ず「授乳中です。」と忘れずに伝えましょうね。
そして、自覚症状が無くても、「これって乳腺炎ではないですか?」と尋ね客観的な視点で確認していただきましょう。
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コメント
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SOLANIN様
またお邪魔します。
記事とは関係ないのですが、母乳育児について面白い記事があったので。
http://www.npr.org/blogs/health/2013/05/23/185813855/Scientific-Tooth-Fairies-Investigate-Neanderthal-Breastfeeding
アメリカの研究者Manish Aroraさんによると、化石化した乳歯を化学的に分析することで大昔の赤ちゃんの離乳の時期が分かるそうです。
一例として、一万年前のネアンデルタール人の赤ちゃんの乳歯を調べた結果、約7.5ヶ月で離乳が始まり、15ヶ月にはまるで母子が別れたかのように授乳が全くストップした形跡が見られたそうです。
投稿: 田舎のデグー | 2013年5月24日 (金) 13時20分
訂正です。
× 一万年
○ 十万年
(汗)失礼しました!
投稿: 田舎のデグー | 2013年5月24日 (金) 13時28分